神代凌牙はデュエルをしない   作:さらさ

24 / 71
ダイパ以降から全くやっていませんでしたが、新作ポケモン買いました!ムーン!
それにしてもドット絵のポケモンしかやってないのでなんだか違和感が…
ライバルキャラも名前決められないし、ライバルってこっちが水を選んだら草って感じで相性有利なのを選んでいたのに、相性悪いやつ選んでてなんだかなーって感じですね
若干RPG?ぽくなっててなんだかジェネーションギャップを感じる……ルビサファは至高(恍惚)
ところで皆さん最初のポケモンって何選びますか?私は初代から水一択です

デュエルカーニバルはしばらくお休み
許せ、キャットちゃん……



24/神代凌牙と107番目のNo.

山道をDホイールに乗ってどんどん進んでいく

ここまでの道のりで体調を取り戻したのか璃緒はブラック・ミストの補助を解いてしっかりと俺にしがみついている

ブラック・ミストが気になるのかチラチラと見ているが、ブラック・ミストはそんなの意に介さずにDホイールと並走している、結構な速度で走ってるのにすげーな

 

「璃緒、ブラック・ミスト、もうちょい飛ばすから」

 

「わかったわ」

 

『言われなくてもついてくっつーの』

 

無理やりDホイールで突っ切ってるせいで揺れが酷いからな

……それにしても離れていてもわかるこの重圧

今まではあくまでバリアンによって力を与えられた一般人だったからそこまでの威圧を感じなかったが今回は違う

重苦しいような、先ほど璃緒が言った全てが無に帰るような、そんな感じ

璃緒もこの感覚を感じているのか口数が少なく、ブラック・ミストもだんまりを決め込んでいる

 

「……!いた!あそこだ!」

 

大きな赤い球体が空に浮かんでいる……うん!遊戯王次元だからこんぐらい普通だよね!(洗脳)

その球体の中にさっき会ったミザエルと遊馬&アストラルがデュエルをしてる

あの球体なんだろ?特殊なフィールド魔法かな?オレイカルコスの結界的な

 

「あれはスフィアフィールド…!」

 

「璃緒、なんか知ってるん?」

 

「ええ、あれはバリアンの力で出来た特殊なフィールドですわ」

 

『バリアン……確かにあのフィールドからはカオスの力を感じるな』

 

赤い球体……スフィアフィールドのすぐ近くまで来た時、上ばっかしか見てなかったけど下のスフィアフィールドの下に小鳥ちゃんがいるのが見えた

小鳥ちゃんもデュエルしないからあのフィールドに巻き込まれんでよかったよ……

少しスピードを出し小鳥ちゃんの元へ向かおうとした時、スフィアフィールドの中でミザエルが二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築するのがここからでも見えた

 

 

 

「宇宙を貫く雄叫びよ、遥かなる時を遡り銀河の源より蘇れ!顕現せよ、そして我を勝利へと導け!No.107!銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)!」

 

 

 

『107番目のNo.だと!』

 

「どういうこと?No.って100枚じゃなかったの……?」

 

「ギャラクシーアイズ!?持ってるのカイトだけじゃないの!?」

 

俺だけ二人(一人と一枚?)と驚いてる部分違うけどでもそんなの関係ねぇ!

ギャラクシーアイズカイトだけが持ってるわけじゃないんだ……あれかなー遊矢シリーズのドラゴン達と同じ感じなのかなー?元は一つだった!的な?そう、今こそ一つに!

とか考えてたら丁度いい感じのところまで来たのでDホイールを急停止させて小鳥ちゃんの前に躍り出る

 

「小鳥ちゃん!大丈夫?怪我し……てるやん!待って今から救急箱出すから!」

 

「小鳥さん!一体何がありましたの!?」

 

「璃緒さん!シャーク!?……って、No.96!?なんで璃緒さん達と一緒にいるの!?」

 

「だ、大丈夫だから!ブラック・ミストいい子だから」

 

『だからその説得方法はねぇってさっき言ったばっかだろ』

 

「なんでお前を庇ってんのにそう言われなくちゃいけないの!?酷くね?」

 

ってちゃうねん!今はそんな事してる場合じゃないねん!

なんとか小鳥ちゃんを説得する、まじで何したんやブラック・ミストェ……アストラルと創世☆合体ってどういうことなの……

とかやってるうちに時空竜がホープに攻撃する…けどホープの効果を使い攻撃を無効にする

 

 

 

銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)の効果発動!1ターンに1度、バトルがすべて終了した時ORU1つ使ってフィールドにいる銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)以外の効果を無効にし攻撃力と守備力を元に戻す!タキオン・トランス・ミグレイション!」

 

 

 

んん!ということはもしブラック・ミストの効果を使ったとしても100に戻されちゃうって訳か……きついなー

遊馬もダブル・アップ・チャンスとか瞬間火力が上がるカードの他に破天荒な風とかの永続的に攻撃力が上がるカードが入ってたはずだからこれはやばいなー

いや、でもバトルが全部終わった後の発動だから傷が浅いかな?

