ハイスクール・フリート 旭日のマーメイド   作:破壊神クルル

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※今回、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』より、葉山隼人がゲスト出演します。
ですが、彼に対してのアンチが含まれます。
葉山隼人にアンチが苦手な方はブラウザバックをして下さい。
葉山隼人に対するアンチがOKな方はどうぞ


4話 強奪艦

ブルーマーメイド、アメリカ支部との演習中に強奪されたアメリカ海軍の新鋭艦からと思われる攻撃を受け、アメリカ支部の旗艦が撃沈され、そのサルベージと調査の為、作業船の護衛の為に出航予定の櫛名田。

そして、今回の航海には真白の婚約者である葉山隼人法務官も同行することになった。

真霜から事前に葉山隼人と言う男がどんな男なのかを聞いていたが、実際に会ってみると、真霜の言う通り表面上はイケメンなエリート法務官であるが、その内面は何か腹黒いモノを抱え込んでいる感じの男だった。

そして、いよいよ出航日時となった。

 

「出航用意、総員配置に着け」

 

「出航用意、総員配置に着け」

 

「舫い放て」

 

「錨上げ」

 

「錨上げ」

 

船体を繋ぎとめていた舫いが放たれ、金属がこすれる様な轟音を上げてアンカーチェーンが巻き取られる。

 

「錨収納」

 

「本艦はこれより、事故調査任務護衛の為、出航する。機関、微速前進」

 

「機関、微速前進」

 

櫛名田の機関が唸りを上げゆっくりと進む。

艦橋では艦長のもえか、副長の幸子、航海長の鈴、見張り員として内田と山下、そして‥‥

 

「艦長、今朝送った被害額の予想報告書は目を通してくれたかな?」

 

今回の事故調査担当の葉山が居た。

 

「はい。出航前にすでに確認済みです」

 

「スイートフラッグにかけられた保険金を効率よく回収するために、調査船の燃料費や人件費などの必要経費はその先行投資だ‥つまり、今回の航海には莫大な金が絡んでいる。そう、それこそ、君が一生働いても稼ぐことのできない莫大な金がね」

 

(ねぇ、なんであの法務官が此処にいるの?)

 

(さ、さあ、分かんない)

 

内田と山下は小声で何故、葉山が櫛名田に居るのかを疑問に思っている。

本来ならば、実際に調査を行うのは櫛名田ではなく、この後沖合で合流する調査船であり、櫛名田はその調査船の護衛。

事故を調査するのであれば、櫛名田ではなく調査船の方に乗船する筈である。

 

(大方、非武装の調査船よりも武装している櫛名田の方が安全だと思っているんでしょう)

 

もえかは葉山の行動を何となく理解した。

彼は日和見主義であるが、自分の逃げ道だけはちゃんと用意している男だ。

これまでの人生を彼はそうやって手柄と人気は自分のものとし、面倒事や責任は他人に擦り付けて来た。

今回の調査でまた強奪艦の襲撃があるかもしれない。

その際、非武装の調査船では、足も遅く撃沈される恐れがある。

それならば、武装しているこの櫛名田に乗っていた方が、生存率が調査船よりも上がると考えたのだろう。

調査結果は後でデータ化してもらいメール等で送ってもらえばいい。

本音を言うのであれば、オフィスで事故調査の結果を待っていたいと言うのが彼の心情なのだろうが、実際に目で見なければ分からない事もあるのでこうして嫌々で現場に派遣されることになったのだ。

 

「そもそも、君達があの時、強奪艦を何とかしてくれればこんな手間を取らす事にはならなかったんだ。今回の事故調査の護衛が任されたのは、上層部が君達に汚名返上の機会を与えてくれたのだと思ってほしい」

 

「上層部の御厚意には感謝しています」

 

「相手が試作艦とは言え、アメリカ海軍の最新鋭艦だったから勝てませんでしたなんて何の言い訳にもならない。大体そう言った海賊やテロリストを取り締まるために君達、ブルーマーメイドが居るのではないのか?」

 

嫌々で襲撃されるかもしれない現場に送り込まれた事に対して葉山は今回の調査の元凶はもえか達、櫛名田に原因があると愚痴り出す。

昨日浮かべた笑みはやはり、偽りの仮面の笑みだった。

第一印象を良くしたいと思ったのだろうが、もえかが今までの女性と異なり自分に対して好感を持たなかった事に彼の男としてのプライドに罅でも入ったのだろう。

 

「うるさいなぁ‥‥」

 

「まぁ、仕方ないですよ。現場を知らないド素人みたいですし‥‥」

 

