アルカナTHEリベリオン   作:イオ・りん

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4月早々の投稿です。なんだかモチベーションが上がり完全復活!!途端頻度が遅くなっても温かい目で見てください(泣)

いよいよ中盤に入りバトルが加速する段階です。今回はアイツらの脅威が主人公達を襲う――――――――――


第23話「愚者の宴」

「フフ・・・・・大分力を得ているようね」

 

大量に倒したクリーチャーを、ヴェノムクラーケンに喰わせていた、ハーミットリベリオン。眼の色がオレンジから黄土色に変化していた。触手も一段と鋭くなっていた。

 

「コレで奴を仕留め・・・・・・ぶっ殺してやる」

 

ハーミットリベリオンの目もまた、紅く、不気味に輝いていた。

 

 

 

 

 

7月30日、ハルトは成績ギリギリだった為、学校で補修を受けていた。

 

「あ~何で夏に、学校行かなならんのだ・・・・・・」

 

渋々補修を受け、普段使わない頭を使って、痛さのあまりに、頭を抱えていた。

 

「ハァ・・・・・だが彩のおかげで、宿題は半分終わらせた・・・・・・だからしばらくは勉強しなくていいよなぁ!!」

 

勉強を終えた解放感から、教室を出た途端、大声を出した所、補修担当の安田先生に釘を打たれる。

 

「そんな事言ってると、またギリギリになって、休み明けにまた1人で勉強する事になるぞー」

 

そんな事を言われ、貫かれたかの様に、胸を抑える。

 

学校を出て、家に帰ろうとするハルト。日差しが射す中、少しでも涼しくしようとYシャツで仰ぐ。

 

「にしても暑ぃ~どうにかならねぇかな」

 

家に帰ると、そこには半蔵の姿はなかった。気晴らしに外にでも出たんだろうと思いながら、緑のズボンにオレンジと白のラインの入ったシャツに着替える。

 

「たまには、1人でのんびりするのもいいだろうな~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、半蔵はと言うと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ハァ・・・・どうしてこう、ゆっくり散歩もさせてくれないのかな?」

「しょうがないじゃん、だってコレが、このバトルなんでしょ?だったら仕方がないよね」

 

サイバープログラムの中で、テンパランスリベリオンと戦っていた。クリーチャーの反応を察知し、変身してサイバープログラムへ向かった矢先、テンパランスと遭遇した。

 

「さて、そろそろ1人削らないといけないよね」

 

ホルダーからシステムメモリーを取り出し、アーチャースライサーの横に取り付けてあるデバイスに装填「ソードイン」の電子音声と共に、聖杯の持ち手を模した、カランビット型の武器(グラムブレード)を召喚し、左手に取る。

 

「そらっ―――――!!」

「っ――!中々やるみたいだね、ちょっとばかし本気でいかないとね」

 

システムメモリーを取り出しギミックガンソードに、取り付けてあるデバイスに装填「スピアイン」の電子音声と共に、チャリオットフォートレスに搭載された、鎌槍型の武器(メタルランス)が召喚され、両手に取り、テンパランスに近づき、振り回した。

 

「おっと、中々手ごわい攻撃だね、けど俺も負けられなくてさ」

 

グレムブレードを上下に振り、相手に攻撃を隙を与えない。後ろに下がる中、チャリオットは、行き止まりの壁の方に追い詰められた。

 

「ここまで追い詰めれば、俺のテリトリーに入ったという事さ」

 

システムメモリーをデバイスに装填「スモッグイン」の電子音声と共に、ジーン・スモッグが現れ、口から黄色い煙を吹き出した。煙を吸い込んでしまったチャリオットは、その場に膝から倒れ込む。

 

「なんだ・・・・・!?力が抜けてく・・・・・・・」

「さてと、この隙に一気に片付けよっか」

 

システムメモリーを手に取ったとの時――――――!足元に一本のシステムメモリーが転がってきた。

 

