ハイスクール・フリート 旭日のマーメイド   作:破壊神クルル

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46話 嵐

機雷源を掃海して突破した天照は引き続き武蔵捜索のため南海を航行していた。

そんな天照の風呂でそれは起きた‥‥

 

砲術委員と水雷委員のクラスメイト達が入浴中に‥‥

 

「お亡くなりになります…」

 

シャワーを浴びていた楓がポツリと呟く。

すると‥‥

シャワーからお湯が出なくなった。

 

「ま…まさか…」

 

小笠原が震えながら呟いた。

船上生活では死活問題である水不足が起きたのだった‥‥。

 

そんな中、艦橋では艦橋メンバーが海図とにらめっこをしていた。

 

「マークされたのが、武蔵が目撃された位置です」

 

海図の上には武蔵の目撃地点に印がされているが、法則性がなく武蔵の行き先が明確に掴めない。

陸に近づいたと思ったら海へと向かい海を航行していると思ったら陸へと向かう。

 

「武蔵は何処へ向かうつもりなのかな?」

 

「私の推測ですが本土に近づきたいのかも…」

 

「学校からは『武蔵を追いかけろ』って言われたもんね…」

 

「現在確実に学校と連絡が取れてすぐに動ける艦が我々しかないらしい‥‥それに武蔵と対等にやりあえる艦も本艦だけだと言う‥‥」

 

葉月が現在の天照が置かれている現状を皆に説明する。

大和級以下の主力戦艦が全てドック入りしているこの状況で武蔵と対等に遣り合えるのは20インチ砲を持つ天照だけだった。

 

「あぁ~あ、美波さんが言っていた通りみんなあのネズミっぽいのにどうにかされちゃったのかな?」

 

「とりあえずは、この海域で捜索してみるしかないですね?」

 

そんな中、お風呂に入っていた砲術委員、水雷委員のクラスメイト達からシャワーが止まったと言う連絡が入り、もえかと葉月、記録係の幸子、応急委員の和住、青木が船底の貯水タンクを見に行った。

すると、タンクの残り残水量がかなり減っていた。

 

主だった水漏れは修理した筈だが、何処からまだ水が漏れていた様だ。

更に運が悪く蒸留装置も今は不調で海水からの蒸留が出来ない状態となっている。

 

「真水の補給を要請するしかないですね」

 

「うん…そうだね」

 

幸子がタブレットを操作している中、もえかは葉月をチラッと見る。

もえかと葉月の間には未だに気まずさがあった。

 

「補給艦との合流は五日後です」

 

「それまでは節水ですね‥‥トイレやお風呂、洗濯に使う生活水は海水をそのまま使用し、食器は紙皿や紙コップ、割り箸を使い、出来るだけ真水を使わない様にしましょう」

 

(補給後、パイプの洗浄をしないとな‥‥)

 

海水を使うことで、海水を通したパイプを後で洗浄しないとそこから錆びてしまうので、真水を積んだ後、そこを洗浄しなければならなかった。

 

「‥‥そうだね」

 

「納沙さん、周辺の天気で雨雲がないかを調べて」

 

「わかりました」

 

こうして五日間の節水生活が始まった。

 

「あぁ~喉乾いた~」

 

医務室のベッドで勝田が横になりながら愚痴る。

 

「ラムネを飲めばよかろう」

 

美波はパソコンを打ちながらあっさりと勝田の愚痴を返す。

 

「もう飽きたぞな~」

 

「そうか」

 

「太るしね~」

 

慧はラムネを大量に飲まない理由を話す。

やはり、年頃の乙女、体重は気にするのだ。

 

「お水を使わないメニューってあったかな?」

 

講義室では、青木、和住、みかん、杵﨑姉妹が節水を呼び掛けるポスターや貼り紙を作っていた。

 

「そう言えばトイレはどうなるの?」

 

「えっ?もしかしてトイレ禁止?」

 

杵﨑姉妹がトイレの問題を心配をする。

 

「トイレ流すのは海水を使うみたい」

 

「そうなんだ」

 

和住がトイレは問題なく使用できる事を伝える。

 

「あんなにトイレットペーパー買い込んだのに‥‥」

 

オーシャンモールでトイレットペーパーを買い込んだのが何だか無駄になった気分だった。

そして出来上がったポスターや貼り紙を艦内に貼りに行ったら、

 

「誰だ!塩水使ったのは!出てこい!どいつだ!」

 

まだ艦内に海水を使用する連絡が行き届いていなかったみたいで、ウォシュレットを使った黒木のデリケートゾーンに海水は合わなかったみたいで黒木はトイレの中から怒声をあげる。

海水使用の被害はトイレを使った黒木以外でも‥‥

 

「クロちゃんの話聞いた?」

 

「うぃ」

 

風呂に入る為、服を脱いだ西崎と立石。

すると、風呂の扉には、

 

「本日より浴槽とシャワーは海水を使用」

 

と書かれた貼り紙があった。

 

「あっちゃ~」

 

「うぅ~」

 

「三日ぶりなのに…洗うべきか?洗わざるべきか?」

 

海水が使われている為、風呂を諦めるか?

