東方銀翼伝 ~超時空戦闘機が幻想入り~   作:命人

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ここまでのあらすじ

 人里に住まう「赤蛮奇」に助けを求めるべく夜の人里へ侵入する「轟アズマ」と彼の相棒である銀翼「アールバイパー」。

 あっけなく敵意をむき出しにした星や一輪に見つかってしまい襲われる。
 二人の話によると弱体化した仏教に代わり道教で人々を導く「豊郷耳神子」が白蓮を封印したために、彼女の解放をエサに命蓮寺のメンバーは神子の言いなりになっているらしいとのこと。

 アールバイパーの偽物「バイオレントバイパー」が暴れ回るせいで仏教が人々の心を掌握できなくなり、代わりに道教が優勢となってしまったようなのだ。

 神子こそバイオレントバイパーをけしかけた犯人と断定したアズマは神子に戦いを挑むがあっけなく返り討ち。

 赤蛮奇とは合流できたのだが、逃げる際に赤蛮奇は深い傷を負ってしまう。

 しばらくは妖怪の山のアジトで安静にする必要があり、赤蛮奇は戦いに参加できない。

 困り果てていたアズマを呼ぶのは赤蛮奇のペットである「ゆっくり霊夢」であった。

 やる気は十分なようだが、彼女は極端に臆病な性格であった……。


第7話 ~逆巻く緑の風~

 ネメシスがやるようにオプションシュートを試みるゆっくり霊夢であったが、ぶつかるのが怖くなり、途中で引き返してしまったのだ。

 

 その後の演習も散々なものであった。フォーメーションを組ませてもゆっくり霊夢だけ遅れてしまうし、雛との弾幕ごっこでも弾がかすっただけでパニックを起こしてしまったりと。

 

「特にメンタル面が深刻ね。元々優しそうな性格だし、戦いには向かないんじゃないの?」

 

 だが、俺は信じている。イザという時の行動力とその爆発力は凄まじく、瞬間的にはコンパクをも上回るであろうことを。今までも不意打ちとはいえ神子を転倒させて活路を見出したし、転倒したその後も噛みつき攻撃で追撃を行うガッツも見せていた。この臆病なゆっくりはそういった面も持ち合わせているのだ。

 

 だから俺は信じている。ゆっくり霊夢がオプションとしてちゃんと役割をこなせるって……。

 

「しゅーん……。もしかして私、足引っ張ってる?」

「大丈夫だ。初めてのことばかりだから戸惑って当然。あの時、本気で俺の力になりたいと思ったんだろう?」

 

 今も落ち込むゆっくり霊夢を俺は優しく撫でて慰める。夜も深まってきたし空気も湿ってきて一雨降りそうである。本格的な練習は明日にして、今日はもう帰った方がよさそうだ。「もう帰るぞ」とオプション達と雛に告げると俺は銀翼に乗り込んでレジスタンスのアジト……もとい雛の家へ進路を取った。

 

「なんだ、レーダーに異常な魔力を確認。速いっ!」

 

 俺達以外の姿がレーダーに映し出されている。嫌な予感がした。あそこまで素早いのは天狗か魔理沙か、はたまたバイオレントバイパー……。

 

「ば、バイオレントバイパー!?」

 

 くそっ、考えうる事態の中で最悪のものが……。接近してきたのはアールバイパーの偽物であるバイオレントバイパーだ。こうなっては帰宅どころではない。雛達を庇うようにスクランブル発信。

 

 暗闇の中、2機の銀翼が対峙する……。

 

 遠くで雷鳴轟く中、最初はポツポツと、だが次の瞬間にはバケツをひっくり返したかのような豪雨が2機の銀翼を襲った。

 

「ひ、酷い雨!」

 

 すれ違いざまに繰り出したのは、ブラックホールを発生させる弾丸。

 

「グラビティバレット? いつの間にっ!?」

 

 先程習得した技をバイオレントバイパーも使ってくる。しかも威力を増しているようである、降り注ぐ大粒の雨をも吸い寄せているのだ。

 

「このっ……!」

 

 ならばレイディアントソードはどうだ? アールバイパー、ひいてはそのルーツであるビックバイパーも剣を振るったなんて話は聞いたことがない。流石に対処できずに……。

 

「うそっ……だろ……!?」

 

 蒼い刃を受け止めたのはやはり同じく蒼い刃。逆に弾き飛ばされてバランスを崩すアールバイパー。隙を晒してしまった俺に畳みかけるように上から剣を振り下ろしてくる。

 

「くっ、操術『サイビット・サイファ』!」

 

 慌ててスペルカードを取り出し、宣言。勢いよく飛び出させたのがコンパクとゆっくり霊夢……しまった、またろくに演習も出来ていないゆっくり霊夢をよりにもよってバイオレントバイパーに飛ばしてしまったぞ。

