次回でやっとデュエルの決着がつく(予定)です
毎回素敵小説のデュエル描写をみて勉強する毎日
というか1デュエルの長さってドンぐらいが適正なのだろうか
天城カイトLP:4000 手札:0
【モンスター】
【魔法・罠】
強欲な欠片(永続魔法) 強欲カウンター:0
伏せ×1
ジンロンLP:4000 手札:2
【モンスター】
No.46神影龍ドラッグルーオン/攻3000 ORU:1
【魔法・罠】
無し
「ワシのターン、ドロー!
ドラッグルーオンの効果を発動!自分フィールド以外に自身以外にドラゴン族モンスターがいない時、ORUを1つ使い手札のドラゴン族モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚する!
魂食神龍ドレイン・ドラゴンを召喚し、効果発動!このモンスターの攻撃力・守備力は相手のライフを加えた数値となる!」
「え、ドレイン・ドラゴンの元々の攻撃力は4000だから……」
『カイトのライフは4000、つまりドレイン・ドラゴンの攻撃力は8000となる』
魂食神龍ドレイン・ドラゴン
星8/光属性/ドラゴン族/攻4000→8000
ドレイン・ドラゴンの攻撃に
それにしても攻撃力・守備力上昇か……これだけ強力な効果だ、何かデメリットがあるだろう
「このモンスターを召喚・特殊召喚したターン、ワシは攻撃宣言できない
さらにドレイン・ドラゴンは破壊された時、その時点での攻撃力の半分のダメージを相手に与える!
カードを1枚伏せてターンエンドじゃ、さぁカイト、この壁どう乗り越える!?」
破壊と明言されている以上、戦闘破壊も効果破壊もダメか
そうなるとハンデスか、除外かのどちらかになるだろう
「俺のターン、ドロー!この瞬間、強欲な欠片にカウンターが1つ乗る!」
強欲な欠片 強欲カウンター:0→1
ピッとデッキからカードを抜き取る
まさに欲しい、と思っていたカードをドローできて、少しだけ驚く
この引いたカードを使えば難なくドレイン・ドラゴンを処理できる、デッキが、俺を勝利へ導こうとしている
そういえば凌牙が言ってたな、デュエリストがカードを選ぶこともあればカードがデュエリストを選ぶこともあると
そして思いが強ければ強いほど、デュエルでは誰よりも強くなる
「俺は手札から魔法カードデステニー・オーバーレイを発動!
このカードは相手フィールドの表側表示のモンスターと自分フィールドの表側表示のモンスターを素材とし、エクシーズ召喚する!」
「なんじゃと!?」
「相手フィールドのモンスターでエクシーズ召喚とかチートやんけ!」
『超融合パイセンを忘れないでください』
おいギャラリー、静かにしろ
「俺は魂食神龍ドレイン・ドラゴンと
神竜騎士フェルグラント
ランク8/光属性/戦士族/攻2800
白い騎士が現れ、俺のフィールドに舞い降りる
守備表示で出そうと思ったが、守備力1800しかない
ジンロンに攻撃力1800以上のモンスターを出されて3000のダメージを受けるよりかましだ
『あれなら破壊にならないからドレイン・ドラゴンの効果ダメージは発生しねぇ
ドラッグルーオンは倒せねぇが、それでもドレイン・ドラゴンを処理できたのは大きい』
「しかもフェルグラントってモンスター効果無効を無効にする効果持っとるし、んー、いいんじゃない?」
「何がですの」
俺はカードを1枚伏せてエンド宣言する
これでドレイン・ドラゴンのバーンダメージで負ける事は無くなった
天城カイトLP:4000 手札:0
【モンスター】
神竜騎士フェルグラント/攻2800
【魔法・罠】
強欲な欠片(永続魔法) 強欲カウンター:1
伏せ×1
「ドレイン・ドラゴンがこうもあっさり攻略されるとは!お主は本当に面白いのぉ!ドロー!
ワシはドラッグルーオンでフェルグラントを攻撃じゃぁ!」
「今フェルグラントを失うわけには行かないんでな!
