艦艇設定
艦名 超弩級日本武尊型戦艦二番艦 天照(あまてらす)
艦影は旭日の艦隊、OVA版12巻からの日本武尊
全長:298m
基準排水量:8万5,000t
武装
51cm45口径3連装主砲
噴進弾垂直発射機
17.8cm25連装対空噴進砲
15cm65口径成層圏単装高角砲
10cm65口径高角砲
7.6cm単装両用砲(外見は、オート・メラーラ製76mm単装両用砲)
12.7cm単装両用砲(外見は、オート・メラーラ製127mm単装両用砲)
マ式豆爆雷砲
25mm3連装機銃
ガトリング砲(CIWS)
搭載機
多用途オートジャイロ 海兎 (外見はSH-60B シーホーク)
概要
日本武尊型戦艦は、前世の超弩級戦艦大和の後世版であり、艦影は若干似ている部分もあるが、大和での失敗例を改善した点が多々見られる。
その為、大和型と比べると艦の能力、戦力規模は大幅に上回っている。
天照はその二番艦で、一番艦日本武尊との見分け方は、日本武尊が前世の大和型の艦橋をそのまま採用しているのに対し、天照は高雄型重巡洋艦の艦橋に大和型戦艦の艦橋を載せた形状なっている。
旭日艦隊の一隻として、一番艦である日本武尊と常に行動を共にし、数多くの作戦に参加し、独軍相手に勝利してきたが、後世世界の第二次世界大戦終戦末期に、日本武尊が英国からの避難船団の護衛と補給、乗組員の休養を目的として、一時英国近海から離れ、米国へ向かう事になり、日本武尊級が二隻共不在では、欧州戦線が維持できないと連合軍側の打診を受け、二番艦の天照は欧州戦線へと留まった。
その後、日本武尊の留守を突いて、独軍が連合軍に対し、反攻作戦を実施。
これまでの戦いで傷つき、補給もままならない状態の天照は、日本武尊級と言う事で、独軍からの集中攻撃を受けた。
奮戦虚しく天照は力尽き、大勢の乗員と共に大西洋の海中へと没した。
一番艦の日本武尊に関しては、米国のニューヨーク港寄航後、再び大西洋へと戻り、援英任務の任に当たった。
日本武尊はスコットランドのティ湾に突入し、艦砲射撃にて北アイルランド軍を支援。
そして1950年9月15日 これまで独軍に占領されていた英国首都ロンドンは解放された。
ロンドンが解放され、旭日艦隊の目的であった援英任務が終了と判断した日本武尊は日本へ帰投する事となった。
しかし、その帰投途中に独軍のUボートと刺し違えて、カムチャッカ半島沖で戦没と公式記録ではそう記載された。
だが、目撃者が多い天照と違い撃沈される様子を見たモノはおらず、終戦後もしばらくは日本武尊は沈んでいないと言う噂があった。
そして、その噂は事実であり、日本武尊は極秘裏に千島列島 宇志知島の秘密ドックにて大規模な改装工事を受ける事となった。
艦名 インディペンデンス級沿海域戦闘艦
艦影はアメリカ海軍の沿海域戦闘艦インディペンデンス級に似た姿。
全長 127.4m
全幅 31.7m
軽荷排水量 2,307トン
満載排水量 3,104トン
武装
Mk.110 57mm単装速射砲
シーRAM近SAM 11連装発射機 (ただし発射されるのはミサイルでは無く、噴出魚雷)
格納式短魚雷発射管
搭載機
無人ハイブリッド飛行船 一機
概要
ステルス設計の三胴船型。
ブルーマーメイドにて、正式に採用されている戦闘艦。
一部の艦は、横須賀女子海洋学校を始めとするブルーマーメイドを育成する学校でも教官艦として採用されている。
福内と宗谷真冬が艦長を務める艦もこれらの艦と同型艦。
配色は、喫水船は黒、下部は赤、船体は白地に赤いラインが入っている。
