ハイスクール・フリート 旭日のマーメイド   作:破壊神クルル

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2話 再会

高校、大学を主席入学、そして主席卒業をしたもえかは念願のブルーマーメイドとなった。

そして、もえかがブルーマーメイドになり、幾つかの年月が流れた‥‥

 

 

海上を航行しているインディペンデンス級沿海域戦闘艦。

その艦橋にはこの艦、白浪(しらなみ)の艦長、岸間菫と副長、知名もえかの姿があった。

 

「もうすぐ横須賀か‥‥いや~長かったなぁ~」

 

岸間はうーんと背伸びをしながら横須賀に戻った事にホッとする。

白浪はハワイで行われたブルーマーメイド、アメリカ支部との合同演習に参加してようやく母港である横須賀に到着しようとしていた。

 

「そうですね、私も横須賀の海に戻るとなんだかホッとします」

 

岸間の隣に立つもえかも安心したような顔をする。

横須賀の海はもえかにとって大切な人が眠る海。

その海へと戻ってくると、あの人の下に戻って来た様な感覚がしたからだ。

 

「知名君とはこの航海でお別れか‥別れるのは寂しが、優秀な君の事だ、次の艦でも上手くやっていけるだろう」

 

「岸間艦長には色々とお世話になりました」

 

ハワイでのアメリカ支部との合同演習が終わった日、もえかはブルーマーメイドの人事課から横須賀に到着後、出頭せよと言う命令がきていた。

大まかな事はまだ知らされていないが、異動命令だった。

 

白浪は岸壁に到着し、物資の搬入搬出を行う中、もえかは下船準備をし、各部署を回り、最後の挨拶をして、白浪を下船した。

下船する際、乗員達がもえかを見送ってくれた事にもえかは感謝した。

そしてその足でもえかはブルーマーメイド本部の人事課へと出頭した。

 

「知名もえか、出頭しました」

 

人事課の部屋に入るともえかは人事課長に敬礼する。

 

「待っていたよ、知名君。君に新しい内示だ」

 

「はい」

 

人事課長は一枚の書類をもえかに手渡す。

 

「これはっ!?」

 

手渡された書類を見たもえかは、思わず声をあげる。

その書類には、以下の文章が書かれていた。

 

『知名もえか。 貴君を須佐之男級重巡洋艦 二番艦 櫛名田(くしなだ)艦長に任ずる』

 

内示によるともえかは再び須佐之男級重巡洋艦の艦長になるようだ。

 

「私が艦長‥ですか?」

 

「ああ、君は高校、大学を優秀な成績をおさめ、ブルーマーメイドになってからも様々な実務を経験し、そこでも優秀な結果と評価を残している。それ故の人事だ」

 

「‥‥」

 

「艦は今、この基地の第十七ドックに係留されている。早速、現場へ赴き、受領してもらいたい」

 

「わ、分かりました。 辞令、確かに拝命しました。知名もえか、『櫛名田』艦長に就任します。では、失礼します」

 

「うむ、頑張ってくれたまえ」

 

もえかは人事課長に敬礼し、部屋を退出した。

 

(須佐之男か‥‥懐かしいな‥‥)

 

高校時代、艦長を務めた同型の艦に艦長として乗艦する事にもえかは懐かしさを感じる。

 

(みんな、元気にしているかな?)

 

もえかはふと、高校時代のクラスメイト達のことも脳裏に蘇る。

クラス解散阻止の為、奮闘した仲間達も高校卒業後はそれぞれ別の道へと進み、職業柄、なかなか会う機会が見つからず、同窓会も未だに開かれていない。

かつてのクラスメイト達との思い出に浸りながら、もえかは艦が係留されているドックへと向かった。

 

「知名もえかです。この度、重巡洋艦 櫛名田の艦長の任を拝命し、艦の受領に参りました」

 

「お待ちしておりました。どうぞ、こちらへ‥‥」

 

ドックの技術者に案内され、艦船ドックへ行くと、そこには高校時代に艦長を務めた艦と同型の艦が鎮座していた。

 

「知名さんは、横須賀女子海洋高校時代、一番艦の須佐之男の艦長を務めていたとか?」

 

「はい。ですから、こうして同じ型の艦を見ていると懐かしく思えます」

 

艦内に入ったもえかは早速、ドックの技術者と共に艦内巡検を行った。

いくら同型の艦の艦長を務めたからと言ってもやはり、この艦の艦長となるからには、艦内の詳細を隅々まで把握しておく必要がある。

ゆっくり、散策するように艦内を歩き回るもえか。

時間をかけ、艦内巡検を終えたもえかは、艦長室へと入ると、技術者達と様々な打ち合わせを行った。

そして、須佐之男と櫛名田の違いは機動性が須佐之男よりも上がっていた事だった。

一番艦の須佐之男が建造されてから艦のエンジン技術も上っていた。

そして、後部のン式弾も須佐之男は学生向けに作られた艦と言うことで単装だったが、櫛名田はブルーマーメイドの使用艦、より実戦向きにと言う事で左右三連装の発射台となっていた。

