ハイスクール・フリート 旭日のマーメイド   作:破壊神クルル

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48話 戦艦 比叡

「‥‥クシュン!!」

 

朝一、天照にある葉月の部屋から、葉月のくしゃみが聞こえた。

 

「うぅ~‥‥//////」

 

部屋の主である葉月がゆっくりとその身をベッドから起こす。

しかし、葉月の顔は妙に赤く、瞳も少々ぼやけており、焦点が合っていないように見える。

 

(何か頭が重いし身体が妙に熱い‥‥あれ?自分、なんで服を着ていないんだろう?)

 

自分がどうして服を着ていないのか、気になり辺りを見回す。

すると、ベッドの隣には葉月同様、裸のままのもえかが眠っている。

 

「‥‥//////」

 

しかし、葉月は驚く様子もなく、ボゥっとした目でもえかを見ていた。

 

「う~ん‥‥お姉ちゃん‥‥」

 

葉月と違い、もえかが幸せそうな寝顔をしている。

そして‥‥

 

「うっ‥‥うーん‥‥」

 

もえかの瞼が動くとゆっくりと開かれる。

そして、もえかの視線は顔を赤くしている葉月を捉えた。

 

「お、お姉ちゃん!?」

 

「‥‥おはよ~//////」

 

「お、おはよう//////」

 

生まれたままの姿の葉月を見てもえかも顔を赤くする。

しかし、これは羞恥で顔を赤くしたのだ。

もえかは自分の姿と葉月の姿を見て、昨夜のことを思い出した。

恥じらい、もえかに止めるように言う葉月を見て、もえかは逆にもっと葉月を攻めたいと言う嗜虐心がうずき、そのまま葉月を攻め立てた。

その後のことは覚えていない。

 

「えっと‥‥あの‥‥お、お姉ちゃん‥‥その‥‥き、昨日の事は‥‥//////」

 

「‥‥//////」

 

「お姉ちゃん?」

 

もえかが声をかけても葉月はぼぉ~っとした目でもえかを見ている。

しかも未だに顔が赤い。

 

「お姉ちゃん、大丈夫?」

 

「‥‥ん?//////」

 

葉月は焦点が定まらない目でもえかを見る。

違和感を覚えたもえかは自らの額を葉月の額にくっつける。

 

ピタっ

 

すると、葉月の額は熱かった。

 

「あっつ、お姉ちゃん大丈夫!?なんか熱いよ!?」

 

「ん?//////」

 

もえかの言っている事もまだよくわかっていない感じで葉月は首を傾げる。

 

「美波さんに診てもらおう」

 

そう言ってベッドから降りるもえかであったが、自分達が今、裸である事に気づき、

 

「‥その前に服を着ようか」

 

「‥‥//////」

 

葉月に服を着せて、自分も服を着たもえかは医務室に連絡をとり、美波に葉月の部屋に来てもらった。

 

「ふむ、38.6‥‥風邪だな」

 

体温計を見た美波は葉月が風邪をひいていると診断した。

 

「解熱剤の注射を打つ。今日はゆっくり休め」

 

美波は葉月の腕に解熱剤の注射をして、薬を処方する。

 

「それじゃあ、お大事に」

 

処置を終えた美波は医務室へと戻って行く。

診察後、葉月は急激な眠気に襲われてそのまま眠る。

 

「ごめんね、お姉ちゃん‥‥私のせいで‥‥」

 

眠った葉月の手を握り、もえかは昨夜、葉月と無理矢理関係を持ったせいで葉月が風邪をひいたと思った。

しかし、何時までも葉月の部屋にいる訳にもいかず、後ろ髪を引かれる思いでもえかは艦橋へとあがった。

 

「えぇーっ!?先任が風邪!?」

 

もえかは艦橋メンバーに葉月が風邪を引いたため、今日は休む事を伝える。

 

「‥‥」

 

「あれ?鈴さんどうしました?」

 

鈴が舵を握りながらちょっと不安そうな表情をする。

そんな鈴に気づき、幸子が鈴に声をかける。

 

「その‥‥大丈夫でしょうか?」

 

「何がですか?」

 

「その‥‥もし、先任が倒れている最中に新橋みたいに救助依頼が来たリ、その‥‥む、武蔵に遭遇したら‥‥」

 

『‥‥』

 

鈴の指摘に艦橋メンバーはみんな黙ってしまう。

これまでのピンチの時、葉月の存在が大きく影響していた。

葉月の指示でこれまでのピンチを切り抜けてきた事から葉月の存在が艦橋メンバーにとって安心感があった。

その葉月が風邪の為、ダウンして今は艦橋に居ない‥‥。

そんな中、鈴の言う通り、もし武蔵と遭遇したらと思うと艦橋メンバーに不安がよぎった。

 

