ハイスクール・フリート 旭日のマーメイド   作:破壊神クルル

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11話 要人警護 パート4

 

総理大臣の娘である小橋若葉の海外公務の為、公務地への送迎と護衛任務を行ったもえか達、櫛名田と相模が艦長を務める夷隅は狭水道であるカラケチル海峡を航行中、ラムとレムの双角鬼と呼ばれる双子のテロリストの襲撃を受けた。

当初、双角鬼達は若葉が夷隅に乗っていると思い夷隅へ集中攻撃を加えたが、出航直前、若葉本人からのたっての希望で若葉は本来乗艦する夷隅ではなく、もえかが艦長を務める櫛名田へ乗艦した。

流石の双角鬼達もその情報は入手していなかった為、若葉はテロリストの襲撃を免れる事が出来た。

一方、襲撃を受けた夷隅では、艦長の相模が本来警護人が乗っている櫛名田を守らなければならない立場にも関わらず、自分達が逃げる為に櫛名田を囮にしようとした。

しかし、それを夷隅の航海長である川崎が反対し、このまま夷隅の方を囮にして櫛名田をこの海域から脱出させるべきだと主張した。

このままでは夷隅は撃沈されると思った相模は艦長としての役目を放棄し、副長の由比ヶ浜ら、数人の艦橋要因と共に夷隅から脱出した。

艦長が不在となった夷隅を川崎が相模に代わり指揮を執った。

しかし、奮戦虚しく、夷隅は撃沈された。

夷隅の犠牲を払いながらも若葉を乗せた櫛名田は全速で襲撃を受けた海域から脱出した。

 

カラケチル海峡での襲撃から一夜明けた。

現場となったカラケチル海峡の航路から少し離れた海域には大型のコンテナ船が漂流しており、その周りをブルーマーメイドのインディペンデンス級沿海域戦闘艦が数隻包囲していた。

コンテナ船は誰も乗っていないのか、テロリストからの攻撃らしい攻撃もなく沈黙を保っている。

そこで、船内を探索し、テロリストが居るのであれば、その身柄を拘束する為、コンテナ船へと強襲をかけるブルーマーメイド。

防弾チョッキ、ヘルメット、ゴーグル、安全靴に手袋、手にはマシンガンや拳銃と言った完全装備でコンテナ船へと潜入するブルーマーメイド達。

しかし、船倉、機関室、甲板には誰も居ない。

勿論、魚雷艇が搭載されていなコンテナの中にも誰も居なければ、何の手がかりもない。

そこで、ブルーマーメイドの隊員たちは最後にコンテナ船のブリッジへ突入する事にした。

ブリッジへ続く扉と通路を固め、扉を蹴破るように入り、銃を構えるブルーマーメイドの隊員たち‥‥。

しかし、此処も他の部署同様、ブリッジにも誰も居ない。

そこで、何か手掛かりがないかと思い、ブリッジの捜索をしようとした隊員たちの耳に、

 

ピッ‥ピッ‥ピッ‥ピッ‥

 

と言うデジタル音が聞こえてきた。

すると、航海計器の上にカウントダウンを始めるデジタル数字が表示された黒い箱が置かれていた。

それを見た隊員たちは、

 

「総員退避!!」

 

「逃げろ!!」

 

急いでブリッジから逃げる。

そして数字が0になると、轟音を立ててコンテナ船が大爆発を起こした。

コンテナ船に一番近くに居たインディペンデンス級沿海域戦闘艦もその爆発に巻き込まれ、更にコンテナ船の船内探査に向かった隊員たちのほとんどがその爆発前に退船出来ず、多くの犠牲者を出す大惨事となった。

 

コンテナ船が爆沈した頃、カラケチル海峡の近くの漁村の港に停泊している一隻の漁船にノートパソコンを手にしている双角鬼の一人、ラムの姿があった。

彼女が手にしているノートパソコンの画面にはコンテナ船のシグナルが消えた瞬間が表示された。

 

「まったく、あんなベタなトラップに引っかかるなんて只の案山子ね」

 

ラムとレムはあのコンテナ船から脱出する前、ブリッジに時限爆弾を仕掛けていた。

それはブリッジの扉を開けるとカウントダウンが開始される仕組みになっており、ブルーマーメイドの隊員たちはそれを知らずにブリッジへ突入してしまったのだ。

コンテナ船のシグナルが消えたと言う事はあのコンテナ船が沈んだと言う事‥‥

しかも沈没地点もビーコンの位置からブルーマーメイドの基地に曳航した形跡はなく、ブルーマーメイドが自分達の仕掛けた罠に引っかかったのだと判断したラムは、呆れるように呟いた。

 

「姉様、まだ前菜とスープが終わっただけで、メインが残っています」

 

双角鬼のもう一人の片割れ、レムがラムに仕事はまだ終わっていないと告げる。

 

