神代凌牙はデュエルをしない   作:さらさ

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とりあえず今回はデュエルをする前の前振り?見た感じです
ずっとこいつらを戦わせたかった

デュエルカーニバルではアリトとミザちゃんクリアしました!
アリトデッキ楽しかったけど、ミザちゃんデッキは回る時と回らない時の差が激しいんだなぁ(小並感)


32/神代凌牙とデュエルの序章

「なーなーこれ良くない!さっき前世カードから発掘してきたんだけどさー!」

 

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ウロング・マネリング

通常罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

その攻撃を無効にする。

その後、このカードは以下の効果を持つ効果モンスター(戦士族・闇・星2・攻/守0)となり

モンスターゾーンに攻撃表示で特殊召喚される(罠カードとしては扱わない)。

●このカード及び自分フィールドの表側表示の、

「幻影騎士団」モンスター1体または「ファントム」永続魔法・永続罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。

自分はデッキから2枚ドローする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

幻影騎士団(ファントム・ナイツ)ロスト・ヴァンブレイズ

通常罠

(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力は600ダウンし、

レベルは2になり、自分の「幻影騎士団」モンスターは戦闘では破壊されない。

その後、このカードは通常モンスター(戦士族・闇・星2・攻600/守0)となり、

モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。

 

 

「ロスト・ヴァンブレイズを使って俺の場のモンスターのレベルを2にしてロスト・ヴァンブレイズをモンスターとして召喚、墓地のバージェストマをチェーンして復活させればレベル2が三体!これでブラック・ミストも召喚しやすくなるんじゃね!?ウロング・マネリングもレベル2モンスターになるんだし相性いいと思うんだよな」

 

「戦略としてはいいと思いますけど凌牙のデッキに入れる余裕ありますの?」

 

「これ入れて60枚ピッタリだZE☆」

 

『俺を使おうとしてくれるのは嬉しいんだけどよ、そんなんでデッキ回んのかよ……』

 

「んー?どうだろ?シャッフルしてー、初期手札5枚かーらーのードロー!」

 

 

初期手札↓

SRメンコート

妖仙獣鎌参太刀

妖仙獣鎌壱太刀

修験の妖社

魔装戦士ドラゴノックス

 

ドローカード↓

バージェストマ・ハルキゲニア

 

 

「割といける」

 

『お前の運命力も大概だよな』

 

「待ちなさい、魔装戦士ドラゴノックスなんていつ入れたのよ!」

 

誰もいない道を歩きながら璃緒とブラック・ミストにデッキの構築の手伝いをしてもらっている神代凌牙です

やっと退院できたので今は病院帰りです、長かったよ入院生活……

なんか毎日毎日お見舞い来るしなんでみんな過保護になってしまったん?

まぁこの話はここまででいいか、うん、俺は切り替えのできる良い子(笑)だからね

デッキの言い訳をさせてくれ、入れたいカード入れたら60枚になったんよ、というか60枚って少なすぎじゃない?100枚くらい欲しいわ……

後EXデッキも15枚って少ないと思うんだよね?入れたいカード全然入れらんないっす

あ、璃緒が魔装戦士ドラゴノックスを知ってるのは俺の前世カードを見せたからです

アリトと遊馬のデュエルの後改めてナンバーズクラブの皆やアークライト一家に改めて説明、一部の前世カードを公開しましたいえーい!

 

「だってドラゴノックスのペンデュラム効果がいい感じで…」

 

「シャーク!璃緒さん!ブラック・ミスト!」

 

そうそう、ナンバーズクラブの皆も無事に(?)ブラック・ミストと和解してNo.96じゃなくてブラック・ミストって呼んでる

というかやっとブラック・ミストとナンバーズクラブの皆との和睦の道は長かった(遠い目)

 

「というか鉄男に零に小鳥ちゃんじゃん、なしてこんなところにいるん?」

 

時間的に下校しててもおかしくない時間だけど、皆の家の方角的にこっちの道を通ることなんてないはずなんだけどな

しかも皆走ってきたせいか所々息が切れてる

 

「あら?遊馬はどうしましたの?一緒にいないようだけど……」

 

このメンバーに遊馬がいないって確かに変だなー

大抵はこのメンバーに遊馬を加えたメンツがデフォだし、あと孝と徳之助とキャットちゃん

 

「遊馬君が果たし状をもらって、それで一人で行っちゃったんです!」

 

話によるとなんとびっくりギラグが果たし状を出したらしいのだ

内容は遊馬と零の二人で来るようにという、これギラグ零がデュエリスト(笑)っていうのを知っているらしく、足手まといの零をつけての1対2の変則デュエルをするつもりみたい

…敵の俺がいうのもあれだけどギラグさん、情報古いよ?

