その翌日彩がクリーチャーに襲われるが伊織がそれを間一髪で救う。
そしてハルトはクリーチャーから人々を守るため紅いライオンと契約しソルリベリオンの使用者となる、初戦闘で見事クリーチャーを倒すが突然ルナリベリオンが切りかかる
それでは第3話どうぞ!
ルナリベリオンは真月を構え、ソルリベリオンを斬り付け、ゆっくりと近づいていく。
「グァっ!!ちょっ・・・・一体何なんだよ、攻撃しやがって!」
「前に言ったよな、お前が戦うなら手加減はしないって」
起き上がるソルリベリオンを、躊躇なく真月で追い打ちを掛けるルナリベリオン、攻撃される意味も分からず、ただひたすら防御する一方のソルリベリオンも、ここまで来ると我慢の限界の様だ。
「ヤロウ・・・・そっちがその気なら・・・・」
ソルリベリオンは、腰のホルダーからシステムメモリーを取り出そうとするが、ホルダーには1本も残っていない。
その状況に焦りを感じる。
「アレっ!?マジかよもぅねぇのか!?」
「何だ、まだそれくらいしか出せないのか、それじゃこの戦いは勝てない―――!!」
戦いに勝てないと言う意味とは・・・・・・・・・・・・・?
そういうとルナリベリオンは、ホルダーから二本のシステムメモリーを取り出し、最初の1本目を、デバイスに装填「シャドーイン」の電子音声と共に、自分の影から真っ黒なもう1体の自分が現れ、増殖するように次々増えて、本体含め合計6体となった。6体同時にもう1本のメモリーを装填「ソードイン」の電子音声と共に、青い鳥から、
分身との一斉攻撃に、成す術もなくなったソルリベリオンは、とうとう地面に倒れ込んだ。
「くっ・・・・・うぅ」
その倒れた姿を見下す様に、腰のホルダーから1本システムメモリー取り出し、装填しようとしたその時・・・・・・・
「もうやめて!!お義兄ちゃん!!」
現実世界の葵が自販機のモニターを叩きだす、その言葉に躊躇するように、彼は真月を降ろし、メモリーをホルダーの中に戻しサイバープログラムを出た。
「助かった・・・・のか?」
間一髪危機を免れた落ち着いたかの様にハルトも現実世界に戻った。
「ちょっと、どういう事だよ!ちゃんと説明しろよ!」
ハルトは伊織の肩に掴みかかるが、それを振り払われる。
「お前はいちいち聞く事しか出来ないのか・・・・・ちょっとは自分で考えろ!!」
質問ばかりのハルトに、さすがに伊織もキレている、それを止めようとしたいが止められない葵。その声に起こされたように彩が目を覚ました。
「アレ・・・私何を・・・ってハルト?」
目が覚めた彩を見て一安心のハルト、そして彩は伊織の方を見て・・・・・
「あっ、あなたもしかして、2組の三日月伊織でしょ、学年トップの!」
何と伊織はハルト達の学年のトップであった、学校内では有名らしい・・・・が
「うっそ!マジで!?知らんかった・・・・」
ハルトは知らなかったみたいだ。
「・・・何でこんなバカがあの高校に入れたのか・・・もういい行くぞ」
伊織はどうでも良いような口調で、葵の肩を叩きその場を去り、葵もそれについていく。その帰りの最中・・・・・
「何で止めた?分かってるはずだろ」
「うん・・・・・でもヤッパリ・・・・・」
伊織の事情を知る葵だが複、雑な気持ちを抱いている仕方のない事なのかもしれない・・・・・
公園に残ったハルトと彩は、ベンチに座り込んでいた。
「まさかアンタがあの三日月伊織と知り合いとはね~ハハハ・・・詳しい事は覚えてないけどさ・・・怖かった、どうなんっちゃうんだろうってさ・・・」
「彩・・・・・・」
「な~んて!ある意味凄い事かもよ!現象に遭遇したんだしさやっぱりあったんだよね!うん」
彩は落ち込んでいる様子かと思いきや、いつも通りのテンションだ、しかしその手は少し震えていた。
「あぁ・・・・・そっか~そうだよな!」
それを察したハルトはその場に合わせる様にいつも通りの会話をした、帰りに際慰めたやるべきだったか頭を抱えながら1人悩んでいた。
その日の夜人気の少ない路地裏に、大量の血が壁辺りに広がっていた。そこにはフードを被った謎の人物が・・・・・一体何者なのか?
