ハイスクール・フリート 旭日のマーメイド   作:破壊神クルル

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44話 機雷の海

葉月が食堂から去って行った後でも食堂はやはり、重い空気が流れている。

そんな中、

 

「なんでぃ、なんでぃシケた面して辛気臭せぇな」

 

麻侖が普段のノリで食堂へと入って来た。

 

「マロン‥‥」

 

「榊原さん‥‥」

 

「ったく、艦長もクロちゃんも何てェ面してんでぃ」

 

「「‥‥」」

 

麻侖の言う通り、もえかも黒木も泣きそうな感じの顔をしていた。

 

「とりあえず、こんな時には風呂に行くぞ!!風呂に!!」

 

麻侖はもえかと黒木を風呂へと連れて行った。

 

その頃、艦橋へと戻った葉月は操舵輪を握っていた勝田に現在位置を尋ねた。

 

「武蔵~すごかったぞな!」

 

「勝田さん。現在位置は?」

 

「わからんぞな」

 

「えっ?」

 

勝田の解答に葉月はキョトンとする。

 

「「ぞな?」」

 

一方、勝田の伊予弁の語尾に変な口調と思った立石と西崎がおかしなものを見る様な目で勝田を見る。

 

「武蔵を追いかけるので精いっぱいで位置を把握する余裕など欠片もありませんでしたぞ」

 

勝田が何で現在位置を知らないのか理由を話す。

 

「‥‥被害報告と周辺状況の確認」

 

葉月は、呆れながら伝声管に通達する。

 

「前方何も見えません」

 

展望指揮所からはマチコが、

 

「左弦何も見えません」

 

左からは山下が、

 

「右弦もです」

 

右からは内田が、

 

「電探真っ白です!」

 

「通信もダメでーす」

 

「水測も聞こえません」

 

CICからは慧、鶫、楓が一斉に報告をあげる。

確かに報告しろとは言ったが、一斉に報告されては混乱する。

葉月は聖徳太子ではないので、一度に言われても処理しきれない。

 

「ちょっ、みんな一斉に言わないで!!」

 

「何か電子機器が全滅っぽいです。原因不明のノイズばっかりで‥‥」

 

幸子が現在、天照の電子機器が全て不調だと報告を上げる。

 

「そんなバカな!?」

 

葉月がレーダーを確かめてみると、確かにレーダー画面がホワイトアウトしていた。

原因が判明し、修理が済むまでは、航行はジャイロコンパスと天測が頼りとなる。

 

「星が見えまーす」

 

再び展望指揮所のマチコから空に星が見えると報告が入り、

 

「天測急いで!」

 

葉月は六分儀による天測を命じた。

 

「「了解」」

 

山下と内田が六分儀を使って天測をし、

 

「現在位置でましたー」

 

「北緯29度15分29秒、東経136度4分35秒!」

 

天測された数値を納沙のタブレットに打ち込んでいく。

すると‥‥

 

「現在地はえっーと‥‥」

 

「何処?」

 

「あのーそのー」

 

幸子は何故か現在位置の報告をためらっている。

 

「ん?どうしたの?」

 

「現在位置は‥‥琵琶湖中心です」

 

「そっかー琵琶湖か!」

 

「そうだよね。今入れるもんね。」

 

「道理で波が静かだと思ったぞな!」

 

山下、内田、勝田はなんか納得したように言うが、

 

『ってんなわけないだろ!』

 

葉月、幸子、西崎、そしてさっき納得した勝田が山下と内田にツッコミを入れる。

 

「「すみませ~ん。もっかい調べま~す」」

 

「なんか不安だから、自分もやる」

 

こうして葉月、山下、内田が天測をやり直して、天照の現在位置を割り出し、海図へと記入した。

 

その頃、海上安全整備局の会議室では‥‥

 

「東舞校の教官艦が武蔵の攻撃で航行不能?」

 

「やはり学生の反乱なのか?」

 

南方海域であった武蔵と東舞校の教官艦の戦闘報告書を見ながら海上安全整備局の幹部ら会議をしていた。

 

「今のところ証拠はまだ固まっていません」

 

「そそ、フニャフニャでね」

 

「確証を掴め!!国会議事堂や首相官邸、皇居に46cm砲弾が撃ち込まれてから騒いでも遅いんだ!」

 

「もし、反乱だとして都市部に向かって来たら食い止められるのか?」

 

「天照の報告によると誘導弾は効かなかった。大量の魚雷を浴びせるか砲撃でなんとかならんのか?」

 

「武蔵には成績優秀な生徒が集められている。無誘導の射程外からそう簡単に当たるか?」

 

「難しいな。だとしたら…同等の戦力をぶつけるしかない」

 

「18インチには18インチか」

 

「だが呉の大和も舞鶴の信濃もドッグ入りしている」

 

