神代凌牙はデュエルをしない   作:さらさ

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ミラフォの次は魔法の筒とかリボルバーガチカード使いすぎじゃね……?
後ウィンディとリボルバーのデュエルがハイレベルすぎる……あのレベルのデュエル私には到底不可能です(真顔)
後”密会”は神回だった、イグニス達がわちゃわちゃしてるのすごくかわいい!
「このままいかせていいのか?」「そんなわけなかろ」のやり取り好き

あ、今回のデュエルはいつにもましてガバガバなのでご容赦ください


70/凌牙&ⅣVSクラゲ先輩~妹を助ける為に~

神代凌牙LP2000 手札5

ⅣLP2000 手札5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し

 

クラゲ先輩LP8000 手札5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し

 

 

「俺のターン、ドロー!

 修験の妖社発動、妖仙獣が召喚される度にカウンターを点灯させる

 妖仙獣鎌弐太刀を召喚、弐太刀の効果の効果で参太刀を召喚!妖仙獣が召喚されたので妖仙カウンターが2つ点灯!」

 

 

妖仙獣鎌弐太刀

 星4/風属性/獣戦士族/攻1800

 

妖仙獣鎌参太刀

 星4/風属性/獣戦士族/攻1500

 

修験の妖社 妖仙カウンター0→2

 

 

さてここからどうするか……

ランク4を召喚しようか……ガガガガンマンか?

1ターン目は全員攻撃できないし、バーンを与えるか……

……いや、このデュエルには璃緒の命が掛かってるんだ、ただでさえライフが半分なんだから慎重に行かないと

つーかトーマスとのタッグなんだし、エクシーズモンスター出したら俺がやばいか

 

「俺は手札のWW-スノウ・ベルの効果発動!風属性のモンスターが2体以上いるので特殊召喚できる!」

 

 

WW-スノウ・ベル

 星1/風属性/魔法使い族/攻 100

 

 

可愛らしい水色の鈴のモンスターがひょっこりとフィールドに現れる

……なんでリンちゃんのデュエル1回だけだったんだろか……リンちゃん不憫すぎるやろが……

 

「俺はレベル4の鎌弐太刀にレベル1のスノウ・ベルをチューニング!その躍動感溢れる剣劇の魂、出ておいで!HSRチャンバライダー!俺はこれでターンエンド、参太刀は自身の効果で手札に戻るよ」

 

 

HSRチャンバライダー

 星5/風属性/機械族/攻2000

 

神代凌牙LP2000 手札3

ⅣLP2000 手札5

【モンスター】

HSRチャンバライダー/攻2000

【魔法・罠】

修験の妖社(永続魔法)

 →妖仙カウンター:2

 

クラゲ先輩LP8000 手札5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し

 

 

というかクラゲ先輩シンクロ召喚に対して何のリアクションもしなかったなぁ……

いや、バリアン側には既にシンクロもペンデュラムもバレてるんだし当たり前か

 

「なんだ、やけに慎重じゃねぇか」

 

「当たり前やん?璃緒の命が掛かってるんやぞ?

 ……まぁ、そんなわけで俺がやらかしそうになったらフォローよろしく」

 

『よっしゃ任せろ(腹パンの素振りをしながら)』

 

「物理じゃないですかやだー!」

 

「てめぇらいい加減しろぉ!俺のターン、ドロー!

 俺はデス・キロネックスを召喚、フィールドに水属性モンスターがいるのでサイレンス・シーネットルを自身の効果で特殊召喚だ!」

 

 

デス・キロネックス

 星4/水属性/水族/攻 800

 

サイレンス・シーネットル

 星4/水属性/水族/攻 800

 

 

フワフワとフィールドに現れたのは、うん、クラゲです

彼の見た目とかで大方想像は付いたけど、本当に見たまんまだなおい

 

「先輩の本気はここから始まる……しっかり見とけよ?

 俺はレベル4のデス・キロネックスとサイレンス・シーネットルをオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!

