今回もカオスです(笑)
ギャグは得意ではないですが、おもしろいなぁと思っていただければ幸いです。
では、どうぞ!
*入れ替えを行いました。この話は、番外編の時系列の次に位置しますのであしからず。
ナカジマ家にてお世話になっていたユーノくん。久々に管理局本局に足を運び入れた彼は、幼馴染たちのいるという部屋を訪れようとして彼女らのいるという部屋に連絡を入れたのだが……。
何だか、変なのだ……。
「……なのは、だよね?」
『ええ、そうですよ――ではなくて……うん、そうだよぉユーノくんっ♪』
「(ちょっと! 私そんなぶりっ子じゃないの…………もがもがっ!)」
「? なのは……何か変な音が聞こえた気が――」
『大丈夫です、なんでもありません』
「なんか今日は微妙に口調が硬いね、なのは」
『そ、そんなことは……コホン。そ、そんなことないよぉ!』
「……うん、分かった。じゃあ今から行くよ」
『待ってるよぉ~♪』
「うん」
『ユーノぉー!早く来てねー!』
「……フェイト? なんか今日は妙に……テンションが高いね」
『そうかぁ――『〝フェイトちゃん〟?』あ、うん……ゴメン。しゅt――じゃなくてナノハっ!』
「……まぁ、行くけど」
『待ってるよぉ~』
「…………うん」
何だか違和感を感じつつも、と声は同じだったので特に疑いもなく彼は部屋のドアを開けた。
しかし、その時――
「お久しぶりです、師匠」
「えっ?」
「それでは師匠は頂いていきますよ、ナノハ」
――何か知らぬ間に、掻っ攫われました。
「えっ? えっ?」
何この状況? とユーノくん絶賛混乱中。しかし、唐突に現れた来訪者に攫われてしまったので、今何がどうなっているのかが分からない。
しかし、よくよく考えてみれば、まずはこの誘拐犯の顔を見といたほうがいいのを思い出したユーノくんは、今自分を抱えている人物の顔を見る。すると…………。
「――えっ? 嘘、シュテル?」
「ええ、お久しぶりですね……師匠」
そこには幼馴染と似た顔立ちの女性がいた。
嘗て、起こった事件の『闇の欠片事件』と『ギアーズ事件』や『砕けえぬ闇事件』の際に、『闇の書の闇』から生まれた、なのは、フェイト、はやてのコピー、『
マテリアルSこと、星光の殲滅者――シュテル・ザ・デストラクタ―である。
何の因果か、オリジナルのなのはの最初の師匠であるユーノのことを「師匠」と呼んでいる。戦った時に、彼の魔導運用に「素晴らしい」という評価をしており、おそらくそれが原因かと思われる。
まあそれはともかく、今はなんで
「あ、あの……シュテル?」
「はい、何でしょうか師匠?」
「あの、なんで僕は攫われてる……のかな?」
「突然の無礼はお詫びします。ですが、こうでもしないとナノハたちがうるさいので……
「な、なるほど……」
そこで納得するなよ、とツッコミが来そうな程あっさり受け入れてしまったユーノくん。(理解するのが嫌だった、というのもあるのかもしれないが)
ユーノくんが生返事をしてしまったその時、シュテルの後ろからこれまた何人かの女性が出てきた。
「僕らもいるぞー」
「うむ、マテリアルは三人そろってこそ、だからな」
「あ、あの、お久しぶりです……」
「……うん。もう、これくらいじゃ驚かないよ……」
さて、さらに出てきたマテリアルズと紫天の盟主。雷刃の襲撃者と闇統べる王、そして砕けえぬ闇。
レヴィ・ザ・スラッシャー、ロード・ディアーチェ、ユーリ・エーヴェルンの三人である。
言いたいことはかなりあった。どうして止めてくれないの? とか、マテリアルズのちゃんと成長するんだね、よかったとか。エルトリアの方はどうなったの? とか、四人が来てるなら、アミタさんやキリエさんはどうしたの? とか、……そもそもどうやって来たの? とか。
さて、どれから言うべきか……とか思っていたら、と戸津にレヴィに抱っこ役を変わられる。
「レヴィ……何するんですか」
「ボクだって抱っこしたいよ―、このユーノ、聞いてた通りすっごく可愛いしさぁ~」