 

 ギューンと弧を描きながらバイオレントバイパーを追尾する2つのオプション。はじめに突っ込んだのがコンパク。そのまま横側から奴の機体を揺さぶると、反対側からゆっくり霊夢も迫るが……。

 

「ひいぃっ!」

 

 あろうことか目の前で勢いが止まってしまう。一瞬キラリと蒼い刃が光った気がした。まさか……。

 

「危ないっ! 戻ってこい!」

 

 だが時既に遅し。刃に切り付けられてゆっくり霊夢はそのまま雨でぬかるんだ地面に叩きつけられてしまった。

 

「落っこちたゆっくりは私達で捜すから、アズマはあの偽物を何とかして頂戴!」

 

 ゆっくり霊夢は雛に任せよう。こうなったらオーバーウェポンだ。これに賭けるしかない。再びレイディアントソードを前に構えると残った3つのオプションから魔力を集め、収束させる。

 

「重銀符『サンダーソード』!」

 

 が、バイオレントバイパーはそれすらもあざ笑うかのように同じように剣を構えてきた。そして放ったのはやはりサンダーソード。ぶつかり合う剣。競り勝つのは……。

 

「よしっ、俺の方が強かったようだな。所詮は偽物ってこと……」

 

 アールバイパーのサンダーソードが敵バイパーのサンダーソードを打ち砕いたのだ。そのまま本体にも攻撃を仕掛けようとしたその矢先のことであった。信じられないことが起きた。サンダーソードを再び放ってきたのだ。それも小刻みに2発も。

 

 あり得ない。オーバーウェポンを用いてようやく1発放てる必殺の一撃をあろうことか奴は3発も連続で使ったのだ。こんなことあり得な……

 

「いや、こいつまさか……?」

 

 いや、一つだけそれを可能にする方法があった。奴は、バイオレントバイパーは複数のオプションから均等に魔力を得たのではなく、1つのオプションから一気に魔力を持ち出してサンダーソードを放ったのだ。

 

 つまり「禁術『オーバーレイド・オーバーウェポン』」を重ねることなく3度発動したことになる。こんなこと俺には不可能だ。急に押し寄せる魔力に俺の体が耐えられなくなるからである。

 

 だが、バイオレントバイパーは違った。中に誰がいるのか、それとも誰もいないのかは分からないが、その魔力の制約をまるで受けていないのだ。

 

 揚力を失い、アールバイパーも墜落。ザアザアと大雨が降りしきる中、時折光る雷のみが周囲を照らす中、バイオレントバイパーは俺を仕留めたと確信し、この場を離れていった。

 

「くそぅ……」

 

 またも奴に敗北した。あいつが勘違いしてくれてどうにか助かったものの屈辱的であった。

 

「はっ、それよりもゆっくり霊夢は? 雛っ、見つけたか?」

 

 ぬかるんだ地面を這いつくばりながら探す雛の表情は晴れない。すっかり身に着けていた服も泥で汚れていた。

 

「それが、あの後どこかに向かっていったようなんだけど……」

 

 あいつ、はぐれたのか? この大雨の中、落っこちたゆっくり霊夢にまで神経が回らなかった。

 

「ゆっくりの脚だ、まだそんな遠くには行っていない筈。俺も探すのを手伝おう」

 

 無理に戦闘に参加させた俺の責任だ。このまま帰っては赤蛮奇に合わせる顔がない。俺と雛は迷子になったゆっくり霊夢を捜索することに。

 

 あれだけ激しかった嵐は通り雨だったのか、すでに上がっていた。何とか今夜中に見つけなくては。

 

 俺達は二人でゆっくり霊夢の名前を叫びながら樹海を彷徨った。二手に分かれた方が効率がよさそうであるが、アールバイパーもまたいつ動かなくなるかわからないし、はぐれては危険だという雛の提案で一緒に探すことになったのだ。

 

 とはいったものの、自らが厄神であることにどこか後ろめたさも感じて少し距離を取っていた雛。おずおずと俺に話しかけてきた。

 

「その……ごめんね。やっぱり私が傍にいるからアズマも不幸になっちゃってるとかあるかもしれないし」

「心配するな雛。これくらいは日常茶飯事だ。その証拠に偽物野郎のサンダーソードを喰らってもアールバイパーはちゃんと動いているじゃないか。むしろ幸運だった」

 

 だが、呼べども呼べどもゆっくり霊夢がいる気配はない。ゆっくり程度の魔力ではアールバイパーのレーダーにも反応しないしこうやって地道に探していく他ない。雨が止んだのが不幸中の幸いだ。

 