しかし、三日も待ったので、身体や頭を洗いたい。

そして、二人が下した決断は‥‥

 

「‥‥」

 

「‥‥」

 

「なんじゃ?その頭は?」

 

食堂で西崎と立石が爆発した頭で無言のままラムネを飲んでおり、何故頭が爆発しているのか怪しんだミーナが二人に尋ねる。

二人は海水だがやはり三日ぶりの風呂への誘惑には勝てずに海水風呂へと入った。

 

「見事に爆発しちゃったね」

 

「うん」

 

ただ、海水が二人の髪に合わなかったみたいで二人の髪の毛はボサボサとなった。

そんな二人の横を‥‥

 

「髪は女の命ですのに‥‥」

 

同じ海水を使用した筈なのに楓の髪はちっとも痛んでいなかった。

 

「キラキラ‥‥」

 

「あれ?なんで?」

 

「知るか」

 

全く痛んでいない楓の髪を西崎と立石は信じられないモノを見たように見ていた。

 

「鯖の水煮にトマトの水煮~」

 

「ミックスベジタブルにカンパン‥‥」

 

「見事な缶詰料理だな~おい」

 

「贅沢言わない」

 

「まっ、しょうがないよ」

 

「食べよう」

 

「一雨降らねぇかな?」

 

「もう限界だよ~」

 

食事に関してもなるべく水を使わない料理‥‥というか缶詰が提供された。

とは言え、何も食べれない状況より遥かにマシなので、機関科のクラスメイト達は割り切って缶詰め料理を食べた。

 

「どうしよう…」

 

「パンツが潮の香りってイヤだよね…」

 

「うん」

 

「なんかね‥‥」

 

洗濯室でも洗濯には海水を使用しているので、衣類‥とくに下着を洗濯に出す事を嫌悪したり躊躇ったりするクラスメイトも居た。

そんな中、天照は幸子が調べた雨雲へと向かっていた。

 

「前方に濃霧」

 

双眼鏡で前方を見ていた葉月が針路上に濃霧があるのを発見する。

幸子は青木が作った節水に関する同人誌を読んでいた。

 

「このまま霧の中に入っていいんですよね?」

 

鈴がもえかに針路を尋ねる。

 

「あっ、うん。針路はこのまま‥‥濃霧の中に入って」

 

「よ、ヨーソロー」

 

天照は濃霧の中へと入って行く。

 

「勝田さん探照灯を点灯。納沙さん霧笛鳴らして」

 

ボォォォォー

 

霧の中で天照の霧笛が不気味に響き、探照灯の光が辺りを照らす。

そして、

 

ポタ‥‥ポタ‥‥ポタ‥‥ザァァァァー

 

雨が降り始めた。

クラスメイト達は水着に着替えて甲板に出ると、雨水をためるバケツを置き、雨水を貯めた後、身体を洗った。

しかし、海面は次第に荒れ始めた。

天照は嵐の中に突っ込んでしまった。

これでは雨水を貯める事は不可能で出来るだけバケツを中に運び込んだ。

嵐は酷くなる一方で雷もなり始めた。

そんな中、もえかは雷が怖いのか甲板の出入り口の扉のとこでうずくまっている。

でも、この後自分は当直があるので、雷が鳴りやんだ隙を見て、艦橋へと上がったが、やはり、怖いのか足が震えていた。

 

「荒天につき上甲板の通行は禁止します」

 

鶫が艦内放送をかけて上甲板の通行を禁止する旨を伝える。

そんな中、艦橋では当直のもえかと鈴の姿があった。

外の天候は雷や嵐であれているが、鈴は怖がっている様子はなく、

 

「凄い‥‥」

 

と外の様子を見て呟く。

しかし、もえかは‥‥

双眼鏡を握る手はカタカタと震えており、怖がっている様子。

 

「か、艦長どうかしたの?」

 

心配になった鈴がもえかに声をかける。

 

「うん‥‥ちょっと‥‥」

 

もえかがそう答えた瞬間、雷が鳴る。

すると、もえかは悲鳴をあげて、

 

「ごめん…私‥もう…当直代わってもらってくる!」

 

艦橋を急いで降りて行った。

その頃、葉月の部屋では‥‥

 

「マユゲ抜くんも」

 

「同じことなんでぇい!」

 

ミーナと幸子が任侠映画を見ていた。

 

「ここ、えぇよな?」

 

「激しく同意であります」

 