「これ、ケンカするでないわ」
「なかよくですよー」
「……、」
可愛い、か……と少し落ち込むユーノくん。しかし、そんなことを考える間もなく次なる襲撃が行われる。
「「「「!?」」」」
「?」
シュテルたちが急に後方を見たので、ユーノも気になり工法を見てみたのだが……そこには、人とかはいなかった。いなかった。だが、代わりに――
――ものすごい勢いで迫ってくる桜色と金色と白色と虹色と新緑と橙色と青色とかの光が向かってきた。
「ディバイーン……バスタァァァッー!」
そして先陣を切り、迫りくる桜色の光の砲撃。
「ブラスト……ファイア――ァァァッ!」
それを真っ向から迎え討つ、朱色の炎の砲撃。
それぞれの威力を相殺し合い、それを放った本人たちは一旦止まり、対峙する。(さっきまで管理局の中だった筈なのだが……どんだけ早いんだろうか、彼女らの移動速度←これも愛がなせる業か……《たぶん違う》)
「やっと……追いついたの」
「ナノハ、師匠のことなら……私に任せてくださいと言ったじゃありませんか」
「そんなの納得できるはずないの! というか普通に考えてユーノくんはうちに来るはずなのに、なんかくじ引きとか王道はもう少し寝かせようとかで最初はスバルの家に行っちゃうし、なのにヴィヴィオが漁夫の利で一緒にお風呂とか入っちゃうし!」
「!? それは本当ですかっ!?」
ユーノの方を見て、ものすごい剣幕で問いかけるシュテル。ユーノは恥ずかしそうに、顔を真っ赤にしつつ、かなりの間をおいて――
「………………………………うん」
――と答えた。
「くっ……! もう少し早く来ていれば……ッ!」
「だからシュテルどいて……。次にユーノくんとイチャイチャするのは、……私なの!」
「……それとこれとは話が別です。一〇年近く離れていた私と違って、貴方には十分時間があったではありませんか?」
「うっ……」
「ならばそれを物にできなかったあなたに落ち度が――」
シュテルはこれ幸いとばかりになのはを丸め込もうとしたのだが……。
「あれ? でもシュテル確か五年位前まで、割と来てなかった? 確かちょっと忙しくなるから少し来れなくなるって言ってたから、それが終わったのかと……」
「し、師匠それは……!」
「…………シュテル?」
「……、」
「ねぇ」
「…………バレてしまっては仕方ありません。ですが、それでもあなたが有利だったのは変わりませんよ、ナノハ。ですからブランクの長い私に譲るのはある意味当然……」
「ううっ」
確かにそれも事実。さて、如何様にしたものか……。
「でもでも! 私だってくじ引きして順番決めたのに! いきなり来たからってユーノくんをとるなんてずるいよ!」
「……まぁ、そうですが――こんな状態の師匠を見て、正気でいられる方がいるなら私は見てみたいですね」
「「「それは分かる」」」
「」
ユーノくん、絶句。世界は本当に、こんなはずじゃなかったことばっかりだ。と独りごちてみる。
何だか、もう、どうでもよくなってきた。あーどうせ僕は女顔だよ―、シャマルセンセーにショタっ子とか言われちゃいましたよーと一人自暴自棄(だけど傍から見れば可愛い)な状況になったユーノくんである。
その間にも、シュテルたちはごちゃごちゃと言い争いが続く。
「師匠とのツーショットくらいしか慰める者が無かった者の気持ちがあなたに分かりますかナノハ!」
「ツーショット!? う、羨ましい……私だってもって無いのに! っていうか、仕事忙しくて会えないのはこっちもだよ! お陰でヴィヴィオまで争奪戦に加わっちゃったし……パパと呼ばせよう計画は破綻だよ」
「な、なんと……そこまでしようと……」
「でもなのは、ヴィヴィオのパパなら私が奥さんの方がいいよね?」
「フェイトちゃん冗談はその胸だけにしとくの」
「いやいや、だってさ。聖王家の血とかそういうのにしても、どっちかっていうと私とユーノの方がいいじゃない。金髪だし、翠と紅だし声もユーノに似てるし」