 そうやって名前を呼んでいるとどこからか大きい音が聞こえてくる。何か泣き叫んでいるような、怒鳴り散らしているような、とにかくこの世のものとは思えないおぞましい爆音が響いてきたのだ。

 

「なっ、何よこの騒音は?」

「誰だか知らないが止めないとゆっくり探しもままならない。行ってみよう」

 

 俺はまた弾幕沙汰になることを予測し、戦いの準備を行いつつ爆音の発生源へと向かう。

 

「なっ、なんだこれは!?」

 

 驚愕した。こんな山の中には眩しすぎるほどの光に内臓ごと揺るがすほどの爆音。ステージに立っている少女二人がギターを片手に言葉にならない歌を叫んでいたのだ。

 

「……」

 

 駄目だ、うるさすぎて隣にいる雛との会話もまともに出来ないぞ。いったい誰がこんなはた迷惑なことを?

 

 とにかくまずは説得だ。

 

 俺はアールバイパーから降りると、盛り上がる観客を押しのけてステージまでよじ登った。

 

「なっ、お前は……!?」

 

 二人の少女、その片方は俺にも見覚えがある姿だったのだ。緑色の髪の毛に犬のような耳。間違いない、普段のワンピース姿ではなく、ゴスパンクな恰好をしているけれど彼女は響子だ。

 

「響子……」

 

 急な乱入、それも見知った顔ということでサングラス越しでも両目を見開いているのが分かった。

 

「えっ、もしかしてアズマ? 本物!?」

 

 サングラスを外した響子は涙ぐんでいた。改めて俺の顔をじーっと見ると、その両目に大粒の涙を浮かべ……。

 

「うわぁーん! アズマだよね。間違いなくアズマなんだよねっ!」

 

 抱き付きながら小さな尻尾をパタパタと振っている。俺はしっかりと響子を抱き返した。

 

「ああ、そうだ。俺は間違いなく轟アズマだ。響子、君には辛い思いをさせてしまったね。居場所を失ってこんな不良になってしまい……」

 

「えっ? いや『鳥獣伎楽』は元々白蓮様に隠れてこっそりと……」

 

 何か言いかけた響子を俺はさらに強く抱きしめ、涙を流す。

 

「もう無理しなくていいんだ、響子! 俺がもっと早く命蓮寺に戻ってくればこうはならなかった。すまない、俺が悪かった……!」

 

 こんな調子ではライブは思い切り中止。鳥の羽を生やしたもう一人のバンドのメンバーは唖然としながら俺達の様子を見ているようだ。

 

「ちょいとちょいと?」

「おっと感情に任せてライブの邪魔をしてしまったな」

 

 ミスティアと名乗る鳥の妖怪に俺が思いっきりライブの邪魔をしていたことを指摘され、俺は響子から慌てて離れる。

 

「お兄さん、何やら訳ありのようね。我ら『鳥獣伎楽』はそういった抑圧された者の味方だよ。せっかくステージに上がったんだ。ちょいとその思いのたけをぶつけてみてはどうだい?」

 

 おもむろに放り投げられるマイクを受け取る。これはチャンスかもしれない。今幻想郷で何が起きているのか、人々を苦しめる悪の銀翼の正体が何者であるのかを知らしめることが出来る。

 

「みんな、聞いてくれ。俺は幻想郷でも珍しい飛行機乗りだ。俺の愛機は銀色の翼、アールバイパー! 今も会場の後ろに停めてある」

 

 今や幻想郷各地で大暴れしている銀翼、その名前を聞いて会場はどよめいた。

 

「ここ最近あちこちで暴れ回っている変な鳥の妖怪? 間違えちゃいけない、あっちは俺じゃない。ニセモノが俺を貶めるためにやっているだけだ。この俺が異変解決の為に地底でドンパチやっていた間にな!」

 

 本気なのかその場のノリなのか、観客からは歓声が沸き起こる。横ではミスティアがこちらが発言するたびにギュインギュインとギターをかき鳴らしていた。

 

「覚えているか? 最近まで降り注いだ隕石の事。俺はあの異変を解決しただけだというのに、虐げられた毎日を送っている。命蓮寺だって行方知らずだ。おかげで居場所を失っちまった。俺だけじゃない、ここにいる響子も……」

 

 いかんいかん、少し涙ぐんでしまった。

 

「だけどな、俺はこんな所じゃ終わらねぇよ! 終われねぇんだよ! 偽物野郎のケツにぶっといフォトントーピードをブチ込むその日まではよォ! 認めさせるぞ、この俺こそが地底と幻想郷をバイドの脅威から守り切ったヒーローだってことをよ!」

 

 あちこちでウォーと雄たけびが上がった。彼らがどこまで俺の話を本気にしているかは分からない。だが、これでいい。少しでも賛同者を多く募るんだ。どんな奴でもいい。少しでも、少しでも……。

