行方不明になっていた比叡を座礁させて、トラック諸島に住む大勢の人々と比叡の乗員を救った天照の乗組員達。
しかし、天照にはまだ武蔵捜索の任務が残っている。
座礁した比叡をブルーマーメイドに任せ、天照は武蔵を求めて再び南海を航海する事になる。
そんな中、
「艦長!広域通信に正体不明の大型艦の目撃情報が多数入っています!」
鶫がもえかに広域通信の内容を伝える。
「場所は?」
「南方200マイル、アドミラルティ諸島と北東300マイルの海域です」
「アドミラルティ諸島とトラック諸島方面か‥‥」
この二か所の海域で大型艦の目撃情報があった。
距離にしては離れているので、これらの目撃情報がそれぞれ別の艦艇を示しており、そのどちらかが武蔵の目撃情報で間違いないだろう。
「艦長、続いて弁天より通信です」
大型艦の目撃情報の次に真冬が艦長を務める弁天から通信が入った。
それによると、比叡の曳航と共にトラック諸島へは、自分らが行くので、アドミラルティ諸島の方を天照に任せたいと言う内容だった。
確かに比叡を曳航する任務がある以上トラック諸島へは弁天に向かってもらう方が時間短縮に繋がるので、天照は針路をアドミラルティ諸島へと向けた。
「よーし、やるぞー!」
「単位よーけもらえるぞな!」
「ねぇねぇ。ひょっとして私達って結構やるんじゃない?」
「そうそう!比叡ってすっごい船なんだよね。それを止めたってすごくない?」
「下剋上…」
艦橋メンバーは比叡の件で自信をつけた様だが、慢心を抱かないかちょっと心配になるもえかであった。
明日の昼間には天照はアドミラルティ諸島に到着するだろう。
アドミラルティ諸島に行けばその海域を航行している大型艦の情報も詳しく入る筈。
その海域に居るのがもしかしたら、武蔵かもしれない。
もえかは緊張した面持ちで水平線の彼方をジッと見る。
その日の夜‥‥
葉月はもえかの部屋に居た。
「やっぱり不安なの?」
自らが淹れたコーヒーを一口飲み、もえかに尋ねる葉月。
「う、うん‥‥」
もえかは葉月に淹れてもらったコーヒーが入っているカップをジッと見ながら考え込んでいる。
これから先に向かうアドミラルティ諸島にはもしかしたら武蔵が‥‥明乃がいるかもしれない。
だが、相手はあの武蔵である。
それに明乃の安否も気になる。
武蔵艦内の情報が此方には一切ないのだから‥‥
前回の遭遇戦や比叡の事を含めると明乃もあのウィルスに感染している可能性もある。
そうなれば、自分は親友と砲火を交えなければならない。
その時、自分は戦えるだろうか?