横須賀女子海洋学校の主な所属艦
猿島
天神
ブルーマーメイドの主な所属艦
みくら (福内が艦長を務める艦)
みやけ
こうづ
はちじょう
弁天 (真冬が艦長を務める艦、船体色は他艦と違い黒色となっている。これは真冬の趣味)
艦名 超弩級大和型戦艦二番艦 武蔵
艦影は昭和17年8月の竣工時の姿をベースに現代の電探を装備している姿。
全長 263.0m
全幅 38.9m
吃水 10.4m
兵装 46cm(45口径)砲3連装3基9門
15.5cm(60口径)砲3連装4基12門
12.7cm(40口径)連装高角砲6基12門
25mm3連装機銃12基36門
13mm連装機銃2基4門
正史では、日本海軍が最後に建造した超弩級戦艦。
レイテ沖海戦により、シブヤン海に沈んだ。
後世日本(紺碧・旭日の艦隊の世界)では、大和級の戦艦の建造は行われず、代わりに転生者達の前世の記憶・知識・技術から大和級戦艦撃沈の反省から建造された日本武尊級が建造され、日本武尊が後世の大和、天照が後世の武蔵と言う立ち位置となっていた。
そして、戦争が起きなかった世界では、大和はブルーマーメイドの総旗艦となり、武蔵は横須賀女子海洋高校の超大型直接教育艦となった。
乗艦する生徒は皆、入試での成績が上位のもので固められているエリート艦。
これは、大和の姉妹艦なため、将来的に大和に乗艦する事を約束されているいわば「大和用の練習艦」としての役割を担っている。
自動化されているため、他の学生艦同じ乗員数(生徒数)で運用出来る。
真霜や真冬が学生時代艦長を務めた艦でもある。
大和が軍艦色地の上に青と白の迷彩色が施されている様に、武蔵には軍艦色地の上に赤と白の迷彩色が施されている。
また、兵装に関しては、正史では、昭和19年4月に武蔵は修理を兼ねて改造作業が行われ、航空機に対抗する為に左右両舷副砲を撤去し、そこに高角砲用砲台が設けられたが、レイテ沖海戦までに高角砲増設工事が間に合わず、25mm三連装機銃を計6機増設した。
しかし、この戦争が起きなかった世界では、航空機が存在していないので、大和も武蔵も左右両舷に副砲が有るままとなっており、反対に対空兵装である12.7cm砲と25mm機銃は少ない。
艦名 金剛級巡洋戦艦二番艦 比叡
艦影 第二次改装後の比叡に現代の電探を装備した姿。
全長 222.0m
全幅 31.0m
吃水 9.37m
兵装 45口径毘式35.6cm連装砲4基
50口径四十一式15.2cm単装砲14基
八九式12.7cm連装高角砲4基
九六式25mm連装機銃10基
13mm4連装機銃2基
正史では、イギリスに発注され同地で建造された金剛型巡洋戦艦一番艦金剛の技術を導入し、日本で建造された巡洋戦艦。
第三次ソロモン海戦により自沈した。尚、翌日には姉妹艦の霧島も撃沈された。
後世日本(紺碧・旭日の艦隊の世界)では、前世(正史)の比叡よりも電子・対空装備が充実しており、高杉機動艦隊の旗艦として、真珠湾攻撃を始めとして第一線の戦場を渡り歩いた戦艦。
インド洋の作戦にて、独逸軍の攻撃により撃沈された。
戦争が起きなかった世界では、電探以外ではほぼ正史の比叡と同じ兵装で横須賀女子海洋学校所属の大型直接教育艦となっている。
型は古いものの武蔵同様、自動化されているため、少ない数の乗員数(生徒数)で運用が可能となっている。
艦名 新造工作艦 明石
艦影 日本海軍が建造した工作艦明石そのままの艦影
全長 158.50m
水線長 154.66m
垂線間長 146.60m
全幅 20.564m