「分かっているわよ、レム‥‥さあ、残ったメインも喰らってあげましょう」

 

ラムがニヤリと怪しげな笑みを浮かべ、

 

「はい、姉様‥‥」

 

レムのラムと同じく怪しげな笑みを浮かべた。

 

 

カラケチル海峡にてテロリストの襲撃を受け、夷隅の奮闘により辛くも脱出に成功した櫛名田は放棄された海上プラントの廃墟が佇む海域へと入った。

しかし、これもテロリスト側の思惑なのではないかと思うもえか。

だが、あの状況下では脱出経路がこの海域しかなかったのだ。

もえかは櫛名田の航路上の安全確認の為、海鳥を飛ばした。

この廃墟だらけの海域では速力も制限され、更には電探もまわりの廃墟で敵艦を探知しにくい。

向こうは此方を見つけて攻撃すればいいだけなのだかが、此方は相手よりも早く、その攻撃して来る相手を見つけなければならない。

櫛名田の方が圧倒的に不利だった。

 

「‥‥カラケチルに引き返すと思ったら、まさかこのままあの廃墟プラントを突っ切ろうとするとは随分と慎重な艦長さんなのかもしれませんね、姉様」

 

「そうね、レム‥‥でも、相手が一隻だからと言って何もこちら側がそれに合わせてあげる必要はないのよ、レム」

 

「そうですね、姉様。私達は騎士ではなくテロリストなのですから‥‥では、そろそろ‥‥」

 

「ええ、メインディッシュを喰らうわよ‥‥さぁ、悲劇の第二幕の開演よ」

 

櫛名田が航行している廃墟から小型の飛行船が数隻、空へと飛びあがる。

 

その頃、哨戒中の海鳥は海上に潜んでいるかもしれない敵の魚雷艇を探していた。

あの魚雷艇は先日のアメリカ海軍の強奪艦同様のステルス機能を有していた。

ならば電探は役に立たず、目視だけが頼りだ。

 

「くっ、こうも廃墟が多いと、敵を見つけにくい‥‥」

 

「赤外線センサーに切り替えて‥‥魚雷艇ならばエンジンを温めている筈だからそれに反応するかもしれない」

 

「了解」

 

園宮が赤外線センサーに切り替えたモニターを睨み、魚雷艇が潜んでいないかを確認する。

しかし、モニターには熱源がない青か緑の色が広がっている。

 

「今の所、敵影無し‥‥」

 

「よし、このまま櫛名田の予定航路を進んで行くよ」

 

「了解」

 

海鳥は引き留める続き哨戒を続けるが、海鳥の後ろを航行していた櫛名田には異変が起きていた。

 

「ん?」

 

切っ掛けはCICからの報告だった。

 

「艦長、レーダーに異変が‥‥」

 

「どうしたの?」

 

「原因不明のノイズが映り始めました」

 

「レンジを切り替えてみて」

 

「‥‥そ、それがどのレンジでもノイズが映って‥‥このままでは電探が使用不能になるかもしれません」

 

「分かった‥‥CICはノイズの原因と改善に努めて」

 

「了解」

 

「電探にどこか損傷を受けたのでしょうか?」

 

幸子がノイズの原因は電探の破損ではないかと言うが、

 

「うーん‥でも、さっきまで使えていたのに突然ノイズが走るなんてやっぱり変だよ」

 

しかし、櫛名田の電探はこの廃墟の海域に入ったばかりの頃はちゃんと使えていたので、電探の破損とは思えなかった。

 

「ラットの仕業‥‥とも考えにくいですしね‥‥」

 

「うん‥‥それも無いと思う」

 

高校時代のあの海洋実習での騒動となったあの特殊生物ラット‥‥。

ラットはあの実習後、全てのラットの処分が完了されているので、このノイズの原因とも考えられない。

 

「兎に角、これから先は、電探は使用できないモノと思って周囲の警戒を厳しくして‥‥海鳥にも念入りに哨戒をしてもらうように通達」

 

「はい」

 

櫛名田の先を先行する海鳥に櫛名田の電探の異常が知らされる。

 

「櫛名田の電探に原因不明のノイズ?」

 

「はい」

 

「こっちの電探に異常は?」

 

「いえ、此方にはありません」

 

操縦桿を握る桜野は後方のオペレーター席に座る園宮に海鳥の電探に異常がないかを訊ねると海鳥の電探は異常がなかった。

 

「妙ね‥‥」

 

「櫛名田からは念入りな哨戒をとの通信が来ています」

 

「了解、センサーブイ投下用意」

 

「了解、センサーブイ、投下」

 

海鳥は少しでも多くの情報を電探が使用不能となった櫛名田に送る為、自分達に出来るありとあらゆる方法を行った。

センサーブイを投下し、再び哨戒を続けていると、海鳥の赤外線センサーが熱源を捉えた。

 