翌朝ハルトは寝坊してしまい、起きたのが8時、遅刻確定だ大慌てで走って学校へ向かう走る最中、ビルのモニターにあるニュースが放送していた。
その内容は近辺で起きている「連続殺人怪事件」だった。何でも現場は、大量の血で覆われているが、死体が見つかっていない、これは確かに怪事件だ・・・・・・
ハルトは40分遅刻で、学校へ着き、すぐ様、教師に説教をくらう。今に始まった事ではなく、3日に1回遅刻するペースの様だ。
学校内では、ニュースになった連続殺人怪事件の話で持ち切りだった、そんな事にも関わらず、大あくびをしながら廊下を歩いていると、ハルトに、こげ茶のオカッパ頭が特徴な、男が話しかけてきた。
「もしかして君獅子堂ハルト君だよね?」
「はぁそうですけど・・・・」
「もしよければ・・・・君に話があるんだけど、いいかな?昼休みに屋上まで来てくれないかな?」
その男の約束通り、昼休み屋上までやってきたハルト。屋上ではすでに男が待っていた。
「来てくれたね、僕は切島一貴、君の先輩だよ、実は、最近起きている例の事件で君に教えたい事があってね、君の友達にその手の事に興味があるって聞いて、君から伝えてほしいんだよ」
「はぁ・・・・・・・でも何で本人じゃなく俺に?」
「実はと言うと、僕は女の人と話すのが苦手でね・・・・恥ずかしながらそれで友人である君にって事」
男の名前は
その手の事に興味のある友達ってのは多分、いや間違いなく彩の事だ。今の心境状彼女の状態からして、ハルトは心の隅に本人に直接聞かないでよかったと思ってる。
「僕ちょっと見ちゃったんだよね、犯人らしき姿を・・・何とか写真に収められてね・・・これがその写真だよ」
一貴から1枚の写真が渡されたそこにはビルの屋上にフードを被った何かが飛んでいる姿が見える、小さくてよく分からないがそれは間違いなく、人間ではないと確信できるぐらい、あまりにも長身が長すぎる、それに腕には、凶器と思われるモノを持っているが持ってるのではなくまるで腕そのものの様だ…。
(これ・・・・まさかクリーチャーの仕業か・・・!)
「でも、あまり深追いしない方がいいよ、見せた僕が言うのも何だけど危険かもしれないし」
「そうですよね・・・・まぁこの事は本人に追々で」
話を聞き終えたハルトはすぐ様屋上を出た。
実際、本人には話す気はない様だ。また怖い思いをさせたくないから・・・・
その日の学校が終わると、すぐ様に夜ハルトは写真の場所へ向かった、まだこの辺にいるのではないのかと、ハルトは事件の起きそうな、ビルとビルの間の路地裏を。くまなく探し始めた。
その後ろには、顔を隠した黒ずくめの人物が、そしてその手には鎌と目、大きな骸骨のエンブレムが刻まれたアルカナ・デバイスを持っており、床にタロットカードを置いた。そのカードにはフードを被せたカマキリの絵と、
「まだこの辺を襲う可能性はある・・・早いとこ見つけ出さないとな・・・」
探せる所を探しているが、その気配も予兆もない、今日は起こらないのかと思い帰ろうとした矢先、10mも離れてない所から女性の悲鳴が聞こえ、すぐ様ハルトはその場に駆け付けた。そこには襲われている女性と、写真で見たフードを被り、鎌を持った
ハルトは女性にここから離れる様に言い、女性が去った後、アルカナ・デバイスをケーブルに近づけ、アタッチメントが取り付けられ右手を前に出し拳を握るポーズをし「セット・オン!」と叫びデバイスを取り付けソルリベリオンを纏った。
すぐ様ゲーブルの中へ入り、カタパルトでゲートブースターを背中に取り付け「GO」サインと共にカタパルトから発射され、サイバープログラムへ向かうのだった。サイバープログラムも現実世界に合わせて暗くなっている。
「シィィィィィィ――――」
「お前が今回の事件の犯人か・・・・俺がブッ倒してやる!!」
デスサイスマンティスを指さし、ホルダーからシステムメモリーを取り出し、デバイスに装填「ソードイン」の電子音声と共に、レオンハートソードが空から降って来て、それを手に取りソルリベリオンは、デスサイスマンティスに先制攻撃を仕掛けた。その攻撃は右腕の鎌で防がれ、左腕の鎌で反撃を喰らう。
負けじと応戦し、剣撃で腹部にダメージを与える。着々とダメージを与え止めを刺そうとしたその時――――――
空が空間が開きゲートブースター背中に取り付けた、緑と黒の戦士が現れた。
背中に大きな鎌を背負っており、頭部にはフードを被り、カマキリ様な目と触覚を合わせたヘッドギアが特徴的で、カマキリの下半身をロングコートにしたような、アーマーを付けた戦士だ。そして緑の戦士はソルリベリオンへと近づき・・・・・・
「それ・・・・あんたもリベリオンなのか?なら一緒に・・・グァッ―――!?」
突然緑の戦士は、背中の
「まさか・・・・ソイツはあんたの契約したクリーチャーなのか!?」
見てみれば、緑の戦士とデスサイスマンティスは共通点は多い。つまりは今回の事件はこの緑の戦士が犯人なのか?