「で、でも。いつまでも先任に甘えている訳にはいかないよ」

 

もえかが皆の不安を拭う様に言う。

 

「私達が今、不安になっているのはそれほど、先任に依存してきた証拠だよ。でも、これから先、ずっと先任が私達の傍にいてくれるわけじゃない‥これを機に私達も少し先任離れをして、先任にはゆっくりと休んでもらおう」

 

「は、はい」

 

「そうですね」

 

「うぃ」

 

「まぁ、何とかかるでしょう」

 

もえかの言葉に頷く艦橋メンバー。

葉月を除くメンバーで天照は何事もなく南太平洋を巡航で航行していた。

そんな中、それは現れた。

 

スコールで少し霧がかかった海。

 

天照の丁度正面から一隻の軍艦が姿を現した。

 

「正面に艦影!艦橋形状から武蔵と思われます!」

 

展望指揮所からマチコが伝声管で艦橋へと知らせる。

 

「武蔵!?」

 

「うぅ~やっぱり嫌な予感があたったよぉ~」

 

「撃っちゃう?てか、これ撃たれたらやばいですよね?これ‥‥」

 

「艦長!余裕でむこうの射程に入っています!」

 

「当たったらひとたまりもないぞ」

 

「相手との距離は?」

 

もえかが武蔵と思われる戦艦との距離を尋ねる。

幸子がレーダーにて確認し、報告する。

 

「目標、距離13マイルです!」

 

「13マイル!?そんなに近いはずは‥‥」

 

幸子の報告を聞き、マチコは眼鏡をはずし、もう一度、双眼鏡で確認する。

 

「ん?‥‥武蔵‥‥じゃない!前面に二基の連装主砲。それにあの艦橋の形状‥‥接近中の戦艦は金剛型です!」

 

マチコは接近して来る戦艦が武蔵ではなく、金剛型の戦艦である事を報告する。

 

「武蔵じゃない‥‥」

 

一応、接近して来る戦艦が武蔵でないことにちょっとだけホッとする艦橋メンバー。

そして、もえかが双眼鏡で接近して来る金剛型の戦艦を見ると、

 

「あれは‥‥まさか、横須賀女子の比叡!?」

 

艦に施されている迷彩からあの金剛型の戦艦が行方不明になっている横須賀女子の比叡であると認識するもえか。

 

「確かに遠くから見ると武蔵そっくりですね。でも大きさが全然違いますし野間さんもそのせいで距離感が狂ったんでしょう」

 

幸子がタブレットを使い、武蔵と比叡の正面映像を出し、比較する。

 

(ん?でも、そんなに似ているかな?)

 

と、もえかがそんなに武蔵と比叡が似ているのかと疑問視する。

 

「比叡の位置と進路を学校に連絡して」

 

もえかは比叡発見の知らせを学校へ報告する様に指示を出す。

その時、

 

「比叡発砲!」

 

マチコから比叡が発砲してきたと報告が入る。

いきなり発砲してきた事から、比叡も武蔵やシュペー同様、乗員がウィルスに感染している可能性が出てきた。

 

「撃ってきたということは比叡も例のウィルスに…?」

 

「うん。感染しているんだと思う。武蔵やシュペーと同じように…機関全速!!ダッシュ、水流一斉噴射!!」

 

もえかは比叡の現状を予測し、機関室へと指示を出す。

天照は水流噴射にて、比叡の砲弾を躱す。

 

「艦長、学校からの指示です」

 

「何て言って来た?」

 

「ブルーマーメイドの派遣要請をしましたが、到着は4時間後。それまで可能な限り比叡を補足し続けよ。ただし安全を最優先に、とのことです」

 

幸子が学校からの指示をもえかに話す。

 

「ですが‥‥」

 

「ん?何か不味い事でも?」

 

「はい。比叡がこのままの進路・速度で航行すると3時間後にはトラック諸島に到達します!」

 

「っ!?‥トラックってたしか‥‥」

 

「はい。居留人口は1万を超えます。おまけに海上交通の要所なので1日平均千隻の船が出入りします」

 

「ブルマーの到着は4時間後。間に合う可能性は低い」

 

ミーナがブルーマーメイドが間に合わない事を示唆する。

 

「もし、比叡がトラックへ入り、そこからウィルスが拡散したら‥‥」

 

鈴が最悪の事態を想像する。

 

「トラックの船舶利用から予測すると、世界中にこのウィルスが広がる‥‥私達で比叡を止めないと」

 

「具体的にはどうするつもりじゃ?」

 

ミーナがもえかに比叡の対処を尋ねる。

 

「天照で引き付けてトラックへの航路から逸らす‥‥でも、これは追尾と比べると被弾の危険性が格段に上がる。次に砲撃戦で比叡を航行不能にする」

 

