神代凌牙はデュエルをしない   作:さらさ

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ここから漫画版ZEXALのキャラが登場します!
捏造満載というか捏造しかないので注意してください

デュエルカーニバルでは委員長でプレイしてます!
デッキまわしにくいですわぁ(´・ω・`)


15/ライディングデュエルがあるならスポーツデュエルがあったっていいよね!と神代凌牙は思った

「おろ?なんか一年教室騒がしくない?」

 

「あら、本当ですわね、一体どうしたのかしら」

 

俺と璃緒でナンバーズクラブの面々と帰ろうとしていたけど、なんだか教室の中が騒がしい

っていうか小鳥ちゃんとキャットちゃんの言い争う声?

確かにあの二人は遊馬を取り合ってるけどいうほど仲が悪いってわけではなかったはずなんだけどなー

璃緒の方をちらりと見るとこくりとうなずく

それを確認した後ガラリとドアを開ける

 

「おーいおめーらちょっとは静かにしなよ!廊下にまで声が聞こえて来たよ!」

 

「一体なんの騒ぎですの?」

 

そんな事を言いながらドアを開けるとカオスだった

孝や徳之助、鉄男が必死にキャットちゃんと小鳥ちゃんを抑えていて、そんな事を梅雨知らず小鳥ちゃんとキャットちゃんは手あたり次第に物を投げている

遊馬は床にダウンしていて零とアストラルは机の下に隠れている、なんだこの状況

というかアストラル、お前隠れる必要ないやないか

 

「あ!シャークに璃緒さん!そうだ、マスコットガールはシャークか璃緒さんにやってもらおう!」

 

「マスコットガールですか?」

 

「おめーは一体何を言ってるんだ」

 

いきなりマスコットガールってどういうことなの……お姉ちゃん最近の後輩が考えていることが分からないよ……

見た感じ零とアストラル以外にまともな説明してくれる人がいなさそうなんだよなぁ

とりあえずどっちか二人になんでこうなってるか聞いて、この騒動を一回止めないとあかんわ

廊下にまで聞こえていたし、いつ先生に見つかってもおかしくないからな

しかし穏便に済まないのが現実ってやつでして

 

「はぁ!?璃緒さんならともかくなんでおまけのシャークまで!」

 

「……今、なんて言いましたの?凌牙が私のおまけ?……ありえないから」

 

一気に室内の温度が下がった

わーい、氷の女王の異名は伊達じゃないね!さすが俺の妹(白目)

アストラルと顔を見合わせてため息をついた

……こりゃ、面倒なことになるなー

 

 

 

 

 

 

「瑠那ちゃん先輩!興司ー!俺もう限界だよー!」

 

机に突っ伏しながらバタバタて手足を動かす

行儀が悪い?知らんな!

 

「確かに最近璃緒は機嫌悪いからね、一体何があったのよ」

 

「凌牙、女の子なんだからあんまりそういうはしたないことはやらない方がいいと思うけどな」

 

二人はそう言いながら俺をなだめてくれるけど俺の心の荒波はとどまることを知らないぜ!(?)

……うん、自分でも何言ってんだろ

この二人は俺がこの学校に来て仲良くなった瑠那ちゃん先輩こと黒咲瑠那と興司こと八雲興司だ

なんとびっくり瑠那ちゃん先輩はあの腹パン先輩と同じ苗字なのである

あれだね、もしかしたら黒咲兄妹ももしかしてZEXALからの参戦とか?うわぁぁぁもう何を信じればええんや\(^o^)/

あ、ダメだまた話がそれた、それで璃緒も俺が二人と話してるから二人と仲が良く、瑠那ちゃん先輩も興司もデュエリストでよく璃緒と三人でデュエル談義しているのを俺はニコニコしながら見ている

なんつーかほんと瑠那ちゃん先輩と興司がいなかったら絶対このクラスで璃緒しかしゃべる相手いなかったわぁ、いや、瑠那ちゃん先輩は先輩なんだけどね

 

「なんかさー、璃緒と後輩達でちょっともめててさー

 後輩達がちょっとしたクラブを作ってて、その中でマスコットガールを決めよう!ってなって……」

 

「どうしてマスコットガールを作ろうって話になったのかしら……」

 

「それで俺と璃緒がその言い争いの場面に出くわしたんだけど、後輩の一人が❝璃緒のおまけのシャーク❞ってね\(^o^)/」

 

「あっ……」

 

「その後輩達と凌牙達って仲いいんでしょ?