「ママたち! なんで私をだしにしようとするの! というか寧ろ年齢引き下げなこの現状なら、私が結婚する方が自然――」
「「「お子様は黙ってないさい!」」」←婚期逃がしかけの乙女たちの叫び。
「というか我らを忘れるな、我らとて男日照りなのだ」
「そーだぞーおとこひでりだぞー」
「そーですぅ~」
「(あー空が青い……)」←曇ってます。主に砲撃のぶつかり合いの煙で。ただそれ以上に瞳のフェイルターを曇らせています。現実逃避的な意味で。
しかし何だろうか、自暴自棄にはなってみたものの……なんだか状況からは逃げられなさそうだ。というかレヴィ力強いね。流石は力のマテリアル。後、頭の後ろがなんか柔らかい。ヴィヴィオと同じくらいはあるね。(経験則(強制)に基づく)
そもそも、ならもういっそのこと一つの家にまとめたらいいんじゃないか? なんて考えが浮かぶが、それもどうだろうか? 納得してくれなさそうな気もする。というかまた淫獣とか言われそうで嫌なんだが……。(最近は落ち着いてます。つーかもう割と本気で結婚させてもいいんではないでしょうかねぇ? 魔法少女二十五歳は半分行き遅れな気も……)
「はぁ……ダメもとでやってみるかな」
何かそっちの方が簡単そうだ。早速自分の口座を管理してくれているアルフに連絡を取ってみる。
『ん? ユーノ、どうしたんだい』
「アルフ、なんだかみんながケンカして困ってるんだ」
『……苦労するねぇ。で、何か手伝うべきことは?』
「僕思ったんだ、寧ろ一か所に集めたらケンカしないんじゃないかなって……後、僕もう疲れたよ…………」
『……お疲れさま、ユーノ』
「それでさ、家買おうと思って」
『……オーケー、良いよ。今回はその短絡的な子供思考がいい回答を導き出したね。たぶんそっちのがたぶん楽だわ』
割とガチで。
「僕の口座、いま残高どれくらいあるかな?」
『むしろ気にするような給料かい?』
「……ゴメン、最近口座どころか明細すら見てなくて……」
『……子供の頃はしっかりしてたのにねぇ……仕事バカは直さないと』
「面目ないです」
注意:勿論この間にも言い争い、および砲撃による「お話」は続いています。
『さーて、じゃあ口座ちょっと確認しとくね……ええと――ピーくらいだねぇ』
「そんなにあったっけ?」
『そりゃユーノ、アンタはこのミッドの最重要データベースの最高責任者だろう? おまけに考古学の方でも稼いでるし……それに、この間の研究も相当とったんじゃなかったかい?』
「あーそうだったような気も……」
『はぁ、まぁお金の方は問題ないね。提督権限もあるくらいだし、そこまで気にする必要はないと思うよ?』
「そっか、……じゃあ広めの家買っても大丈夫かなぁ?」
『むしろヨユーだろうに……』
「じゃあ適当に見繕っといてくれない?」
『さすがに自分の住む家のデザインくらいは自分で選びなよ……。まぁ、フェイトも転がり込みそうな気もするからあたしも住むことになる気はするけど…………』
「ははは、賑やかなのはいい事だよ。ケンカ腰は嫌いだけどね……クロノはまぁ、多分べつだけど」(ハッ! BLの
『そんじゃあ、ほい。カタログ送っといたよー』
「アルフも資料探すの早くなったね―」
『そりゃ長年働いてるからねぇ……』
「その感謝を込めて、アルフとザフィーラのことも考えて選ぶよ。はやても来るだろうから、ヴォルケンのみんなも来るだろうしねぇ」
『ばっ! べ、べつにそんな余計な気は……まわさなくてもいいんだよっ!』
「はいはい」
『ユーノぉぉぉ~~~~っ!!』
「ごめんごめん」
気のない謝り方をしながらカタログをしばらく見て、良いのはないかと探すユーノくん。ちなみにこんなに長いやり取りをしてはいたものの、周りは気づかない。(どんだけ必死なんだ……)
そしてついに、ユーノは良さげな物件を見つけた。
――四階建てで、敷地が広く、縦に大きな造りとなっており、お子さんののびのびとした成長や、アウトドアな趣味もお庭で可能となっております。また、キッチンや食堂も広くつくられており、お客様をお招きする際にも安心の設計であります。大家族に、そしてのびのびとした暮らしを求める方にお勧めでございます。