 

 

 

「さらに時空竜はこのターンに効果を発動したカード1枚につき1000ポイント攻撃力がアップする!時空を遡り再び権限せよ!銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)

 そしてこの効果を自分のターンに使用した時時空竜はもう一度攻撃できる!」

 

『なんだと!このドラゴンは過去に戻り、自分に有利な未来を選択できるというのか!?』

 

 

 

アストラルのその発想はなかったは(驚愕)

でもこれってかなりまずいよな……さっきの時空竜の効果で時空竜以外の効果は無効、仮に攻守が上がってたとしても元に戻されてるから無意味

しかもさっき遊馬達はホープの効果を発動したから時空竜の攻撃力は3000から4000になってる

スフィア・フィールドって特殊なフィールド内に加えて100以上の数字を持つ、アストラルでさえ知らないNo.

この攻撃はまずい

だけど無慈悲にもミザエルは時空竜に攻撃命令を出した

時空竜の咆哮がホープに直撃する

 

 

 

『まずいぞ遊馬!この攻撃は…!』

 

「うわああああああ!あ、ああああああああああああ!」

 

 

 

「いやぁ!遊馬!アストラル!」

 

1500のダメージがアストラルと遊馬を襲う

アストラルは何とかダメージを反らすことに成功したものの遊馬はそのままスフィア・フィールドに叩きつけられる

その瞬間、遊馬に雷のようなものが走りそのまま倒れこんでしまう……ダメージが実体化、もしくは何倍にも跳ね上がる系のフィールド、かな

 

「……小鳥ちゃんの前で言うのもあれだけど、遊馬はもうデュエルをしない方がいい

 あのダメージであれ以上デュエルを続けたら遊馬の体が持たない」

 

「凌牙!?」

 

「何を言ってるのシャーク!」

 

『俺も同意見だな

 普通の人間の遊馬もそうだけどアストラルはあのフィールドにいるだけでも負担になってるみたいだしな』

 

璃緒と小鳥ちゃんが反論しようとするがスフィア・フィールドの中の遊馬とアストラルを見て口を紡ぐ

必死になって立ち上がりデュエルを続けようと、アストラルを守ろうとする姿はいっそ痛々しい

それをミザエルは落胆した顔で遊馬とアストラルに語り掛ける

人間は脆すぎる、と

期待、してたのかなぁ遊馬達に

ミザエルはあれだな、強者と闘うことに喜び感じるタイプかな

今まで色んな脅威に立ち向かっていった遊馬達なら、自分を満足させられると思ってたとか?

もしかしてミザエルって黒バスの青峰タイプ?

 

「私がデュエルを引き継ぎます!私をスフィア・フィールドの中に入れなさい!」

 

流石の璃緒もあの状態の遊馬がデュエルを続けるのは無理だと判断し、ミザエルに向かってそう叫ぶ

璃緒の声に気が付いたのかミザエルがこちらに目を向ける、そして璃緒と目が合い硬直する

ちらりと璃緒の方を見ると璃緒もなんとも言えない表情をしていた、きっと璃緒もあの違和感を感じているのだろう

 

「……っ!そうか、貴様が神代璃緒か

 いいだろう!ならば貴様から叩き潰してやろう!」

 

そしてミザエルが璃緒をスフィア・フィールドに招き入れようとした時

 

 

 

「待て!」

 

 

 

突然頭上から声が聞こえる

そちらに目を向けるとオービタル君と合体(←!?)したカイトがこちらにやってきていた

……Dホイールになったり一体オービタル君はどこに向かおうとしているのか

そしてオービタル君と分裂して地上に降り立つ、え、やだこの登場の仕方かっこいい…

 

「そのデュエル、俺が引き継ごう!」

 

『パッと出の癖にかっこつけやがって…』

 

そう言ってブラック・ミストはカイトに悪態をつく

そうかなーピンチの時に登場ってヒーロー(※E・HEROでもD・HEROでもない)って感じでかっこいいじゃん

 

「璃緒はどう思うん?」

 

璃緒の方を振り向くと、また、また何か予言めいた事を言ったみたいに、深淵を宿した目がこちらを見据えていた

 

「呼んでいる、ギャラクシーアイズがギャラクシーアイズを呼んでいる

 遥かなる時空を超えて、再び会いまみえた二体の竜が互いに引き寄せ合っている」

 

「二体の竜……?」

 

小鳥ちゃんが不思議そうに璃緒を見つめている

二体の竜……きっとミザエルの持ってる銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)とカイトの持ってる銀河眼の光子竜(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)の事だろう

俺がこの世界に持ち込んだ(ネオ)銀河眼の光波龍(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)は違うよなー

二体のギャラクシーアイズの咆哮が聞こえる

きっとミザエルとカイトも同じギャラクシーアイズ使いとして何かを感じ取っているのか、ミザエルは無言でカイトをスフィア・フィールドに招き入れる

 

「遊馬、アストラル、お前達は休んでおけ」

 

『すまない、カイト

 ……ところで、小鳥達は大丈夫なのか?あそこにNo.96がいるのだが』

 

「大丈夫だ、俺を信じろ」

 

ブラック・ミストの方を見るとそっぽを向いており、若干頬が赤くなっている

お前って結構直球で褒められるの慣れてないよねー

 

「それにこれは俺の問題だ、俺が、俺こそが真のギャラクシーアイズ使いだ!」

 

「そうか!お前がもう一人のギャラクシーアイズ使いか!