「佐世保の紀伊は?」

 

「駄目だ。遠洋航海中で今、地球の反対側だ」

 

多くの主力戦艦がドック入りをしている時、大和級の戦艦もドック入りか遠洋航海で不在となっていた。

 

「16インチ砲や14インチ砲では太刀打ちできん!」

 

「天照の主砲は20インチ砲らしいですが‥‥」

 

「うーむ‥‥天照か‥‥」

 

幹部の中には葉月が‥天照が今回の武蔵の反乱に同調して、反乱するのではないかと言う危惧があった。

海上安全整備局の幹部連中が頭を抱えている頃、天照の風呂では‥‥

 

「‥‥」

 

「‥‥」

 

麻侖ともえかが服を脱いでいるミーナの姿に釘付けだった。

主にその胸に‥‥

風呂へ向かう途中、ミーナと出会い、麻侖が彼女を誘ったのだが、まさかそれがこんな所でショックを受ける羽目になるとは‥‥。

ミーナの胸が機関科一の胸の大きさを誇る伊勢よりも大きかった。

湯船に入り、

 

「しっかし、これはいいな。うちの船にも欲しいぞ」

 

ミーナは風呂にご満悦の様子。

 

「15万馬力でたいた天照自慢の風呂でい!」

 

ミーナに褒められ、麻侖は自慢げに言う。

その後、麻侖が今回の武蔵との一件を尋ね、もえかがその経緯を伝える。

そして、本当は武蔵を助けたかったが、葉月の言う通り、海上には大勢の助けを求める人が居たため、武蔵追跡を断念した事を‥‥

黒木も不満そうな顔をしていたが、麻侖は葉月の意見に賛同した。

それはやはり、江戸っ子気質の麻侖からすれば、確かに親友は大事であるが、助けを求める大勢の人を見捨てて行くのはやはり、人としてどうなのかと言う事、親友だって大勢の人を見捨てて自分が助けられたと知った時、本当に感謝するだろうか?

むしろ、罪悪感を感じさせてしまい、その親友に重い十字架を背負わせてしまうのではないだろうか?

 

「「‥‥」」

 

「それに武蔵だって沈んだわけじゃねぇんだろう?海に浮いているなら、また会う事だってあらぁ!!そん時に今回の借りを返してやればいいじゃねぇか」

 

麻侖はまた次があると言う。

彼女の言うことも間違ってはいない。

まだ武蔵は海に浮いている。沈んではいない。

ならば、まだ明乃や真白を助けるチャンスはある。

次のチャンスにかけようじゃないか。

もえかと黒木のモヤモヤは少し晴れた。

 

「あぁ~良い風呂だったなぁ~」

 

ラムネを飲みながら麻侖は満足そうに戻って行き、黒木もその隣を歩いて行った。

 

「武蔵の艦長はお主の友人なのか?」

 

「うん、幼馴染‥‥昔からの‥‥武蔵に一体何がなったんだろう‥‥どうしたら助けられるんだろう‥‥」

 

「もしかすると我が艦長と同じように一人で船を守ろうとしているのかもしれんな。武蔵の艦長も‥‥」

 

「ミーナさん‥‥」

 

(そうだよね、ミーナさんだって自分の乗っていた艦が行方不明なんだもんね‥‥そこには当然大切な人だって乗っていた筈‥‥不安を抱えているのは私達だけじゃないんだよね‥‥)

 

「我が艦長は、テアはいつも素早く決断し毅然と行動する素晴らしい艦長じゃ‥‥きっとお主とも気が合うと思うぞ」

 

「私はそんな立派な艦長じゃ‥‥」

 

「いや、十分お主にも素質がある。もっと自信を持て、此処まで艦を引っ張って来たのはお主じゃないか」

 

「‥‥」

 

ミーナはそう言うは、もえかは果たしてそうだろうか?と疑問に思う。

此処まで来れたのは勿論、皆の力があった事には変わりないが、もえかの中には葉月の存在があり、彼女こそがこの艦を率いた方がいいのではないかとさえ思える。

 

「ん?どうした?」

 

考え込み、落ち込みそうになったもえかの様子を気にしてか、ミーナが声をかける。

 

「あっ、いや、なんでもないよ」

 

「そうか?だが、艦長が不安になれば、艦内全ての乗員が不安になる。だからいつも艦長は、その不安を胸に押し隠し、一人で全てを背負う‥‥我が艦長はそう言っておった‥‥」

 

「一人で背負う‥‥か‥‥」

 

(じゃあ、もしかしてお姉ちゃんも‥‥)

 

もえかの中にミーナの言葉が深く刻み込まれ、染み込んだ。

それと同時に葉月も心の内に何かの思いを押し込めているのでは?と思った。

 

艦橋へ戻ったもえかであるが、やはり葉月の姿を見てちょっと気まずくなる。

それは葉月の方も同じでちょっと気まずそうだ。

そこへ、

 