最後のフレーズに共感したユーノは早速この広告もとに電話をする。(下見はいいのか、と言えばまぁした方がいいのだろうが、彼の本業というか家業は考古学者で、発掘で鍛えられた目利きは結構こういう場面でも役に立つらしい)
加えて既に建築済みらしいので(築一年と記載されている)これならすぐに住めるだろうと早速通信をつなぐ。
『はーい、お客様に快適な生活を! カンフォートホーム・ミッドチルダ本店でございます~』
「あの、広告見たんですが……この四階建ての――」
『――はい! ご購入を検討中でございますか? それでしたら……「あ、いえ、購入は決めたんです」あ、そうでございましたか! 大変ありがとうございます、それで
「……ボク、男です」
『た、大変失礼いたしました!』
「いえ、今ちょっとした手違いで若返っちゃってまして……気にしないで下さい」
『……もしかして管理局の方ですか?』
「ええ、まぁ」
『そうでございましたか、では管理局の方がよくご利用されているおすすめのローンプランが――』
「いえ、一括でお願いしたいんですが……」
『――い、一括……でございますか?』
「ええ、口座の方は……の――です。早速引き落としを」
『は、ハイ……ええと』
ぽちぽちと言われた通りの口座を入力していくが、応答していた販売員も半信半疑であった。しかし、確かに引き落とされた。しかもあっさりと。ちなみにミッドではこういった金銭の管理が進んでいるので、こんな簡単な方法でもあっさりと売り買いが可能なのである。(保険等の自動適応されるのだ。←ハイテクってすごいね、便利だね)
最後に名義さえ示してもらえれば、後は登録されているデータをもとに自動で手続きや履歴を本人たちの元へと届ける様になっている。(送り先は端末やデバイスなど様々ではあるが)
『お、お引き落としは完了いたしました……』
「そうですか、ありがとうございます。あ、ちなみに鍵とかは……?」
『あ、そちらに関しては今から名義を取らせて頂けば、すぐに開錠の為のパスをお客様のデバイスまたは端末に送信させていただきます』
「なるほど、じゃあ僕の名義は――ユーノ・スクライアです」
『ユーノ様、ですね? ではそちらの方に後五分ほどで開錠データが送信されますので、しばらくお待ち下さい。本日はお買い上げいただき、誠にありがとうございます』
「いえ、此方こそ……ありがとうございます」
『ではユーノ様の……無限書庫の総合司書長様のこれから快適な生活を心より願っております』
「何から何までありがとうございました」
そこで通信は終わったが……、販売部の方ではあっさりと大型物件がさばけたことに狂喜乱舞していた。しかも、あの総合司書長が購入したということでこれからの販売にも拍車がかかる。箔がつくことは間違いないだろう。
この日より、この不動産屋兼建築会社なカンフォートホームは売り上げがますます上り調子になるのだった。
勿論、その拍車がけをした人物本人は、そんなこと知りもしないが。
「あ、送られてきた」
この通りである。
「?」
まぁ、それはともかくとして……ユーノは面倒なこの状況をどうにかして収める手段を手に入れたわけで、早速それを使ってまどろみタイムに入りたい。というかホント疲れた。
「ねぇーみんな」
「どうしたの、ユーノくん?」
「どうしたのですか、師匠?」
「どうしたの、ユーノ?」
「どうした~ユーノ~?」
「どないしたんや?」
「どうかしたのか?」
「せんせー?」
「ユーノ先生、どうかされたんですか?」
「ユーノくん?」
「ユーノさん?」
「どうかしましたかぁ~?」
皆動きを止めてくれたのでほっとし、先程家を購入したことを告げ……ケンカはやめて欲しいというと、皆しばし呆然とした(レヴィとユーリは別←分かってないのと、付いて行けてない――つまり天然――な二人であった)
そして、そして~?