 現れろ、No.4!混沌に漂いし透明な戦士、全てを見通し世界を刺せ!猛毒刺胞ステルス・クラーゲン!」

 

 

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン

 ランク4/水属性/水族/攻 1900 ORU:2

 

現れたのは毒々しい色の巨大クラゲ

んー、ランク4のわりに攻撃力が低いような……どんな効果効果を持ってるんだ?

クラゲだし、ジワジワと攻撃力を下げる系か、それともバーンか

 

「はぁ!?No.4!?ふざけるな!4は俺の専売特許だ、特別な数字だ!何が悲しくてNo.4がクラゲなんだ!」

 

>>突然の逆ギレ<<

まぁ、ファザコンのトーマスがバイロンさんからもらった4の数字を馬鹿にされたら(?)そらキレるよなぁ……

あ、俺的には別にNo.4がクラゲだろうが何だろうがどうでもいいです、はい

 

「クラゲを舐めてんのか?水属性最強の生物こそクラゲ!不死の生命が死の毒をお前達に突き刺してやるよぉ!

 俺は手札から魔法カードジェリー・レインを発動!フィールドのモンスターを水属性に変更する!」

 

『このタイミングで属性変更だと?』

 

ブラック・ミストが怪訝そうにクラゲ先輩を見つめる

このタイミングで変更、って事はあのNo.の効果と関係してるとみて間違いないだろな

 

「ステルス・クラーゲンの効果発動!互いのターンに1度、水属性モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える!俺は水属性になったチャンバライダーを破壊する!」

 

「その為の属性変更か!でもスノウ・ベルを素材にしたシンクロモンスターは効果破壊されない!」

 

「なんだと!?」

 

正確にはこのカードを素材にしてシンクロ召喚した風属性シンクロモンスターだけどね

それにしてもあっぶねー!ガガガガンマンじゃなくてチャンバライダー出しといてよかった……!

……ん?効果破壊されないのは風属性シンクロモンスターだけど、今水属性に変更になってるけどどうなんだ……?

……まぁいいや!デュエルディスクは効果破壊されないって処理されてるし、考えるのはやめよう!(思考停止)

 

「ちっ、俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

 

神代凌牙LP2000 手札3

ⅣLP2000 手札5

【モンスター】

HSRチャンバライダー/攻2000

【魔法・罠】

修験の妖社(永続魔法)

 →妖仙カウンター:2

 

クラゲ先輩LP8000 手札1

【モンスター】

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン/攻 1900 ORU:2

【魔法・罠】

伏せ×2

 

 

今更だけどステルス・クラーゲンの効果ってORU使わないんだ……これはつらい

 

「俺のターン、ドロー!

 俺はギミック・パペット―死の木馬(デストロイ)を召喚!」

 

 

ギミック・パペット―死の木馬(デストロイ)

 星4/闇属性/機械族/攻1200

 

 

「さらに手札からからくりの宝札を発動!フィールドのギミック・パペットモンスターを破壊し、カードを1枚ドローする!

 死の木馬(デストロイ)がフィールドから墓地に送られたので、手札のギミック・パペットモンスターを2体まで特殊召喚できる!俺はネクロ・ドールとナイト・ジョーカーを特殊召喚!」

 

 

ギミック・パペット―ネクロ・ドール

 星8/闇属性/機械族/攻 0

 

ギミック・パペット―ナイト・ジョーカー

 星8/闇属性/機械族/攻 800

 

 

死の木馬(デストロイ)から出て来たのは、ホラゲに出てきそうな人形たち

……デストーイ使いの俺が言うのもなんだけど、いつ見てもこいつら怖いな

 

「俺はレベル8のネクロ・ドールとナイト・ジョーカーでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

 

ネクロ・ドールとナイト・ジョーカーが不気味な笑い声を発しながら光の渦に吸い込まれていく

出てくるのは、エクシーズ召喚が主流なこの次元に置いて無類の強さを誇るえぐいカードだ

 

「現れろ、No.15!運命の糸を操る地獄からの使者、漆黒の闇の中より舞台の幕を開けろ!ギミック・パペット―ジャイアントキラー!」

 

 

No.15ギミック・パペット―ジャイアントキラー

 ランク8/闇属性/機械族/守2500 ORU:2

 

 

「Ⅳ!」

 

「トーマス兄様!」

 

門の方から遊馬とミー君の声が聞こえた……てかお前ら来るの早いな!?

