出来はそんなでもないとは思いますが、お楽しみいただければ幸いです。
えっちぃのはまだハードルが高いというか、書いたことないので、正直これが今の限界です。なれないと難しいし、表現も拙くなってしまうことを実感しました。
もう少し勉強しときます。
それでは、どうぞ!
『番外編』 ドキドキっ! お風呂たいむっ!!
お風呂――それは命の洗濯。
お風呂――それは癒しと至福の時。
お風呂――それは場所により男の
――そんな夢のある場所に現在、我らが司書長は足を踏み入れているの(強制)だが…………。
「…………何なの、この状況……?」
「? 何か言った―、ユーノくん?」
「…………別に、何でものないよ、ヴィヴィオ」
我らが司書長は泡まみれになりつつ、そう答えた。
現在、ナカジマ家のお風呂にて入浴の我らが司書長ちっちゃなゆーのくん。ヴィヴィオ(大人モード)に泡を塗りたくられながら、どうしてか男の永遠に求めてやまない
「湯加減どーだ~?」ガラガラ―っ
「丁度いいでーす」
「大丈夫です」
「いいお湯加減だよー!」
「いいお湯だよぉ」
「とってもいいです、ノーヴェさん」
「ええ加減ですぅ」
「そっか。じゃあ、あたしも入るかなぁー」
――こうなってるんだろうか?
何かが間違っている気がしてならない。そもそも僕は二十三なんだよ? (今は五歳だが)
そもそもなんで男の僕がここに入ってるんだろうか……、と悩んでみたゆーのくんだが、あまりにも唐突な場の運びに半分頭が麻痺している。
そもそも、事の運びの発端は……およそ十分前までさかのぼる――。
× × ×
――およそ十分前のこと……。
「そーいやお前ら風呂はどういう順番で入んだ~?」
きっかけは、なんてことのない一言だった。
「うーん……あ、そうだ! 皆で入ろうよ!」
そんな一言を言ったのは、誰だっただろうか? とりあえずそんな発言が飛び出たあたりで、ユーノはじゃあ皆が上がるまで待つか……と本を開きソファーに埋まったユーノくん――――だったが、
「じゃあ一緒に入ろっ! ゆーのくん♪」
「えっ?」
大人モードのヴィヴィオに、猫の子よろしくお風呂場に連れていかれてしまった。
しかも、誰も反対しない。
あれよあれよという間に服をひんむかれて浴室に放り込まれてしまった。
ちなみに、服を脱がされたときの一幕で――。
「ユーノくん、ほら腕あげてー? はら、ばんざ~い」
「えっ、あ……うん。えっと……」
ユーノくんが服を脱ぐたびに、周りの女性陣の動きが止まっていることに彼は気づいてない。
(うわぁ…………ユーノくん、肌キレー……)
(司書長は、男の子……のはず)
(これは寧ろ……男の娘――ハッ! 新しいネタが! 〝ショタ司書長とドS提督〟……〝男の子と執務官ズ〟……〝聖王女と男の娘なパパ〟――――うん、イケるっ! (確信))
(うわわわっ! ぁぅぁぅぅぅ…………!)
(……ホンマに
「あっ、じゃあユーノくん次は……」
「ちょ、し、下は自分で脱ぐってばっ! もぅ!」
最後の「もぅ!」にみんなきゅん、ときたのは余談……だろうか?
そして下も脱いだユーノくんを大人モードのヴィヴィオとアインハルトが(こちらもちゃっかりと変身済み)浴室へと押していく。
結果的に最後に浴室に入室したユーノ君だが、彼の下の方に女性陣の視線が集中し…………みんなの声(心の)が重なった。
『(ちっ…………タオル装備か…………)』
「さぁ、体洗ってあげるよーユーノくん」
「へっ?」
そんな訳で冒頭へと戻る。
× × ×
再び現在――。
「ホント、なんでこうなってるのかなぁ……」
世界はこんなハズじゃなかったことばっかりだ、今ではあまりケンカもしなくなった悪友の言葉を心中で復唱しつつ、ため息をつく。
「どーしたのぉ~?」
「……いや、なんでもないよ……」
そうだ。娘的な存在にお風呂場で体を洗われちゃってることなど、なんてことない。そう、なんてことないのだ。
「じゃあ次は下――」
「だ、だから下は自分でするよ!」
何でこんなに下を下をというのか? そんなに興味が……そんなまさか、まだ十歳だろうに。
勿論、彼が思っている以上に、女の子は早熟である。
「それにしても、ユーノくん肌キレー…………」
「ホント、じゃああたしにも触らせてー」
「私も~」
「わ、私も……!」
「ぼ、ボクも!」
「…………ウチも、ええですか?」
「な、なんでみんなしてこっち来るの!? ちょ、ちょっとノーヴェも! 見てないでとめ――」
「おーい、あんま虐めんなよ―?」
「「「はーい♪」」」
「――ちょっとぉっ!?」
そして、柔肌を(男だけどね)あ出る様にさわり、もとい洗ってるのだ。そう、もちろん健全だよ? (視線逸らし)
「ちょ、そ、そんな…………んぁっ! く、くすぐったい、よぉッ……!? ぁぁんっ!」
ごくり、そんな擬音が聞こえたのは、決して幻聴ではないだろう。
ヌメヌメ、と柔肌に指を滑らせていく女性陣。段々と、高揚する肌に少しばかり湿ってしまうのも、無理ないことだろう。(汗で、だよ? 勿論…………だよ、ね?)