鈴と幸子も葉山のもえかに対する言動にはちょっとイラっときたのかボソッと愚痴る。

すると、その愚痴は葉山にも聞こえたのか彼は鈴と幸子をギロッと睨む。

しかし、二人は何処吹く風の様に葉山を無視する。

高校入学当時の鈴ならば、こんな事を言わないし、睨まれたら涙目になっていた所であるが、高校生活における実習とブルーマーメイドとなってからの現場で鈴の精神もかなり鍛えられたみたいだ。

 

「艦長。前方、調査船『白鯨丸』を確認」

 

艦橋内に漂い始めたギスギスした空気を破ったのは今回の護衛対象である調査船を視認し、もえかに報告した内田の声だった。

 

「こちらも目視にて確認。『白鯨丸』に通信を‥これより、予定通りの針路をとり、調査海域へと向かいます」

 

「了解」

 

櫛名田は調査船、白鯨丸の前を航行しながら調査海域へと進む。

翌日には目的地に到着し、早速調査が始まる予定になっている。

 

「艦長、気象庁からの報告です」

 

「ん?」

 

幸子がもえかに気象庁から送られて来た天気図が描かれた用紙を渡す。

 

「調査海域の近くで低気圧が発生、調査海域の近くに接近中との事です」

 

気象庁から送られた気象FAXを見るもえか。

 

「調査作業は大丈夫でしょうか?」

 

「うーん、予想針路じゃあ、調査海域の近くを通るみたいだね。それでも多少波が荒れるかもしれないから天候にも注意を払わないとね」

 

天候によっては一時退避しなければならず、調査作業が遅れる可能性がある。

櫛名田は周辺の海域に潜んでいるかもしれないテロリストが乗る強奪艦の他に天候にも注意を払わなければならなくなった。

 

夕食の席にて葉山は婚約者がいるにもかかわらず、櫛名田の乗員にモーションをかけていた。

新人の乗員達は葉山の言葉と甘いマスクにコロッと行きかけているが、旧天照クラスの乗員達は逆に葉山の事を胡散臭い男だと感じていた。

昼間、艦橋で鈴と幸子もそうであったが、彼女らが葉山に靡かないのは、クラスメイトにそこら辺の男よりもレベルが上の野間マチコと葉月の存在が大きかった。

また、男よりも海、機械が好きという変わり者の性格も関係していた。

 

「艦長。なんでぇ、あの中身がスカスカな優男は?」

 

機関長の麻侖がもえかに葉山が誰なのかを尋ねる。

 

「今回の事故調査担当の法務官だよ」

 

「へぇ~あんな胡散臭い男が法務官とはねぇ~法務部ってのはいつからホストクラブになったんだか」

 

麻侖は呆れる様な口調で夕食をかっこんだ。

もえかは一応、無いとは思うが、葉山に対して夜間における部屋からの外出を禁じた。

部屋には小さいながらもお風呂とトイレが完備されているので、風呂や生理現象を理由の外出は封じた。

彼の場合、自分と親の権力で乗組員を襲っても、『誘ってきたのは向こうの方だ』と主張して逃げ切りそうな感じがしたからだ。

最も日和見主義の彼ならば、自分から乗員に対する性的暴行問題を起こすとは思えないが、予め釘を刺しておくに越したことはない。

そして、乗員の方にも用もなく葉山の船室の近くにはいかない様に徹底した。

 

翌日、白鯨丸と櫛名田は調査海域に到着した。

調査を開始しようとしたその時、

 

「本艦に向かって高速移動物体を探知!!噴進弾と思われます!!」

 

「左右前方後方から、本艦を包囲するように向かってきています!!」

 

櫛名田のレーダーが白鯨丸ではなく櫛名田に接近してくる噴進弾をキャッチした。

 

「全武装、安全装置解除、弾幕射撃開始!!」

 

「了解」

 

櫛名田の砲が旋回し、噴進弾が接近してくる方向に向けられ火を吹く。

 

「敵噴進弾一撃墜‥‥続いてニ撃墜‥‥三撃墜‥‥四撃墜」

 

「敵噴進弾、全弾撃墜」

 

CICから敵の噴進弾の撃墜を知らせる方向が入る。

 

「本艦の被害は!?」

 

「艦首、露天甲板の一部に噴進弾の破片による軽度の損傷を確認。戦闘、航行に支障なし」

 

「敵の位置は!?」

 

「敵噴進弾、発射概略位置にコンタクトなし、敵を捕捉できません!!」

 

「消えた‥‥?そんなバカな‥‥」

 

「もしかして噴進弾を搭載した潜水艦‥でしょうか?」

 

水上レーダーに探知されなかった事は、敵は潜水艦で急速潜航した事から水上レーダーに映らなかったのかと思った幸子。

 

「ソナー、海中に潜水艦らしき音源は?」

 

幸子の可能性も否定できない事からもえかはソナーで海中に潜水艦がいないかを確認する。

しかし、

 