緑の戦士は左腰のホルダーから、システムメモリーを取り出し、鎌に取り付けているデバイスに装填し「ソードイン」の電子音声と共に左腕に、デスサイスマンティスの腕の鎌の形をした
緑の戦士は容赦なく、ソルリベリオンを切り裂き、徐々に弱らせていく。
「あんたが犯人なら・・・・許せない!」
あの緑の戦士が犯人と確信し、ソルリベリオンは倒れながらも、拳を握りしめ、怒りを表わせす。
ホルダーからシステムメモリーを取り出し、デバイスに装填「バスターイン」の電子音声と共に、空からプロミネンスレオの顔の形をした
それを緑の戦士の方向に構え、口からエネルギーをチャージし始めた、緑の戦士はそれに対抗すべく、システムメモリーを取り出し、デバイスに装填「シールドイン」の電子音声と共に、デスサイスマンティスの下半身の形をした、
緑の戦士はそれを防ぐが、威力が強かったた為、爆風で後ろの方向へ6m程吹き飛ばされる。
「ハァ・・・・ハァ・・・・」
ソルリベリオンが緑の戦士に近づこうとした瞬間、右腕に取り付けたいたデススラッシャーを、ブーメランにして、投げつけ、ソルリベリオンの足に直撃した。足にダメージを負い、膝を着くソルリベリオンに対し、緑の戦士が鎌で止めを刺そうとしたその時、緑の戦士を1本の剣が鎌を弾き拳で殴り飛ばす。
「これくらい手こずるとは・・・・お前はやっぱり向いていなかったそうだな」
ルナリベリオンの一撃だった、膝を着いているソルリベリオンに対し、少々上から目線でモノを言う。
「お前・・・・・あいつを知ってるのか?」
「あぁ、俺達と同じリベリオンだ。デッドリベリオン、あの今回の事件の犯人だ」
緑の戦士の名はデッドリベリオン、大アルカナの「
ハルトも思っていた通り、今回の事件の犯人だった。2人の戦士を見てデッドリベリオンは・・・・
「2対1じゃ分が悪い、ここは体制を立て直すとするか」
その一言を最後に、デッドリベリオンはビルのモニターから、サイバープログラムを出るのだった。
その後深追いせずに2人ともサイバープログラム抜け出した。
「おい、お前もあいつを追ってたのか?」
「あぁそうだ、あいつを倒す為にな・・・・・・・・・・・・・前にも言ったろ「勝つため」にだ」
伊織の言う勝つ為と言う言葉・・・・・・・これは何を意味するのか?ハルトはその理由を聞き始めた。
「なぁ、その・・・・・・・・・・・・勝つ為って・・・・・・・・・・・なんだよ?」
「俺達リベリオンはな、リベリオン同士戦う宿命なのさ、己の為にな」
己の為に、リベリオン同士が戦う、それに何の意味があるのか頭で考えるハルト。なら伊織は何のために戦うのか・・・・・・
「でも・・・・俺はそれでも人をクリーチャーから助ける為に、リベリオンなったんだ!!」
「フンっ・・・・それもまた「己の為」だな、いずれ分かる話だ」
そう言い伊織は、バス停に停車していたバスに乗り自分のマンションへ帰るのだった。
そしてハルトは1つ疑問に思った、デッドリベリオンの声を何処かで聞き覚えがある、それもつい最近に・・・・・デッドリベリオンはハルトの身近な人物なのかそれとも・・・・・
時を同じく、デッドリベリオンの使用者であろう、黒づくめの男が、腕を抑えて、ビルの屋上で座り込んでいた。
左手には何故か彩の写真が・・・・・それを見ながら、顔を隠しても狂気的な表情が伝わる、これは何を意味するのか・・・・果たしてどうなってしまうのか?
現在リベリオン使用者 21人中残り21人
ToBe Continued……
ご観覧ありがとうございます!
今回からまた新しいリベリオンが登場しました今後も何体もリベリオンは登場します!しかし全員が正義とは限らずまともな奴は少ないんじゃないのか?と言わせるくらい悪人がほとんどですね(笑)
勝ち続ける理由……その先に何があるのか?相変わらず謎が多いです
それではまた次回!!
メインキャラの中で誰が1番好きか?
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獅子堂ハルト
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三日月伊織
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国枝半蔵
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黒崎我怨