途中で「お?」って思うところがあるとは思いますが寛大なお心でスルーしていただけるととっても嬉しいです(震え声)
最新話だけどボーマンがオリジナルで、Playmakerがバックアップの人格とかすさまじい展開になってきたな(驚愕)
果たしてボーマンがそう言う風に記憶を捏造されてるだけなのか、本当の事なのか……
次話が楽しみだなと思いました(小並感)
後ウィンディの声が親善大使でびっくりしたよ!
考察ではウィンディが草薙仁のパートナーで、スペクターのパートナーは土属性のイグニスだって話だけど、実際はどうなんだろうね?
e・ラーLP3800 手札0
【モンスター】
No.77ザ・セブン・シンズ/攻4000 ORU:4
堕天使イシュタム/守2900
堕天使ゼラート/守2300
【魔法・罠】
無し
九十九遊馬LP2850 手札1
神代凌牙LP4000 手札5
【モンスター】
バージェストマ・オパビニア/守2400 ORU:1
【魔法・罠】
修験の妖社(永続魔法)
→妖仙カウンター:0
冥界の宝札(永続魔法)
セット×3
セット×1
『我のターン、ドロー!』
e・ラーがカードをドローし、何も持っていない左手に加える
たった1枚、されど1枚、油断は出来ない
『我は守備表示のイシュタムとゼラートを攻撃表示に変更!
そしてセブンシンズの効果発動!ORUを1つ使い、お前達のモンスター全てを破壊しこのカードのORUにする!』
「所がそうはいかないんだよね!オパビニアは他のモンスターの効果を受けない!よってこのカードが破壊されることは無い!」
『ちっ……』
No.77ザ・セブン・シンズ ORU:4→3
とりあえず壁は守られたけど、こっちの劣勢には変わりない
あの高攻撃力のモンスターを捌くのは一苦労だ、2対1なのにアドバンテージはあっちの方が圧倒的に上だ
『さぁバトルだ!我はセブンシンズで九十九遊馬にダイレクトアタック!ジェノサイドスパイダーシルク!』
セブンシンズが蜘蛛の糸……いや、あれはもはや白いレーザーと言っても差し支えは無いだろう
それが一直線に遊馬に向かっていく……あいつ、やっぱり遊馬を集中攻撃することをやめないらしい
『遊馬!』
「わかってる!俺は手札の虹クリボーの効果発動!このカードをセブンシンズの装備カードにし、装備モンスターは攻撃出来ない!」
クリクリーと可愛らしい声が聞こえ、カードを発動しようとDディスクに置いていた手を止める
……全体破壊の効果はともかく、4000の攻撃が来ないのは安心できる
多少の時間稼ぎしか出来ないだろうけど、ないよりはましだろう
この伏せカードは最後の切り札としてとっておこう
『無駄な足掻きを……!ならばゼラートで九十九遊馬を攻撃だ!』
「させるか馬鹿野郎!俺は墓地の三つ目のダイスの効果発動!」
『墓地のこのカードを除外することで相手モンスターの攻撃を無効にする!』
2回もの攻撃を防御されてe・ラーはイライラとした表情を隠そうとしない
e・ラーはイシュタムで再度遊馬に攻撃宣言を行う
遊馬はDディスクに手を伸ばそうとしたが、アストラルに窘められてそのままダメージを食らう
そしてe・ラーはそのままターンエンドした
遊馬LP2850→350
e・ラーLP3800 手札1
【モンスター】
No.77ザ・セブン・シンズ/攻4000 ORU:3
堕天使イシュタム/攻2500
堕天使ゼラート/攻2800
【魔法・罠】
無し
九十九遊馬LP350 手札0
神代凌牙LP4000 手札5
【モンスター】
バージェストマ・オパビニア/守2400 ORU:1
【魔法・罠】
修験の妖社(永続魔法)
→妖仙カウンター:0
冥界の宝札(永続魔法)
虹クリボー(装備カード)
→対象:No.77ザ・セブン・シンズ
セット×3
セット×1
……なんでカードを発動させなかったんだ?