今はトーマスのターンなので、片手を軽く振って無事であることをアピールする

 

「俺はジャイアントキラーの効果発動!ORUを1つ使い、このカード以外のエクシーズモンスターをぶっ壊しその攻撃力の合計分のダメージを与える!さぁ、俺のファンサービスを食らえ!」

 

ステルス・クラーゲンに無数の糸が絡み、ジャイアントキラーの開いた胸部分に吸い込まれていく

いやー、先行でグスタフ・マックスで2000バーンでどや顔してたらジャイアントキラーの効果で3000バーン→ダイレクトアタックでワンキルされたのはいい思い出です

……うん、やっぱエクシーズモンスター出さなくてよかったわ

このルールだと俺のモンスターも巻き込まれちゃうんだよなぁ……というかなんだこのバーン合戦は

 

 

No.15ギミック・パペット―ジャイアントキラー ORU:2→1

 

クラゲ先輩LP8000→6100

 

 

早々にNo.を処理できたのは大きいな

何気にNo.耐性がくそめんどくさいしねー

 

「……あー?この程度でいい気になってるんじゃねぇぞ!10個下の後輩風情が調子になってるんじゃねぇ!」

 

 

ステルス・クラーゲン・エフィラ×2

 ランク4/水属性/水族/攻 1900 ORU:1

 

 

「え!なんでモンスターが増えてるんだよ!?」

 

「これは……!?」

 

遊馬とミー君が驚きの声を上げる

かく言う俺達も驚きでデュエルの手を止めてしまう

これがステルス・クラーゲンのORUを使った効果って事か……!

 

「俺はステルス・クラーゲンの効果を発動したのさ!

 このカードが破壊された場合、自分の墓地かEXデッキからステルス・クラーゲンと名の付くモンスターをORUの数まで特殊召喚できる!

 さらにこの効果で特殊召喚したエフィラは破壊されたステルス・クラーゲンのORUを1つずつ得る!しかもエフィラにはステルス・クラーゲンと同じ効果がある」

 

つまり無限再生か……くそめんどくせぇな!

いや、クラゲらしい効果っちゃ効果なんだけど、それを相手するこっちの身にもなれよ!しかもステルス・クラーゲンと同じ効果を持ってるって事は水属性破壊&バーンもあるって事だろ?それが毎ターン2回!

トーマスは闇特化だし、俺も水属性はバージェストマ達だからあまり効果が無い……っつてもその辺を考えてないとは考えずらい

ジェリー・レインみたいな属性変更カードをある程度入れてるはずだ

 

「知らねぇだろ?クラゲの中には自ら分裂し、元の個体に戻るすげぇ先輩がいるんだよ

 それに老化しても若返る先輩もな、さらには驚くなよ?先輩たちには心臓も脳もねぇんだ!」

 

「脳みそがねぇって威張ってんじゃねぇ!馬鹿が!」

 

『せやな』

 

「せやな」

 

ちなみにすっげーまじでどうでもいいけど、自ら分裂してーの下りであの……なんだ……プラタリナ?プラネリア?を思い出しました

 

「お前……もう1度聞く……どこ中だぁ!?おらぁおらぁおらぁ!」

 

クラゲ先輩うっせぇなぁ……

にしても、あのモンスター達をどうにかするのは至難の業……めんでぇよぉ……

 

「俺はジャイアントキラーの効果発動!ORUを1つ使いエフィラ2体をぶっ壊す!デストラクション・キャノン!」

 

エフィラ達がジャイアントキラーに吸い込まれていく

そしてそれがエネルギーとなり、クラゲ先輩に直撃する

 

 

No.15ギミック・パペット―ジャイアントキラー ORU:1→0

 

クラゲ先輩LP6100→2300

 

 

「どうだ、奴のライフを3800削ってやったぜ」

 

強い(確信)

てかステルス・クラーゲンも含めるとこのターンだけで5700削ったことになるんだよなぁ……

っておい、5700って初期ライフ悠々と超えてるやんけ!