そして、搭載されたオートジャイロも海兎の他に新たな機体が一機追加された。

MV/SA-32J「海鳥」。

ティルトウイング方式の垂直離着陸機で、従来の艦載ヘリの任務である対潜哨戒に加え、FCS装備により対艦、対空、対地戦闘に対応するオールラウンダーのオートジャイロだ。

固定武装はAH-1と同じM197 ガトリング砲を装備し視認照準装置を用いて射撃が可能で、機体下部のウェポンベイに最大2tまでの赤外線監視装置やミサイル、爆弾を搭載できる構造になっている。

 

「他の人事の方も間もなく決まるかと思いますので」

 

「はい」

 

艦は艦長だけでは動かせない。

この後、もえかの新たな仲間となるメンバーも決まる。

それまで、もえかは暫しの休みとなった。

 

短いながらも休暇を得たもえかは久しぶりに母校である横須賀女子海洋高校へと向かった。

久しぶりに来た母校、横須賀女子の風景はもえかが入学から卒業するまでの間と何も変わっていない。

もえかが校舎を眺めていると、

 

「もかちゃーん!!」

 

校舎の方から聞き慣れた声が聞こえて来た。

 

「ミケちゃん」

 

「久しぶり!!」

 

もえかを出迎えたのは、横須賀女子の茶色い教官服を来た明乃だった。

何故、明乃がブルーマーメイドの制服ではなく横須賀女子の教官服を着て、横須賀女子に居るのか?

明乃は別にブルーマーメイドを諦めた訳ではなく、現在明乃は教官免許を取る為に横須賀女子に教育実習中だったのだ。

もえかの場合、教官免許を取る為の教育実習は大学の在学中に済ませていたのだが、高卒でブルーマーメイドに入った明乃はブルーマーメイドとしてある程度の経験を積んだ後、こうして教官免許をとる為、横須賀女子で教育実習を行っているのだ。

 

「元気だった?」

 

「うん、もかちゃんは?」

 

「私も元気だったよ」

 

もえかと明乃は抱きあい、久しぶりの再会を喜んだ。

 

その後、二人はベンチで互いの身の上話をした。

明乃は相変わらず書類仕事は苦手の様子で報告書や日誌に悪戦苦闘の日々を送っていると言う。

そして、明乃が教育実習中に起こったある訃報をもえかは知った。

 

「‥‥そう、五十六が‥‥」

 

「うん‥でも、五十六らしい最後だったよ‥‥羅針盤の上に座ってそのまま海を見ながら‥‥」

 

「‥‥」

 

もえかにとってまたあの時の航海を共にした仲間が逝ってしまった。

しかし、猫である以上人よりも寿命が短いのでこれは自然の摂理で抗いようのない事だった。

五十六の亡骸は横須賀女子の校庭に埋葬されその上には猫塚が築かれた。

そして、五十六の後継者には治三郎と言う猫が務めていると言う。

治三郎は五十六同様、ちょっと身体がおデブな体型で、普段は動きがゆっくりなのだが、ネズミを前にすると五十六同様俊敏な動きをする黒と白模様の猫で首に赤いスカーフが特徴的な猫だと言う。

五十六の訃報の後は、明乃の教育実習生活、もえかのブルーマーメイドでの生活‥特に先日あったハワイでの演習を話していると、

 

「岬教官」

 

明乃を呼ぶ声がした。

 

「あっ、中島さん」

 

其処に居たのは横須賀女子のセーラー服を来たギンガだった。

彼女も真白、明乃、もえか同様、ブルーマーメイドを志してこうして横須賀女子に入学出来た。

 

「あっ、もしかして、ギンガさん?」

 

もえかは恐る恐るギンガに声を掛ける。

 

「はい。知名さん。お久しぶりです」

 

「うん、久しぶり」

 

ギンガはペコッともえかに一礼し、挨拶をする。

 

「そっか、ギンガさんもブルーマーメイドになるんだ」

 

「はい」

 

「妹のスバルちゃんはどうしている?元気?」

 

「はい。スバルも私と同じくブルーマーメイドを目指して来年、横須賀女子を受験するって言っていました」

 

スバルもどうやら、来年は横須賀女子を受験するつもりで受かれば、姉妹揃って同じ学校に通う訳だ。

 

「ギンガさんは今、どの艦に乗っているの?」

 

「須佐之男です。かつて知名さんが初代艦長を務めた艦です。私は其処の航海長をしています」

 

「へぇ~」

 

ギンガが今乗っている艦を聞いている時、

 