「‥‥あの、どうして自分の部屋で見るんだ?」

 

葉月は至極当然の質問を二人にした。

 

「私の部屋にテレビないんで‥‥」

 

「食堂にだってテレビがあるだろう?」

 

「今、他の科の子達がドラマを見ているんですよ」

 

どうやら、食堂で任侠映画は見ることが出来なかったから、テレビのある葉月の部屋がこの二人の溜まり場になったようだ。

 

「先任も一緒に見るか?」

 

「い、いや‥いい」

 

「そうか?‥‥おっ、此処じゃ、此処じゃ」

 

葉月は今、コーヒー研究をしており、任侠映画には見向きもせず、コーヒーサイフォンとにらめっこをしていた。

其処へ、

 

コンコン

 

部屋をノックする音が聴こえた。

 

「ん?はい」

 

「先任‥その‥夜分にすみません‥‥」

 

「艦長?」

 

「あ、あの‥悪いんだけど…当直代わってもらえない‥かな?」

 

「どうしたん?」

 

「言うてみぃ!」

 

任侠映画を見ている二人はすっかりその気になっていた。

 

「ちょっと凄くて‥‥」

 

「何がじゃ?」

 

「言うてみぃ!」

 

「‥‥雷」

 

「えっ?」

 

「ほうか。わかった」

 

すると幸子が立ち上がり、

 

「ほいじゃあ行ってくるけぇの。風下には立たんけぇ」

 

幸子がもえかの代わりに当直に立つと言って部屋を後にしようとする。

 

「あっ、納沙さん、まって」

 

「ん?なんじゃい?」

 

「コレ、持って行って」

 

葉月は幸子にバスケット渡す。

中にはコーヒーが入った魔法瓶と紙コップ、ミルクに砂糖、マドラーがあった。

 

「眠気覚ましにね」

 

「お、おう。恩に着るけぇ」

 

幸子は葉月から手渡されたバスケットを持って艦橋へ上がって行った。

そして、葉月はもえかにホットミルクをだした。

 

「そんなに雷が怖いのか?雷はヘソを盗ったりせんぞ」

 

ミーナは何故もえかがそこまで雷を怖がるのかを尋ねる。

 

「雷が怖いっていうか…ただ…思い出すの‥‥あの日の事を‥‥」

 

もえかは葉月とミーナに語り出した。

自分が何故雷が‥‥嵐が怖いのかを‥‥

もえかの家庭は元々母子家庭で母親はブルーマーメイドだった。

そんな母親がある日、もえかを連れて豪華客船で旅行へ連れて行ってくれた。

しかし、その客船が嵐に巻き込まれ、沈没した。

もえかの母親は自分もブルーマーメイドである以上、助けを求めている人が船にいる以上離れる訳にはいかないと言ってもえかを先に救命ボートに乗せ、沈みゆく船に残り、救助作業を援助した。

しかし、船の沈没は予想以上に早く、もえかの母親を含め、多くの人を乗せたまま海へと沈んだ。

その後の救助作業でもえかの母親の遺体は見つかったが、損傷が激しかった。

母子家庭で母親を亡くしたもえかはその後、児童福祉施設へと預けられ、その施設で明乃と出会った。

明乃もあの事故の時、偶然同じ船に乗っていて両親を亡くしていた。

それ以降、二人は一緒に行動を共にしていた。

 

「‥‥」

 

「‥‥」

 

(あの時の夢‥‥まさか‥‥)

 

もえかの家庭事情を知り、葉月もミーナもいたたまれない気持ちになる。

そんな時、

 

「艦長!救難信号です!」

 

幸子からの報告を聞き、急いで艦橋へと上がる。

 

「救難信号ってどこから!?」

 

「新橋商店街船です。全長135m、総トン数14000。現在左に傾斜し船内に浸水している模様!」

 

「乗員の数は?」

 

「全乗員552名。現在避難中とのことです」

 

「近くの船は?」

 

「我々が一番近いです」

 

「ブルーマーメイドと学校に通報して。これより本艦は新橋商店街船の救助に向かいます」

 

『了解』

 

もえかは乗員に指示を出し、新橋商店街船の船長にこれから救助へ向かう旨を伝え、座礁するに至った経緯と現状を尋ねた。

 

「新橋の位置は?」

 

「ココです」

 

「この位置だと現状に到着するのは約一時間後か‥‥」

 

「知床さんなるべく最短コースを算出して」

 

「は、はい」

 

「機関室、機関はこのまま最大船速を維持」

 

「がってんでい」

 

「達っすーる!ウルシー環礁で座礁船発生!本艦は当該船舶の救助を行う。海難救助よーい!手空きの人は科を構わず準備に入って!」

 

伝声管でもえかは天照の乗員に新橋の救助に向かう事を知らせる。

そして、新橋が座礁したとされる海域へと近づく天照。

 