「ん・・・・・・?一体なんだ?」

 

メモリーに呼び寄せられたかの様に、ビーワスプが4体こちらに近づき、テンパランスを掴み、投げ飛ばした。

 

「いい時だったってのに、とんた邪魔が入っちゃったね」

 

デバイスにシステムメモリー装填「フィニッシュイン」の電子音声と共に、ジーン・スモッグがビーワスプを煙で包み込み、その中にテンパランスが入っていく。

そこから、アーチャースライサーで一気に切り裂き、煙の中から脱出し、矢にエネルギーを貯め込み一気に放出し、必殺技(アンバランス・デスモッグ)が発動されビーワスプの全身が切り刻まれ、その残骸がジーン・スモッグに吸収される。

 

「ハァ・・・・・っ、このメモリー、持ってるの確か・・・・・・」

「あぁ・・・・・その通りだ、俺だよ」

 

10m先から、フールリベリオン、ではなく、能力で擬態されたフォーチュンリベリオンがゆっくりと歩いてきた。

 

「本当に君はしつこいねぇ、正直顔を見るのもコリゴリさ」

「だが、俺達は戦い合う運命、俺はお前の顔が見たくてしかたねぇんだよ―――――!!」

 

フォーチュンが、一気にチャリオットの方に迫って、右足でキックを仕掛ける。

それに対抗し、ギミックガンソードをソードモードにし、蹴りを防ぐ。

 

「おぉ・・・・やっぱ楽しいなぁ、戦いってのは」

「そうかい、僕は君がいない方がもっと楽しいと思うんだがね」

 

戦い合うフォーチュンとチャリオットの間に、テンパランスが割り込むように、アーチャースライサーを振るう。

 

「俺の事忘れてもらっちゃ、困るなぁ」

「そうかぁ、お前も宴に混ざるか、それは面白そうな事になりそうだ!!」

 

フォーチュンの狙いが、テンパランスに変わった。硬い拳で、腹部にパンチを喰らわすが、それをアーチャースライサーで防がれ、逆に左足で蹴飛ばされる。

 

「やるじゃねぇか、じゃぁコイツを試してみるか」

 

フォーチュンの全身がノイズに包まれ、変化していく。その姿は、猿の顔を逆さにしたようなヘッドをしており手足のアーマーも逆さまのデザインをした戦士・・・・・・ハングドリベリオンに変わっていた。

 

「なるほど、そうやって自在に姿が変えられるんだね」

「あぁ・・・・・便利だろ?気に入ってるんだぜ」

 

ハングドは、右手を伸ばし、テンパランスの肩を掴み、縮んだ腕の勢いで、急接近して、壁に押し付ける。

 

「グはっ!?コレは大分ヤバい感じかな?」

 

ピンチで焦ってるように見えるが、どこか余裕そうな一面を見せる。

 

「やれやれ、まとめて倒してもいいけど、また面倒くさい事になると嫌だから高みの見物といくよ」

 

2人(ハングドとテンパランス)の戦いを見ていたチャリオットは、そこに参加せず、勝負が付くのを待っていた。

そこへ1人の人物が戦いをビルの屋上で見つめていた。ハーミットリベリオンだ。

 

「随分賑やかな状況じゃない・・・・・・でも、まだ仕掛ける時じゃないわね・・・・・・」

 

何やら考えがある様だ・・・・・・・・その行動がこの後、さらなる戦いを巻き起こす事になる。

 

「あぁ~盛り上がってるね~いいよ~凄いいいよ~もっと刺激的にいかないと~!!」

 

その様子を、謎の黒い空間から、大きなタブレットで見ているモニタ。しかしどこか物足りなさそうに寝転がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃、ハルトが外へ出掛けていると、ポケットに入っていたスマホが鳴り出し、電話に出る。

 

「はい、もしもし?」

「あっ、もしもし、ハルト?彩だけど」

 