 

「だが俺は破壊された2体のエフィラの効果発動!墓地からステルス・クラーゲンを特殊召喚し、EXデッキから3体目のエフィラを特殊召喚する!」

 

 

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン

 ランク4/水属性/水族/攻 1900 ORU:1

 

ステルス・クラーゲン・エフィラ

 ランク4/水属性/水族/攻 1900 ORU:1

 

 

「あーもーなんだよあれ!?これじゃきりがねぇよ!」

 

「このままじゃトーマス兄様も凌牙も危ない……!」

 

くっそ、ただでさえ時間が無いのに……!

時間を掛ければ掛けるほど、璃緒の命が削られていく……なんとかしないと……

 

「……俺はカード伏せてターンエンドだ」

 

 

神代凌牙LP2000 手札3

ⅣLP2000 手札2

【モンスター】

HSRチャンバライダー/攻2000

No.15ギミック・パペット―ジャイアントキラー/守2500 ORU:0

【魔法・罠】

修験の妖社(永続魔法)

 →妖仙カウンター:2

伏せ×1

 

クラゲ先輩LP2300 手札1

【モンスター】

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン/攻 1900 ORU:1

ステルス・クラーゲン・エフィラ/攻 1900 ORU:1

【魔法・罠】

伏せ×2

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

さてどうするべきか

面倒な蘇生効果+バーンがある以上安全策でいきたいがそうもいかない

璃緒の命が掛かってる以上、早急に終わらせないと……

あの蘇生効果がある以上、一撃でライフを削らないとダメだ

クリアウィングで攻撃力を0にするか、大刃禍是でバウンズか、それとも

 

『……アビスで一撃か、クリスタル・ゼロで攻撃力を下げるか、だな』

 

……やっぱりそうなるよな

俺の手札を見ると、そのモンスターのどれも召喚できない……

ここは、地道にチャンバライダーでライフを削るしかない

 

「俺は手札の鎌参太刀を召喚!妖仙カウンターが点灯!

 さらに妖仙カウンターを取り除き、妖仙獣の神颪を手札に加える!」

 

「永続罠DNA移植手術発動!属性を1つ宣言し、フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になる!俺が宣言するのは水属性だ!」

 

「何!?」

 

「ファッ!?」

 

やばい、これで迂闊な事出来んくなった……!

てかなんでそれトーマスのターンに発動しなかったし……それでジャイアントキラー破壊すれば5700もダメージ受けずに済んだのに……プレミかな?

……なんて悠長に考えてる場合じゃない!これまずい!

 

 

妖仙獣鎌参太刀

 星4/風属性→水属性/獣戦士族/攻1500

 

修験の妖社 妖仙カウンター:2→3→0

 

 

「俺はステルス・クラーゲンとエフィラの効果発動!水属性モンスターを破壊してその攻撃力分のダメージを与える!対象はジャイアントキラーと鎌参太刀だ!」

 

クラゲの触手がジャイアントキラーと鎌参太刀に絡みつき、破壊する

……これは、本格的にまずい

 

 

神代凌牙LP2000→500

 

ⅣLP2000→500

 

 

俺とトーマスの残りライフ500……鉄壁突入とはいえ、もし1度でもクラーゲン達の効果を受けたら終わりだ

……とりあえず、この状況を打破するためのカードを引くまで、少しでもダメージを稼ぐしかない

 

「俺はチャンバライダーでステルス・クラーゲンを攻撃、そしてダメージステップ時チャンバライダーの効果発動!チャンバライダーの攻撃力を200アップさせる!」

 

 

HSRチャンバライダー/攻2000→2200

 

クラゲ先輩LP2300→2100

 

 

No.耐性があるとはいえ、戦闘破壊できるエフィラに攻撃してもまた蘇生させられる

だったらステルス・クラーゲンをサンドバックにした方がいいよな……いいよな?