「天気晴朗なれども波高し」

 

「でも、雨が止んでくれた事にはありがたい。雨天での救助作業は大変だからね」

 

「低気圧は西に移動した模様です」

 

幸いなことに嵐は晴れてくれた。

 

「此処からは速度を落として慎重に近づいて、此方まで暗礁に乗り上げてしまったら、悲劇が二重に起こるから」

 

「りょ、了解」

 

そして天照は新橋の近くまで来た。

ただ、船体の大きさでこれ以上接近しては此方も暗礁に乗り上げる危険もあり、内火艇で救助作業をするしかなかった。

 

「傾きは‥‥現在40度ぐらいか?」

 

「50度を超えると転覆する危険が高まるぞ」

 

双眼鏡で新橋の現状を確認する。

新橋は左に大きく傾いていた。

 

「新橋の船内図です」

 

幸子が見せた新橋の艦内図を見て救助手順と救助隊の準備の確認をした。

 

「救助準備は完了した?」

 

「準備OKでーす!」

 

「それじゃあ‥‥えっと‥‥」

 

もえかにしては珍しく決断を渋らせている。

 

「艦長?」

 

葉月はもえかのその不審な行動に首を傾げる。

 

「えっと‥‥こういう時艦長ってどうすればいいのかな?」

 

「えっ?」

 

「その‥‥こういう時、どんな事をするのか、分かんなくなっちゃって‥‥」

 

もえかが突然戸惑った様子で尋ねた。

嵐による昔のトラウマとこの前の武蔵の一件で自分に自信がなくなっていた。

 

「艦長は艦で指示をしてください」

 

「救助隊と指揮は?」

 

「自分がやります」

 

艦長は艦を離れることは出来ないし、例え現場に行くとしても今のもえかを沈みかけている船の救助現場に連れて行くのは危ない気がした。

 

「ワシも行こう!」

 

ミーナはポージングをして葉月と共に新橋へと行くと言う。

葉月は内火艇一号艇に乗り、ミーナは二号艇へとそれぞれ人数は少ないが分譲し、少しでも新橋の乗員を乗れるようにした。

 

「自分とミーナさん砲雷科三名で船内に入る。ダイバー隊は海に潜って船体の損傷を確認。応急員は救命ボートに乗っている乗員を天照へ誘導、航海科は内火艇を操舵し、新橋と天照を往復し乗員を天照へ移乗させる救助を!!」

 

無線で二号艇と一号艇に乗っているクラスメイト達に指示を出す葉月。

救助作業は一分一秒を争う大事な作業‥‥

一秒たりとも無駄には出来なかった。

 

「東舞校の教官達の救助実績がある君達なら大丈夫だ。焦らず、急いで、慎重に作業を進めてくれ」

 

『はい』

 

「探照灯照射はじめ!」

 

内火艇から探照灯を照らすとデッキには人が溢れ、恐怖や不安、沈みゆく船から早く逃げたい衝動からか、海へ飛び込む人もいた。

先程葉月が出した指示通り、天照の乗員達はそれぞれの役目を果たした。

そして葉月とミーナは新橋へ乗り込むと船橋へとあがり、新橋の船長と邂逅する。

 

「天照、先任士官の広瀬葉月です。ただいまから船内確認に入ります!」

 

「居住区はまだ乗員が残っている模様です。よろしくお願いします」

 

葉月はミーナと砲術委員の小笠原、武田、日置の三人で船内捜索を行う。

 

「スプリンクラーが作動していない‥‥」

 

非常時にも関わらず新橋のスプリンクラーが作動していない事に疑問を感じる葉月。

 

「それって‥‥」

 

「非常用システムがやられちゃったってこと!?」

 

「恐らく‥‥火災が起きていたら大変だ。ともかく天照にこの事を伝えよう」

 

天照の艦橋には救助に向かったクラスメイトから次々と報告は入る。

 

「此方、広瀬。新橋の非常用システムが動作不良を起こしている模様。現在船内で火災は起きていません。船内の乗員もまもなく避難を終えます!」

 

「わかりました。船内捜索が終わりましたら、速やかに甲板へ上がって下さい」

 

「了解」

 

船内にはもう人はおらず、自分達も避難しようかと思った矢先、

 

「あの…多聞丸がいないんです!」

 

「気が付いたら傍に居なくて…」

 

一組の夫婦が自分達の子供(?)がいないと言って来た。

 

「まだ小さい子ですか!?」

 

「はい」

 

「捜索していないのは第五区画、飲食店地区だ」

 

「よし、行こう」

 

「ああ」

 

「多聞丸くんは任せて!お二人は避難を!」

 

葉月は日置に夫婦を任せてミーナと共に多聞丸を探しに行った。


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