ハイスクール・フリート 旭日のマーメイド   作:破壊神クルル

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35話 未帰還

男子高である東舞校所属の伊201、伊202との遭遇・追撃戦にてZ弾を使い、両潜水艦からの追撃を免れた天照。

そんな潜水艦との戦闘中、独逸艦から脱出し、天照に救助された独逸からの留学生、ヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクこと、ミーナは天照の艦橋メンバーに乗艦であるシュペーに何が起きたのかを話した。

 

「シュペーでそんな事が‥‥」

 

もえかはシュペーで武蔵同様、異常事態が起きた事に驚愕した。

 

「‥‥ごめん」

 

ミーナの話が終わると、いきなり葉月はミーナに謝った。

 

「ん?どうしたんじゃ?突然‥‥」

 

「いや‥あのままあの海域でシュペーを行動不能にすれば、シュペーを救えたかもしれないと思って‥‥」

 

「あっ‥‥」

 

葉月の言葉にもえかもシュペーを救えたかもしれない機会を自らの判断で潰してしまった事に罪悪感を覚える。

 

「ご、ごめんなさい」

 

そこで、もえかもミーナに謝る。

 

「い、いや‥お主らにはお主らなりの事情があったのだろう。あの時、我がアドミラル・シュペーで何が起こったのか知る筈がなかった訳じゃし。それにワシもお主らに要件を言う前に気を失ってしまったからのう‥‥」

 

ミーナももえか達の事情を察したのかそれ以上は言わなかった。

そして、ミーナには目が覚めたと言う事で部屋が用意される事になった。

 

 

「万里小路さん、周辺に他の潜水艦の反応は無い?」

 

「‥‥はい、周辺に潜水艦のスクリュー音はございませんわ」

 

周辺に潜水艦の反応は無く、潜水艦の脅威はどうやら収まった様だ。

海中同様、周辺の海域にも他の海上艦反応は無い。

 

「それじゃあ、警戒態勢解除、非直者は休んで」

 

もえかが警戒態勢を解除し、本来非直であったクラスメイト達は欠伸や目をこすりながら、部屋へと戻って行き、これから当直のクラスメイト達は部屋へと戻って行く彼女らを羨ましそうに見ていた。

 

「それじゃあ、この部屋を使って」

 

「すまぬ、世話になる」

 

もえかがミーナの為に用意された部屋へと案内する。

 

「学校に戻ったらシュペーの事も伝えるから、その‥‥不安かもしれませんが‥‥」

 

「ああ、分かっておる。でも、我が艦長はきっと今でも立派にシュペーを守っている筈じゃ」

 

「信頼しているんですね、シュペーの艦長の事を‥‥」

 

「ああ、テアは幼い頃からのワシの親友じゃからな」

 

「親友‥‥」

 

「ん?どうした?」

 

「あ、いや、なんでもない。それじゃあ何か困った事が有ったら言ってね。おやすみ」

 

もえかはミーナとの会話を切り上げて、その場から足早に去って行った。

ミーナの言った親友と言う言葉に武蔵でどうなっているのか分からない自分の親友に姿を重ねたのだ。

 

それから約五時間後‥‥

天照は学校が発した広域通信を受信した。

その通信内容を見た鶫は目を見開き、次には笑みをこぼす。

そして、その通信内容を幸子に知らせ、幸子はもえかに報告する。

 

「艦長!校長からの全艦帰港命令が出ました!」

 

「えっ?」

 

「‥‥内容は?」

 

葉月が幸子に学校からの帰港命令の内容を尋ねる。

 

「あっ、はい。『私は全生徒を決して見捨てない。皆を守るためにも全艦可及的速やかに学校に帰港せよ』とのことです!」

 

学校からの帰港命令の内容に艦橋メンバーはホッとした表情になるが、ただ一人、葉月だけは皆と違い、神妙な顔つきをしていた。

 

(帰港したとたん、陸戦隊が強襲して全員の身柄を拘束‥‥そんな事だってあり得るな‥‥もし、港に臨検する為の部隊がいたら‥‥その時はそいつ等に副砲弾や25mm機銃弾を食わしてやる‥‥)

 

未だに真雪に対して、不信感が拭えない葉月だった。

 

朝食の席にて、もえかは学校からの帰港命令の内容を皆に伝えた。

しかし、深夜の潜水艦戦が影響しているのか、集まったクラスメイト達の何名かは舟を漕いでいたり、テーブルに突っ伏して寝ている者も居る。

 

「学校から全艦帰港命令が出ました。天照も学校側が責任をもって保護するので戻ってくるようにとの事です。尚、帰還中は一切の戦闘行為は禁止だそうです」

 

もえかの説明に皆はもう戦闘が無い事に安堵した表情になる。

 