多分遊馬のリアクションから、あれは防御系のカードだと思うんだけど……
……あっ(察し)
「アストラル……聞こえますか……俺です……シャークです……今、あなたの脳内に……直接話しかけています……」
『こんな時でもネタ挟むのはやめろ』
Dゲイザー越しから遊馬達に呼びかける
声出してもいいけど、あまりこっちの手の内を知られるのは良くないからな
<え、シャーク、アストラルに用か?でも何で通信……>
「ちょっとねぇ……アストラルー」
<どうした、シャーク?>
今更だけどこれアストラルの声も認識するんだ……
通信しといてあれだけど、正直期待してなかった、科学の力ってすげー!
<あのさぁ、俺の事心配してくれるのは嬉しいけどさぁ、俺の事はいいからそっちはそっちでデュエルしててや
遊馬の反応見る限り、さっきのカードは防御系のカードっぽいし、それは俺にとっておくもんじゃなくてそっちで使うべきカードだったと思うけど?>
確かに俺も三つ目のダイスの効果使ったけどさ、それはタッグデュエルでパートナーである遊馬を助ける為
でもさっきのは明らかに自分達を犠牲に、いざって時に俺を生かす為の行為だった
いくらデュエリストの皮を被ったリアリストだけどさ、それはデュエリストである俺を侮辱する行為に他ならない
<……そう、だったな、君も1人のデュエリストだったな……すまないシャーク>
「いやまぁ発狂した手前、俺も強く言えないんだけどねぇ……
パートナーとしてのサポートは大歓迎だけど、自己犠牲、ダメ、絶対、OK?」
<ああ、了解した>
おっしこれで大丈夫だ
俺を助けたのが原因で遊馬達が脱落したら死んでも死にきれねぇ
俺とアストルの話が終わったのを確認すると、遊馬がデッキトップに手を置いた……話が長くてすまねぇ……すまねぇ……
「行くぜ!俺のターン、ドロー!
俺はエクシーズリベンジを発動!相手フィールドにORUを持ったモンスターがいる場合、自分墓地のエクシーズモンスターを選択して発動できる!
選択したモンスターを特殊召喚し、相手モンスターのORU1つを選択したモンスターのORUにする!
俺はホープを特殊召喚して、セブンシンズのORUをホープのORUにする!」
No.39希望皇ホープ
ランク4/光属性/戦士族/攻2500 ORU:1
No.77ザ・セブン・シンズ ORU:3→2
遊馬のフィールドにホープが舞い戻る
……やっぱり、ホープがいると何となく安心するな
「行くぜ!俺はホープでセブンシンズを攻撃!」
『馬鹿な!こちらの方が攻撃力は上だぞ!?』
e・ラーは驚きの声を上げる
明らかに自爆特攻をされたら、驚きもするだろう
でも俺達は慌てない……それは俺達にとって必殺のコンボだから
『この瞬間ホープの効果発動!ORUを1つ使い、ホープの攻撃を無効にする!ムーンバリア!』
No.39希望皇ホープ ORU:1→0
ホープの持っている剣の刃先を消滅する
そして遊馬伏せカードを発動させようと手を伸ばす
ダブル・アップ・チャンス……モンスターの攻撃が無効になった時、攻撃力を倍にしてもう1度攻撃できるようになる速攻魔法
攻撃力2500の倍は5000、これなら十分にセブンシンズを倒せる
……あれ、なんか大事な事忘れてるような―――
『ふっ……貴様らがそう来るとは読んでいたさ!』
先ほどの驚き表情から一変、邪悪な笑みを浮かべていた
あああああああああそうだった説明はフラグだったああああああああああああ!
『我は堕天使イシュタムの効果発動!ライフを1000払い墓地の神属の堕天使の効果を発動する!
フィールドのゼラートを墓地に送り、ホープの効果を無効にしその分ライフを回復させる!』
「えっ!?」
「ふぁっ!?」
e・ラーLP3800→2800→5300
そうだイシュタムがいたんだ!つーかこれやばい!
「ホープの効果を無効にされた今、攻撃は続行される!攻撃力4000のセブンシンズに攻撃力2500のホープの攻撃が通れば遊馬は負ける!」
ただでさえリアルダメージがある闇のデュエルで、ライフ350で2500の反射ダメージを受けたら遊馬もアストラルもただでは済まないだろう
変則タッグデュエルとは言え、ある意味No.をかけて戦ってるこのデュエルで負けたらアストラルが消滅してしまうかもしれない
『大丈夫だ、シャーク!遊馬!先ほど発動させなかったカードを使うんだ!』
「ああ!俺は速攻魔法ストップ・ハンマーを発動!ホープの攻撃を無効にする!」
ピコン!と可愛らしいピコピコハンマーがホープの頭に当たり、そのままホープを遊馬のフィールドに戻っていく
……もしかしてあの時アストラルがこのカードを発動させなかったのは正解だったのでは?