 

「おっと、こいつぁ思いのほかヘビーだったわ。それじゃあ次の曲もとびきりヘビーで激しいの行っちゃおうか! 次の曲は……『信じて送り出したバイドがソルモナジウムにドハマリして、したり顔でタイヤキ屋をやっていたなんて』」

「うぉー! シンバシー! シンバシー!」

 

 何だかよく分からない曲名だが、さすがプロだ。観客の心を掴むのがうまい。会場のボルテージは最高潮である。

 

 長い長い曲名をシャウトした後、ミスティアはギターを手渡してくる。俺と雛に。

 

「一度私達のライブを中断させたんだ。責任は取ってもらう。というわけで、二人にも盛り上げてもらうよ?」

「えっ、楽器知らないしそもそもその曲を知らな……」

「とにかく盛り上げればいいよ。その場のノリでね」

 

 なんかよく分からんが、爆音の中、俺は吼えた。演奏の仕方など分からないから適当にギターをかき鳴らしながら。雛は雛でなんだかノリノリであった。

 

「ううむ、ゴスロリとはまた分かってらっしゃる」

 

 果たして歌であったのかどうかは疑問ではあった。だが、別にいいではないか。だってこんなに騒いだのは久しぶりなのだから。よく分からない環境に放り出されながらも俺は久方ぶりにスッキリしていた。

 

 そんなこんなでライブは無事に終了。多くの観客に別れを告げると、そのままライブ成功の打ち上げをすると言い出して、屋台に連れていかれる。

 

「……って、屋台の女将もお前かいっ!」

 

 いつの間にか和服に着替えていたミスティアは姿勢よく直立しながら、ウナギを焼き始める。

 

「みすちーは凄いんだよ。バンドに屋台に弾幕ごっこ。ここまで多趣味な妖怪には出会ったことがないわ」

 

 ライブの後はこうやって一杯やるらしいが、今回は俺と雛も加わっているのでより賑やかになっているそうだ。

 

「すっごく楽しかったわ。果たしてあれが歌なのかは分からないけど」

「ふふん、私達の曲はちょいと敷居が高いのよ。はい、焼きあがったわ。ヤツメウナギ、召し上がれ♪」

 

 カバヤキにされたヤツメウナギ。外の世界では結構珍しい食べ物だが、味は普通の鰻とあまり変わらない。タレの甘辛さが癖になりそうである。その一方で食感はとても弾力があって、普通の鰻とは全然違うという事を思い知らされる。

 

 お酒との相性も抜群で、若干癖のある後味を見事に中和してくれている。アルコールも入り、それはもう色々と話し込んだ。

 

 響子は最初にバイオレントバイパーが命蓮寺を襲った時には寺にいたわけでなく、アールバイパーが悪者になったという噂話だけが響子の所に来ただけなので元々その話はあまり信じていなかったそうだ。そういえば響子は在家だったな。

 

 信じられないながらも命蓮寺はなくなってしまい、居場所がなくなったために最近はミスティアと行動を共にしていたのだという。

 

「優しそうなアズマの顔を見て、すぐに分かったわ。この人は私達に危害を加えるようなことはしないって。よかった、あの時私達を襲った銀翼は偽物の方だったのね」

「そもそも最初から会場を襲うつもりなら銀翼から降りないしな」

 

 なんと、思いがけない味方が出来た。ゆっくり霊夢は見つからないが、思わぬ収穫だ。今はこの安堵の一時を楽しもうじゃないか。

 

 俺は再びグラスをあおった。

 

 そうやって皆で談笑していると……。

 

「こんなところにいたんだね。お兄さん」

 

 なんと霊夢の生首……じゃなかった、ゆっくり霊夢が姿を現したではないか。

 

「ゆっくり霊夢! どこにいっていたの?」

 

 なんだろうか? 迷子になっている間にゆっくり霊夢は何か雰囲気がガラリと変わったように見える。

 

 なんというか、目つきだろうか? 確固たる意志を宿しているというか、そこに臆病さはもうないというか……。

 

「ゆっくり、もう逃げないよ。もう前のゆっくりとは違うんだから。なんだか勇気が湧き上がるんだ。今度こそお兄さんの為に頑張る!」

 

 よく見ると擦り傷だらけであり、迷子になっている間に何かしらのトラブルに巻き込まれたことが分かる。だが、彼女は俺に助けを求めることなくトラブルを解決してしまったようだ。

 

「そうか、それじゃあ来る戦いの日の為に栄養のつくものを食べよう。みすちー、ヤツメウナギとジュースを1人分!」

 

 確実に、確実に俺は前に進んでいる。白蓮、もう少しです。もう少しで俺の疑いを晴らして、貴女を助けに行きます……!


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