IS - イチカの法則 -   作:阿後回

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今回、妹とうえきの法則キャラを出します。


第2話 再会

Ichika side

SHRの終了のチャイムが鳴った後、マドカが近づいてきた。

「兄さん久しぶり。1ヶ月ぶりぐらいかな。イラついていたみたいだけど大丈夫。」

「ああ、大丈夫だよ。この学園に入れられたことと、仕事以外問題無い。」

「兄さんあの『織斑』や『女尊男卑』の連中が来ても暴走しないでよ。いくら兄さんでもIS相手に他人の目の多い場所で能力や神器は使えないんだから。」

「わかったよ。その辺は理解している。もうすぐチャイムが鳴るから席についていた方がいいよ。」

その後予鈴が鳴り、マドカは自分の席に戻っていった。

マドカは亡国企業の襲撃後から一緒に暮らしていたのだが、俺にIS適正があったため離れて暮らすことになってしまった。だが、IS学園に入学することになった俺のためにプラスに『兄さんがISを上手く操縦できるようになるまで亡国企業でIS操縦者だった私が指導したいです。』と頼み込み、入学してくれたのだ。

(本当にあの姉弟とは違いよく出来た妹だよ。)

Ichika side end

 

 

Madoka side

私は兄さんが心配だ。

兄さんは私をあの地獄から救ってくれた。その後兄さんとたくさんの話をした。その時私は『なぜ織斑ではなくなっていたのか』兄さんに聞いた。兄さんは私がいなくなったあとの織斑の話をしその後、なぜ織斑ではなくなったのかを話てくれた。でも兄さんはほとんどの織斑への感情が薄れていた。その後、兄さんは人間を滅ぼため神を決める戦いに参加していた。兄さんの話によれば当時『織斑』に対して相当憎んでいたらしい。その兄さんが今織斑を殺さないのは、当時の能力による弊害だと聞かされた。だから私は兄さんが今の優しい兄さんが、織斑と関係していくことで織斑(ヤツラ)への憎しみや怒りが戻ってしまうことを恐れている。兄さんは神器を手に入れる修行時に心も身体も成長したといっていたが、それでも私は兄さんが私の知らない兄さんに変わるのがとても怖い。なぜなら能力者バトル時の限定条件でいくら感情を失ったとしても、憎しみや怒りがまだ残っているということは、当時相当憎んでいたに違いない。だから私はプラスさんやハイジさん、今いるすべての兄さんをしたっている人達を代表してきたのだ。

(もし織斑(ヤツラ)によって兄さんが変わることがあれば、私が織斑(ヤツラ)を殺してやる。)

兄さんについて考えているとハルが声をかけてきた。

(また、あいつのことを考えているのですかい?)

(そういうハルは、心配じゃないの?)

(心配じゃないね。だってあいつは俺がいなくてもいいくらいに仲間も手に入れられたからな。第一あいつはもう人間を滅ぼすことを考えていないし、それに今は何よりもあんたがあいつを支えられるのだからその辺をよく見ておいて、しっかりとあいつの手綱を握っておけば大丈夫だって。あいつは変わったからな。戻らないようにするにはあんたがあいつのことを大切にすればきっと大丈夫だよ。)

 

(......わかった。ではもう少し兄さんのことを教えて。)

授業中に私は兄さんの昔話をハルから聞いていた。

兄さんは の話を聞き終わるころには

兄さんは授業を退屈そうに受け1時間目の授業が終了した。

 

Madoka side end

 

??? side

私はあいつがなぜIS学園にいるのかわからない。あいつは2年前、神を決める戦いの後失踪していた。つい1年ほど前に今でも連絡を取っている植木耕助や他の元能力者達から戻ってきたことや性格が変わったことを聞かされていたが、やはりあそこまで人格が変わるのはおかしい。しかも、あいつが『織斑』の連中を襲わないのはすごく驚いた。

この2年でなにがあったのか私は知りたくなった。

(この授業が終了次第聞きに行こう。)

その後、授業終了のチャイムが鳴った。

 

??? side end

 

Ichika side

 

1時間目の授業が終了した。チャイム終了後マドカがやってきた。織斑は俺に近づいて声をかけようとしたが、篠ノ之に連れて行かれた。俺は、そのことを傍観した後マドカと会話をしていた。

誰かが近づいてきたようだ。

「ちょっといいかな。」

 

「ん?」

近づいてきた女子に声をかけられた。髪が茶髪のロングの女の子だ。

「久しぶりね。イチカ・ハイドン君。」

どうやら知り合いだったらしい。

(こんな知り合いいたっけなあ?)

「えっと、すみませんどなたでしょうか?。」

「はあ……まあ2年ぶりに会うから忘れてても仕方ないか。髪を束ねれば誰かわかるかな。」

(2年前、それに髪を............あ!)

「まさか!メモリー⁉︎」

「髪束ねたら思い出すって、私どれだけ印象ないのよ。」

「えっと兄さんの知り合い?」

「そちらの方は初めましてだったね、私の名前はメモリー・ルイン。2年前彼のいたチームと対立していた時に知り合ったのよ。それにしても、あんたは変わったわねハイドン君。」

「2年もあれば誰だって変わるさ。そっちだって髪型が変わっているし、雰囲気もおしとやかなったから気づかなかったよ。」

「それは、私がおしとやかではなかったみたいじゃない!!!」

「ごめんごめん......... 久しぶりだねメモリー......いや、ルインさんと呼んだ方がいいのかな?」

「あの戦いの後、他の能力者達にもメモリーと呼ばれているからメモリーでいいわよ。」

「じゃあ、こちらもイチカでいいよ。でも君がこの学園に来るなんて珍しいね、あんなにISを嫌っていたのに。」

「違うわよ!マリリンがね『敵の情報は、あればあるほどいいですわ!』なんていってね、メンバーの中で一番IS適正が高かった私が来ることになったのよ。」

「ふうん、そうなんだ。あ!もう少しでチャイムが鳴るから詳しい話は、また、放課後で......」

その後、チャイムが鳴った後織斑達が教室内に入ってきて、織斑先生の出席簿をくらっていた。

 

 

Ichika side end




うえきの法則のキャラクターは、メモリーを出しました。
メモリーは、原作では2次選考以降のキャラで植木達と対立して戦いました。ちなみに、メモリー達のオリ設定は原作では戦争で親を亡くしていましたが、今作では白騎士事件時に親を亡くしています。
次話から織斑達と関わらせていきます。

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