「おぉー撃っちゃう!?」

 

砲撃と聞いて興奮する西崎。

 

「でも、それだと比叡の乗員に負傷者を出すかもしれない‥‥比叡に乗ってるのは私達の同級生だし‥‥」

 

「それなら、シュペーの時の様にスクリューを撃ち抜いて速度を落としてブルマーの到着を待ちますか?」

 

幸子が比叡の速力を落してブルーマーメイドの到着を待つことにするかと案を出す。

 

「それも考えたけど、確実性がない。それにあの時ですら無理だったし‥‥」

 

例え比叡の速力を落しても時間内にブルーマーメイドが来てくれるか保障はない。

比叡がトラックに入ったらその時点でアウトだ。

 

「それでもまずは比叡の注意を此方に向かせる必要がある。砲撃戦用意!!ただし、弾種は模擬弾頭を使用!!」

 

「おぉー!!撃っちゃうぞ!!よっしゃ!きたー!きたよー!私の時代!」

 

「うぃ」

 

やはり、砲撃戦と聞いて興奮するトリガーハッピー二人娘だった。

 

「比叡速力を上げ、左に回頭しました!!」

 

「第一、 第二主砲、模擬弾撃て!!」

 

「うぃ」

 

天照からお返しとばかりに51cm砲弾が比叡に向けて放たれた。

 

 

天照が南海のトラック諸島近海で比叡とドンパチを始めた頃‥‥

真霜は横須賀女子海洋高校の廊下を校長室目指して歩いていた。

 

(うーん‥‥今朝から妙な胸騒ぎがするわ‥‥)

 

真霜は朝起きた時から、妙な胸騒ぎを感じていた。

 

(まさか、葉月の身に何かあったのかしら?‥‥夕べは何となくだけど、葉月が誰かに寝取られた感じがしたし‥‥か、考えすぎよね‥‥?学生がまさか、葉月を襲うなんて‥‥そんな事ある訳ないわよね‥‥)

 

胸騒ぎを感じつつもやがて真霜は校長室へと辿り着いた。

 

コン、コン

 

校長室のドアをノックし、

 

「どうぞ」

 

中から自分の母であり、横須賀女子海洋高校校長の真雪の返答を聞き、校長室の中へと入る。

 

「失礼します」

 

「真霜‥‥あなたがここに来るということは余程のことね」

 

「ええ」

 

真霜は早速、真雪に今日此処へ来た要件を話した。

真霜はカバンの中から一冊の報告書を真雪に見せた。

その報告書の表紙には、

 

『密閉環境における生命維持及び低酸素環境に適応するための遺伝子導入実験』

 

と、書かれていた。

それは紛れもなく、文部科学省海洋科学技術機構、海上安全整備局装備技術部、国立海洋医科大学先端医療研究所がRAT(ラット)を使用して行った実験の報告書であった。

真雪はこの実験の報告書に目を通した。

 

「実験艦は深度1500mまで沈降。制御不能。サルベージは不可能‥‥」

 

「‥‥のはずが海底火山の影響で押し上げられて浮上してしまった」

 

「西之島新島。ここは今年の海洋実習の集合地点よ‥‥あっ、そう言えば‥‥」

 

真雪は今回の実習の際、ある事を思い出した。

 

「何かあったの?」

 

「実習直前に教官艦猿島に研究員を乗せる手配をしたわ。西之島新島付近で海洋生物の生態を研究したいという依頼があって‥‥」

 

「でも、その研究員達の目的は実験艦からデータを回収してその後自沈させるためだった‥‥」

 

「貴女の話を聞くとそのようね‥‥」

 

「‥‥」

 

真霜は先日、古庄の見舞いと聴取を取りに至った時のことを思い出した。

古庄の聴取と見舞いを終え、病院の通路を歩いていると、ある病室から話し声が聞こえてきた。

 

「予想をはるかに超える感染力。猿島だけでは済まないかもしれないな」

 

「うちの研究員全員が入院…こんなことになるとは…上にどう報告すればいいんだ!我々の責任問題になるぞ!」

 

そこは、猿島に便乗していた研究員が入院している病室だった。

そして、先程の会話‥‥

真霜は研究員達が何らかの事情を知っていると判断し、その部屋へと入った。

 

「随分と、面白そうな話をしていますね」

 

「「っ!?」」

 

突然の真霜の登場に狼狽える研究員。

 

「さっきの話詳しく聞かせてもらえるかしら?」

 

ダークオーラを纏い、研究員へと詰め寄る真霜。

やがて、研究員達は今回の騒動の発端となった実験の事を喋った。

 

「それで私が独自に調査したんです」

 

「RAT‥‥」

 

「海中プラントで偶然生まれた生物に彼らがつけた名称です。この生物が媒介するウィルスは生体電流に影響を及ぼします。そのため感染者同士は一つの意思に従い行動する」

 