ユーノくんはなんだか自分の体を撫でまわす女性陣にどうしたらいいかわからないが、体に精神が引っ張られがちで感性が子供寄りになっているとはいえ、彼もまだまだ「お盛んな」お年頃である。しかも、彼女らは誰一人として……タオルつけてない。いくら自分が女顔でも、子供の姿でも、少しくらいその辺を考えてくれてもいいのではないだろうか? というか、ヴィヴィオとアインハルトとジークはそのぽよんぽよんっと揺れる果実をどうにかしていただけませんかねぇっ!?
男なんだから、仕方無い。物体が熱を帯びて膨張するのは自然の摂理だし、仕方ないことだよね? (熱膨張って知ってるか? とか、ぼ、膨張してしまった……。なんてセリフもあるくらいだし)
でも、今のユーノくんは正直地獄である。理性をマルチタスク展開で使用しなければそそり立つのを阻止することすらできないだろうが、彼は意地でも耐える。
でも、そんな彼の〝鉄壁〟の理性を全力でイマジンブレイクしに来るのは女性陣である。
「はぁ……はぁ……ゆーのくん、可愛い………………」
むぎゅッ!
「ぬあぁっ!? ヴぃ、ヴィヴィオぉー!?」
豊かな双丘に、押しつけられるユーノくん。顔が真っ赤に染まる。逆にヴィヴィオの方は、恍惚とした表情になり、頬の赤身は妖艶な色を帯びていた。(ヴィヴィオ姐さんと呼びたい気がするまである)
するとそれに呼応するようにして他の女性陣もユーノにすり寄ってくる。
「わ、私も!」という感じでユーノに這いよる女性陣。それによってさらに、それこそ爆発しそうなほどに顔を真っ赤に染め上げるユーノくん。理性も、そろそろリミットブレイク寸前である。具体的には、アストロからコズミックまで、ロケットドリルから超銀河まで段階をすっ飛ばしてフィニッシュしそうである。
(も、もう! …………色々……限、……界だよぉ…………)
その時、具体的にはノーヴェがそろそろ止めようと立ち上がったとき、もっと言えばフラッとユーノ君が倒れそうになったとき……腰のタオルが、とれた…………。(何故か? それはお決まりだからだ。物理法則? 何それ美味しいの?)
はらり、アーンドォォォ、ビキィィィンッ! な、マンモスぱおーんである。
ユーノくんの鋼の理性も、
「「「「「お、おっきい……………………」」」」」
「――――ハッ!? ……………………ぁぅぁぁっっ!?!?」
どうにか、最後のマルチタスクを使って意識を無理やり取り戻し、慌てて前を隠すユーノくん。
「あうあうあう…………っっっ~~~~!!!!」
(……可愛い…………ぽっ)
その後、おとなしく湯船で膝を抱えて顔を湯の中に沈めて「もう、駄目だ……最低だ…………ボク――死にたい……」と言っている司書長に皆が謝り、どうにかユーノくんを立ちなおさせた。
そのあとは、みなさんご存じのとおりである。
× × × おまけ・そのいちっ!
このことをのちに聞いた女性陣(主に幼馴染ズ)が次なる作戦を立てようとしたが、とある形で阻止された。(主な貢献者は橙毛のロリ狼)
だが、それでも彼女らは諦めない。決して――
――その目に、
× × × おまけ・そのにっ!
次なる襲撃者、迫る。
とある電波をキャッチした
次回:《ちっちゃくなったゆーのくん》シリーズ 第五話「来訪の弟子、再会」
さぁ~て、次回もサービスサービスぅ♪
× × × おまけ・そのさんっ!
ちっちゃくなったゆーのくんを作り出した、とあるロストロギア。
その力がヒロインズに及ぶとき、パロディシリーズ《ステージ・シフト》が始まりを告げる。
様々な次元や世界が交差するとき、彼ら彼女らの
*いろんな作品の設定にユーノくんたちを配役して、書こうと思います。(手塚治虫先生の「スターシステム」みたいな感じで書ければと思っています)ジャンルは特に決めてません。個人的にはラノベか特撮とかあるいは普通の有名な童話とかでもいいかなとか思ってたりはしますが。
此方もアンケートで皆さまのご意見を伺おうかと思うのですが、アンケートをとっても原作を知らなかったりするものは流石に書けないのでそのあたりはご容赦願います。
いくつかお知らせというか、予告っぽく書いてみたのですが、書いた通りで本編のほかに、舞台劇みたいにして書いてみようかと思って載せてみました。
あとで活動報告をあげるので、そちらの方にご意見を寄せて頂けたら幸いです。
それではまたお会いしましょう。