 すごいよねその後輩、見事璃緒の地雷を踏みぬいたよね」

 

「なー、実際問題俺が璃緒のおまけである事実は変わらないんだし、あながち間違いでは無いんだけな」

 

「それを璃緒の前で言わないでよ?」

 

「それ璃緒に言ったらだめだからね?」

 

「うぃっす」

 

まぁ前はそれで盛大にやらかしましたからね……

璃緒とトーマスの前で言ったら……うん、正座で説教ですわ\(^o^)/

なんなん?あいつら俺の事大好きすぎだろ……俺も大好きだよ畜生め!

というかそうやないんや、璃緒が全然機嫌治さないんだよ……

一年は一年で小鳥ちゃんとキャットちゃんはまだ仲直りしてないっぽいし

 

「とりあえず休みの日にトーマスと一緒に璃緒の気が済むまでショッピングに付き合う所存です」

 

「あー……凌牙、頑張れ」

 

「貴女よくそれを考え付きましたわね」

 

二人がこんな微妙な反応なのは訳がある

璃緒は買い物が長い、そりゃもう偉く長い

俺はおしゃれ?何それ食えんの?状態なのでそのショッピングが言っちゃ悪いが偉く暇なのだ

二人もその辺をわかってるのでこんな反応なのだ

 

「大丈夫、だから生贄を用意してるんだからなー」

 

生贄?トーマスですが何か?

 

「今更だけどよく極東エリアのデュエルチャンピオンと友人関係になれたわよね」

 

「そうかなー?」

 

「僕も一応アジアエリアのチャンピオンなんだけどなぁ

 それに瑠那先輩も副生徒会長だし、本当凌牙の友好関係どうなってんの?」

 

「他にも天の声さんとか半透明の全裸の幽霊とかいるぜ!」

 

「凌牙の戯言なんて置いておいて、それで璃緒の機嫌が直るのかしら?」

 

「信じてくれないのか、ひでぇ話よ!」

 

まぁそんなことは置いておいて、本当にこれで機嫌が直るか微妙なんだような……

んん……いや、難しいかなぁ……

そんなこんなでうんうん唸ってる俺を心配そうに瑠那ちゃん先輩と興司が見ている

璃緒が委員会でいない今のうちに二人から知恵を借りたいんだけど、二人も何も思いついてないみたいだし……

 

「シャークー!」

 

大声で俺の名前を堂々と呼ぶのってあいつぐらいしかいないよな

なーんて思いつつ教室の扉を見てみたら案の定遊馬でした

後ろの方でアストラルと零も待機しているけど一体どうしたんだろ?

 

「はいはいシャークですよーっと

 一体どうしたん?二年教室まで来るの珍しいっていうか初めてじゃない?零はともかくとして」

 

「ちょっと用事があってな!シャーク日曜って空いてるか?」

 

「うん、空いてるけど」

 

「でしたら良かれと思ってぜひ一緒にスポーツデュエル大会に参加しませんか?」

 

「( ゚д゚)?」

 

なんだその謎デュエルは……

多分スポーツしながらデュエルすることってことだけど、それでデュエルできんのかな?

でも5Dsでもバイク乗ってたし、ARC-Vでもアクションデュエルがあったし、ZEXALではスポーツデュエルが一般的なのかな?

でもそれだったら普通にテレビでも放送とかされる……よなぁ?

 

「というかなんでいきなりそんな話に?」

 

「スポーツデュエルを通して小鳥とキャットちゃんといもシャを仲直りさせるんだ」

 

あー、なーるー

ようするに少年漫画みたいな感じで仲直りさせようって事か

でもそれって男の子限定のような感じが……女の子でもその戦法が通用するのかな

というかさー

 

「俺デュエルしないんですが」

 

「あ……(´・ω・`)」

 

『遊馬、だから私は止めたじゃないか』

 

アストラルお疲れ様でーす

まぁ、見学ぐらいは面白そうだから行くけどさ

 

「あ!でしたら実況というのはどうでしょう?お恥ずかしながら僕はデュエルは得意ではないので実況に回ろうかと思っていたのですよ!」

 

「なんぞそれ楽しそう!やるやる!」

 

『観察結果、シャークは楽しい事に弱い』

 

余計なお世話っすよ、アストラルさん

 

「ねぇ、それ私たちも参加していい?」

 

俺の席でたむろってた瑠那ちゃん先輩と興司がいつの間にかこっちに来ていた

そこまで立ち話長かったかな?