 

「はっ!この程度のダメージどうってことないなぁ!」

 

「ちょっと油断するのは早いんじゃないかな?チャンバライダーは2回攻撃できる!」

 

「なんだと!?」

 

「もう1度ステルス・クラーゲンを攻撃!そしてダメージステップ時に攻撃力200アップだ!」

 

 

HSRチャンバライダー/攻2200→2400

 

クラゲ先輩LP2100→1600

 

 

よーしよしよし、何とか700削れたか……

でも長期戦になればなるほどこっちが不利になる、とりあえず防御札伏せなきゃ(使命感)

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 

神代凌牙LP500 手札3

ⅣLP500 手札2

【モンスター】

HSRチャンバライダー/攻2400

【魔法・罠】

修験の妖社(永続魔法)

 →妖仙カウンター:0

伏せ×1

伏せ×1

 

クラゲ先輩LP1600 手札1

【モンスター】

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン/攻 1900 ORU:1

ステルス・クラーゲン・エフィラ/攻 1900 ORU:1

【魔法・罠】

DNA移植手術(永続罠)

 →宣言:水属性

伏せ×1

 

 

「……凌牙、大丈夫か?」

 

「あー……正直、今すぐデュエルディスクをぶん投げてマウント取ってあいつの顔面ボコボコに殴りたい衝動に駆られているので平気じゃないです」

 

『よし、大丈夫そうだな』

 

「俺の話ちゃんと聞いてた?」

 

実際あいつをボコボコに殴りたいとは言え、デュエルに勝たなきゃ璃緒の解毒はかなわない

……こういう時遊戯王次元は面倒だな、おい

 

「手も足も出なってか?俺のターン、ドロー!

 さぁバトルだ!ステルス・クラーゲンでトロンのバカ息子にダイレクトアタック!これで終わりだぁ!」

 

「そうはさせないよ!罠発動、決別!魔法カードを墓地に送ってバトルフェイズを終了させて、モンスター効果をターン終了まで無効にするよ!墓地に送った代償の宝札の効果で2枚ドロー!」

 

ぶっちゃけこの状況じゃ効果無効はあんま意味無いけどね!

……あれ、効果無効になったらチャンバライダーの効果破壊耐性もリセットされるんじゃ……

……ま、まぁあっちは気づいてないないみたいだし気にしない方向で行こう(震え声)

や、やばい、璃緒の事で頭がいっぱいでこっちもプレミが多い、し、慎重にいこう

 

「ぐっ……俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

神代凌牙LP500 手札4

ⅣLP500 手札2

【モンスター】

HSRチャンバライダー/攻2400

【魔法・罠】

修験の妖社(永続魔法)

 →妖仙カウンター:0

伏せ×1

 

クラゲ先輩LP1600 手札0

【モンスター】

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン/攻 1900 ORU:1

ステルス・クラーゲン・エフィラ/攻 1900 ORU:1

【魔法・罠】

DNA移植手術(永続罠)

 →宣言:水属性

伏せ×3

 

 

「……」

 

『……』

 

……あの、プレミの事は俺もわかってるんです……だから、その……俺を見るなぁ!(迫真)

俺は黙って首を反らした

 

「俺のターン、ドロー!