電話の相手は彩であった。ゆっくり話を聞くため。近くのベンチに座り込む。

 

「どうしたんだ、一体?」

「ハルトってさ?再来週の臨海学校って行くの?」

 

話の内容は、今度行われる、臨海学校の話であった。

 

「あぁ、そういや、そろそろだったな。行くって書いたぜ」

「本当?よかった、じゃぁ当日待ち合わせして学校に行かない?」

「構わないぜ、お前の家の前で待てばいいか?」

「うん、それでいいよ。行く場所は確か・・・・・・江の島だったね。楽しみだなぁ~」

 

臨海学校が行われる場所は、江の島、水族館や神社がある歴史ある場所だ。彩は楽しみで飛び上がっている音が、ハルトには聞こえた。

 

「そうだな。楽しまないとな、それじゃ」

「うん、バイバイ」

 

そこで通話は終わった。ポケットにスマホを仕舞い、座りながら、上を向き、青い空を眺めていた。

 

「臨海学校か、まぁ、2~3日だしな、思いっきり楽しめばいいか!」

 

と言いながら、立ち上がり、コンビニへへ入り、スポーツドリンクを手に取り、レジに向かう。

 

「はい、120円でーす」

 

店員に120円を渡し、コンビニを出たハルト。歩きながらスポドリを飲んでいると、かなり高級な(ポルシェ)とすれ違った。そのポルシェに乗っていたのは・・・・・・

 

「さて、再来週の臨海学校のプランは全て整ったね。後は日を待つだけだ」

「はい、会長。楽しみですね」

 

神ヶ崎界斗(かみがさきかいと)と、四宮永子(しのみやえいこ)であった。臨海学校の予定の話をしており、普段無表情に近い顔をしている永子は、どこか楽しそうな顔をしていた。

 

「そうだね、夏休みにしか味わえない事だ。生徒達には存分に楽しんでもらわないと」

 

流石は生徒会長、生徒の事を第一に考えて計画を立てている。

 

「それに、とても楽しそうなものも見れそうだし」

 

界斗の言う楽しいものとは一体何か・・・・・・・・・・・?地球儀を回しながら永子は窓の方を見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと・・・・・・これでいいか」

 

同じ頃、三日月伊織(みかづきいおり)は、夏休みの宿題である、読書感想文の題材を探そうと図書館へ行っていた。

最初に取ろうとした本は、作者が国枝半蔵(くにえだはんぞう)であった為、速攻で元の場所に戻した。そして次に取った本は・・・・・・・・・シャーロックホームズの『緋色の研究』であった。

 

「ほぅ、中々よさそうだな。これを機に呼んでみるとするか」

 

伊織は『緋色の研究』を借りて、図書館から出た。それと同時にサイバープログラムで他の使用者が戦いを繰り広げられているビジョンが頭の中に流れ始めた。

 

「っう・・・・相変わらず時と場合を考えないな」

 

変身する為、急いで地下駐車場へ向かい、駐車券発券機にデバイスを翳そうとした時、同じようにビジョンを見たのか、ハルトもやって来た。

 

「お前も来てたのか」

 

「あぁ・・・・・たまたまだよ」

 

2人はデバイスを翳し、二の腕に装着されたアタッチメントに「セットオン!」の叫びと共に、発生したアタッチメントに取り付け、ハルトはソルリベリオンに、伊織はルナリベリオンに変身し、サイバープログラムへ向かう。

 

「あそこだな・・・・・・」

「あっ、アイツはこの間の!」

 

ソルリベリオンが真っ先に目にしたのはテンパランスであった。そして倒されたはずのハングドリベリオンを見て、驚いていた。

 

「おい・・・・・アイツ、確か倒された奴だよな?何でここにいるんだよ!?」

「馬鹿か、フールは相手の契約クリーチャーを手にいれ、そのリベリオンになる事が出来るんだよ」

 