「‥‥確認できません!!」

 

海中には潜水艦は確認されなかった。

 

「すると、やはり先日の強奪艦の仕業ですかね?」

 

先日の演習襲撃の際も強奪艦はレーダーに映らなかった。

海中にも潜水艦の存在は認められない。

この共通のパターンから今回噴進弾を撃って来たのはやはり、先日の演習に襲撃して来た例の強奪艦だと判断したもえか。

 

「恐らく‥‥総員戦闘配置!!対水上戦闘用意!!通信で白鯨丸にこの海域からの退避を通達」

 

「了解」

 

櫛名田からの通信を受け、白鯨丸は現海域から退避していく。

もえかは今回のこの攻撃に対して違和感を覚えていた。

 

(でも、敵はどうして非武装の白鯨丸じゃなくて、櫛名田を狙ったんだろう?)

 

先程の噴進弾は四発‥‥その四発全てが櫛名田に向かってきた。

一発でも非武装の白鯨丸には脅威な筈だった。

にも関わらず敵は四発全てを櫛名田に向けて来で、非武装の白鯨丸にはまるで興味がないみたいだ。

 

(もしかして、敵の狙いは白鯨丸じゃなくて、櫛名田の方?)

 

先に武装している櫛名田を攻撃して撃沈ないし航行不能にしてから白鯨丸を襲うつもりだったのだろうか?

兎に角敵の目標が白鯨丸に移る前に敵を無力化しなければならない。

 

「更に六発の噴進弾を確認!!」

 

「熱源放射弾発射!!」

 

櫛名田から花火の様な特殊弾が放たれると、敵の噴進弾はその花火の方へと飛んで行き爆発すが、放った弾が二発だけだったので、残り四発は引き続き櫛名田に向かって来る。

 

「くっ、電波妨害弾発射!!」

 

櫛名田からアルミ箔が詰まった特殊弾が放たれ、櫛名田周辺に散布される。

 

「敵噴進弾二発は無効化されましたが、残りは此方に向かってきます!!」

 

二発の噴進弾は見当違いの方向へと飛んで行き海に落ちた。

 

「煙幕弾発射!!取舵一杯!!」

 

「弾幕射撃開始!!」

 

煙幕に包まれた櫛名田からCIWSと対空砲が再び火を吹く。

至近距離で爆発した為その衝撃波が櫛名田を襲う。

 

「うわぁぁぁ!!」

 

「きゃぁぁぁ!!」

 

「か、艦長、何とかしろ!!」

 

「損傷は軽微です。白鯨丸は既に退避コースに乗りました」

 

「そ、そうか‥では、次は自艦の安全を最優先してくれたまえ」

 

「はい」

 

(くそっ、こんな事なら予定通り調査船に乗っていればよかったぜ‥‥)

 

櫛名田への立て続けに攻撃を受けた事に葉山の予想は狂った。

最新鋭艦を強奪するようなテロリストならば、真っ先に非武装の船を狙うと思ったからこそ、自分は強引な手段を使ってでも武装されている櫛名田に乗ったのに、敵は非武装の白鯨丸には目もくれず、櫛名田ばかりを狙って来る。

これならば、当初の予定通り白鯨丸に乗っていれば自分は攻撃を受けずに済んだと今更ながら後悔する葉山だった。

 

「右舷、電探部に損傷を受けました。索敵能力に若干の影響を受けます」

 

「敵はどうしてステルス能力を維持したまま、こうも噴進弾を誘導できるのでしょう?」

 

「分からない‥‥でも、このままだと私達は敵の餌食になるわね」

 

「な、なに!?何とかしろ!!」

 

櫛名田が撃沈されるかもしれないと言われ、焦る葉山。

その姿からはエリート法務官の姿など微塵も見られない。

 

「‥納沙さん、タブレットを貸して」

 

「はい」

 

幸子からタブレット受け取ったもえかは気象ページを見る。

 

「‥‥針路変更、コース、090。低気圧の中へ退避」

 

「りょ、了解。変針、090」

 

鈴は舵輪を回して櫛名田の艦首を接近中の低気圧へと向ける。

 

「ですが、白鯨丸から離れてしまって大丈夫でしょうか?」

 

山下が先に退避行動に移った白鯨丸を案じる。

 

「これまでの攻撃から敵の狙いは白鯨丸ではなく、櫛名田みたいだし、むしろ離れた方が白鯨丸は安全だよ。それに白鯨丸から多分、ブルーマーメイドに連絡はいっている筈だし」

 