俺の前世カードを表だって使ってないって言っても、元々零が持ってたシャイニングもカイトとの地獄の50戦デュエルでかなりまわし方も理解してるみたいだし、ぶっちゃけ強いよ?

それを遊馬が知らないとは言い難いし、きっと巻き込まないように黙ってたんやな……

 

『小鳥と鉄男は決闘の場所はわかってるんだよな?』

 

「ああ、この先の埠頭って確かに書いてあったぜ!」

 

「おk!とりあえず急ごう!全速前進DAー!」

 

遊馬が埠頭に向かってどれだけの時間がたったかわからない

もしかしたらもうデュエルが始まってるかもしれない、急がないと

一斉に走りだして埠頭に直行する、間に合うよね、これ間に合うよね!?

埠頭についた時にはギラグと遊馬が対峙しているのを見つける、零・鉄男・小鳥ちゃんが真っ先に遊馬に駆け寄っていった

俺と璃緒にブラック・ミストは周囲を警戒する

埠頭の荷物置き場の近くにアリトが座って……え、アリト!?

 

「アリト!アリトがなぜここに!まさか自力で生還を!?」

 

『(無言の腹パン)彼はアリトではない』

 

「アリトだぜ!?」

 

ごめん、ついいつものノリで……

 

「久しぶり……つっても数日前にあったばかりだけどな」

 

そう苦笑しつつアリトはこちらに寄ってくる

 

「……あの後ギラグに助けられて、な」

 

「ちゃんと謝れたん?」

 

間髪入れずにアリトに聞く、なんだかんだでずっと心残り(?)やったからな

ちょっとだけ目を反らしてうなずく、うん、謝れたようで何よりです

 

「……所でどうしてアリトがここにいますの?」

 

確かに、アリトは本当だったら養成してなきゃいけないと思うんだよね、闇のゲームで死にかけたわけだし

わざわざギラクとの決闘に来たってことはもしかして、待ち伏せか?汚い、流石バリアン汚い

 

「何勘違いしてるのかしらねぇけど、俺は見届け人だ」

 

『はいそうなんですかって納得するわけねぇだろ』

 

「いや、俺はむしろ納得したというか」

 

「私もですね、見た限りアリトもギラグも卑怯な真似は好みそうにありませんからね」

 

『味方がいない』

 

だって今までのアリトとギラグの言動みたらわかるもんだと思うんだけどな

っていっても5回も会ってないけどな……まぁ

 

「それでも、君を見逃すわけには行かないんだよねー?

 こっちにだって聞きたいことあるし、遊馬達のデュエルを見届けるだけじゃなくてこっちでお話しようか?」

 

アリトの手を掴もうと手を伸ばす

伸ばした手をアリトが捌き、手を掴まれ足払いをされバランスが崩れる

地面に倒れる瞬間空いてる手を付きそのままぐるりを回転させアリトの手から逃れ、そのままの勢いに裏拳をアリトを叩き込むがなんなく受け止められた

 

「……まさかリアルファイトもこなせるとは俺びっくりだわ」

 

「お前だって女の癖にいい拳持ってるじゃねぇか!」

 

そしてそのままファイティングポーズを取る

二人見合ったまま相手の動きを注視し、いつでも動けるように体勢を……

 

「やっぱやめようや」

 

流石に遊馬達の方でシリアスしてるのにこっちでギャグやってたらいたたまれないって……

それにここは遊戯王次元、だったらさ

 

「やっぱり、これで勝負しない?」

 

そう言ってデッキケースをアリトに突き出す

それを見てアリトは目を丸くし、ブラック・ミストと璃緒もあんぐりと口を開けている

 

「ちょっと!一体何考えてますの!?」

 

『いくらあのカードがあるとは言え相手はバリアンだぞ!?何考えてんだ!』

 

この大批評である

まぁちょっと前までデュエルをしない初心者様だったし、なのにバリアンに戦いを挑むなんて自殺行為に等しい

でもさー、俺だってちょーっとはデュエリストの自覚はあるんだよ?でもリアリスト寄りだけどな!