新たな共同生活が始まった。(決着が半分うやむやになったともいう)
× × ×
くじ引きをしたのにこれではと思ったが、なんか同棲状態になれたし……まぁ我慢しようと思った女性陣は、ユーノくんの寝顔を眺めつつ……その日を終えるに至った。
ただ、勿論……ユーノくんとのお風呂は誰も成すことができなかった。(本人が強く拒否)
「この前ヴィヴィオが余計なことしたせいなの!」
「余計な事じゃないもん! スキンシップだもん!」
「……ユーノとお風呂……はいりたかったなぁ……」
「……いっそ監視カメラでも仕掛けたろうかなぁ……」
「……子鴉、その辺でやめておけ。犯罪だぞ」
「師匠……」
「しゅてるん、おちこまないでよーほらほら! ボクの元気の出るポーズ百選見てみない~?」
そんなレヴィをユーリがやんややんやとはやし立てる。
「スバル……この前のお風呂騒動の時、映像とかは……?」
「……私たち戦闘機人にも、視覚情報の録画の機能は無いんだよ、ティア。………ううっ………!」
半分泣いているフォワード二人。
ちなみに余談だが、寝るときにユーノ君の隣を確保できたのはレヴィとユーリ、そしてディアーチェだった。(天然とオカンの勝利)
隣なのに三人なのは、ユーノくんの髪の香りをかごうとした変態がいたからである。勿論、誰とは言わないが。
そして、こんな感じで唐突に始まった幼児化から始まる騒動は、次の段階へと進んだのだった。
× × × おまけ・そのいちっ!
「ここ、どこでしょうか……」
「もぉー! ちゃんと道を覚えるなり地図見るなりしてよねお姉ちゃん!! おかげで迷っちゃった上に、ディアーチェ達もいなくなってるし! もうどうするのよ!」
「大丈夫です! 何とかなります!」
「どっからくるのよその自信……K・S・P――キリエ・スーパー・ピンチよん……」
迷子になっていたエルトリアのギアーズ姉妹。
*この二日後、ようやく彼女らのことを思い出した(ユーノに言われて)マテリアルズによってサーチ&無事に
× × × おまけ・そのにっ!