 トレード・インを発動、2体目のネクロ・ドールを捨てて2枚ドロー!成金ゴブリンを発動し、お前のライフを1000回復しカードを1枚ドローする!更に傀儡儀式―パペット・リチューアルを発動!」

 

 

クラゲ先輩LP1600→2600

 

 

一瞬トーマスがクラゲ先輩のライフ回復させたのを見てファッ!?って思ったけど、パペット・リチューアル発動させるためか

 

「俺のライフが相手のライフより2000以上少ない場合に発動でき、このカードを発動したターンバトルできねぇ

 パペット・リチューアルの効果で俺は墓地からギミック・パペットと名の付くレベル8のモンスターを特殊召喚できる!俺はネクロ・ドール2体を特殊召喚だ!」

 

 

ギミック・パペット―ネクロ・ドール×2

 星8/闇属性→水属性/機械族/攻 0

 

 

棺桶からずるりと人形が出てくる

うん、攻撃力0のネクロ・ドールなら破壊されたところでダメージは0……ああ、だから手札補充もかねてトレード・インでネクロ・ドールを墓地に送ったのか

 

「俺はレベル8のネクロ・ドール2体をオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!来い、No.40ギミック・パペット―ヘブンズ・ストリングス!」

 

 

No.40ギミック・パペット―ヘブンズ・ストリングス

 ランク8/闇属性→水属性/機械族/攻3000 ORU:2

 

 

天使の羽をもつ地獄人形がトーマスのフィールドに現れる

……なんでだろう、FGOのポロロンさんを思い出すわ

 

「いくら攻撃力が高くても先輩たちの前には無力なんだよ!

 俺はステルス・クラーゲンの効果発動!水属性となったヘブンズ・ストリングスを破壊する!」

 

「俺が何の対策も無しにこいつを召喚すると思ったか!速攻魔法禁じられた聖衣を発動!ヘブンズ・ストリングスの攻撃力を600下げ、効果の対象にならず効果では破壊されない!」

 

 

No.40ギミック・パペット―ヘブンズ・ストリングス/攻3000→2400

 

 

ヘブンズ・ストリングスが神の衣を纏い、ステルス・クラーゲンの触手を弾く

……うん、全然似合わねぇな!

 

「俺はヘブンズ・ストリングスの効果発動!ORUを1つ使いこのカード以外のモンスターにストリングスカウンターを1つ置く、次のターンのエンドフェイズにカウンターの乗ったモンスターを破壊し、その攻撃力のダメージをコントローラーに与える!俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

No.40ギミック・パペット―ヘブンズ・ストリングス ORU:2→1

 

HSRチャンバライダー ストリングスカウンター:1

 

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン ストリングスカウンター:1

 

ステルス・クラーゲン・エフィラ ストリングスカウンター:1

 

神代凌牙LP500 手札4

ⅣLP500 手札1

【モンスター】

HSRチャンバライダー/攻2400

 →ストリングスカウンター:1

No.40ギミック・パペット―ヘブンズ・ストリングス/攻3000 ORU:1

【魔法・罠】

修験の妖社(永続魔法)

 →妖仙カウンター:0

伏せ×2

 

クラゲ先輩LP2600 手札0

【モンスター】

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン/攻 1900 ORU:1

 →ストリングスカウンター:1

ステルス・クラーゲン・エフィラ/攻 1900 ORU:1

 →ストリングスカウンター:1

【魔法・罠】

DNA移植手術(永続罠)

 →宣言:水属性

伏せ×3

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

「永続罠ジェリー・バインド発動!自分フィールドに水属性モンスターがいる時、相手モンスターを対象に発動!対象モンスターは効果を発動できず、攻撃も出来ない!俺はヘブンズ・ストリングスを選択する!」

 

クラゲの触手がヘブンズ・ストリングスに巻き付く

……これでストリングスカウンターによるバーンは期待できないなぁ……

でも、こっちも勝利の方程式は整ってる!

 

「凌牙、さっさとやっちまえ」

 

「おうよ!俺はスケール2の魔装戦士ドラゴディウスとスケール9のケンドウ(スピリット)KAI-DENでペンデュラムスケールをセッティング!これでレベル3から8のモンスターが同時に召喚可能!

 揺れろ、魂のペンデュラム、天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!出ておいで、カラテ(スピリット)KURO-OBI!