いや、一応俺も防御カード伏せてるけどさ……
何はともあれ必殺コンボは妨害され、さらにはライフまで回復させられたんだ、遊馬とアストラルは苦い顔をしている
「俺はこれでターンエンドだ!」
e・ラーLP5300 手札1
【モンスター】
No.77ザ・セブン・シンズ/攻4000 ORU:2
堕天使イシュタム/攻2500
【魔法・罠】
無し
九十九遊馬LP350 手札0
神代凌牙LP4000 手札5
【モンスター】
バージェストマ・オパビニア/守2400 ORU:1
No.39希望皇ホープ/攻2500 ORU:0
【魔法・罠】
修験の妖社(永続魔法)
→妖仙カウンター:0
冥界の宝札(永続魔法)
虹クリボー(装備カード)
→対象:No.77ザ・セブン・シンズ
セット×2
セット×1
「俺のターン、ドロー!」
あのすいません、この切羽詰まった状況で
「……俺はオパビニアの効果発動!ORUを1つ使いレアンコイリアを手札に加え、発動!
除外されているカードを墓地に戻す!俺は三つ目のダイスを墓地に戻す!さらに墓地のカナディアを特殊召喚!」
バージェストマ・カナディア
星2/水属性/水族/守 0
防御カードを墓地に戻す簡単な作業です
「俺はオパビニアとカナディアをリリースしてアドバンス召喚!
疾風纏いし妖の長よ、荒ぶるその衣を解き放ち、大河を巻き上げ大地を抉れ!レベル10魔妖仙獣大刃禍是!
妖仙獣が召喚されたから妖仙カウンターが1つ点灯!冥界の宝札の効果で2枚ドロー!」
魔妖仙獣大刃禍是
星10/風属性/獣族/攻3000
修験の妖社 妖仙カウンター:0→1
久しぶりに姿を現したのは、俺の最推しエースの大刃禍是
その高い攻撃力と効果はまさにエースにふさわしい
「大刃禍是の効果発動!フィールドのカード2枚を手札に戻す!俺はセブンシンズとイシュタムを選択する!
イシュタムは手札に戻るけど、セブンシンズはエクシーズモンスターだ!EXデッキに戻てもらおうか!」
大刃禍是から暴風が吹き荒び、e・ラーのフィールドを蹂躙する
イシュタムはともかく、セブンシンズはEXデッキに戻されたら再度召喚するのはかなり厳しくなる
レベル12のモンスターをそろえるなんて不可能に近いし、ペインゲイナー達は墓地だし
『言っただろう?お前達の考えなんぞお見通しだと!我はカウンター罠
『そのカードも複製してたのかよ!?』
ジンロンとのデュエルでカイトが使っていた俺の前世カードか!
どんだけ俺の前世カード複製してんだよあいつ!後カイトは早急にエフェクト・ヴェーラーを返すべきそうすべき!
『大刃禍是の効果を無効にして破壊する!そしてお前はカードを1枚ドローしろ!』
「くっそ……!」
ここでセブンシンズを除去できないのは痛い……!
どうする、防御を固めるべきか……
いや、それとも……
『いい加減諦めたらどうだ?』
どうするべきか悩んでいたらe・ラーがそう俺に問いかける
『……最初にお前の心を折ろうとしたが、結局持ち直した
九十九遊馬を倒し、絶望させようとしたが……依り代の様子を見る限りそれは無理そうだな
だがお前らが我に勝つなどありえはしない、我の勝利は絶対の物、ここでサレンダーすれば依り代とアストラル以外は生かして帰してやろう』
……それも、1つの選択だろう
俺達が劣勢の今、最低限遊馬達だけでも逃がすのも手だ……だけど
「ふざけんな!俺は絶対サレンダーなんかしない!」
「だが断る!」
俺と遊馬の声が重なる
その様子をアストラルとブラック・ミストが満足そうに見てめていた
「たとえ勝算が低かろうと、俺達はデュエリストだ!」
「ライフが1ポイントでも残っている限り、俺達は戦い続ける!」
「「それが俺達のかっとビングだ!」」
俺達のデッキから光が瞬き始める
諦めない気持ちが、デッキを信じる気持ちが、カードが俺に力を貸してくれる
……いや、この状況で思うのはあれだけど、ほんと最近カードの創造率高すぎない?遊戯王次元大丈夫?