それに多分俺の聞きたい事には答えてくれないだろうし

遊馬とアリトが戦った時に色々聞きたかったけど、結局聞けなかったしね

 

「それに、デュエルで語る方が分かりやすいだろ?」

 

「……へぇー、いいな!そういうの嫌いじゃないぜ!俺もお前に聞きたい事があったしな

 じゃデュエルに勝った方が負けた方になんでも質問できるってことでどうだ?」

 

「妥当なところだよねー、んじゃ始めますか」

 

そう言って俺とアリトはデュエルの準備をする

 

『凌牙!せめて璃緒に任せろ!お前の実力じゃ』

 

「ブラック・ミスト」

 

璃緒が俺を止めようとしたブラック・ミストを止める

その顔を呆れ半分と怒り半分で、明らかに怒っているのがわかる、うん、すまん

 

「こうなった凌牙は絶対に止められないわ、あきらめましょう」

 

流石我が妹、話が分かるな

そして俺にはわかるぞ、これが終わったら正座案件だということがな!

でもどうしてもあいつらに聞きたいことが山ほどあるんだよなー

なんでNo.を集めるのか

なんでアストラル世界滅ぼそうとするのか

……そしてバリアンの皆に会うたびに起きるあの言いようのない違和感はなんなのか

俺はそれを知りたい

 

「お、あっちもどうやら始まったみたいだな」

 

遊馬達の方を見るといつの間にかバリアンズ・スフィア・フィールドが展開されており、その中にはギラクに零達がいた

あっちもあっちでデュエルすることになったらしい

俺の手を取りアリトが展開されたバリアンズ・スフィア・フィールドへと入っていく

 

「アリト!?お前何してるんだ!」

 

『シャーク!?どうしてここに!』

 

「アリト!?シャーク!?なんだこれ!何してるんだよ!」

 

「ちょっとアリトとデュエルをすることになってね、お邪魔しまーす」

 

「どういうことですか!?まるで意味が分かりません!」

 

なんでや!遊戯王次元の人間だったらこれぐらいの超展開についてこれないでどうする!(暴論)

それに自然な流れ(?)でデュエルに持ち込めたし、これで万が一にでも璃緒や小鳥ちゃんに鉄男が危害を加えられるってことはないだろう、あっちにはブラック・ミストがいるわけだし

 

「アリト、無茶するんじゃないぞ?」

 

「何言ってるんだギラグ、俺がNo.を持ってない普通の人間に負けるわけないだろ!」

 

……ブラック・ミストがいるんだけどなぁ

それともあれかな、ブラック・ミストは璃緒が所有してるって思ってんのかな?

 

「ま、御託はいいからさっさと始めよう

 遊馬、アストラル、零、そっちも負けんなよ」

 

『君は遊馬と本当に似ているな』

 

「ちょ、俺に似てるってどういうことだよ!」

 

「何も考えてないところじゃないですか?」

 

零が毒舌すぎワロタ

アリトとギラグがDディスクを出現させる

その様子を見て俺達もDゲイザーとDディスクを取り出した

 

「「「Dディスク、セット!Dゲイザー、セット!デュエルターゲット、ロックオン!」」」

 

<ARヴィジョン、リンク完了>

 

『「「「「「デュエル!』」」」」」

 

 

神代凌牙LP:4000 手札:5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し

 

アリトLP:4000 手札:5

【モンスター】

無し

【魔法・罠】

無し




というわけで次回はまさかの凌牙ちゃんとアリトの戦いです
ギラグと遊馬&真月の方のデュエル描写はしないと思います
したとしても凌牙ちゃん目線で「隣を見ると遊馬がホープを召喚していた」みたいな感じになると思います
だって原作と違って零はBF+RRだし、いや、いけないことは無いんだろうけどさ

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