それでも武蔵を‥‥明乃を助けなければならない。
もえかの不安は尽きなかった。
夜のコーヒータイムを終えた葉月はカップやサイフォンを片付けて部屋に戻ろうとしていたら、
「お姉ちゃん‥‥」
もえかが葉月の服の裾を掴む。
「な、何かな?」
「‥‥今夜は一人で寝るのは寂しいの‥‥お願い‥‥一緒に寝て‥‥」
「‥‥」
もえかの言う『一緒に寝て』は当然、肉体関係も含まれていた。
「‥‥わかった」
意外にも葉月はもえかのお誘いを受けた。
葉月自身も前世の許嫁と同じ容姿を持つもえかと体を重ねる事はとてつもなく気持ちの良い快楽を得られる。
それはもえかの方も同じであった。
葉月はもえかにその身を委ねた。
葉月ともえかが互いに性欲と言う名の快楽を得ている頃、
「はぁ~やっぱり食堂のテレビは倍率が高いですねぇ~また先任のお部屋でテレビをかりますか~」
手に任侠物のDVDを持ち葉月の部屋へと向かい、部屋をノックすると中からは応答がない。
「先任、いませんか?」
そこで、扉を開けて見ると、葉月は居なかった。
「あれ?いませんね~さすがに黙って使う訳にはいきませんし‥‥探しに行きますか~」
その後、トイレ、お風呂、食堂へと向かったが、葉月の姿は見つからなかった。
「うーん、此処にもいませんか?‥‥もしかしたら、艦長の所ですかねぇ~」
そこで、艦長室へと行き、控えめに扉をノックするが中から応答がない。
艦長は今日の夜は非番で艦橋へは上がっていない。
「おかしいですねぇ~艦長も留守でしょうか?」
そこで、扉をゆっくりと半ばまで開けると、その部屋の中では‥‥
フィクションを凌駕する様なとんでもびっくりノンフィクションに彼女は遭遇してしまった。
艦長と先任がベッドの上で同衾していた。
「あ、あの凛々しい先任があそこまで乱れるなんて‥‥」
2人に気づかれずに扉を閉め、息を整える。
「な、何かの見間違えかもしれませんね‥も、もう一度見て見ましょう」
何かの見間違えかもしれないと思い、もう一度扉をそっと開けて見ると、
「あっ、今度は攻守が変わっている‥‥」
先程見た時は、もえかが葉月を攻めていたが、次見て見ると葉月がもえかを攻め立てていた。
(さっきはあれほど乱れていた先任が今度は獣の様に艦長におそいかかっていますねぇ~)
「‥‥」
これ以上二人の世界を邪魔しては悪いので、彼女は扉を閉めて戻って行った。
翌朝、アドミラルティ諸島海域に入った天照に同海域を航行している大型艦の情報が入る。
「目標が分かりました!識別帯は白と黒。ドイツのドイッチュラント級直教艦アドミラルシュペーです!」
「っ!?」
その報告にいち早く反応したのが、他ならぬミーナであった。
「今度はシュペーか‥‥」
武蔵、比叡に続いて再び天照の前に現れるかもしれないシュペーに葉月は呟く。
あの時は、前世の事が脳裏を一瞬過ぎりシュペーを沈めようとしてしまった。
再びドイツ艦のシュペーを見て大丈夫だろうかと少し不安になる葉月。
一方、シュペーの所在が知れてからミーナは落ち込んでいる様な考え込んでいる様な仕草が多かった。
朝食の席でもぼんやりとしていた。
シュペーの居所がわかり、尚且つ、今自分の近くにいる事で艦に残して来た友人や仲間の心配が彼女につき纏った。
「ミーナさんが乗ってた船っすよね?」
「あの時大変だったな~」
「そうっすよね~!」
シュペーの名前が出たことでシュペーと初邂逅した時のことを思い出したのか和住と青木はあの時の事を話題にしていた。
「艦長どうします?」
葉月がもえかにシュペーの対処についての意見を求めた。
「私は‥‥」
もえかはチラッとミーナを見る。
やはり、ミーナはぼんやりとして朝食にも手をつけていない。