 

「えっと、お前ら誰だ?」

 

「遊馬、一応瑠那ちゃん先輩は三年の先輩やで?初対面なんだから敬語使おうぜ?」

 

「その先輩にちゃん付けできる凌牙も凌牙だと思うんだけどな

 僕は凌牙のクラスメイトの八雲興司だよ、WDCの活躍見ていたよ」

 

「私は副生徒会長の黒咲瑠那、貴方とは一度手合わせしたかったのよ、たとえスポーツデュエルなんてよくわからないルールでも、ね」

 

「八雲先輩と黒咲先輩!シャーク先輩の友好関係どうなってるんですか!?」

 

『…?どうして真月はこんなに驚いているんだ?遊馬は彼らを知っているか?』

 

「俺も知らないけど、有名人なのか?」

 

「そりゃもう!八雲先輩は最少年のアジアエリアチャンピンですし黒咲先輩は今だこの学校では負け知らずの生ける伝説ですよ!」

 

「お、おう」

 

零が楽しそうで何よりです

あれかな、零は強いデュエリストに憧れでももってるのかな?

というか俺がそんな事考えてるうちにいつの間にか瑠那ちゃん先輩と興司が参加する流れになってるんだけど、まぁ、たまには難しい事を抜きにして皆で遊び惚けるのもいいでしょ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おおーっと!瑠那ちゃん先輩華麗にスパイクを決めました!」

 

「遊馬くんとⅣさんはこの手のスポーツは得意じゃないのですかね?」

 

「現在は瑠那・興司チームが一歩リードしていますね」

 

「あー、こりゃ逆転するのは難しいな」

 

日曜当日

人数合わせのためトーマスとミハエルを呼んでスポーツデュエルというよくわからん大会が無事開催された

というか当日になって気が付いたけど鉄男達も仲たがいしてたのかよ……全然気が付かんかったわ

後最初ギラグを見た時マジでびっくりしたよ、お前が提案したのか……

まぁなんやかんや無事にチーム分けと解説分け(ちなみに俺、ギラク、零、ミハエルの四人である)も済んだし早速試合?デュエル?が始まったんだけど、これはひどい(真顔)

いやね、テニスしながらとかプロレスしながらはまぁまぁギリギリ許容範囲内ですよ?

でもスカイダイビングて……零もミハエルも落ちながらノリノリで実況してたし

え、俺とギラグ?地上で高見……高見?高見でいいのか?まぁその辺はどうでもいいや、高みの見物してました

 

『にしてもお前から聞いたライディングデュエルよりも酷いな』

 

あー、まぁこっちは明らかに突貫で作ったルールだけどあっちはちゃんとしたルールとかもあるしねー

でも俺はちょっとそれを受け入れられなくて5Dsを見るに至らなかったんだよなぁ

お、瑠那ちゃん先輩と興司チームが勝った

 

「ここまで試合が終わりましたが結果の方はどうなってるの?」

 

「んー、同率一位が遊馬・トーマスチームと瑠那ちゃん先輩・興司チームだねー、その下が鉄男・璃緒チームやね」

 

今までの結果をまとめた紙を見ながらミハエルに答える

まーある程度は予想してた結果ですね、びっくりしたのがなんと小鳥ちゃんもスポーツデュエルに参加していたことである、ちなみにキャットちゃんと同じチームである

いや、皆の仲直りが目的とはいえ小鳥ちゃんはスタッフ側として参加するかと思ってたからさ

 

「一位か、もうちょっと残りたかったけどもう出ないと時間がないんだよね

 ごめんね凌牙、せっかく誘ってくれたのに途中退場なんてして」

 

「いやいや時間ないのに来てくれただけでもありがたいって」

 

実はトーマスこの後試合があるんだって、俺だって試合あるって知ってたらさすがに誘わなかったけどスポーツデュエルに反応して時間ぎりぎりまでここで大会に参加することにするらしい

ちなみにミハエルはマネージャーもどきをやっていて今回の試合もついていかないといけないらしい

 

『代行天使にフェアリーか……ヴァルハラとか天空の聖域あたりは入ってるだろうな』

 

天の声さん天の声さん、俺がミハエルとトーマスを見送ってる間に俺のわからない話で一人で盛り上がらないでほしいんですがそれは

あーそういやあの創造の代行者ってやつの効果使えばあのカードを召喚できんのかな?