もえかはこれまでの敵の攻撃から敵の攻撃目標は白鯨丸ではなく、櫛名田だと判断した。

それに櫛名田がこうして攻撃を受けているので、白鯨丸の方も恐らくブルーマーメイドに通報を入れている筈である。

敵の注意を此方に引き付け、白鯨丸はこの後で来るであろうブルーマーメイドの援軍に救助してもらおうと考えた。

そして、櫛名田は調査海域の近くにで発生した低気圧へと針路をむけ、低気圧を目指して進んでいく。

そんな櫛名田の行動は強奪艦でも既に把握されていた。

その強奪艦の艦橋では、

 

「目標、針路を変更、低気圧へと向かっています!!」

 

「低気圧へと向かっている護衛艦を狙う」

 

「アイサー」

 

強奪艦も櫛名田の後を追って低気圧の方向へと進んでいった。

 

「波が荒い‥‥艦の安定を保て!!フィンスタビライザー展開!!バラストタンクにも注水!!」

 

「りょ、了解。フィンスタビライザー展開、バラストタンク注水」

 

荒天の中、櫛名田は低気圧の中を進んでいく。

そんな中、

 

「レーダーに微弱な反応を確認、本艦を追尾してきます」

 

この荒天で相手もステルス機能の性能が落ちたのか、それとも此方と同じく航行に専念するために余計なシステムの稼働を止めているのかもしれない。

 

「間違いなく、強奪艦ですね」

 

「ええ、やっと姿を捉えた」

 

この荒天の中、周囲にいる船舶は限られている。

そして、低気圧の中にまで入って来て櫛名田を追いかけて来る様な船は襲撃して来た強奪艦以外考えられない。

 

「やっと姿を見ることが出来たけど、かなり強力な妨害電波とステルス機能ね‥‥」

 

「最近、兵器ブローカーの間でどうも独自の電波妨害システムが開発されたとか‥‥」

 

「成程、そのシステムを搭載している可能性もあるってことか‥‥」

 

「艦長、この後どうするつもりだ?」

 

幸子ともえかがようやく姿を捉える事の出来た強奪艦について話をしていると葉山がもえかに声をかける。

この荒天航行の中、船酔いしていない分だけ、彼には一応褒めておきたい所だ。

 

「どう‥とは?」

 

「決まっている。この低気圧を抜けた後、どうするのかを聞いているのだ。相手も低気圧を抜けたら、再び攻撃してくるだろう。振り切れるのか?」

 

「さあ‥‥」

 

「『さあ』って‥‥君はこの艦の艦長なのだぞ!!乗員の安全を尽くすのが艦長の役目なのではないのか!?」

 

「最善は尽くします。それにこの荒天の中、では向こうも此方の姿は見つけにくく、航行に専念する為、攻撃はしてこないと思います」

 

「‥‥」

 

もえかの話を聞いて葉山は納得できないと言った顔をするが、この状況下では何もできないので、大人しく椅子へと座り、荒天による揺れに耐えた。

 

「ステルスシステム、妨害システムに異常発生、再構築化に失敗」

 

「量子コンピューターの一部を索敵と航行の支援に割り当てます」

 

強奪艦の方でもこの荒天の中を航行しているせいで、妨害システムとステルスシステムに異常が発生し、もえかの予想通り、今は航行に専念していた。

 

「やるではないか、我らの攻撃を二度もかいくぐり、自ら嵐の中に飛び込むか‥‥その根性と勇姿は称賛に値するな‥‥しかし、逃がさんぞ!!我らが得たこの艦がまさに無敵!!幽鬼の如き張り付き、悪鬼の如く食らいついてやるわ!!ハハハハハ‥‥」

 

「‥‥」

 

テロリストのリーダーの男は艦橋で高笑いをしていた。

その様子を仲間のテロリストの一人の少女は冷めた様子で見ていた。

 

 

「此方が、強奪艦の予想位置です。電波妨害システムの使用は認められません」

 

「やはり、艦長の予想通り今は航行に専念しているみたいですね」

 

「針路と速度はこのままを維持‥‥」

 

(この低気圧を出た後、一気に勝負を挑む‥‥相手のシステム再構築が済むまでが残された最後の勝機‥‥このチャンスを逃がしたら、逃げ切れない)

 

相手の妨害システムはかなり強力だ。

これまでは何とか相手の攻撃をかわす事が出来たが、それもいつまで続くか分からない。

勝負が長引けば此方が不利になるのは目に見えている。

ならば、相手が妨害システムをOFFにしている間が櫛名田にとって最後のチャンスとなる。

 

「艦長、何か考えがあるのだろうな」

 

「一応ありますので、大人しく座っていてください」

 

「‥‥」

 

もえかにあしらわれた葉山は小さく顔を歪めた。

 

「納沙さん、荒天脱出予想時刻と位置を割り出して」

 

「は、はい」

 

「内田さんと山下さんは敵艦の位置を見失わない様に注意して」

 

「「はい」」

 

強奪艦との勝負の時は刻一刻と迫っていた。


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