それにしてもコナミクリアするの大変すぎぃ!
今回全然天の(笑)声さん(笑)の出番はないです
「……これが、俺の歩んできた人生だよ」
話した、何もかも
俺の前世も遊戯王の事も……ペンデュラムの事も
流石にARC-Vのエクシーズ次元の話をしたときはさしもオボットであるオービタル君も鬼畜ショタのハルト君も動揺を隠しきれなかった
そらそうだよな、違う世界の話とは言えハートランドが侵略されて、兄のカイトがアカデミア絶対カードにするマンになってたらなぁ……
「ニワカニ信ジ難イ話デアリマスガ、コレハ……」
そう言ってオービタル君は俺の差し出した二枚のカード
それは、ペンデュラムカード
ARC-vから榊遊矢が編み出した5つ目の召喚法、この次の世代から出てくる召喚法であり、この世界には存在しない、俺しか持っていないオリジナルカード
妖仙獣左鎌神柱
ペンデュラム・効果モンスター
星4/風属性/岩石族/攻 0/守2100
【Pスケール:青3/赤3】
(1):自分フィールドの「妖仙獣」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードを破壊できる。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
このカードを守備表示にする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカード以外の自分フィールドの「妖仙獣」モンスターを効果の対象にできない。
妖仙獣右鎌神柱
ペンデュラム・効果モンスター
星4/風属性/岩石族/攻 0/守2100
【Pスケール:青5/赤5】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「妖仙獣」カードが存在する場合に発動できる。
このカードのPスケールはターン終了時まで11になる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「妖仙獣」モンスターしか特殊召喚できない。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
このカードを守備表示にする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の「妖仙獣」モンスターを攻撃対象にできない。
アニメでは舞網チャンピオンシップ編で遊矢と沢渡さんのデュエルで大活躍した妖仙獣のペンデュラムカードだ
個人的にあの話が一番好きです!あの二人の楽しそうなデュエルと来たら……それに真澄ちゃんと柚子のあのデュエルもいいよな……
幻想融合モンスターが可愛いのいっぱいだからいいよな!……じゃない、話がそれた
「わかったろ?こういう特殊な事情があってさっきの
そう言って妖仙獣をしまう
一応外だし、警戒するに越したことはないからね
「本当は
その代わり魔界劇団と妖仙獣は欲しかったからしこたま買ったけどね!
「で、信じてくれた?というかマジで黙っててくれませんかねぇ……」
これで信じてくれなかったら、申し訳ないけどハルト君とオービタル君をぶち転がすしかなさそうだ
ぶん殴れば運が良ければ記憶が吹っ飛ぶかもしれない
……いや、ダメだな
漫画とかだと記憶がポーンと飛ぶかもだけど、遊戯王次元とはいえここは現実だ
それにカイトにばれたら懺悔の用意は出来ているか!→>>突然のカード化<<ってなってもおかしくない
もしもバレたら、その時は
「うん、ごめんね凌牙、なんだかつらい話をさせちゃって」
「私モ反省デアリマス……」
別に、そこまで気にしては無いんだけどな
確かに俺の前世はわりかし壮絶だったとはいえ、そこまで悲痛なことでもなかったんだけどな
……嫌われ……テンプレ……いじめ……う、頭が!
「ま、まぁそう思ってくれてるんだったら、黙っててくれないかな?」
そういって両手を前に合わせお願いのポーズをとる
こういった仕草ってハイパープリティーシスターの璃緒やあざとい零、合法ショタのバイロンさんや目の前の鬼畜ショタのハルト君がやるから似合うのだ
俺みたいな人間の皮を被ったゴリラがやってもキモイだけなんだよなぁ
「大丈夫、
そう言ってニコリと笑う、うんうん、子供は笑顔が一番!
ちょっと不安だけどここはもう信じるしかないからな
ハルト君は大丈夫そうだけど、オービタル君がなぁ……心配なんだよなぁ……
そう思いつつオービタル君をジトリと見つめる、ハルト様の安全のためだーって言ってカイトにチクるかもしれん
「何ナンデアリマスカ、ソノ目ハ!ハルト様ノ言葉ガ信用出来ナイデアリマスカ!」
「いや、個人的に信用できないのはオービタル君の方なんですがそれは」
「ムキー!」
やだ……このオービタル君面白い……
「あーそれにしてもよかったー!もう話してる時心臓ばっくばくやでぇ!
こんな事言いたかないけど、ハルト君が物わかりの良い子で助かったわぁ……」
脱力したようにベンチに寄りかかる、鬼畜ショタの威圧感が本当にパないです……
なんかいい子、の部分で若干ハルト君の肩が跳ねたけどどないしたんやろか?
