神代凌牙はデュエルをしない   作:さらさ

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トロンクリアでアークライト一家コンプリートだドン☆
今は鉄男でプレイ中ナウ
あと凌牙ちゃんが持ってる前世のカードは実際に作者が持っているものと同じものです
何枚かNo.持ってるけど……こっちではNo.抜きにした方がいいのかな?


12/天城ハルトとオービタル7と廃れた召喚法

「……」

 

「……」

 

「……」

 

はぁい!絶賛修羅場中の神代凌牙ちゃんでっす☆

……いや、割とマジでどないしよう?

まさかハルト君がカイトの弟だったとは……

今更だけど迂闊だったなー、一応エクシーズ次元編で出てきたカードだったから(多分)元ネタ世界のここにもカードがあるだろうと高を括った結果がこれだよ

ARC-Vのレギュラーだった黒崎隼が使っていたRR(レイド・ラプターズ)や重要人物だったユートの使ってる幻想騎士団(ファントム・ナイツ)、黒崎の妹でありなんとかゼロの要である黒崎瑠璃が使ってるLL(リリカル・ルスキニア)とかはさすがに上記三人の専用カード(?)だと思うからおいそれと渡さないけど……

他のレジスタンスメンバーが使ってた列車の奴とかフェアリーとかはこっちの世界でも普通にパックで売ってるから、カイトもそういった口だと思ってるんだけどな……

 

 

剛腕特急トロッコロッコ

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻1800/守1000

(1):フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。

●このX召喚に成功した場合に発動する。

このカードの攻撃力は800アップする。

 

 

レジスタンスのポンチョショタことアレンが使っていた列車カードの一枚

このカードは前世の物だけど、こっちの世界で璃緒と一緒にパックを買ったときにも何枚か列車カードを入手している

だからさー、サイファーが普通にあるって思っても仕方ないよね☆

……いや、現実逃避はこれぐらいにしよう

とりあえず目の前のハルト君とオービタル君にどうやって口止めするか……

カイトって大量のアカデミアを瞬殺したりとかしてARC-Vの中でも赤馬と並ぶ強キャラだから、このことが知られた何が起こるかわかるかわからない

それに、もしかしたら俺の持ってるシンクロカードやペンデュラムカードも場合によっては見つかってしまうかもしてない

融合は天の声さんとの話でこの世界にも存在するっていうのはわかったけど、シンクロは前の世代の召喚法だし天の声さんも知らなかったからこの世界にも存在するか否かと言われたら限りなく0に近い

ペンデュラムに関しては言わずもなが

 

上記の事を踏まえて俺がこいつらにできる対応は思いつく限り5つ

1つ、カードは拾ったことにする

2つ、バリアンからかっぱらったことにする

3つ、全力ですっとぼける

4つ、潔く話した上で黙っててもらう

5つ、パックで当てたと言い張ってシンクロ召喚を教えて話題を反らす

 

1はさすがに騙されないだろ、無理

2はそもそもこいつらバリアンのあれやこれ知らんだろ、無理

3は今更無理

4はいくら遊戯王次元でも前世とか一般市民が信じるわけないだろ、無理

5はもうやけくそ、俺は考えるのをやめた!

……これ、選択肢5しかないじゃないですかやだー!

でもしかたないよなー……全部自分が蒔いた種だかんな

前の世代の召喚方法だしシンクロ、シンクロはセーフだろ(震え声)

 

「一つ、言わせてもらっていい?」

 

「ナンデアリマスカ?」

 

若干警戒してオービタル君が答える

そらまぁ警戒するよなぁ……

 

「俺ちょっと訳ありでさ、そのカードも、その類でさ

 だから黙ってて欲しいんだよねー……その変わり色々教えてやるからさ、な」

 

そう言うとオービタル君は胡散臭いようなものを見るような目で俺を見ている、そらそうだよな

ハルト君は何か考え込むように俺を見ている

 

『で、この後どうすんだよ』

 

どうするも何もこいつらの返答次第なんだよな

これで断られたらどうしよう\(^o^)/

 

「……うん、わかった

 その代わり、教えてね、全部」

 

やだ、このショタ怖い……

 

 

 

 

 

「それで墓地に送ることでシンクロ召喚ができるってわけ」

 

そう言って凌牙は三枚のカードを横に退け、カードケースから一枚のカードを取り出した

 

 

超重武者ツヅ—3

チューナー・効果モンスター

星1/地属性/機械族/攻 300/守 300

「超重武者ツヅ-3」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、

「超重武者ツヅ-3」以外の自分の墓地の

「超重武者」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

超重武者ココロガマ—A

効果モンスター

星3/地属性/機械族/攻 100/守2100

自分の墓地に魔法・罠カードが存在する場合、このカードは召喚・反転召喚できない。

(1):自分の墓地に魔法・罠カードが存在せず、自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したこのカードは、このターン戦闘・効果では破壊されない。

 

 

超重武者ジシャ—Q

効果モンスター

星4/地属性/機械族/攻 900/守1900

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。

手札からレベル4以下の「超重武者」モンスター1体を特殊召喚する。

その後、このカードを守備表示にする。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

相手は他のモンスターを攻撃できない。

 

 

超重忍者サルト—B

シンクロ・効果モンスター

星8/地属性/機械族/攻2000/守2800

機械族チューナー+チューナー以外の「超重武者」モンスター1体以上

このカードはルール上「超重武者」カードとしても扱う。

(1):このカードは表側守備表示のままで攻撃できる。

その場合、このカードは守備力を攻撃力として扱いダメージ計算を行う。

(2):1ターンに1度、自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合、

フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊し、相手に500ダメージを与える。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

シンクロ召喚、もう誰も使うことのなかったすごく古い召喚方法

僕も名前くらいは聞いたことあるけど、実際の召喚の仕方とか、どんな効果があるとかは全然知らない

凌牙は璃緒の話ではデュエルはしないって言ってたけど、なんでモンスターシンクロを持ってて、その召喚の仕方を知ってるんだろう?