「だが天照に対する警戒は続いている。そして、現状我々は学校以外の港にも寄港できない状況だ。よって密かに、そして迅速に学校に戻らねばならない」

 

学校に戻っても警戒が必要だと思っている葉月だが、猿島、シュペー、潜水艦とほぼ連続で戦って来た彼女達をこれ以上不安にさせない為、迅速に学校に戻る方針は変えない事を伝える。

 

「それからこちらは、独逸からの留学生でヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクさん」

 

もえかがミーナを紹介する。

 

「ドイツのヴィルヘルムスハーフェン校から来たヴィルヘルミーナ・ブラウンシュヴァイク・インゲノール・フリーデブルクだ。アドミラル・シュペーでは副長をやっていた」

 

ミーナが自己紹介すると、パチパチと拍手が起こる。

予想外のお客(ミーナ)を乗せた天照は一路学校を目指した。

 

その頃、艦橋ぐらしをしていた明乃達にはある問題が起きていた。

あの非常回線無線から他船との接触は一切無く、学校側やブルーマーメイドからの接触も無い事から恐らくビーコンを切って位置情報を消しているのだろう。

そんな中、度重なる不安と緊張から角田と小林が体調を崩してしまったのだ。

保管庫から持ってきた物資の中には薬は入っておらず、二人を治すには医務室から薬を持って来なければ、ならなかった。

 

「ハァ‥ハァ‥ハァ‥‥ハァ‥‥」

 

「うぅ~‥あ、あつい‥‥」

 

高熱で魘される角田と小林の額に明乃は濡れタオルを置き、吉田と真白は心配そうに見るだけしか出来ない。

それと同時に明乃は自分の考えの浅はかさを呪った。

こうなることは少し考えれば予測できたことじゃないか。

しかし、今は後悔することよりも早く治さなければ、二人の命にも関わるかもしれないし、また自分達にも感染の危険もある。

全員が病で倒れれば、かなりマズイ状況になる。

 

「‥‥」

 

明乃は高熱で苦しんでいるクラスメイトをこれ以上見るのは忍びなく、

 

「‥薬を取りに行こう」

 

決意したかのように呟く。

 

「しかし、大丈夫でしょうか?」

 

吉田が不安そうに言う。

ここ最近、武蔵の艦橋メンバー以外のクラスメイト達も明乃達が時々艦橋から下りて来て、倉庫から物資を持って行っている事に気づいたのか、封鎖しているバリケード周辺の巡回を強めている。

その為、最近は物資の補給が滞っている。

そんな警戒が厳重となっている中、医務室に薬を取りに行くなんて無謀であり、下手をしたら、捕まってしまうかもしれない。

しかし、高熱で苦しんでいる仲間を見捨てる訳にもいかない。

 

「じゃあ、行ってくるね」

 

明乃が薬を取りに行こうとしたら、

 

「いえ、私が行きます」

 

真白が自ら志願した。

 

「えっ!?シロちゃん!?」

 

真白がこんな危険な事に自ら志願した事に驚く明乃。

すると、真白は自ら志願した理由を話し始めた。

 

「こうなったのも元々は私の責任です‥‥ですから、私が二人を‥‥薬を何とかします‥‥」

 

真白の言う通り、外の警戒が厳重になったのは、元々真白が物資を取りに行っている最中に他のクラスメイト達に見つかった事が発端だった。

その後も真白が物資を取りに行くたびに、彼女の不幸体質が邪魔をして、直ぐに見つかり、物資が取れなかったり、苦労して取りに来たわりには少数だったりと艦橋に立てこもる他のクラスメイト達のお荷物になっていた。

真白自身もそれを自覚していたので、これ以上自分が居ても皆のお荷物になるくらいなら、居ても居なくても同じ様な自分が志願したのだ。

 

「‥‥分かったよ、シロちゃん‥でも、必ず‥‥必ず戻って来てね‥シロちゃんも武蔵の大事な家族の一員なんだから」

 

「‥‥分かりました」

 

真白は自嘲めいた様子で口元を小さく緩め、薬を求めて医務室へと向かった。

 

まだ、朝で朝食の時間なのか、通路にはクラスメイト達の姿はなかった。

 

「‥‥」

 

真白は急ぎつつ慎重に医務室を目指し、辿り着いた医務室にて、解熱剤を始めとし、包帯、絆創膏、鎮痛剤、湿布薬、風邪薬、胃腸薬等様々な医薬品を持ってきた背嚢へと詰め込んだ。

幸い保健医の生徒も医務室には居なかったし、救急箱は鍵のかかった棚には置かれていなかったので、真白は難なく医薬品を手に入れる事が出来た。

 

「よし、これぐらいあれば大丈夫だろう」

 