「俺は
さらに魔法カードジェリーレインを発動!フィールドのモンスターの属性を水属性に変更する!」
妖仙獣鎌弐太刀
星4/風属性→水属性/獣戦士族/攻1800
妖仙獣鎌参太刀
星4/風属性→水属性/獣戦士族/攻1500
修験の妖社 妖仙カウンター:1→3
……よし、これで召喚条件は整った!
俺はEXデッキに手を添え、新たに創造されたであろうカードを抜き取った
アビス然り、クリスタル・ゼロ然り、最近水属性縛り多いな
「俺は水属性となったレベル4の弐太刀と参太刀でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!
出ておいで、No.37!眠りし大地と海の力が紡がれしとき、新たな命の光が噴出する!希望織竜スパイダー・シャーク!」
No.37希望織竜スパイダー・シャーク
ランク4/水属性/海竜族/攻2600 ORU:2
……それは、白い鮫だった……いや、どことなく蜘蛛ともとれる部分がある鮫と蜘蛛の複合生物
きっと、e・ラーがまだ俺の中にいた時に残留していた力が、この新たな
そしてe・ラーとは別の力の……
『これがお前の諦めない思い……希望か
我はイシュタムの効果発動!ライフを1000払い、墓地の堕天使の戒壇を発動!スペルビアを守備表示で特殊召喚する!スペルビアの効果でテスカトリポカを蘇生させる!』
e・ラーLP5300→4300
堕天使スペルビア
星8/闇属性/天使族/守2400
堕天使テスカトリポカ
星9/闇属性/天使族/攻2800
黒い天使たちが一気に蘇生される
やっぱスペルビアうざいな
『我はもう1度イシュタムの効果発動!墓地の堕天使の戒壇を発動、スペルビアを墓地に送りスパイダー・シャークを破壊する!』
「させないよ!俺は手札から速攻魔法禁じられた聖衣を発動!スパイダー・シャークの攻撃力を600下げる代わりに効果の対象にならず、効果で破壊されない!」
e・ラーLP4300→3300
No.37希望織竜スパイダー・シャーク/攻2600→2000
召喚した傍から効果破壊はやめろください!
スパイダー・シャークが破壊できなかったのを見て、e・ラーは眉を顰める
攻撃力は2000……でもこの子なら!
「俺は妖仙カウンターを3つ取り除いて2枚目の大刃禍是を手札に!
そしてバトルだ!俺はスパイダー・シャークでテスカトリポカを攻撃だ!」
『ちっ……何をする気だ』
「わかってるねぇ、俺はスパイダー・シャークの効果発動!自分か相手の攻撃宣言時、ORUを1つ使い相手フィールドのモンスター全ての攻撃力をターン終了まで1000ダウンさせる!」
No.37希望織竜スパイダー・シャーク ORU:2→1
堕天使テスカトリポカ/攻2800→1800
No.77ザ・セブン・シンズ/攻4000→3000
堕天使イシュタム/攻2500→1500
e・ラーLP3300→3100
イシュタムとどっちか迷ったが、こっちの方が攻撃力が高いしイシュタムと同じ墓地の堕天使罠カードを使用できる
だったらこっちを優先的に破壊した方がいいよな
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド、スパイダー・シャークの効果は終了して攻撃力は元に戻るよ」
e・ラーLP3100 手札0
【モンスター】
No.77ザ・セブン・シンズ/攻4000 ORU:2
堕天使イシュタム/攻2500
【魔法・罠】
無し
九十九遊馬LP350 手札0
神代凌牙LP4000 手札2
【モンスター】
No.39希望皇ホープ/攻2500 ORU:0
No.37希望織竜スパイダー・シャーク/攻2600 ORU:1
【魔法・罠】
修験の妖社(永続魔法)
→妖仙カウンター:0
冥界の宝札(永続魔法)
虹クリボー(装備カード)
→対象:No.77ザ・セブン・シンズ
セット×2
セット×2
No.39希望皇ホープとNo.37希望織竜スパイダー・シャーク
2体の希望を冠するNo.は、俺達のフィールドに悠然と佇んでいた
俺達の諦めない気持ち、かっとビングが生み出した希望
『悪あがきもここまでくればいっそ哀れだな……!我のターン、ドロー!