珍しく丁寧に説明するルナリベリオン。するとその姿を発見したハーミットが、ビルから飛び降り、こちらに向かってくる――――――

 

「なっ、お前!!」

「やっと見つけたわ・・・・・・・・・このクソガキ・・・・・じっくりいたぶってから殺してやる!!」

 

クラーケンニールで突き刺そうとした所、新月で受け止められる。

 

「おぉ・・・・やってるなぁ、ン?よぉ、お前もどうだ?」

 

ソルリベリオンに目を向けたハングドは、テンパランスを突き飛ばし、まっすぐ向かって来た。

 

「なっ!?いきなりかよ!!」

 

ダイルデンジャーで殴りかかられた所、左手で受け止め、後方へ下がる。

 

「どうしたぁ?もっと本気で来いよ」

「この野郎・・・・・調子に乗って!」

 

ホルダーからシステムメモリーを取り出しデバイスに装填「ソードイン」の電子音声と共に、レオンハートソードが召喚され、両手に装備する。

 

「そうこなくっちゃな」

 

フールもホルダーからシステムメモリーを取り出しダイルデンジャーの口を展開し、中にあるデバイスに装填「ソードイン」の電子音声と共に、ハングドリベリオンが使用する持ち手が逆さの小型ナイフ(ハングドナイフ)が6本召喚され、3本づつ両手に持つ。

 

「ハァ―――――!」

「フン――――――っ!!」

 

剣とナイフがぶつかり合い、火花が散る。ソルリベリオンの太ももに、ハングドナイフを一本突き刺す。

 

「ッ――――――!?」

 

太ももを押さえ、隙を見せたソルリベリオンに、フールリベリオンがダイルデンジャーで数回叩きつける。

そこを狙ったかのように、テンパランスがアーチャースライサーを引き、フールの首筋を狙って、矢を放つ。

 

「そうか・・・・お前もいたんだなぁ」

「やだなぁ、忘れてもらっちゃ困るなぁ」

 

そこへ、満を持しての如く、チャリオットもこちらに向かって歩いて来た。

 

「おぉ・・・・・・これは最高の宴になりそうだなぁ」

「悪いけど、そんなのに付き合いたくはないんだよねぇ」

 

チャリオットが、ホルダーからシステムメモリーを取り出し、デバイスに装填「ショットイン」の電子音声と共に、背中に大きなエネルギータンクと、太いスナイパーライフルを思わせる重火器(キャプチャースナイプライフル)が召喚され、装備する。

 

「ハハハハハ―――いいぞ!!そうこなくっちゃな!!」

 

フールは3枚の契約カードを出し、バンデットシーミア、ディスティニーラチェルタ、バイオヘルダイルを召喚する。

ソルリベリオン、チャリオット、フール、テンパランスの激闘の最中、ルナリベリオンとハーミットは・・・・・・・・・・

 

 

 

「この間は随分としてくれたわね、けど次はそうはいかねぇんだよ!!」

 

感情高ぶるあまり、女性のおしとやかさと、男の荒々しさが混同したような喋り方になっている。

 

「っ・・・・・・こっちも負ける訳にはいかないんだよ!!」

 

ルナリベリオンがシステムメモリーを取り出し、デバイスに装填「ストームイン」の電子音声と共に、ブルームーンファルコンが現れ、翼で大きな風を起こし、ハーミットを空中へ飛ばした所、その方向へ跳躍し、新月で斬り付け、地面に叩きつける。

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・あぁ、畜生!いい加減死んじまえっての!!」

「大分殺気立ってるな・・・・・まぁ、俺もあまり言えた義理じゃないがな」

 

この間までは自分もあんな感じだったと語りながら、ハーミットの背後に周る。

そしてホルダーから、ユニゾンカードを取り出すと同時に、空は暗転し、風が吹き、雷が鳴り響く。新月からデバイスを取り外し、カードを翳し「ユニゾン」の電子音声と共に、ブルームーンファルコンと融合し、ユニゾンモードへと変身する。

 

「アタシも、何も考え無しにここに来たわけじゃないのよ。ソイツを潰す手段を考えてきたって事」

 

負け惜しみにも聞こえるが、何か嫌な予感を感じるな、このままタダで終わるとは思えないが・・・・・・・・・・・・・・・

その時、空から何かが飛んでいる姿が見えた。アレは確か――――――!?