親友の安否が気になると言う点で今のミーナの気持ちはよくわかるもえか。
しかし、シュペーの奪還はやはり、それなりのリスクが付き纏いう。
シュペーの乗員が例のウィルスに感染している事はミーナの話から明白。
と言うことは必ずシュペーとの間で戦闘が起こる。
艦長としては乗員に危険が分かっている海域へは向かわせたくはない。
だが、親友を思うミーナの気持ちもわかる。
シュペーの位置をブルーマーメイドに通報し、海域を脱出するのも一つの手であるが‥‥
どうするべきかと悩むもえか。
そこへ、
「カチコミです!助けに行きましょう!」
幸子らはシュペーの救出をもえかに進言する。
「‥‥わかった。やりましょう」
もえかは乗員の皆がシュペー救助に意欲を燃やしているのを見て、シュペーの救助作戦を行うことに決めた。
「前に聞いた足止めする具体的な方法教えてもらえます?」
「本気なのか?ド本気なのか?」
「当然です!」
ミーナは当初、自分一人のエゴの為に天照の皆を危険にさらす事に億劫な様子だったが、その天照の皆がシュペーを救おうとしているのを見て、シュペーの足止めを出来るかもしれない作戦を伝えた。
「燃料中間タンクを加熱するための蒸気パイプが甲板上に露出しておる。それを壊せば足止めできる筈じゃが‥‥」
「確かにシュペーは比叡に比べると砲力も装甲も速力も下だ。まして、前回の戦闘で左舷の推進機は破損している筈だから、速力は更に低下している筈‥‥」
「楽勝っぽいのー」
「ただ、推進機が一機破損しているだけで、武装は無傷‥‥巡洋艦並の小さな船体に28cm砲を搭載している。船体が小さいということは小回りが利くということだ。旋回性能は多分、シュペーの方が僅かながら、上かもしれません‥‥どうします艦長?」
「‥‥ミーナさんはどうしたい?」
もえかは当事者のミーナに気持ちを尋ねる。
「わしは‥‥」
ミーナの言葉に皆が視線を彼女に向け、彼女の言葉を待つ。
「我が船アドミラルシュペーの乗員のみんなを…そして艦長を、テアを助けてほしい!天照のみんなを危険にさらすことになってしまう‥‥」
やはり、ミーナは天照の皆を危険な目に遭わせることに対して負い目を感じていた。
「大丈夫!!やってみましょう!!」
「やろう!!やろう!!」
「うぃ!!」
「一度舐められたら終生取り返しがつかんのがこの世間よのう。時には命張ってでもっちゅう性根がなけりゃ女が廃るんだわ!」
例え危険であっても友達の為、多少の危険が伴ってもやろうと天照の皆の士気は高かった。
「では、本艦はこれより、アドミラルシュペー救出に向かう!!」
もえかの号令と共に皆は配置につき、艦の針路をシュペーが居る海域へと向けた。
その頃、アドミラルシュペーの艦橋では‥‥
艦橋に続く扉には先程からドシン、ドシンと言う音が響く。
ウィルスに感染した乗員達が艦橋の扉をこじ開けようとしているのだ。
ドシンと言う大きな音が響く度に艦橋に居たメンバーは震える。
艦長のテア自身も怖いが、艦長たる者、乗員の前で不安な姿を見せれば、それは乗員に余計な不安を与えてしまう。
故に彼女は必死にこの恐怖と不安と戦っていた。
だが、無常にも扉は破られ、そこからぞろぞろとウィルスに感染した乗員達がなだれ込んで来る。
テアは艦橋に居る乗員を守るかのように彼女達の前に立ち両手を広げる。
しかし、ウィルスに感染した乗員達はそんなテアの行動などお構いなしに近づいてくる。
(くっ、此処までか‥‥だが、希望はまだある‥‥副長‥‥ミーナ‥‥彼女なら必ず、みんなを‥‥元に戻して‥‥く‥れ‥‥る‥‥は‥ず‥‥だ‥‥)
テアは正気を失うその直前まで、親友が戻って来て皆を元に戻してくれると信じていた。