「ねぇ、もう一度だけでいいからペンデュラムカード見せて!黙ってるんだから、それぐらいいいでしょ?」
あー……
見せるか、ここで辺に躊躇って気が変わっちゃった☆ってなったら嫌だからなー
「ん、ほいよ」
そう言ってもう一度ペンデュラムカードをハルト君にカードを渡す
とりあえずこれが終わったらさっさと帰ろう、今日は墓穴しか掘ってないから疲れたよ璃緒ぉ……
「はい、オービタル
「!!了解デアリマス!」
まじまじとカードと見るハルト君とオービタル君
ほんとデュエリストってやつはカードに目がないよな
「はい、ありがとう凌牙」
そう言ってPO☆NNとカードを返してくれた
若干身構えてたけど、いらん心配だったなー、遊戯王次元ではカード見せて!→これはもう俺のもんだ!ってコンボが良くあるからなぁ
「ん、ありがとう」
カードケースにしまいDゲイザーで時間を確認をする……おい、2時間も立ってるってどういうことなの……
確かにシンクロ召喚の召喚方法を説明したりかーらーのー前世説明→ペンデュラムカードで……ああ、2時間立つのも納得だわ
とりあえず帰ろう、マジで精神が摩耗してるからなぁ……
そしてDゲイザーに登録されてる新しい二つの番号を見てため息をつく、そう、ハルト君とオービタル君のDゲイザーの番号である
さっきの説明の過程で交換させられました…マジであの鬼畜ショタ怖いです
「そんじゃ、俺は帰るからお前らも暗くならないうちに帰れよー」
「うん、またね凌牙」
「サッサト帰ルデアリマス不良鮫!」
とりあえずどっかよって甘いもん買って、トーマスも呼び出して璃緒と三人でゲーム大会でもやるか
家に帰って早くあいつらに癒されたいですわぁ……
片手をヒラヒラと上げて俺はさっさと甘いもんを買うべく、早足で公園を出て行った
「……良カッタノデアリマスカ?ハルト様」
「僕もこれが正解かどうかわからないけど、僕達だけで対処できる問題じゃないと思うんだ」
神代凌牙が去った後の公園で、天城ハルトとオービタル7は先ほどの出来事について話し合っていた
僕達だけで対処できる問題じゃない
天城ハルトの言うと通り、二人にはこの神代凌牙の話はあまりにも重すぎた
前世の記憶がある、それだけではなく神代凌牙が語った、神代凌牙が神代凌牙になる前のあまりにも悲しいすぎる過去
そしてこの世界ではもう覚えてる人も数えるほどしかいない廃れてしまった召喚法であるシンクロ、この町の最高権力者の息子である天城ハルトも、日本だけにとどまらず世界中のカード情報を網羅していると言っても過言ではないオービタル7さえも知らない未知なる召喚法ペンデュラム
まだ親の庇護下でないと生きていけない天城ハルトとオボットであるオービタル7にはとてもじゃないけど対処ができない
だから、天城ハルトがこのような手段を取ったのも、ある意味必然だったのかもしれない
「僕が話したわけじゃないけど、実質凌牙との約束を破ったのは……」
<いや、ハルトが悪いわけじゃない、お前は正しい選択をしたんだ>
天城ハルトのポケットから聞こえて来た声
ポケットを探り取り出したのはDゲイザーで、画面には通話中・天城カイトの文字が並んでいた
「兄さん……」
<お前はたまたま神代凌牙の話を聞くときに間違えて俺に電話をかけただけだ、盗み聞いた俺が悪い、お前は悪くない
……おい、オービタル7>
「何デアリマスカ、カイト様」
<お前が先ほど送ってきたペンデュラムカードの画像を解析する
至急ハルトと一緒に戻ってこい>
「カシコマリ!」
先ほど最後にペンデュラムカードを見た時、オービタル7は密かにカード撮影し、それを己の主である天城カイトに送ったのだ
天城ハルトもオービタル7も神代凌牙と約束した通り
二人は神代凌牙に罪悪感を抱きながら己の兄の元へ、主の元へ帰っていくのであった
ハルト→話してはいない(Dゲイザーを通話状態にしてカイトに話を聞かせないとは言ってない)
オービタル→話してない(ペンデュラムカードを撮影してそれをカイトに送らないとは言ってない)
どうでもいいですけど天城って変換するとき「てんじょう」だと変換できないので「あまぎ」で変換しています