無事に薬を手に入れ、後は皆が待つ艦橋に戻るだけであった。

此処までは真白自身驚くほど、好調であった。

しかし、真白の不幸体質は最後の最後に働いた。

 

「くっ、こんな所で‥‥」

 

艦橋まであともう少しと言う所で、真白は巡回していたクラスメイト達に見つかり追いかけられる羽目になった。

そして、一人からタックルをくらい、その場に倒れる。

 

「くっ‥このっ!!」

 

真白はタックルして来たクラスメイトに蹴りを入れ、自分から引きはがそうとするが、その生徒は真白の足を掴み、真白が立つよりも先に立つ。

 

「あっ‥‥あっ‥‥」

 

眼前には、自分のけりを喰らい、鼻血を出しながらもそれを痛がる様子も拭う様子も無く、ただ無表情のまま、自分を見下ろすクラスメイトの姿があった。

そして、そのクラスメイトの後ろからは同じく無表情のクラスメイト達がゾロゾロと集まって来る。

その様子を見た真白に恐怖が生まれる。

自分が居なくなっても艦橋メンバーには迷惑はかからないと思っていたが、こうしてピンチになるとやはり、怖い‥‥。

そして、鼻血を出したままのクラスメイトの手が真白に迫って来る。

 

(も、もうダメだ‥‥やっぱり‥ついていない‥‥)

 

真白が絶望し、諦めるかのように目を閉じたその時、

 

「やぁ!!」

 

明乃がファイアーアックスの先端で突き技を繰り出し、真白に迫る生徒を真白から引き離す。

 

「か、艦長‥‥」

 

「シロちゃん大丈夫?」

 

「ど、どうして‥‥」

 

「やっぱり、シロちゃんが気になって」

 

「そ、そんな‥貴女は艦長なんですよ!!貴女は私より‥皆に必要な人‥なんですよ‥‥」

 

「それでもやっぱり見捨てるなんて出来ないよ!!」

 

突然の明乃の援軍で真白はピンチを凌ぐ事が出来た。

この時、真白は自分よりも背が小さな艦長の背中がとても頼もしく見えた。

 

「シロちゃん、先に行って!!」

 

薬を持っている真白を先行させ、自分はクラスメイト達をけん制しつつ、艦橋へと戻る明乃。

 

「艦長!!早く!!」

 

真白が明乃に早く艦橋へと戻る様に促す。

 

「う、うん」

 

明乃もこの辺が引き時だと判断し、一気に駆け抜けて艦橋へと戻ろうとしたその時、通路の横から別働隊だろうか?

クラスメイトが明乃にタックルをして、今度は明乃が倒れてしまう。

 

「艦長!!」

 

真白が急いで駆け寄ろうとすると、

 

「シロちゃんは先に行って!!此処は私が何とかするから」

 

明乃は半身を起こし、ファイアーアックスを振りかざしながら、尚もクラスメイト達をけん制するが、既に明乃は周りをクラスメイト達に包囲されている。

 

「し、しかし‥‥」

 

「シロちゃん!!」

 

「は、はい」

 

「後は‥‥頼んだよ‥‥」

 

「えっ!?」

 

「早くハッチを閉めて!!」

 

明乃はこれ以上、ハッチを開けたままにしていたら艦橋に侵入される危険性を指摘して真白に自分を見捨てろと言ったのだ。

 

「そ、そんな‥‥」

 

真白の声は震えている。

今、ハッチを閉めたら、自分達は助かるが、それでは確実に明乃を見捨てる事になる。しかし、閉めなければ、自分を含め、艦橋に居る角田、小林、吉田の三人危険が及ぶ。それに今、明乃を助けに行っても確実に自分も捕まる。

そうなれば、折角医薬品を持ち出したのに艦橋で待っている角田達に薬を届けられなくなる。

真白は今、最大の選択を突きつけられた。

しかし、いくらピンチだからと言ってもこの選択は女子高生には余りにも重すぎる選択だ。

 

「シロちゃん‥‥私、信じているから‥‥シロちゃん達が武蔵を何とかしてくれるのを‥‥」

 

そう言って明乃は微笑む。

真白の目からは涙が流れる。

 

「艦長!!必ず!!必ず!!何とかします!!そして、そしてまた会えると信じていますから!!」

 

「うん。私も信じているから‥‥」

 

真白は明乃の姿を目に刻みながら、ハッチを閉じた。

ハッチを閉じた真白は暫くその場で膝をつき、涙を流しながら、何度も同じ言葉を繰り返した。

 

「艦長‥ごめんなさい‥‥ごめんなさい‥‥ごめんなさい‥‥」

 

と‥‥。

 

一方、明乃の方もハッチが完全閉鎖されたのを確認した後、

 

「船の仲間は家族でも、あんまりオイタがすぎる時にはちゃんと叱らないとね‥‥」

 