我はエクシーズトレジャーを発動!3体のエクシーズモンスターがいるので3枚ドロー!』
3枚も手札があれば、ある程度のことは出来る
ここが執念場だ、絶対にこのターンを乗り切って見せる!
『我はセブンシンズの効果発動!ORUを1つ使いお前達のフィールドのモンスター全て破壊する!』
『そうはさせない!遊馬!』
「ああ!」
「『罠発動!スターライトロード発動!」』
あ、俺があげたカードだ
……遊馬の事だからあげた時点で予想は出来てたけど、まじで入れていたとは
「自分フィールドのカード2枚以上破壊する罠・魔法・モンスター効果が発動した時、その効果を無効にして破壊する!」
実はこのカードもう1つの効果があるんだけど、あいにくその効果が使えるカードは俺は持ってない
だからほぼ同じ効果の大革命返しのほうがいい気がする、カウンター罠だし、破壊じゃなくて除外だし
でもセブンシンズを破壊できたのは大きい
『その後、EXデッキからスターダスト・ドラゴンを特殊召喚できる!』
「ヴァ!?」
ちょっと待て、頼むから待って!?
確かに俺スターライトロードあげたけどスタダはあげた覚えがないというか持ってないというか!?
……ああー!お前も創造しちゃった系か!?いいの!?スタダって創造していいの物なの!?
いや璃緒もダークリベリオン創造しちゃってるから強くは言えないけどさ!?
e・ラーもスタダの事は知っていたみたいで、驚きの表情を隠せていない
「『集いし願いが新たに輝く星になる……光差す道となれ!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!」』
光の柱が遊馬達のフィールドに現れる
その光の柱を上る黒い影と、周りぐるりと回るように上っていく赤い影……って赤き龍さんじゃないか!
ARC-Vのシンクロ次元編でも出張してたけど、ここでも来るのかお前!
そして光の柱が消失して、フィールドに現れたのはブルーアイズとはまた違った白銀のドラゴンだった
スターダスト・ドラゴン
星8/風属性/ドラゴン族/攻2500
『馬鹿な……シグナー龍だと!?
だがそれだけで我を止められると思ったか!我は手札から死者蘇生を発動!セブンシンズを復活させる!』
No.77ザ・セブン・シンズ
ランク12/闇属性/悪魔族/攻4000 ORU:0
一瞬で蘇生させられちゃったけど、ORUが無けりゃさして脅威ではない……嘘ですORU無くてもめっちゃ脅威です!
だって攻撃力4000だぜ!?グスタフマックスや大刃禍是だって攻撃力は3000しかないんやで!?
『さぁバトルだ!我はセブンシンズでホープを攻撃だ!』
「発動するなら今しかないでしょ!罠カード決別を発動!
魔法カードを墓地に送り、バトルフェイズを終了させてターン終了まで表側表示モンスターの効果を無効にする!俺は魔法カード妖仙獣の神颪を墓地に送るぜ!」
いくら高攻撃力でも、バトルフェイズを終わらせちゃえば何もできない
e・ラーは強引にカードを2枚Dディスクにたたきつけ、ターンを終了させた
e・ラーLP3100 手札0
【モンスター】
No.77ザ・セブン・シンズ/攻4000 ORU:0
堕天使イシュタム/攻2500
【魔法・罠】
セット×2
九十九遊馬LP350 手札0
神代凌牙LP4000 手札2
【モンスター】
No.39希望皇ホープ/攻2500 ORU:0
スターダスト・ドラゴン/攻2500
No.37希望織竜スパイダー・シャーク/攻2600 ORU:1
【魔法・罠】
修験の妖社(永続魔法)
→妖仙カウンター:0
冥界の宝札(永続魔法)
セット×1
セット×1
『遊馬、シャーク、ブラック・ミスト』
アストラルからいきなり声をかけられる
俺達デュエルをしてる3人はどうしたとアストラルの方に顔を向けた
『私は、どうしても彼女に勝ちたい
私達の思いを、決意を、何もかもを踏みにじり粉々に破壊する彼女に……私は勝ちたい
……改めて、君達の力を私に貸してほしい、頼む』
黄色と透明のオッドアイが俺達を捉える
負けないという闘志が俺達に伝わってくる
ブラック・ミストはそんなアストラルに若干呆れながら、ふいと顔をそむけた
『はっ、あいつに勝ちたいのはてめぇだけじゃねぇ……力を貸すも何も今更だろ』
照れ隠し?ねぇねぇ、照れ隠……痛っ!