「赤外線センサーに反応」

 

「敵!?」

 

「いえ、反応は廃棄されたブラント上ですから、艦艇とは思えません」

 

「艦艇では無いとすると、飛行船?」

 

「いえ、それも違います‥‥対象に動きが全く見られませんので‥‥」

 

園宮は熱源の反応は魚雷艇でも飛行船でもないと言う。

しかし、この時すでに双角鬼の二の矢として櫛名田を仕留める為、飛行船部隊は既に櫛名田へと向かっていた。

最初の襲撃が魚雷艇だった為、次も魚雷艇で攻撃を仕掛けてくると思い込んでいた櫛名田側の判断ミスと飛行船部隊が飛び立った後に赤外線センサーでの探索をしたタイムラグが原因だった。

 

「このプラントがまだ生きているのかな?」

 

「それはあり得ません。ここのプラントに使用されていた機械は二世代前の旧式なモノですから‥‥」

 

「そっか、そんな旧式なモノが未だに動いている訳がないか‥‥」

 

旧式で、しかも大嵐に合い、廃棄されたプラントが未だに稼働しているとは思えない。

海賊やテロリストがこの廃墟をねぐらにしている可能性も捨てきれないが、園宮と桜野は妙な違和感を覚えた。

その為、海鳥はこの赤外線センサーに反応した妙な箇所の報告を櫛名田へと入れた。

ちょうどその頃、櫛名田に双角鬼の二の矢が襲い掛かった。

 

「上空より、飛行船らしき飛行物体接近!!」

 

見張り員の山下が飛行船を見つけ報告する。

 

「飛行船!?」

 

「数は!?」

 

「視認できる限り、四隻です!!」

 

もえかが双眼鏡で飛行船を視認すると、飛行船のブリッジの両舷には明らかに武装らしきモノが装備されていた。

 

「対空戦闘用意!!」

 

もえかは飛行船に装備された武装を見て、あの飛行船は民間の飛行船ではなく、明らかに若葉を狙うテロリストの飛行船であると判断し、対空戦闘を命ずる。

電探が使用不能な櫛名田は目視により対空戦闘を行わなければならなかった。

しかし、相手はオートジャイロよりも動きが鈍足な飛行船なので、大した影響はないと思っていた。

飛行船からは対戦車ロケット弾が発射され、櫛名田は両舷の高角砲、CIWS、そして艦首の主砲で応戦する。

 

「さあ、まずは対空防御を潰して丸裸にしてやるわ」

 

ラムはノートパソコンのキィーを打ち、舌なめずりをして、ニヤリと薄気味悪い笑みを浮かべる。

 

「それにあの飛行船がただの飛行船でないと分かった時、あの連中はきっと驚くでしょうね、姉様」

 

レムは反対に冷静な表情でクスっと笑みを浮かべていた。

 

対空戦闘を始める櫛名田に飛行船のロケット弾が着弾し、反対に櫛名田が撃った高角砲、主砲の砲弾が飛行船の上部にあるタンクへと命中する。

 

「左右、両舷に敵、飛行船のロケット弾が多数命中!!」

 

「被害報告!!」

 

「敵飛行船に弾着!!‥‥今!!」

 

高角砲、主砲弾が命中した飛行船は爆発を起こす。

もえか達はこれで飛行船を撃墜したと思ったら、爆炎の中から上部のタンク部分を切り離した飛行船のブリッジ部分が飛行していた。

 

「分離した!?」

 

「アレは、ブリッジの部分がオートジャイロに変わる新型の飛行船ですよ!!まさか、テロリストがこんな最新兵器を持っているなんて‥‥」

 

「それよりもタンクの部分を切り離したと言う事は、運動性能がさっきよりも上がったって事に‥‥」

 

「そうかもしれません。航続距離は短くなりましたが、運動性能は格段に上がった筈です」

 

幸子が現状はさっきよりも悪化した事を説明する。

 

「対空戦闘を続けつつ、現海域から脱出する!!取り舵一杯!!」

 

「と、取り舵一杯‥‥取り舵一杯、ヨーソロー」

 

オートジャイロと化し、運動性能が上がった飛行船に対して、これまでの対空戦闘では分が悪い。

しかし、上部のタンクを失い、予備タンクと増槽での飛行ではそこまで航続距離は長くない。

ならば、この海域から脱出し、相手を振り切ろうとする櫛名田。

だが、燃料事情は当然、テロリスト側もそれを理解しているので、此処で櫛名田を何としてでも仕留めんばかりに猛烈な攻撃を仕掛けてくる。

ロケット弾を回避し、進むもこの辺りの廃墟が櫛名田の行く手を遮り、思う様に進まない。

しかも電探が使用不能なので、正確な射撃も出来ないし、しかも電探と連動しているン式弾を撃っても当たらないし、櫛名田にとってン式弾は切り札とも言えるので、そう簡単にやみくもに撃って無駄弾を撃つわけにはいかない。