明乃は無理矢理笑みを浮かべる。

彼女の眼前には大勢の無表情のクラスメイト達。

 

「うわぁぁぁぁぁー!!」

 

明乃はファイアーアックス片手にクラスメイト達に立ち向かって行った‥‥。

 

 

その日、明乃が艦橋へと戻ることはなかった‥‥。

 

 

一方、横須賀女子では、上級生は座学の講義が行われている時間帯なのだが、彼女達は既に天照の事件を始め、今年度の新入生の海洋実習で起きた事件の事は既に学校中の噂になって居り、皆新入生達を心配したり、事件のいきさつや現状が気になり、お世辞にも勉強に集中しているとは言えない状況下である。

そんな横須賀女子に一人の人物が学校を訪れた。

しかし、その来客は本来、来校予定の無い客の様で、教頭と真雪の秘書が対応したのだが、聞く耳を持たず、校舎の通路をズカズカと歩きながら校長である真雪の下へと向かう。

 

「お、お待ちください。宗谷校長はこの後、接客予定がありまして‥‥」

 

「お会いするならば、事前のアポイントメントが無いと困ります」

 

「うるさい!!お前達に用はないすっこんでいろ!!」

 

その人物は教頭と秘書を振り払い、真雪が居る対策室へと行くと、扉を思いっきり開け、

 

「宗谷校長はいるか!?」

 

大声で真雪の所在を確認した。

 

「なんでしょう?東舞鶴男子海洋学校、財前康之校長」

 

真雪の下にやってきたのは、横須賀女子海洋学校と対を成す東舞鶴男子海洋学校の校長、財前康之(ざいぜんやすゆき)であった。

 

「宗谷校長!!貴校所属の学生艦にうちの潜水艦が攻撃を受けたと言う報告を受けたのだが、これは一体どう言う事だ!?説明をしてもらいたい!!」

 

財前は深夜行われた伊201、伊202と天照との戦闘報告を真雪に詰め寄った。

 

「その情報でしたら、今朝此方にも入ったばかりで、現在事実確認中です」

 

「確認も何も、現にうちの生徒が乗った潜水艦が攻撃されたのだ!!聞けば、伊201と伊202を攻撃したのはあの反逆者の艦というではないか!!お宅らの教育方針は一体どうなっている!?ブルーマーメイドではなく、テロリストを育てるのが君達の仕事なのか?」

 

財前の言葉に教頭と秘書はムッとする。

 

「お言葉ですが財前校長、天照の件でさえ、現在我々は現在調査中であり、猿島からの報告全てを鵜呑みにするのはかえって彼女達を追い詰める事になると、教育者であるのであれば、何故それに気づかないのです?」

 

「ふん、調査中も何も真実ならば、既に海上安全整備局から発表されているではないか」

 

「ですから、それが間違いと言うのです。猿島側だけでなく、天照の方にも事情を聴くべきだと思うのですが?」

 

「テロリストの言い訳を貴女は鵜呑みにするとうのですかな?宗谷校長」

 

「彼女達はテロリストではなく、うちの生徒達です!!」

 

「だが、海上安全整備局から既に討伐命令が下されたでないか」

 

「あれは誤報です!!そうに決まっています!!」

 

真雪も自分の学校の生徒がテロリスト扱いされて黙って居る訳にはいかず、彼女にしては珍しく声を荒げる。

かつてクイントが言っていた雪夜叉の一面を垣間見た気がする教頭と秘書であった。

真雪、財前の両者がヒートアップしていく中、

 

「御二方、そのくらいにして少しは落ち着いてはどうかな?」

 

と、二人の言い合いを止める声がした。

財前は、「誰だ?話の腰を折る無粋な奴は?」と、憤慨しつつ声のした方向を見ると、彼は顔を強張らせた。

 

「な、中島教育総監‥‥」

 

財前の視線の先にはブレザータイプの黒い軍服を来た一人の男が居た。

 

「そ、総監‥何故此処に‥‥?」

 

「今日、此方の宗谷校長と今回の一件で協議する予定があってね」

 

口調は穏やかなのだが、財前の方は冷や汗が流れ出す。

 

(そう言えば、教頭が、来客があると言っていたな‥‥それがまさか教育総監とは‥‥)

 

財前は此処に乗り込んで来た時に教頭がこの後、真雪は来客予定が有ると言っていた事を思いだした。

 

「何やら揉め事の様ですな‥‥教育総監としての立場上、海洋機関における教育関連については把握しておく必要があるので、私も同席しても構わないかな?」

 

「も、勿論です総監‥‥」

 

財前は緊張した面持ちで真雪との話し合いに彼が立ち会う事を了承した。

 

「私も問題ありあせん」

 

真雪の方も財前同様、この総監と呼ばれた男の立ち合いを許可した。

 

 

 


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