あのすみません脇腹こづくのやめていただけませんかねぇ!?
「ブラック・ミストの言う通り今更やで?
俺達は俺達の思いを踏みにじるあいつを絶対に許しはしない
……それに、俺はe・ラーに個人的なアレが色々あるから俺の力も、前世カードもどんどん使っちゃいなYO!」
俺の……私の、武藤マナミの人生を狂わせ、この世界のバリアン七皇の1人ナッシュの代役として放り込まれた
どれだけ私が絶望したか、どれだけ俺が今悩んでいるか、e・ラーにはわからないし理解できないだろう
……だったら、あいつのすました顔を敗北のくやしさで歪めるのもやぶさかではないよね!
本当は俺の手で引導を渡してあげたかったけど、遊馬とアストラルだったらその役目を譲ってもいい
「何言ってんだよアストラル!俺達はいつだって力を貸し合ってきただろ!
俺達は1人の力は弱いけど、力を合わせればなんだってできる!今までだってそうやって戦ってきただろ!」
『……そう、だな』
アストラルはゆるりと微笑み、完全に蚊帳の外であった小鳥ちゃんとカイトの方を見る
俺達の他にも、カイトや俺達を見守ってきた小鳥ちゃんも間違いなくこの戦いで俺達に力を貸してくれた
『遊馬、シャーク、ブラック・ミスト……勝つぞ!』
『言うまでもねぇよ』
「あたぼーよ!」
「もちろんだぜアストラル!俺は俺自身と!」
『私で!』
『「オーバーレイ!』」
赤と青の光が天を舞う
ぶつかり、まじりあい、1つの光へ収束していく
『真の絆で結ばれし2人の心が重なった時、語り継ぐべき奇跡が現れる!』
『「エクシーズチェンジ・ゼアル!』」
遊馬とアストラルがエクシーズチェンジした姿、ゼアルセカンドが姿を現した
いきなりの超展開にe・ラーが付いていけないみたいだけど、遊戯王次元じゃこんぐらい普通だから(暴論)
「俺のターン、ドロー!魔法カードエクシーズトレジャーを発動!セブンシンズ、ホープ、スパイダー・シャークの3体、よって3枚ドローする!」
ゼアルセカンドの右手が光を放ち始める
遊馬の希望とアストラルの力が合わさり、奇跡の力が使用される
……シャイニングドローという、意図的にカードを創造する奇跡の力
「『最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえもデュエリストが創造する!シャイニングドロー!」』
『シャイニングドロー……忌まわしきアストラル世界の力……!』
ぎりりとe・ラーは顔を歪ませる
バリアンのカオスとは対になるアストラル世界の力は、e・ラーとは相性が悪いのだろう
「俺はホープでオーバーレイネットワークを再構築!カオス・エクシーズ・チェンジ!
現れろ、CNo.39!混沌を光に変える使者、希望皇ホープレイ!」
CNo.39希望皇ホープレイ
ランク4/光属性/戦士族/攻 2500 ORU:1
誰だお前(驚愕)
ホープレイVとホープレイ・ヴィクトリー以外にもいたのかホープシリーズ!
なんだこのホープがいっぱいコレクション!増殖しすぎやろ!?
「さらに俺はZW-
CNo.39希望皇ホープレイ/攻2500→5800
赤黒い剣と弓矢を装備し、その攻撃力を大幅に増加させる
ゼアルセカンドのターンはまだ終わらない
「さらにホープレイの効果発動!ORUを使い、使った数×500攻撃力をアップさせる!更に相手モンスターの攻撃力を使ったORU×1000ダウンさせる!