 ……いいだろう、天城カイト!もう一体のギャラクシーアイズを持つ者よ!さぁ、デュエルの再開だ!」

 

「「デュエル!」」

 

 

 

そしてデュエルが再開し、カイトがカードを駆使し1ターン目から光子竜を召喚する

フィールドに二体のギャラクシーアイズがそろう

その瞬間、二体の銀河の眼を持つ竜が共鳴する

スフィア・フィールドの中から二体の竜の咆哮が漏れ出し、外にいる俺達にも影響を及ぼす

木々がなぎ倒され、石畳で出来た道は大きな亀裂が生まれ見るも無残な姿になっている

おい、これ本当に大丈夫なの?

 

「……ギャラクシーアイズが二体そろう時、大いなる力への扉が開く」

 

「…?なんだそれは」

 

「昔から伝わる言い伝えのようなものだ、まさかこれほどまでの力だとは……」

 

これ、(ネオ)銀河眼の光波龍(ギャラクシーアイズ・サイファー・ドラゴン)も出したらどうなるんだろ?

……考えないようにしよう(笑顔)

二人の凄まじい攻防に俺も璃緒も目を見張る、まさしく次元が違うという感じだ

カイトはシフトアップとのコンボでレベル8のモンスターをフィールドにそろえた、ということはあのモンスターが出てくるという事か

 

 

 

「逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光となりてその姿を現すがいい!降臨せよ、我が魂!(ネオ)銀河眼の光子龍(ギャラクシーアイズ・フォトン・ドラゴン)!」

 

 

 

召喚した超光子龍で時空竜を破壊する、効果無効とか強いなー

ミザエルは笑う、面白いと、これが望んでいたデュエルだと

そしてミザエルのターンになり死者蘇生で時空竜を蘇生させる……引きが強すぎるだろ!なんなん、あの二人の運命力が宇宙やばい(確信)

 

 

 

「さぁ!私の本気を見るがいい!バリアルフォーゼ!」

 

 

ミザエルの胸にある赤いブローチみたいなものが光ったかと思うと姿が変わる

全体的に黄色の体に腰巻をつけ、白い仮面を付けたミザエル、きっとあれが

 

『あいつの本当の姿って訳か』

 

「あれが、バリアン…」

 

小鳥ちゃんがはんば呆然として変身したミザエルを見る

そりゃいきなり変身したらそうなりますよね

スフィア・フィールドの中のアストラルもバリアン自体を見るのは初めてなのか、動揺している

そしてミザエルはバリアン専用のRUM-バリアンズ・フォースを発動させた

 

 

「逆巻く銀河を貫いて、時の生ずる前より蘇れ!永遠を超える竜の星!顕現せよ!CNo.107!(ネオ)銀河眼の時空龍(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)

 

 

 

三つの首を持つ炎を纏った時空を司る龍がここに顕現した

……しかし、超時空竜と超光子龍の膨大なエネルギーにフィールドが耐え切れなくなったのか、ところどころからエネルギーが漏れだし崩壊し始めた

ってまずいまずい!バリアンであるミザエルや幽霊見たいなアストラルならともかくカイトと遊馬は普通の人間だ、あの高さから落ちたら大怪我じゃすまない!

 

「ど、どうしよう!遊馬が…!」

 

「あの高さから落ちたら…!待って凌牙!」

 

『おい凌牙!お前何する気だ!』

 

後ろの叫び声を無視して走りだす

カイトの方はオービタル君が救出してくれたから問題ない、でも遊馬は意識がない、あの状態では受け身も満足に取れない、それで地面に叩きつけられようものなら本当に死んでしまう

地面に落ちた遊馬はそのままさっきの二体の竜の咆哮で出来た亀裂に吸い込まれるように落ちていく

 

「遊馬!」

 

その寸前、ぎりぎりの位置で遊馬の腕をつかむことに成功した

だけどその一瞬の気の緩みがあったせいだろうか、亀裂の土が脆くなっていることに気が付かなかった

 

「うぇ!嘘でしょ!?嘘でしょおおおおおお!」

 

二人分の重さに耐えきれなくなったのかあっさりと土が崩れ落ちた

亀裂はかなり深いみたいで、下が暗がりになって見えない、せめて遊馬だけでも

俺は遊馬を引き寄せて胸に抱き込み俺が下、遊馬が上になるように位置を調整する、これなら最低限遊馬を守ることができるだろう

……そして背中に強烈な痛みを感じ、意識を手放した




小夜ちゃんが極になって帰ってきたぜいえーい!
これで極が前田、愛染、小夜の三人になった!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。