そこでもえかは、

 

「煙幕弾発射!!発射と同時に煙幕に隠れつつ、廃墟の中へ逃げ込め」

 

「よ、ヨーソロー」

 

煙幕を焚いて、廃墟の中へと逃げ込み、時間を稼ごうとした。

 

「姉様、奴等は煙幕を焚いて廃墟の中へと逃げ込みました」

 

櫛名田の行動は飛行船についているカメラから双角鬼の下へと送られていた。

 

「無駄なあがきね。煙幕だってずっと続く筈がないのに‥‥せいぜいもって数十分‥‥それぐらいの燃料は十分にあるわ‥‥のこのこと煙幕から出てきたところを蜂の巣にしてやる」

 

ラムは肉食獣の様なギラギラした目つきでノートパソコンのモニターを見ていた。

煙幕と廃墟の中へと逃げ込んだ櫛名田であったが、当然ラムの予想通り、煙幕で何時までも逃げ切れるとは思っていなかったが、少しでも時間が稼げれば儲けもの。

この貴重な時間を無駄にはせずに、何とか態勢を立て直さなければならなかった。

とは言え、電探が使用不能で対空防御も既にオートジャイロの攻撃を受けて全体の四割ほどが使用不能となっていた。

煙幕が効いているこの短い時間では応急修理にはちょっと無理があった。

 

「煙幕と瓦礫で何とか時間が稼げましたが、この後はどうしましょう?海鳥を呼び戻しますか?」

 

幸子が不安そうに呟く。

 

「‥‥」

 

とは言え、もえかにもいい案が浮かばない。

海鳥を呼び戻しても相手は四機‥櫛名田と合わせても心もとない。

そこへ、電探の不調を調べていた鶫から連絡が来た。

艦内通信用の受話器を取り、鶫からの報告を受けるもえか。

 

「艦長、電探の不具合の原因がわかりました」

 

「原因はなんなの?」

 

「妨害電波の影響です」

 

「妨害電波!?」

 

「はい。その妨害電波を受けて、電探が不調だったんです」

 

「その妨害電波はやっぱり、あのオートジャイロから発せられているの?」

 

「いえ、あのオートジャイロからではありません」

 

「じゃあ。どこから‥‥」

 

「恐らくこの廃墟のどこかに妨害電波を流している施設かシステムがある筈です」

 

「発信地は分からないの?」

 

「申し訳ありません。この周囲には無い事ぐらいしか分かりません」

 

「‥‥分かった、ありがとう」

 

鶫との通信を終えて受話器を元の位置に戻す。

 

「艦長‥‥」

 

「海鳥に通達」

 

もえかは海鳥にある指示を出す様に命じた。

 

 

櫛名田が飛行船からの攻撃を受けている事は海鳥にも当然伝えられた。

 

「飛行船からの攻撃!?」

 

「はい。しかもその飛行船はブリッジの部分が切り離し、オートジャイロになって、櫛名田は現在も攻撃を受けているそうです」

 

「飛行船‥しまった、そっちまで気が回らなかった」

 

最初の襲撃が魚雷艇だったので、次もきっと魚雷艇で来ると言う固定概念で自分達は海ばかり見ていたが、相手はその予想を反して空から襲い掛かって来た。

しかも相手は最新式のブリッジを分離してオートジャイロに出来るタイプの飛行船だった。

 

「機長、急いで櫛名田の援護に回りましょう」

 

園宮が急いで櫛名田の空中援護へ向かおうと言う。

桜野もそうしようとして、操縦桿を倒し、機首を櫛名田へと向けようとした時、その櫛名田から通信が来た。

二人は空中援護の要請の通信かと思ったのだが、通信の内容は二人が予想していたものと違った。

 

「妨害電波!?」

 

「はい、その影響で現在、櫛名田の電探は使用不能となっていますので、その妨害電波を発生させている装置を見つけて破壊してください」

 

「破壊って言っても‥‥」

 

「広範囲に電波を飛ばしている装置ですから、きっと電波塔のように高い塔の様なモノだと思います」

 

「分かりました。これより海鳥は妨害電波発生装置の発見と破壊に向かいます」

 

「よろしくお願いします」

 

海鳥は櫛名田の下へは戻らず、妨害電波を発生させている装置の探索の為、この廃墟が広がる海域の空を飛び回った。

 




※今回、テロリストが使用した分離型飛行船は遊戯王、バトルシティ編に登場したバトルシップの様な飛行船を想像してください。
バトルシップも上部のタンクとブリッジの部分が分離可能な飛行船だったので‥‥


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