 

「アレって・・・・・凜の契約していたクリーチャー!?どうしてここに?」

 

星流凜(せいりゅうりん)=スターリベリオンが契約していたヒトデ型のクリーチャー(スターウェイブ)であった。

突然の出現に、ソルリベリオンは驚いていた。何かを察した様に、ルナリベリオンがホルダーから最後の1枚である、契約カード取り出す。

 

「アイツが契約するより先に、こっちが――――――――――」

 

カードをスターウェイブに翳そうとした時、カードを持つ右手に、ハングドナイフが刺さった。その衝撃で、カードを落としてしまう。

 

「そう来ると思ったぜ、俺が手にいれるのを止めたかったらしいなぁ」

 

ルナリベリオンが自分より先に、スターウェイブと契約しようとしていた事を、フールは読んでいた。

そしてフールは、スターウェイブに近づく。スターリベリオンが殺された恨みを抱いているのか、フールに向かって急接近し、眩い光で包まれ――――――――――――――――――――

 

「まっ・・・・・まさか!?」

「これはまた・・・・・・面倒な事が起こりそうだ」

「流石にマズいね・・・・・ここは一先ず・・・・・っ!?」

 

テンパランスが状況を読んでか、退散しようとした所、ハーミットのクラーケンニールが彼の足元目掛けて床を突き刺す。

 

「逃げるなんてつまらない事しないの、ここからが面白い所なんだから・・・・・」

「えぇ・・・・・・ウソでしょ」

 

光が晴れると、フールは1枚のカードを手にしていた。そこにはスターウェイブが描かれ「FOOL」の文字が刻まれたタロットカードとなっていた。これでスターウェイブもフールの物となってしまった。彼の手元には、バイオヘルダイル、アポロナインフォックス、バンデットシーミア、ディスティニーラチェルタ、そしてスターウェイブと5体のクリーチャーと契約した事になる。

 

「5体か・・・・・・丁度いい、コイツを試してみようじゃないか」

 

フールが一本のシステムメモリーを取り出す。その色は従来の物と異なり、赤、青、緑、紫、黄色の5色が交差している。

 

そのメモリーをデバイスに装填「フュージョンイン」の電子音声と共に、ディスティニーラチェルタの上に、バンデットシーミアが乗り、その背中に、アポナインフォックスの尻尾が背後に取り付けられ展開し、胸部にスターウェイブがくっ付き胸部を構成、ディスティニーラチェルタの尻尾がバンデットシーミアの下半身を包み、バイオヘルダイルの頭部が左腕を構成し、ディスティニーラチェルタの尻尾が、右腕を構成、バンデットシーミアの頭にアポロナインフォックスの頭が重なり、耳が鋭く伸び、足にバイオヘルダイルのボディが半分に分割し、上半身が畳まれ巨大な足となり、脚部を構成する事により、強力なクリーチャー(サイコディスカイザー)が完成した。

 

それと同時に、フールリベリオンの姿も、サンリリベリオンの下半身、フォーチュンのボディ、ハングドリベリオンの右腕にフールの右腕、スターリベリオンの肩と腰のアーマー、フールの頭部にスターリベリオンの星を半分にしたような形のヘッドギアが取り付けられた姿となっていた。

 

その脅威的姿に、一同は一歩下がるほどの気迫を見せる。ハーミットを除いて・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「最高じゃねぇか・・・・・これでまた宴が盛り上がるぜ」

 