罠カード
カイトLP4000→3900
この程度安い出費だ
ドラッグルーオンの効果を無効に出来るフェルグラントを手放すことは出来ない
「やるのぉ、ワシはカードを2枚伏せてターンエンドじゃ」
ジンロンLP:4000 手札:1
【モンスター】
No.46紳影龍ドラッグルーオン/攻3000 ORU:0
【魔法・罠】
伏せ×3
「俺のターン、ドロー!この瞬間、強欲な欠片にカウンターが1つ乗る!」
強欲な欠片 強欲カウンター1→2
バラバラだった壺が完成し、本来の姿を現す
不気味に壺は笑い、早く効果を使えと俺を急かすようにその笑い声を響かせる
「俺は強欲な欠片の効果発動!カウンターが2以上乗ったこのカードを墓地に送ることでカードを2枚ドローする!」
新たなカードを招きいれ、戦略を立てる
俺は迷いなくカードを1枚抜き取り発動させた
「俺は魔法カードエクシーズ・バーストを発動!
自分フィールドにランク6以上のエクシーズモンスターがする時、相手フィールドのセットカードを全て破壊する!」
魔法カードが光り輝き、フェルグラントに力を与える
それは全てを破壊する破滅の光を
「そうはさせぬわ!罠カードバーストブレス発動!
このカードは自分フィールドのドラゴン族モンスターをリリースして発動できる!リリースした攻撃力以下の守備力を持つフィールド上のモンスター全てを破壊する!リリースするのはもちろんドラッグルーオンじゃ!」
「なんだと!?」
自ら自分自身と言っても過言ではないNo.を自ら破壊するだと!?
バーストブレスが発動し、ドラッグルーオン共々フェルグラントが吹き飛ぶ
そしてフェルグラントがフィールドから姿を消したことにより、エクシーズ・バーストの効果は不発になった
「ならば俺は
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300
「
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000
俺の頼もしい相棒がもう1度フィールドに現れる
今度はその輝きを失っておらず、本来のギャラクシーアイズの輝きが俺の目に移った
「バトルだ!俺はギャラクシーアイズでジンロンにダイレクトアタック!破滅のフォトン・ストリーム!」
光の渦がジンロンに向かって放たれるが、そう簡単にはいかないだろう
……あいつの場には、2枚の伏せカードがあるのだから
「何かあるとわかっていて、あえて突っ込んでくるとはなぁ!
ワシは罠カードリビングデッドの呼び声を発動!墓地のドラッグルーオンを蘇生させる!」
No.46紳影龍ドラッグルーオン
ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000 ORU:0
なるほど、No.を破壊したのは蘇生する算段が出来ていたからか
だが存念ながら、俺にもNo.を破壊する算段はすでに付いている!
「バトル続行だ!俺はギャラクシーアイズでドラッグ・ルーオンを攻撃する!」
「ふぁっ!?」
「カイト!?ドラッグルーオンはドラゴンの効果を無効にするんだぞ!」
確かにギャラクシーアイズの効果が無効になっているので除外効果は使えないし、同士討ちをしようにもNo.にはNo.耐性があるから破壊できない
遊馬はその事を言ってるのだろうが、そんなことは百も承知だ
「俺は手札から速攻魔法フォトン・トライデント発動!攻撃力を700アップし、貫通効果を与える!」
ジンロンLP4000→3300
「ああ、そういう事ですの」
「そういう事って璃緒さん、どういう事ですか?」
『フォトン・トライデントにはもう1つ効果があるんだよ』
どうやら璃緒やブラック・ミストは俺のしようとしていることが分かったようだな
「俺はフォトン・トライデントのもう1つの効果発動!選択したモンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時、フィールドの罠・魔法を1枚選んで破壊できる!俺はリビングデッドの呼び声を破壊する!」
パァンと亡者を蘇らせる墓場を破壊する
そしてリビングデッドの呼び声が破壊されたことにより、ドラッグルーオンも破壊される
これでギャラクシーアイズも本来の力を取り戻す
「これで俺はターンエンドだ!」
ジンロンLP:3300 手札:1
【モンスター】
無し
【魔法・罠】
伏せ×1
「フハハハハハ!まさかドラゴンでドラッグルーオンが破壊されるとは!お主本当に面白いのぉ!
ワシのターン、ドロー!リバースカードオープン!永続罠リビングデッドの呼び声を発動!」
「なっ、2枚目!?」
白い龍がもう1度フィールドに現れる
これが凌牙の言う過労死枠、という奴だろうか
「さぁ行くぞカイト、この最後の壁を変えて見よ!
ワシはドラッグルーオンの効果発動!このカードにORUが無く、自身以外のドラゴン族モンスターが存在しない時、相手フィールドのドラゴン族モンスターのコントロールを得る!」
「なんだと!?」
「お前の魂、ギャラクシーアイズを頂くぞ!
……じゃがこの効果はお主がライフを半分払い、ギャラクシーアイズを破壊すれば効果を無効に出来る!」
俺に、俺にギャラクシーアイズを破壊しろというのか?