「な~ご~」

 

何だかやる気をなくなせるような猫の声が聞こえた。

もえかが声のした方へと視線を移すと、其処には首に赤いスカーフを巻いた一匹の黒と白の模様の猫が居た。

 

「あっ、治三郎」

 

どうやらこの黒と白の模様の猫が五十六の後釜の猫らしい。

確かに体型は五十六と同じで猫の割にはスリムとは言えない体型だ。

明乃が持ち上げると重いのか持ち上げにくそうだ。

 

「それで、中島さん。何か私に用があったんじゃないのかな?」

 

「あっ、そうでした‥これ、この前出された課題のレポートです。クラス全員分あります」

 

「ありがとう」

 

ギンガからレポートの束を受け取ろうとしたが、腕の中には治三郎が居るので、上手く受け取れない。

そこで、

 

「ごめん、もかちゃん。治三郎いいかな?」

 

「えっ?あっ、うん」

 

もえかが明乃から治三郎を受け取ると、

 

(重っ!?)

 

治三郎の重さに思わず驚く。

 

(五十六も重かったけど、この子も重いな‥‥)

 

治三郎を抱っこしてみてもえかが抱いた感想だった。

そして、とうの治三郎はもえかの腕の中で気持ちよさそうに目を細めていた。

課題のレポートを出したギンガはもえかから治三郎を受け取り戻って行った。

ギンガは慣れているのか治三郎を抱っこしても重そうなそぶりや持ち抜くそうなそぶりも見せずに軽々と治三郎を持ち上げていく。

再び明乃ともえかは二人っきりになった時に明乃が、

 

「そう言えば、この前福祉施設の園長先生からお手紙を貰ってね」

 

「うん」

 

「今度、園に来てブルーマーメイドの事を施設に居る皆に教えてくれって言ってたの。それをもかちゃんにも伝えておいてって」

 

「えっ?そうなの?」

 

「うん。それでもかちゃん、明日時間ある?」

 

「大丈夫だよ」

 

「それじゃあ、園長先生からは私が伝えておくね」

 

「わかった」

 

こうしてもえかは明日、明乃と共に以前世話になった児童福祉施設へ久しぶりの里帰りをする事になった。

 

その夜、明乃の携帯に真白から電話がきた。

 

「もしもし‥あっ、シロちゃん。久しぶり、元気だった?‥‥えっ?」

 

電話口の真白の言葉を聞いて明乃は目を見開いた。

 

 

翌日、もえかは明乃と待ち合わせ場所である連絡船乗り場におり、明乃を待っていた。

 

「おまたせ」

 

そこへ明乃がやって来た。

もえかは一応、ブルーマーメイドの説明をするとの事でブルーマーメイドの白い制服。

明乃は今、横須賀女子で教育実習中なので、横須賀女子の茶色い教官服を着ていた。

 

「ううん、私も今来た所だから。それじゃあ行こうか」

 

「うん」

 

二人は連絡船に乗り、広島の呉にある児童福祉施設へと向かった。

施設において明乃ともえかはお世話になった園長先生と久しぶりの再会を果たし、その後、施設の講堂でブルーマーメイドの仕事やブルーマーメイドになるにはどうすればいいのかを施設に居る子供達に分かりやすく教え、皆で歌を歌ったり、食事を共にした。

未だに女子には憧れの職業なので明乃ともえかは施設の子供達から一心に憧れの視線を受け、様々な質問をされた。

施設に居る子供達も先輩であり、憧れのブルーマーメイドの人に会えて大喜びの様子だった。

帰り際に園長先生からお礼を言われ、子供達が作った折り紙の船や花を貰った。

そして、帰りの連絡船の中でもえかは今日の明乃は何か違和感があり、二人っきりとなった今、それを尋ねた。

 

「ねぇ、ミケちゃん」

 

「ん?なに?もかちゃん」

 

「‥‥ミケちゃん、何か困った事でもあるの?」

 

「えっ?ど、どうしてそう思うのかな?」

 

「だって、ミケちゃんの様子‥昨日となんか違うんだもん。昨日の夜、何かあったの?」

 

「‥‥」

 

昨日、横須賀女子で再会した時は明乃の様子は普段、自分の知る明乃だった。

だが、今日の明乃は何か違和感がある。

そう、まるで無理に笑顔を浮かべている‥そんな違和感だ。

施設に居る後輩たちの前で不安そうな顔は見せられなかったのだろう。

それがもえかの違和感を抱く結果となった。

だが、それは明乃との付き合いが長いもえかだからこそ、気づけたのかもしれない。

 

「やっぱりもかちゃんには隠せないか‥‥」

 

明乃はやはり何か悩み事を抱えていた様だ。

 

「実は昨日の夜、シロちゃんから電話があって‥‥」

 