「あの、艦長。ちょっといいですか?」

 

通信長の鶫が艦橋へと上がって来て、もえかに声をかける。

 

「どうしたの?」

 

「さっきから全然通信が入らないんだけど艦内から微弱な電波を拾っていて‥‥」

 

「携帯じゃないの?」

 

天照の通信機器以外の電波と言う事でクラスメイトの携帯かと思い西崎が尋ねるが、

 

「ううん、携帯とは違う周波数なの‥もちろん、ラジオでもない」

 

鶫が言うには携帯やラジオの電波ではない様だ。

 

「確認する必要があるね。わかった。案内して。先任、あとをお願い」

 

「はい」

 

もえかは鶫の案内の下、変な電波が流れている場所へと向かった。

そして何故か、五十六を抱いた立石もついて行く。

その途中、楓と慧も合流し、鶫がダウジングを使って怪電波の発生箇所へと皆を導く。

 

「それでお分かりになりますの?」

 

楓がダウジングを興味深そうに見る。

 

「無理でしょう。そんなので電波が拾えたら‥‥」

 

しかし、慧は無理だろうと否定する。

その時、

 

「あっ、こっち」

 

「「えっ?」」

 

鶫の持つダウジングが反応し、その反応は医務室からだった。

 

「ここ?」

 

「うん」

 

そして、恐る恐る医務室のドアを開けると、其処には‥‥

 

「うふふふ‥‥」

 

スタンドライトの灯りだけを灯し、怪しい笑みを浮かべ、あのハムスターに似た小動物を解剖しようとしている美波の姿があった。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

その姿を見た慧は思わず絶叫する。

 

「あら?お化けですわ」

 

楓はお化けと言う割には落ち着いた口調で言う。

 

「いや、よく見て、あれは美波さんだから」

 

もえかが、冷静にツッコミを入れる。

すると、開けられた医務室へもう一匹、ハムスターに似た小動物が入って来た。

 

「むっ?」

 

美波とハムスターに似た小動物が睨み合っていると、立石が抱いていた五十六の目も光り、眼前のハムスターに似た小動物へと襲いかかる。

 

「五十六すごいね!ネズミ捕まえたんだ!あれ?色が違う‥‥」

 

もえかが五十六が捕まえたハムスターに似た小動物へと手を伸ばそうとすると、

 

「触るな。それはネズミではない」

 

美波がそれに待ったをかけた。

その直後、

 

「通信回復しました!」

 

「電探復活!これでなんでも見えます」

 

「周辺の音がよく聞こえています」

 

天照の電子機器の回復の報告が続々と上がり始めCICの機能も回復した。

 

「どうやらコイツが原因だったようだな」

 

「これ何なの?ネズミじゃないって言っていたけど‥‥もしかして、ハムスター?」

 

「いや、遺伝子構造を調べたがソイツはネズミでもハムスターでもない。更にソイツは変なウィルスに感染している。そのウィルスは砲術長の血液からも出ている」

 

「う、ウィルス‥‥」

 

「うぃ‥‥」

 

未知のウィルスに感染していたと言う事で、立石は恐ろしくなったのか思わずもえかにしがみつく。

 

「砲術長が暴れたのも電子機器が故障したのもそいつが原因の可能性がある」

 

「じゃあそれを調べれば、対策を立てられる?」

 

「可能性はある」

 

美波の仮説を聞いて、もえかは五十六を抱き上げる。

 

「五十六凄いね!今日から提督って呼ぼうね」

 

「大」

 

「大提督だね」

 

「勝手に提督とかつけたらまずくないか?」

 

美波はそう言うが、もえかと立石は五十六を大提督とする事に決めた様だ。

 

「では、艦長、私はもう少し、研究を続ける。ただ、このネズミの事を一刻も早く学校に知らせてくれ、もし、他の船に紛れ込んでいたら大変だからな」

 

「そうだね」

 

もえかが学校にこのネズミの危険性を知らせようとしたら、

 

「前方右舷方向に浮遊物‥‥っ!?機雷です!!」

 

マチコが天照の針路上に機雷がある事を報告する。

 

「取舵一杯!!全速後進!!」

 

「と、取舵一杯!!」

 

葉月が勝田に指示を出し、自らはテレグラフを操作し、機関室へ前進から後進へと変える指示を出す。

機雷は天照の右舷方向で爆発した。

しかし、超弩級戦艦である天照は機雷一つの爆発で浸水や沈没する事はなかった。

 

「機関停止‥‥航海日誌に現在位置と時刻を記入」

 

「は、はい」

 

勝田が海図台の上にある航海日誌にペンを走らせ、葉月は周辺の海域に機雷があると言う事で、夜間のこれ以上の航行は危険と判断し、機関を止めた。

 