水線幅 20.50m
吃水 6.29m
兵装 、12.7cm高角砲4門
25mm連装機銃 2基
正史では日本海軍唯一の新造工作艦で専従艦種として建造されたため、艦内に17ある工場には海軍工廠にすら配備していないドイツ製工作機械など最新の114台が設置されていた。そのため修理能力は非常に優れ 、連合艦隊の平時年間修理量35万工数の約40%を処理できる計算であり『移動する海軍工廠』であった。
1944年(昭和19年)3月30日のパラオ大空襲にて大破着底した。
戦争が起きなかった世界では、横須賀女子海洋学校所属の工作艦として造船科、機関科、技術科の生徒の為の学生艦となっている。
陽炎級駆逐艦
全長 118.5m
全幅 10.8m
吃水 3.76m
武装 12.7cm×50口径連装砲×3
25mm連装機銃×2 61cm
四連装魚雷発射基×2
爆雷
正史では、朝潮型駆逐艦の後継艦として大日本帝国海軍が建造、量産した駆逐艦。
19隻が作られ、終戦まで生き残ったのは雪風一隻のみ。
本型は朝潮型の船体を基本としているが、船体強度と軽量化を考慮した設計が施されている。船体構造の改良で復原性能・凌波性能・船体強度に関して申し分のない艦型に仕上がっており、武装面でも予備魚雷の被弾時の誘爆を防ぐため分散化などの改良を施し、機動力でも海軍設計陣の要求をある程度満たしている事から本型は艦隊型駆逐艦の集大成といえる代物に仕上がっていた。
原作において、岬明乃らが乗艦した晴風(Y467)もこの陽炎級の駆逐艦とされている。
この他にも作中では、浜風(Y470)、舞風(Y471)、萩風(Y464)、浦風(Y462)、谷風(Y465)、磯風(Y460)、天津風(Y459)、時津風(Y461)が名前やわき役として搭乗している。
戦争が起きなかったこの世界では、主に海洋高校の学生艦として使用されている。
艦名 給糧艦 間宮
艦影 日本海軍が建造した給糧艦 間宮そのままの艦影
全長 150.93 m
垂線間長 144.78 m
全幅 18.59 m
水線幅 18.67 m
吃水 常備状態 5.51 m
満載状態 7.58 m
兵装 14cm砲2門
8cm高角砲2門
25mm機銃3連装2基
25mm機銃連装2基
25mm機銃単装4挺
13mm単装機銃2挺
艦艇に食糧を供給する補給艦。
艦内には巨大な冷蔵庫・冷凍庫設備があり、その他にも屠殺製肉設備もあるため、牛馬を生きたまま積み込んだのちに食肉加工し、保存しておくことも可能。
またパンなどの一般的な食料だけではなく、アイスクリーム、ラムネ、最中、饅頭などの嗜好品からこんにゃく、豆腐、油揚げ、麩などの加工食品を製造する事が出来る艦内工場がある。
正史では1944年(昭和19年)12月20日アメリカの潜水艦の雷撃で撃沈された。
この戦争が起きていない世界では、横須賀女子海洋高校の学生艦として使用され、主に主計科の生徒が運用していると思われる。
伊二百一型潜水艦
全長 79.00m
全幅 5.80m
速力 海上 16ノット
水中 20ノット
武装 53cm魚雷発射管 艦首4門
25mm単装機銃2挺
魚雷10本
正史では大日本帝国海軍が建造した潜水艦で潜高型もしくは潜高大型とも呼ばれる。潜高とは水中高速潜水艦の略。
連合国の対潜水艦戦闘 (ASW) 能力向上にともなう日本潜水艦の被害拡大に対処するため水中速力を重視した型の潜水艦である。
水中高速航走性能の追求のため、極力の抵抗低減がなされた。