「宗谷さんから?」

 

「うん‥‥」

 

明乃はもえかに昨夜、真白からかかって来た電話の内容を話した。

それによると、真白は近々結婚をする事になったのだが、真白自身はその結婚に対してあまり積極的ではなく、むしろ結婚したくはないと言う考えだった。

しかし、結婚相手の方が、社会的地位が上みたいで変に断れば何をされるか分からないので断るに断れないらしい。

 

「なにそれ!?そんな勝手な!!」

 

もえかは明乃の話を聞いて憤慨する。

 

「でも、私じゃどうすることも出来なくて‥‥」

 

明乃が悩んでいるのは真白の結婚をどうやったら阻止するかなのだが、今の明乃ではとても太刀打ちできない。

大切な友人が困っている中、手助けをする事が出来ない事に明乃は悩んでいた。

天照のクラス解散阻止の様に署名を集めればなんて問題とはちょっと違う。

確かにこれは自分達では解決しにくい問題だった。

翌日、もえかは真白の結婚相手がどんな人なのかそれを知るためにある人物の下を訪れた。

 

「此処も久しぶりだな‥‥」

 

もえかが来たのは高校一年生の時、初めての実習で艦長を務めた戦艦、天照だった。

あの実習で武蔵とはげしくドンパチをした天照は長期のドック入りとなり、その間に学生が使用する艦に制限が掛けられ、40cm砲以上の艦は全てブルーマーメイドの管理下に置かれた。

元々天照はブルーマーメイド所属艦だったのだが、当時指揮権を持っていた葉月が戦死してしまったので、その後の指揮権は葉月の遺言で真霜へと移され、天照は今でも真霜が管理をしていた。

 

「あら?知名さん、久しぶり」

 

「はい。お久しぶりです。真霜さん」

 

「今日はどうしたの?」

 

「‥‥あの‥真白さんが今度、結婚するって聞きまして」

 

真白の結婚話を聞いて真霜は目を細くする。

 

「そう、聞いたのね‥あの話を‥‥」

 

「はい。真白さんは結婚には反対だって聞きました」

 

「私も真白の結婚については反対派よ」

 

「えっ?」

 

意外にも真霜も真白の結婚に対しては反対だった。

 

「意外ですね」

 

「まあね、普通なら妹の結婚を祝福するべきなんだけど、相手が相手でね‥‥」

 

真霜は真白の結婚相手の事を想いだしたみたいで顔を歪める。

 

「どんな人なんですか?真白さんの結婚相手って」

 

真霜が此処まで嫌う真白の結婚相手‥‥

今日、自分が真霜を訪ねて来たのはその結婚相手を知る為でもあるので、その相手を真霜に尋ねるもえか。

 

「コイツよ」

 

真霜は机の引き出しから一枚のクリアファイルを取り出しもえかに差し出す。

クリアファイルの中には真白の結婚相手の顔写真やプロフィールが書かれた履歴書があった。

写真には顔の整ったイケメンの男が写っており、普通の女性ならばこんな男性との結婚は嬉しく思う筈である。

この男の一体何処が受け付けないのだろうか?

次にプロフィールを見てみる。

 

(えっと‥‥名前は‥葉山隼人)

 

葉山隼人

小学校、中学校は公立の学校に通い、高校は千葉にある海洋系の高校では名門の総武海洋高校へと進学するが、二学期からは海洋系の高校から一般の名門校で東京にある海成高校へと転校している。

その後、大学は東帝大の法学部に進み、現在はブルーマーメイドの法務部に所属している。

高校一年生の転校の件は気になるが、経歴をみれば絵にかいたようなエリートである。

そのうえあのルックス‥一体何処に不満があると言うのだろうか?

確かに法務部所属と言うのはブルーマーメイドにとって厄介な部署の人間である。

軍には憲兵、警察には監察官があるようにブルーマーメイドにもブルーマーメイドを取り締まる部署がある。

それが法務部だ。

ブルーマーメイドの人間が法務部所属の相手の結構話を蹴ったりしたら、確かに目をつけられるかもしれない。

顔を見る限りこういったイケメンは変にプライドが高いヤツばかりだからだ。

家族構成を見ると、彼の父は弁護士、母は医者‥まさにエリート一家。

プライドが低い訳がない。

 

「私がソイツを好きになれないのは別に彼が法務部の人間だからじゃないの」

 

「えっ?」

 

「彼の人となりが好きじゃないのよ」

 

「どういう事ですか?」

 

「これは彼の高校時代の人から聞いた話で、裏をとったから確かな話よ‥‥」

 

「どんな話なんですか?」

 

真霜はもえかに葉山と言う男がどんな男なのかを語って聞かせた。




※治三郎の外見はNEW GAME!の登場キャラ もずく をイメージして下さい。

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