「前方に艦影を確認!!」
「間違いないアドミラルシュペーだ‥‥」
天照の前方に当てもなく航行するアドミラルシュペーの姿を捉えた。
「CIC、艦橋。シュペーとの距離は?」
「艦橋、CIC。シュペーとの距離、前方10マイル」
「野間さん、シュペーの様子は?」
「砲の仰角はかかっていません!!」
「確かに‥こちらに気が付いた様子はないぞ…」
「よし、総員戦闘配置。戦闘用意!!」
「総員戦闘配置!!戦闘用意!!」
もえかの命令を葉月は伝声管を使って全艦に通達する。
楓がラッパで開戦を伝えるが、やはり、お世辞にもうまくはない。
戦闘用意の号令が艦内を駆け巡り、主砲を始めとする天照の砲には模擬弾が装填される。
「速力上げろ、第4戦速」
もえかが速度指示をすると機関の出力を上げて、天照は速力を上げて、シュペーの左側に舵を取る。
「ドアホ、もうちょい右じゃ、シュペーの艦橋から死角になるように」
ミーナからの指示で知床が舵を右に回し、針路を修正する。
ただ、死角とは言え、これだけ巨大な船体なので、気休め程度にしかならないかもしれない。
「テア、今行く」
次第にシュペーとの距離を詰めていく天照。
段々と大きく見えてくるシュペーを見てミーナが小声でドイツ語をつぶやく。
「「戦闘! 右魚雷戦! 30度シュペー!」
「敵針180度、敵速20ノット、雷速52ノット」
西崎が水雷方位盤でシュペーの位置を確認し、魚雷の発射方向指示をする。
「距離2万で遠距離雷撃!」
「右舷魚雷発射管雷数3、ありったけぶっ放すよ!」
魚雷発射管が西崎の指示した方向に向けられる。
「発射準備よし!」
「攻撃始め!」
「撃てぇ!」
西崎が指示を出すと魚雷発射管から魚雷3本がシュペーに向けて放たれる。
「っ!シュペーの主砲、旋回しています!」
その時野間がシュペーの主砲が旋回しているのを報告する。
「ようやく気付いたか‥‥」
「知床さん、回避、面舵」
「は、はい。面舵!!」
知床が右舷に舵を切る。
「向こうが魚雷を回避して、速度を落ちたところを主砲で狙う。シュペーの動きを見逃さない様に!!」
「「はい」」
内田と山下は双眼鏡でシュペーをジッと見て、その動きを見逃さない様に集中して見る。
「シュペー発砲!」
シュペーの後部砲塔から主砲弾が放たれる。
「舵、もどーせ」
「もどーせ」
鈴が舵を中央に戻すと天照の周りに三つの水柱が立つ。
「魚雷、シュペーに向かっている!」
「魚雷に合わせて突入!」
魚雷が真っ直ぐシュペーに向かってもえかが魚雷がシュペーに到達するのに合わせて突入する指示をするが此処で予想外のことが起きた。
「シュペー回避しません!」
「何!?」
何とシュペーが魚雷への回避行動を取らずそのまま直進して魚雷の直撃コースをたどっているのだ。
「魚雷が見えていないのか!?」
「CIC魚雷を自爆させて!!」
これが戦争ならば、このままシュペーに魚雷を当てるのだが、今回は戦争ではなく、シュペー乗員の救助が第一優先。
このままシュペーに魚雷が当たれば、シュペーに致命傷を与えかねない。
もし、シュペーが沈む様な事があれば、それこそ外交問題に発展する可能性もある。
そこでもえかはやむなく魚雷を自爆させることにした。
「主砲斉射!!」
「うぃ!!」
「かよちゃん。次行くよ!」
「はいー!」
魚雷を次弾装填し再びシュペーに向けて放つ。
ただし、今度の魚雷は最初の魚雷を比べ、深度を深く設定している。
シュペーが本当に魚雷を無視しているのかを確かめる事を念頭に入れて‥‥。
魚雷に第二斉射と共に比叡の時同様、主砲で回避行動させようとするがシュペーは針路をそのままで回避をしない。
此方がシュペーに当てないと分かっているのだろうか?
