これからは、二、三日に1話のペースでなるべく投稿していきます。
第1話 入学
Ichika side
「IS学園入学おめでとうございます。私はこのクラスの副担任の山田真耶です。」
目の前の小柄な女性が挨拶をしている。目の前の人物は、一般生徒より童顔で背が低いため教師には、見えないが教師ということらしい。
「みなさん、これから一年間よろしくお願いします。」
「「「……………………」」」
(なんでこんなことになったんだろう)
原因はわかっている。
(あの
『世界初の男性IS操縦者が発見されました!!!』
1月前イチカは、休日の朝を楽しむためテレビの電源入れたのだが、一番最初に出てきた番組で報道しているニュースで、他番組でも同じようなニュースばかり報道されていた。特にそのニュースは、
その後は、大変だった。必要ないとISの操縦法を頭に入れ、自分の身の安全のため会社から出られないことがあった。なにより許しがたいのは、数ヶ月ぶりの休日を潰され、IS学園に通うことなったことだ。
(なんで俺のところに他部門の仕事が来るんだよ‼︎)
「イチカ君、イチカ・ハイドン君っ!」
最近ブラック企業並みに仕事を押し付けてくる
「 ん⁉︎」
少し考え事していたため声に気づかなかったのだろう。
「大声出してごめんね。自己紹介、次の番だったから呼んだんですけど、ダメかな?」
「すいません。少し考え事をしていたもので、すぐに自己紹介を行います。」
「イチカ・ハイドンです。ハピネス社に所属しています。世界初の男性IS操縦者が見つかったため、男性IS検査を受けたところ世界で二番目の男性IS操縦者として見つかりました。手袋をしていますが気にしないでください。好きなことは写真を撮ること。嫌いなことは、理不尽なことと女尊男卑です。これから一年間よろしくお願いします。」
直後、鼓膜が壊れそうになるくらいの音が聞こえてきた。
「男の子!男の子だよ‼︎」
「お母さん!私産んでくれてありがとう」
「Yes! Yes!! Yeeees!!!」
すぐに聞こえてくる声に耳を塞ぎ、席に戻った。
その後すぐに
「織斑秋一です。不慮の事故でISを起動してしまいました。これから一年間よろしくお願いします。」
織斑が自己紹介を終えた際に、また女子達が騒ぎ出した。このことが起きるとイチカは予期していたので、イチカは織斑秋一の自己紹介の時に耳栓をした。そのおかげかイチカは、五月蝿い声を聞かずに済んでいた。
その後、織斑千冬が教室に入ってきた。なぜか織斑と漫才みたいなことをしていた。だが、能力者バトル時の能力のおかげか織斑千冬には何の感情も起こらなかった。
「諸君、私が担任の織斑千冬だ。諸君等を一年間で使える操縦者にするのが私の仕事だ。よく聞き、よく理解しろ。私の意見には、『はい』か『YES 』で答えろ。わかったな。」
考え方が変わる前のプラスみたいなことをいっているが、これくらい言わないということを聞かないだろう。いくらIS学園に入学したからといっても、ISに乗ったこともない初心者ばかりだろう。ISに関してもファションの一部や、スポーツとしてISを動かすものだと思っているものも多いはずだ。
また、女子達が騒ぎ出したのでイチカは再び耳栓をした。
イチカはこのクラスやっていけるか少し心配になってきた。
誤字、脱字等あればよろしくお願いします。
7月11日 手袋の描写がなかったので追加しました。