「何て奴だ・・・・・クリーチャーが合体しやがるなんて・・・・・」

「脅威だとは思っていたが、これ程とはな。だが片付けるまでだ」

 

「あら、恐ろしいのはそっちだけじゃないのよ」

 

ハーミットが指を鳴らすと同時に、地面の突き破り、ヴェノムクラーケンが現れた。その大きさは3mのはずが、20mまで大きくなっていた。触手も鎌の様に鋭くなっており、頭部が開閉し、ロケットのような形となっていた。

 

「いい機会よ、全員まとめてつぶしてやるぜ!!」

 

「おぉ~いいね!!それそれ~僕がチミ達に求めてたのはそれだよ~さぁ、どんどん盛り上がっていこう~~!!」

 

ビルなどの大画面のモニターに現れ、この戦いを実況するかのように、モニタが現れた。

 

「アイツ!?久々に現れたかと思いきや、高みの見物かよ!!」

「本当、何考えてるのか分からないねぇ」

 

 

クリーチャーを合体させたフール。クリーチャーを強化させ、巨大化させたハーミット。

2大リベリオンの脅威の前にソルリベリオン達はどう立ち向かうのか―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在リベリオン使用者22人中残り16人

 

 

 

 

ToBe Continued……




【今回登場したクリーチャー&システムメモリー紹介】


サイコディスカイザー

【全長】4m

【体重】300キロ

【総合ランク】SS+

フールリベリオンが「フュージョンイン」のシステムメモリーを使い、バイオヘルダイル、アポロナインフォックス、ディスティニーラチェルタ、バンデットシーミア、スターウェイブの5体のクリーチャーを合体させた強化クリーチャー。

ディスティニーラチェルタの上に、バンデットシーミアが乗り、その背中に、アポナインフォックスの尻尾が背後に取り付けられ展開し、胸部にスターウェイブがくっ付き胸部を構成、ディスティニーラチェルタの尻尾がバンデットシーミアの下半身を包み、バイオヘルダイルの頭部が左腕を構成し、ディスティニーラチェルタの尻尾が、右腕を構成、バンデットシーミアの頭にアポロナインフォックスの頭が重なり、耳が鋭く伸び、足にバイオヘルダイルのボディが半分に分割し、上半身が畳まれ巨大な足となり、脚部を構成した姿となっている


ヴェノムクラーケン「強化版」

【全長】20m

【体重】40t

【総合ランク】A+

ハーミットリベリオンがヴェノムクラーケンに大量のクリーチャーを喰わせ、強化させた姿。
触手は鎌の様に鋭くなり、目も紅く染まっている。


テンパランスリベリオン


【ソードイン】グラムブレード ランクB
聖杯の持ち手を模したカランビット型の武器。
身軽で扱いやすい。

【スモッグイン】ナスティフレグランス ランク無し
黄色い煙を発生させ、相手の動きをマヒさせる。けして臭いが強烈なわけではない。

【フィニッシュイン】アンバランス・デスモッグ ランクA-
ジーン・スモッグが相手を煙で包み込み、その中にテンパランスが入っていき、、アーチャースライサーで一気に切り裂く。
複数戦に向いている。


チャリオットリベリオン
     ↓

【スピアイン】メタルランス ランクC+
チャリオットフォートレスに搭載された、鎌槍型の武器。
最大4本まで召喚する事が可能。


フールリベリオン
   ↓

【フュージョンイン】マキシシンザシス ランクS+
複数のクリーチャーを合体させる力。数が多いほど力は増す。
以前、スターリベリオンを倒し、モニタから受け取ったメモリーである。



次回はハーミットとテンパランスの使用者についての紹介から始まります。

活動報告の所も是非見てください、面白い事が起こってますよ(笑)

メインキャラの中で誰が1番好きか?

  • 獅子堂ハルト
  • 三日月伊織
  • 国枝半蔵
  • 黒崎我怨

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