こいつは俺の事を馬鹿にしているのか?
「そんな!カイトが自分でギャラクシーアイズを!?」
「さぁどうする?ギャラクシーアイズの恐ろしさは、お主が1番知ってると思うがのぉ!」
……こいつは俺がギャラクシーアイズを破壊すると思っているのか
ジンロンはさもドラゴン使いを理解しているという感じに振る舞っているが、まるでわかっていない
「お前は何もわかっていないな、俺とギャラクシーアイズの絆の強さを
俺無くしてギャラクシーアイズはあらず、ギャラクシーアイズ無くして俺はあらず
ましてやお前に言われて、俺がギャラクシーアイズを破壊することなどありえん!」
「ふっ、潔い
ならばお前のギャラクシーアイズ、ワシが頂こう!」
ドラッグルーオンが金色に輝き、光がフィールドに拡散する
そして本来の輝きを取り戻し、その光の翼を携えたギャラクシーアイズがジンロンのフィールドに現れた
安心しろ、ギャラクシーアイズ、すぐにお前を取り戻してみせる
『ギャラクシーアイズが、カイトの敵にまわった……!』
「行け!ギャラクシーアイズでカイトにダイレクトアタックじゃ!」
ギャラクシーアイズが光を収束させ、俺に向かってその攻撃を解き放つ
その様子を見て俺は冷静にカードを1枚抜き取った瞬間、ギャラクシーアイズの攻撃が俺に直撃する
……煙が晴れ、ジンロンは笑いながら俺を見ている
「フハハハハハ!もう何もできまい!ワシはドラッグルーオンでカイトに止めを……」
カイトLP3900→1950
「なんじゃと!ライフが1950!?」
ギャラクシーアイズの攻撃力は3000
ダイレクトアタックを受ければ3000のダメージをもろにくらい、俺のライフは900しか残らない
……何もしなければ、な
俺の周りに少し大きいしずく型のモンスターが雷を纏わせ、ふよふよと浮いていた
「俺は攻撃宣言時、クリフォトンの効果を発動していた
ライフを半分支払うことでこのターン受けるダメージを0に出来る」
クリフォトンはくるくると楽しそうに俺の周りを漂っている
一通り回って満足したのか、そのままデュエルディスクの墓地へ帰っていった
「ぐぬぅ……ワシはこれでターンエンドじゃ!」
ジンロンLP:3300 手札:2
【モンスター】
No.46神影龍ドラッグルーオン/攻3000 ORU:0
【魔法・罠】
リビングデッドの呼び声(永続罠)
(対象:No.46神影龍ドラッグルーオン)
「なんとかなったなー……」
『だが、今のままではカイトはどうすることもできない』
どうすることもできない?違う、どうにかするんだ
最強デュエリストは、ドローカードさえも自らが導く
それに俺は俺のデッキを信じる、だからきっとデッキは俺に応えてくれる
だが、遊馬、俺に少しだけ勇気をよこせ
「……最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえもデュエリストが創造する!ドロー!」
「その口上って……!」
「俺は逆境の宝札を発動!相手フィールドに特殊召喚されたモンスターがいて、自分フィールドにモンスターが居ない時2枚ドローできる!
貪欲な壺を発動!モンスターカードを5枚デッキに戻し、2枚ドロー!」
デッキに戻すカード
・神竜騎士フェルグラント
・フォトン・スラッシャー
・紫宵の
・
・クリフォトン
『ここで立て続けにドローカードだと!?』
合計3枚まで手札を解決させる
そして手札を見て思考する、コレはどうあがいても賭けだ
賭けの負け……それはそのままこのデュエルの敗北を意味する
俺はカードを1枚抜き取り、そのまま召喚する
これもまた凌牙からもらい受けた前世カードであり、あの伝説の龍に仕える穢れ無き巫女を
「俺は青き眼の乙女を召喚!カードを2枚伏せてターンエンドだ!」
天城カイトLP:1950 手札:0
【モンスター】
青き眼の乙女/攻 0
【魔法・罠】
伏せ×2
ジンロンLP:3300 手札:2
【モンスター】
No.46神影龍ドラッグルーオン/攻3000 ORU:0
【魔法・罠】
リビングデッドの呼び声(永続罠)
(対象:No.46神影龍ドラッグルーオン)
カイトが最後のターンでZEXALのドロー口上をまねたのは、なんだかんだ言って不安だったからです
ギャラクシーアイズは敵だし、負けたら奪われるし