まだにアストラルと遊馬に渡してないNo.のカードの内容を思い出す

 

 

No.96ブラック・ミスト

エクシーズ・効果モンスター

ランク2/闇属性/悪魔族/攻 100/守1000

レベル2モンスター×3

このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。

このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

その相手モンスターの攻撃力を半分にし、このカードの攻撃力はその数値分アップする。

 

 

あれだよ?俺も何回か返そうと思ったよ?でも天の声さんが許してくれなかったんや……

というか本来となんかカードテキストが違うらしいんだけど俺が知るか

最初拾ったときはカードの内容見るまでの余裕がなかったし、それに変わってるって言ってもエクシーズ素材が闇属性レベル2から普通のレベル2になってるぐらいええやん

そっちの方が出しやすいと思うし、それにカードを書き換えるのって遊戯王次元の人間ならまれによくできるだろ?遊矢だってペンデュラムカード作ったし

 

「それではこれから決勝戦を始めるぜ!遊馬・Ⅳチームと小鳥・キャットチームだ!最後の競技は野球デュエルだ!」

 

女子二人でポイントがめっちゃ入ったことにより無事(?)決勝戦に上がることができた小鳥ちゃんとキャットちゃん

元々のこの大会の目的は皆の仲直りだったしいいとは思うんだけどいくらなんでも強引すぎないかなぁ?

何か考えがあってのことなんだけど思うけどさ、俺がとやかく言う問題ではないし?それに鉄男達は和解したっぽいし、璃緒もある程度発散できたと思うし後はあの二人だけなんだよな

 

「ⅣさんとⅢさんが帰ったので遊馬君チームには良かれと思って解説のギラグさんが特別参戦してくれることになりました!」

 

「えっ!」

 

そういやトーマスとミハエルが途中で帰るのってギラグには教えてないんだよねぇ

零曰く「僕たちのためにここまでしてくれたんですから、サプライズで最後のデュエルはギラクさんにお任せしましょう!」らしい

確かに遊馬や璃緒、瑠那ちゃん先輩や興司はもちろんのことキャットちゃんも孝や徳之助も最近力をつけて来たみたいだし、デュエリストであるギラクが参加できてないのはちょっと心苦しかったんだよね

ギラグ自身は大会の発案者だから解説に徹するって言ってたけどやっぱデュエルしたいよねぇ…

ギラグが何かを理解する間にどんどんお膳立てられるようにフィールドが構築されていく、俺達のサプライズを受け取れぇ!

 

「へい!それでは決勝戦遊馬・ギラグチーム対小鳥ちゃん・キャットちゃんチーム!デュエル開始!」

 

「「「デュエル!」」」

 

「え、えええええええええ!何この格好!何この状況!」

 

『これは酷い』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……え」

 

四人がデュエルしている途中でキャットちゃんと小鳥ちゃんの様子がおかしくなった

そして小鳥ちゃんは一枚のカードを取り出す

 

RUM-バリアンズ・フォース

 

バリアンに操られてる人が例外なく持たされるエクシーズモンスターのランクを上げCX(カオスエクシーズ)という新しいモンスターを生み出す魔法カード

それを扱えるということは、間違いなくバリアンに操られているということで

 

「……」

 

今までどことなく他人事のように感じていた

バリアンの奴に攫われたり、璃緒がバリアンに操られてる人と闘った時も、他人事で

でもこの大会の為だけにデュエルをしているといっても過言ではない小鳥ちゃんもこんなことに巻き込まれて、しかもその瞬間を間近で見て

あくまでここは遊戯王次元で、俺はここがアニメの世界のように感じられてふわふわと地に足が付いていなかった

でも今日の小鳥ちゃんとキャットちゃんを見て、俺は思った

もう他人事じゃいられない、遊戯王次元といってもデュエルをしなければ厄介ごとに巻き込まれる確率は減るだろうと

だけど、もう目を反らすことは出来ない

だってここは、確かに俺にとっては現実なのだから




瑠那ちゃんの苗字が黒咲になったのは瑠那と瑠璃って字面も発音(?)も似ていたので採用しました
後この次元の黒咲兄妹は瑠那ちゃんと兄妹設定になってます、この話に出てくるかは未定ですが
興司君も弟君は生きてますし、アジアエリアチャンピオンという捏造設定があります

後漫画版ZEXALを知らない人のために雑な説明
瑠那→ハートランドでフェイカーの助手をしていた
   ある目的の為にフェイカーに離反し、No.を集めるため凌牙と手を組んだ

八雲興司→極東エリアのデュエルチャンピオン
     凌牙とは同じ孤児院で育った仲、現在はフェイカーの元にいるが……?


後ブラックミストのカードテキスト変更ですがわざとです
本来のNo.はアニメ効果ですが、凌牙が持ったことで(無意識に)強制的にOCG版にエラッタされています
なので凌牙ががNo.を持つとNo.耐性+OCG版に強制エラッタされます

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