そう言えば、ユーノくんを幼児化させたロストロギア……いったいどうなっているのだろうか? ロストロギアのその後を追ってみよう。
発動の後、すぐさま(ユーノくんがアルフに言われてから)解析に回されたものの、よく分からないままであり、一時ユーノに返却された。もともと彼が鑑定を管理局の方から(厳密にいえばクロノから)依頼されたものであり、気長に頼むとのお達しであったのでそれほど気にかけられることもなく、机の上に放置。←ヲイ。
そしてユーノくんが購入した自宅へと机上の中身ごと移動。(気づかれずにね)
結論、家の中に(リビングの装飾品になってます←置いたのはヴィヴィオ(勿論無自覚)ww)
そして、これがその、まま大人しくしているわけがない。次なる嵐の種は、すぐそこ――「こんにちわー遊びに来たわよー!」、「おじゃましまーす」――うん来てるよ、……すぐ、そこまで。
――「お邪魔するっす~!」、「こんちわー」、「陛下―、ユーノさんお邪魔します」、「お邪魔します」、「カリム、やっぱりせんせーに行ってからの方がよかったんじゃないかい?」、「何言ってるのロッサ、ユーノが小さくなってるんだもの! 見なくちゃ損よ、それに昔出来なかったことも今なら…………ゴホン、な、懐かしい姿を見るのもいいものじゃないかしら?」――
ものすごいそこまできてるよ。
――「あ、これキレーね―」、「地球のとは何か違うね―」、「アレ、なんか光ってないすか?」、「ホントだ―」、「ホントですね」、「どうなってるんでしょうか?」、「そもそも、これって……宝石……何でしょうか?」、「カリム、これ何なのか分かるかい?」、「いえ、ユーノにでも聞いてみましょう」――
……。
――「いらっしゃい、アリサ、すずか。それにカリムさんたちも……」、「ユーノ? 昔みたいに、呼んでください」、「…………カリムお姉ちゃん」、「はい~♪(←彼女は既に二十年近く前に副作用を克服済みなので、効能だけ楽しめます)」、「では、僕はお兄ちゃんと……」、「……ロッサお兄ちゃん」、「ほう~これはいいものだねぇ~♪ ←彼は天然で効能のみを楽しんでます」、「ところでユーノ、なんでちっちゃくなってる訳?」、「ほんとだぁ、でも可愛いね~」、「最近同時亡くなってきたね。いやまぁ、色々と――って! その石、なんで光ってるの!? というかなんでリビングに!?」――
…………。
――「ユーノく~ん、皆の分のお茶はいったよ~」、「アリサ、すずか、いらっしゃい。カリムさんたちも、いつもお兄ちゃんがお世話になってます~。オットーとディードも、いつもヴィヴィオの面倒見追てくれてありがとう」、「「いえいえ、大したことは、」」、「ケーキ焼けたで~。おーカリムいらっしゃい」、「こんにちは、はやて。久しぶりですねぇ~」、「今ちょうどマテリアルのみんなも来とってなぁ~」、「もうすぐ皆キッチンから来ますよ~」、「みんながこっちに!? まずい! アリサ早くその石窓から捨てて! 早くしないと……!、「えーでもこんなキレーな石もったいないわよ」、「いやそうじゃなくて……!」――
………………。
――「師匠、出来上がりました。お茶会の準備は整ましたよ。別次元の師匠とヴィヴィオがしてたような」、「いや、それはいいよ! ていうか別次元ってなにさ!? そんなことよ理みんな避難させないとティロ・フィナーレしちゃうよ!?」、「ユーノもべつじげんのこといってるなー」、「ですねー」、「レヴィ、ユーリ! 重要なのそこじゃないよ!」――
……………………。
そして、物語は……動き出す――第三段階へと!
――「へっ?」、「なに?」、「なんや?」、「?」、「これは?」、「何かしら?」、「??」、「なんだろう?」、「なによこれ?」、「どーなってるんすか?」、「さぁ?」、「なんでしょう?」、「さぁ……?」、「……あぁ、もう…………」――
そして、全てが(一部の層を除き)ちっちゃくなる――
「「「ええぇぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっっっ!!!!!?????」」」
――続く♪
× × × おまけ・そのさんっ!
本編でちっちゃくなっちゃた者たちに与えられる舞台上での
その運命の中で得るものとは、
広がっていく無限の物語の海を駆け巡るとき、小さくなったものに与えられし定めが見える。
次回、《ステージシフト、第一話》
原作決まってないけどぉ、サービスサービスぅ~♪
いかがだったでしょうか? かなり一気に進めてみたりしました。
これで、一つ屋根の下にいながらの攻防も、皆いなくなっての二人っきりなシチュも、抜け駆けも書き放題です。(すいません、ちょっと調子乗りましたorz)
さてステージシフトの方はあまりアンケートというかご意見が集まっていないので、もっと頂ければなぁと思っていますのでお気軽にお願いします。
ま、アンケートというよりはこういうのもいいな、という想像力の元が欲しいのでいっぱいいただければ嬉しいです。
それと同時に感想とかもついでに頂ければ、もっとこの小説がよくなると思います。
ではまた次回お会いしましょう。