「山下さんと内田さんは探照灯を使い周囲の状況を確認」

 

「「はい!!」」

 

「八木さんは広域通信でこの周辺の船舶に注意を促して」

 

「了解」

 

「艦長、夜間にこれ以上の航行は危険です。今日は夜が明けるまで此処で待機した方がよろしいのではないでしょうか?」

 

「わかりました」

 

葉月はもえかに進言し、もえかも葉月の判断は適切だと思い、天照を今日は此処で止めた。

 

「万里小路さん」

 

「何でございましょう?」

 

「今のうちにソナーで周辺海域の測定をして、機雷の分布を探索して」

 

「承知しました」

 

「探照灯はこのままつけて、当直者は機雷の接近に厳重注意。次直にもその事を伝えて」

 

「「「はい」」」

 

夜間当直者達はこうして機雷の接近にも注意する事になった。

 

そして夜が明けると、朝靄で周辺海域はまるで雲海の様な光景となった。

 

「つっついて大丈夫なの?」

 

みかんが長い竹棒で近くの機雷をつっついて天照から遠ざける。

 

「古い触発機雷だから突起を押さなければ問題ないよ」

 

「全部爆破すればいいんじゃない?」

 

「霧が晴れないと周辺にどれだけあるかわからないし一つ爆発させてそれが連鎖したら怖いから‥‥」

 

「「大変だね~」」

 

そして、朝食の時間、食堂で朝食を食べながら艦橋メンバーは楓の測定結果を元に今後の方針を決めていた。

 

「夜のうちにソナーで周辺探索行いました。」

 

「範囲はどれくらい?」

 

「おそらく航路阻止を目的としているので比較的狭い範囲です。機雷の種類は不明ですが水深を考えると係維機雷・短係止機雷・沈底機雷だと思われます」

 

「‥‥」

 

ネチョッ‥‥

 

楓が周辺海域の機雷について話している横でミーナは納豆を箸でつっついて顔を歪めていた。

 

「係維機雷って何?」

 

「ほらあれでしょ。ワイヤーで繋がってぶつかるとどかー!っていくやつ」

 

「進むには掃海する必要がありますね‥‥」

 

「掃海手順は?」

 

「説明させていただきます!」

 

幸子が自信満々の様子で機雷の掃海手順の説明に入る。

 

「まずは各掃海具を掃海柵で繋ぎ、展開器を水中に落とします。船が進むにつれ展開器は左右へ広がって沈降具が艦尾から引っ張られていき掃海柵に機雷が引っかかると、動いていって切断機でちょきんと切れるのです。後は浮いてきた機雷を機銃でどっかーん!」

 

「おお!!私の出番だ!早く撃たせて!」

 

「うぃ」

 

機銃掃射が出来ると知って西崎と立石は目を輝かせる。

 

「‥‥うぇぇぇ~」

 

幸子が掃海手順の説明している中、ミーナは納豆のネバネバに吐き気を催していた。

 

「あれ?ミーナさん、納豆口に合わなかった?」

 

「いや、そういう事はないじょ」

 

「あっ、噛んだ」

 

「噛んだ」

 

「噛んだね」

 

「もしかして、ミーナさん、日本食が口に合っていないんじゃない?」

 

お盆の上のほとんど手つかずの朝食と納豆を見てのミーナの反応から葉月はミーナと日本食が相性が悪いのではないかと尋ねた。

 

「い、いや、そんな事は‥‥」

 

居候の身で贅沢は言えないと思ったのか、ミーナは否定するが、

 

「ここ最近、見ていたけど、ミーナさん、サラダと飲み物しか食べていないでしょう。パンの時はパンを食べていけど、米の時はほとんど残していたし‥‥」

 

「‥‥その‥実は、‥‥先任の言う通りなんじゃ‥‥実は日本料理が口に合わなくて‥‥」

 

ミーナは気まずそうに言う。

 

「えぇ!そうなんだ。ゴメンね、気がつかなくて。じゃあ今日はドイツ料理を作ろうか!」

 

艦の食事担当なのにミーナの事に気づかなかったみかんは彼女に謝り、今日の夕食は彼女の故郷であるドイツ料理にすると言う。

 

「え、いやいや!」

 

居候の身なのにわざわざそこまでしてもらわなくてもとミーナは恐縮してしまう。

 

「折角、作ってくれるって言うんだから、此処は伊良子さんの行為に甘えてはどうかな?たまには故郷の料理を食べて英気を養わないと」

 

葉月はミーナにみかんの行為に甘えると良いと言う。

 

「そうだよ!それに私ドイツ料理得意だから!」

 

「う、うむ‥‥じゃあありがたく頂く」

 

「任せて!それじゃあ、今日はドイツ料理祭りに決定!!」

 

こうして今日の夕食はドイツ料理となった。

 


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