「一つの意思…まるで群体ね。蟻やミツバチみたいな」

 

「ええ。だから記憶があるのに行動が説明できない‥‥古庄先輩の記憶があいまいなのはこのためだった‥それに付近の電子機器が狂う原因もこの生体電流の影響です」

 

「付近の電子機器が狂う‥‥じゃあ、東舞校の教官艦が電子機器と誘導弾が全て機能不全を起こしたのって‥‥」

 

「このRATのせいかもしれないわね」

 

「でも、手は残されているわ」

 

「えっ?」

 

「天照から報告書が届いたわ。この生物が媒介するウィルスあり。試作した抗体を送るので増産されたし、と」

 

「抗体を学生が?」

 

「天照には鏑木美波が乗っているのよ」

 

「え?あの海洋医大始まって以来の天才?」

 

「飛び級でまだ海洋実習をしてなかったから今年済ませたいと言われてね」

 

「変わり者とは聞いていたけど…でも助かりましたね」

 

「感染後の経過時間が短ければ海水がウィルスに対し有効と推測される。しかし時間経過と共にウィルスが全身に行き渡った場合抗体の投与のみが効果的と思われる」

 

「急いで抗体の量産を始めます」

 

「そうね、そうして頂戴」

 

真雪は急ぎ、抗体の量産を依頼した。

 

そして、場面はトラック諸島近海へと戻る。

 

天照の51cm砲を至近で受けた比叡の周りに大きな水柱が立つ。

模擬弾頭とは言え、ただ炸裂しないだけでも、その迫力はかなりのものだ。

比叡は第一から第四主砲全てを発砲して来る。

その内、一発が天照の左舷後部甲板に命中する。

 

「被害報告!!」

 

「左舷後部甲板に直撃弾!!」

 

「第一装甲板で防ぎました!!被害微小!!」

 

「流石、八門斉射‥‥」

 

「こっちも第一から第三主砲撃て!!」

 

再び天照から51cm砲弾が放たれ、比叡の艦首と艦尾に一発ずつ命中する。

比叡は第三砲塔で応戦する。

 

「取舵一杯!!」

 

「と、取舵一杯ヨーソロー」

 

「各主砲、それぞれ自由射撃!!」

 

第一から第三主砲は、砲撃準備が整い次第比叡に向けて51cm砲弾を放つ。

比叡は天照相手では不利と判断したのか針路を変更し、逃走を図り始めた。

 

「比叡、針路変更」

 

「トラックへの接近は何とか避ける事が出来た様だな」

 

「どうしますか?艦長」

 

「‥‥追撃する」

 

「えっ?」

 

今回は武蔵の時の様に付近の海域に救助者はない。

そして、自分達に与えられた使命は『可能な限り比叡を補足し続けよ』である。

故にこのまま追撃をしかけても何ら問題はない。

天照は比叡の追撃を行った。

その際、もえかは海図を見て、ある策を思いついた。

 

「比叡を…止められるかも!」

 

「えっ?」

 

「学校側に連絡して作戦の許可を!!」

 

「は、はい」

 

「タマちゃん、このまま砲撃を続けて比叡をこの海域に誘い込んで」

 

「うぃ」

 

天照は定期的に比叡に対して砲撃を行い、比叡の針路を誘導し始めた。

 

一方、もえかかた連絡を受け取った真雪はメールに添付されていたもえかの作戦を真霜と共に読んだ。

 

「よく考えられているわ。確かにこれなら実行可能ね」

 

「でも、危険すぎないかしら?」

 

「今この海域にいるのは私達だけです!やらせてください!」

 

「燃料は足りる?故障個所はない?クラスの子達の体調は?」

 

「被弾箇所は一箇所ありますが、戦闘、航行に支障はありません。燃料、弾薬は問題ありません。乗員については、先任の広瀬葉月が風邪をひいていますが、その他の乗員には問題ありません」

 

(葉月が風邪!?)

 

もえかの報告を受けて真霜は胸騒ぎの原因はこれだったのかと悟る。

 

「わかりました。作戦実行を許可します。但しクラス全員と話し合ってからにして」

 

「わかりました。ありがとうございます! 」

 

学校側の作戦許可を得たもえかは真雪との電話をきる。

 

「いいの?お母さん。」

 

「作戦概要を見た限り決して無謀なものではなかったわ。それにほら‥‥」

 

真雪はパソコンにある物を映した。

 

「えっ?猫?」

 

パソコンの画面には五十六と多聞丸の姿が映し出される。

 

「天照の報告ではRATを捕まえた猫には感染しなかったのよ。いい風が吹いてかもしれないわよ。あの艦には‥‥」

 

真雪は微笑みながら天照の作戦の成功を祈った。

 

 


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