船体や艦橋は流線化設計され、外舷で使用する機器や儀装装備などの突起物は起倒式にする、もしくは簡素化が図られた。
上構の注水孔やアンカーレセスなどにも整流板を設け、船体下部のビルジキールは廃止された。
砲の搭載はせず、艦橋前後の25mm単装機銃は潜航中には格納スペースに収容された。
日本の潜水艦としては最初にブロック建造方式を取り入れた全溶接船体構造を採用した潜水艦である。
今作に登場した伊201、202は共に撃沈されず、舞鶴で終戦を迎え、伊201は戦後アメリカ軍に引渡され、1946年3月にオアフ島沖でアメリカ潜水艦カイマンの実艦的として撃沈処分された。
伊202はアメリカ軍に引渡された後、1946年4月5日、向後崎西方沖でアメリカ海軍により海没処分された。
戦争が起きなかった世界では、両艦とも東舞鶴男子海洋学校の学生艦として所属している。
海上安全整備局からの通信により反逆した天照を撃沈しようと切り立ったが、降伏勧告をせず、いきなり魚雷攻撃を行い、Z弾により返り討ちにされた。
あきづき型護衛艦
全長 150.5 m
全幅 18.3 m
速力 最大で30ノット
正史では海上自衛隊が運用する汎用護衛艦。
海上自衛隊の第2世代汎用護衛艦の発展型として、17中期防に基づき、平成19年度から平成21年度にかけて4隻が建造された。
戦争の起きなかった世界では東舞鶴男子海洋学校をはじめ、他の海洋高校でも教官艦と使用されていると思われる。
東舞鶴男子海洋学校旗艦の あおつき以下16隻が武蔵追跡を行うも全て武蔵の46cm砲の前に返り討ちにあった。
艦名 須佐之男級重巡洋艦一番艦 須佐之男
全長 204m
全幅 20.7m
機関 艦本式ジーゼル・エレクトリック方式
軸馬力 75000Hp
兵装 15cm成層圏単装砲 × 3
10cm連装高角砲 × 8
25㎜3連装高角機銃 ×10
3連装ン式弾発射機 ×1
3連装魚雷発射管 ×2
天照の造艦コンセプトを基に建造された新型の重巡洋艦。
将来、海兎などのオートジャイロの搭載も考慮されて艦尾には格納庫も建設されている作りとなっている。
まだ、運用されたばかりの艦なので今度横須賀女子の実習で稼働データをとり、それによっては以後も建造を検討されている。
外見は中央公論社より発売された『旭日の艦隊 図解資料集』に掲載されている利根型対空巡洋艦 那智 をイメージ下さい。
艦名 畝傍級重巡洋艦 二番艦 宿祢(すくね)
全長 180.6m
全幅 21.3m
兵装 30cm50口径連装砲 × 2
14cm単装砲 × 8
12.7cm高角砲 × 3
25㎜連装機銃 × 2
3連装魚雷発射管 ×2
須佐之男同様、新たに作られた新型の重巡洋艦。
重巡洋艦でありながら高い攻撃力と長い航続距離が特徴の作りとなっている。
外見イメージはイカロス出版から発売されている栗橋伸祐さん連載の『黒鉄ぷかぷか隊』に登場する巡洋艦 畝傍 をイメージして下さい。
強奪艦
全長 200m
武装 25mmガトリング砲 × 3
250mm速射砲 × 1
対艦ミサイルランチャー 多数
アメリカ海軍が試作艦として建造した最新鋭艦。
ハワイのドックにて停泊中にテロリストの手によって強奪された。
形状は末広がりのタンブルホーム船型にトリマラン(三胴型)船体となっている。
水中の船体から空気の泡を出して包むことで、抵抗を減らしつつ水中翼で浮力も調整して速度を上げることが出来る。
外見イメージは ガンダムSEED 及び ガンダムSEED DESTINY に登場するオーブ海軍の大型イージス艦。