俺はORUを1つ使い攻撃力を500アップさせ、セブンシンズの攻撃力を1000ダウンさせる!オーバーレイチャージ!」
CNo.39希望皇ホープレイ/攻5800→6300 ORU:1→0
No.77ザ・セブン・シンズ/攻4000→3000
ホープレイの攻撃力がセブンシンズを大きく上回った
さっきe・ラーが伏せた2枚のカードが不安だけど、仮にもシャイニングドローで創造されたZWだ、ただの攻撃力アップの装備カードとは思えない
「行くぜ!俺はスターダスト・ドラゴンで堕天使イシュタムを攻撃!シューティング・ソニック!」
「この瞬間、スパイダー・シャークの効果発動!自分か相手の攻撃宣言時にORUを1つ使い、相手フィールドのモンスター全ての攻撃力をターン終了まで1000ダウンさせる!」
No.37希望織竜スパイダー・シャーク ORU:1→0
No.77ザ・セブン・シンズ/攻3000→2000
堕天使イシュタム/攻2500→1500
e・ラーLP3100→2100
白銀の龍が天を舞、黒い天使を破壊する
凄まじい風圧が俺達を襲い、立つほどの出来ないほど衝撃だった
小鳥ちゃんはカイトが支えており、俺はブラック・ミストが支えてくれた
流石遊星のエースモンスター、その辺のモンスターとは格が違うぜ……!
「これで終わりだぁ!俺はホープレイでセブンシンズを攻撃だ!」
ホープレイが武器を掲げ、セブンシンズに向かって攻撃してくる
ホープレイの攻撃力6300でセブンシンズが2000、ダメージが4300でe・ラーのLPは2100で俺達の勝ちだ
……でも、ここでe・ラーは動いた
『そうはさせぬ!罠カード強制脱出装置を発動!ホープレイを手札……EXデッキに戻ってもらおうか!』
「させるかぁ!俺はZW-
突然ホープレイの前に現れた射出装置は、ホープの持っている
『ぐっ……!だが我は
相手モンスターの攻撃宣言時、そのモンスターを破壊する!ホープレイを破壊だ!』
「俺はZW-
鎧を破壊する爆弾のようなものが一直線に飛んでいくが、ホープレイが
e・ラーのフィールドには、この状況を突破するカードはもうない
『あっ……あ……?嘘、だ、我が、我が人間ごときに負ける、など……!』
e・ラーが一歩後ずさる
デュエルに負ける恐怖、散々見下してきた人間に負けるなんてe・ラーのプライドが許さないだろう
……でも、それじゃ俺が納得できない
復讐……とまではいかないけど、このままで終わらせるのは納得できない!
「俺は墓地の三つ目のダイスの効果発動!ホープレイの攻撃を無効にする!」
『なんだと!?』
三つ目のダイスがe・ラーのフィールドに現れて、ホープレイの攻撃からセブンシンズを守る
俺の行動にゼアルセカンドは驚きの表情を見せたが、すぐに俺の考えが分かったのかカードを発動させた
「リバースカードオープン!速攻魔法ダブル・アップ・チャンスを発動!攻撃が無効になった時、攻撃力を倍にしてもう1度攻撃できる!
さらに手札からバイテンションを発動!自分フィールドのモンスター1体の2回目の攻撃宣言に発動できる、攻撃力を倍にできる!」
CNo.39希望皇ホープレイ/攻6300→12600→25200
『攻撃力2万……!?我が、我が負けるなどと、あってはならない!』
「攻撃力2万程度でガタガタ言うなボケェ!無限よりはましやろが!
つーかオーバーキルしないと俺の気が収まらねぇし納得も出来ないんだよ!
デュエルも楽しいし璃緒達に会えたのもこの世界に来たおかげだ
それでも俺が感じた痛みも、苦しみも無くなったわけじゃない、だから……これは八つ当たりだ!死にさらせえええええええ!リバースカードオープン!速攻魔法アクションマジック-フルターンを発動!
このターン、お互いの戦闘で発生する戦闘ダメージは倍になる!」
ホープレイの攻撃でe・ラーは23200の倍のダメージである46400のダメージ
e・ラーのライフは2100、4万オーバーの超過ダメージという名の俺最大の八つ当たりを食らえ!というかこの程度で済ませてやってんだからありがたく思え!
『嘘だ……嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だああああああああああああああああああああ!』
「「CNo.39希望皇ホープレイでNo.77ザ・セブン・シンズを攻撃!」」
黒い鎧を纏った希望が、白い絶望にその双剣を振り下ろす
あいつを守る物は、何もない
「「ホープ剣・ダブル・イーグル・スラッシュ!」」
『あああああああああああああああああああ!!』
e・ラーLP2100→-44300
WIN ゼアルセカンド&神代凌牙