やがて、シュペーの副砲も天照に向けて火を吹いた。
その内、一発が天照右舷後部に命中する。
「被害報告!」
「右舷後部、高射砲群に被弾!!」
「被害微小!!」
各所から被害報告が上がる一方でシュペーは砲撃を立て続けに続けて、天照の周りに多数の水柱を立たせる。
「夾叉されました!」
「知床さん、回避を!!」
「よ、よーそろー」
鈴が涙目になりながらも舵を切る。
そして先程放った天照の魚雷がシュペーの船底を通過した。
深度を深くし当たらない様に設定してあったが、普通の場合ならば回避行動をするものだが、シュペーはやはり回避行動をとらなかった。
「魚雷、シュペーの船底を通過!」
(どうする?このまま平行線状に天照を持って行って砲撃戦に持ち込む?いや、それだとお互いに大きな被害が‥‥)
回避行動をまったくとらなかった事により、当初の足止め作戦は瓦解した。
もえかはこのまま砲撃船に持ち込みつつ強制接舷を考えたが、互いに撃ちながらの接舷は両方に大きな被害をもたらす。
「これじゃ、接舷乗り込みなぞ不可能じゃ‥‥出直すべきじゃ‥‥」
ミーナが悔しそうに呟く。
やっとここまで来て接舷は不可能。
もう一度出直すしか方法はない。
そんな思いがミーナを始め艦橋内に漂い始めた。
「ミーちゃん!諦めちゃ駄目だよ!」
「しかし、これ以上みんなを危険にさらすわけにはいかん‥‥」
幸子はミーナに諦めるなと言うが、そのミーナ本人が既に諦めモードとなっている。
「艦長。スキッパーなら行けるんじゃない?」
西崎がスキッパーならば、接舷乗り込みが出来るのではないかと提案する。
「確に小さくて小回りのきくスキッパーなら砲弾を避けながら接近するのは可能かもしれないけど、至近弾を受ければスキッパーはあっという間に粉々に‥‥」
もえかがスキッパーでの接舷に伴うリスクを予測する。
「それにシュペー、スキッパー‥互いに動いている中での接舷乗り込みは突入隊の隊員を海に落してしまう可能性もある」
ミーナもスキッパーならばあるいはと思ったが、ウィルスに感染したシュペーは機関を止める事はないし、当然タラップなんて降ろさない。
そうなれば、スキッパーで突入した突入部隊はシュペー、スキッパー、互いに動いている中、シュペーに乗り込まなければならない。
動いていると言う事で海に落下する危険がかなりの確率である。
もし、抗体を持っている美波が海に落ちたりしたら、それこそシュペーの乗組員を助ける事なんて不可能だ。
「‥‥ミーナさん」
「なんじゃ?」
そんな中、葉月がミーナに声をかける。
「シュペーの主砲は全自動で主砲塔は無人?」
「ん?あ、ああ。そうだが‥‥」
「分かった。艦長」
「なに?」
「シュペーの第一砲塔だけを使用不能にして下さい」
「えっ?」
「前部砲塔を使用不能にしてもらえれば、自分が突入部隊を空から送ります」
「空から?」
「海兎を使って突入部隊をシュペーに送り込みます」
葉月の言葉に意味を艦橋に居たメンバーは一瞬理解が出来なかった。
「えっ?先任何を言っているの?」
「空からだなんて気球や飛行船なんて積んでないでしょう」
「先日、弁天から受け取った物資は空を飛ぶ乗り物なんだよ。それを使って突入部隊を乗せ、シュペーの前部甲板に強行着陸、ウィルスの除去作業と乗員の救助作業にはいります。ただ、その為には前部甲板にある第一主砲が脅威なのです‥ですから、シュペーの第一主砲だけを使用不能にしてもらいたいのです」
葉月の話が未だに信じられない様子の艦橋メンバーだが、
「分かった‥やりましょう」
もえかは葉月を信じ、作戦を許可する。
「本艦をシュペーと同航させて、その後、シュペーの第一主砲に照準を合わせて砲撃、シュペーの第一主砲を使用不能にします」
「突入部隊は至急後部甲板へ集合!!」
葉月は海兎が格納されている格納庫へと急ぎ、ミーナも葉月の後を追った。
次回の更新は2月23日以降になります。