 さらにKAI-DENのペンデュラム効果発動!モンスターがペンデュラム召喚された時、このカードは手札に戻る」

 

 

カラテ(スピリット)KURO-OBI

 星5/風属性→水属性/戦士族/攻2400

 

 

これで俺のフィールドにはレベル5で水属性のモンスターが2体

……俺は、EXデッキから1枚のカードを取り出す

俺のNo.、俺の知らない記憶の欠片……ダメだ、干渉に浸るな、今は璃緒を救う事だけ考えろ!

 

「俺はレベル5のチャンバライダーとKURO-OBIでオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!

 カオスに落ちたる聖なる雫、その力を示し混沌を浄化せよ!No.73激瀧神アビス・スプラッシュ!」

 

 

No.73激瀧神アビス・スプラッシュ

 ランク5/水属性/戦士族/攻2400 ORU:2

 

 

「な、なんだこのモンスターは……!」

 

クラゲ先輩はアビスを見て呆然としている

水属性モンスターの使い手だし、海の神たるアビスを見て何かを感じ取ったらしい

 

「No.73激瀧神アビス・スプラッシュ、混沌を浄化する海の神だよ……んじゃま、さっさと勝つぜトーマス!」

 

「当たり前だろ?」

 

……やっぱり、俺はこの場所を手放せないなぁ

璃緒がいて、ブラック・ミストがいて、トーマス達や遊馬達がいる、この場所が

俺がバリアンで、皆の敵だとしても、俺は……

 

「後輩風情が何盛り上がってるんだ!」

 俺はエフィラの効果発動!水属性モンスターを破壊し、その分のダメージを与える!」

 

「させねぇよ!罠発動、ストリングス・シェード発動!俺はアビスを選択し、選択したモンスターは効果では破壊されない!」

 

クラゲ先輩とトーマスの声で思考の海から意識を引き上げる

何はともあれ、アビスは大丈夫だろう……でも、ヘブンズ・ストリングスの方はどうだろうか?

 

「なら俺はステルス・クラーゲンの効果発動!ヘブンズ・ストリングスを破壊する!」

 

「それも対策済みだ!ブレイクスルースキル発動!ステルス・クラーゲンの効果を無効にする!」

 

あ、大丈夫みたいですね

……それじゃ、後は本当に勝つだけだね!

 

「それじゃこれが最後の仕上げだ!俺はRUM-バリアンズ・フォースを発動!」

 

「「「「はぁ!?」」」」

 

『……』

 

皆が驚いている中、ブラック・ミストだけが静かに俺を見ている

……うん、アリト戦とは違い、痛みも何もない

それが、俺がバリアンとして自覚したからか、アビスの力かはわからないけど

 

「俺はアビス・スラッシュでオーバーレイネットワークを再構築、カオス・エクシーズ・チェンジ!

 渦巻く混沌の水流を突き破り、今彼の地に浮上せよ!CNo.73激瀧瀑神アビス・スープラ!

 バリアンズ・フォースの効果でステルス・クラーゲンのORUをアビスのCORUにし、その数×300攻撃力をダウンする!」

 

 

CNo.73激瀧瀑神アビス・スープラ

ランク6/水属性/戦士族/攻3000 CORU:4

 

No.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲン/攻 1900→1600 ORU:1→0

 

 

「そして俺はアビス・スープラの効果発動!CORUを1つ使い、ダメージ計算時のみ相手モンスターの攻撃力分アップする!」

 

「なっ!じゃぁ、俺は……!」

 

『そうだてめぇはここで終わりだ!』

 

「「CNo.73激瀧瀑神アビス・スープラでNo.4猛毒刺胞ステルス・クラーゲンを攻撃!これが俺達のファンサービスだぁ!」」

 

「後輩風情が先輩の俺に勝つなんて……!ぐああああああああああ!」

 

 

クラゲ先輩LP2600→—400

 

WIN 凌牙&Ⅳ


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