パックを買ったって凌牙は言ってたけど、誰も使わないからもう何十年単位でモンスターシンクロがパックに入ってることはない

それにこのカードもオービタルに見てもらったけど、何処のデータベースにもこのカードの情報は無いって言ってる

オービタルも知らないってことは、本当に存在してるかどうかも怪しい

それに❝自分の墓地に魔法・罠カードが存在しない場合❞つまりこのカテゴリのモンスター達はフルモンデッキが前提のデッキ構築にしないと役に立たないということになる

兄さんやオービタル、遊馬達と話をした中でフルモン前提のカテゴリなんて聞いたこと無い

……もしかして、

 

「ねぇ、どうしてモンスターシンクロを持っているの?」

 

「え、いやパックで当てたんよ

 後カードショップの骨董売り場的なとこで買ったんよ」

 

そう言う凌牙の目は少しだけ泳いでいる

嘘、ついてる

 

「ソンナ訳無イデアリマス!モンスターシンクロカードはここ何十年単位デパック販売サレテナイデアリマス!」

 

「それにデュエルをしないのにモンスターシンクロを持ってるし、シンクロ召喚のやり方も知ってる

 ……もしかして凌牙ってバリアン、なの?」

 

「ぐぶふゅっ!」

 

僕とオービタルが言い終わると凌牙飲んでいたジュースを噴出した

ごほごほとせき込む凌牙にハンカチを渡す

 

「後、ちゃんとさっきの光波(サイファー)の、ちゃんと教えてね?」

 

「ごばはぁ!」

 

「不、不良鮫ー!」

 

女の人に無理やり聞くのはとっても心苦しいけど……

でも凌牙がバリアンだったら、僕が何としてでも止めないと、兄さんは命に代えてでも僕を守ってくれた

だから、だから今度は兄さんを、皆を守るんだ!

 

 

 

 

 

 

 

こえええええ!このショタまじこえええええええええええ!

さっすがアカデミア絶対カードにするマンの弟やでぇ!

……これ、まじで選択肢4を発動するしかなさそうやんなぁ……

ここで黙秘するのは簡単だけど、その後が大変なんだよなぁ

カイト襲来、俺氏バリアン容疑、強制連行、シンクロ・ペンデュラムバレる、このシンクロ・ペンデュラムがバリアンにばれるかも、ばれたら絶対奪いに来る、結果バリアン陣営大幅強化、璃緒やトーマスに嫌われる、かも

黙秘した場合のデメリットが多すぎる

ここは賭けるしかない、前世も何もかも話して、黙っててもらえるように

あー、まさか前世バレの最初がカイトの弟だったとは……

 

『お前って本当に本能だけで生きてるよな』

 

やかましいわ

 

「あー、わかった俺が下手にごまかそうとしたから話がややこしくなってるんだよな……

 何もかも話すよ、その変わりこのことは他言無用で頼む

 たとえ君のお兄さんのカイトでも、両親でも言っちゃだめだ、それぐらい俺の秘密は大きいんだ

 墓までもっていく覚悟がないとこのことは話せない

 ……まぁ安心しろ、俺はバリアンでも何でもない、ちょっと秘密が多いだけの善良な一般市民だよ」

 

うーん……小さい子に対して難しい言葉使いすぎたかな?

いやでもオービタル君が頑張って翻訳してくれるかもしれない(願望)

 

「ハルト様!コンナ不良鮫ノ戯言二付キ合ウ事ナイデアリマス!」

 

おいオボットこの野郎!

こちとら(自分で建てた)死亡フラグの処理に忙しいんだよ!

お願いだから余計な事言わないでYO!

 

「……うん、わかった」

 

「!!ハルト様!本気デアリマスカ!?」

 

「僕、もう兄さんたちの足手まといになりたくないんだ

 だからここで凌牙の話を聞いて、それでちゃんと味方かどうか考える

 兄さんは危険なことをいっぱいしてきた、だから僕も危険だけど……話を聞く」

 

やだ……このショタかっこいい……

そーいやARC-Vのカイトも家族の為に相当無茶してたみたいだし、こっちの世界もなにがしかやってきたんだろうなぁ

だから今度は僕が守るってことか……

よくよく考えればシンクロなんて全然見ないし、そりゃパックで買ったって言い張ったら余計怪しいわな

 

「んじゃ、本当に他言無用で頼むよ」

 

そう言って俺はこれまでの……前世の記憶も含めての経緯を話すために口を開いた

カチリッ

何かの音が聞こえた気がしたが、気のせいだろう




おかしい、予定では2話で終わるはずだったのにどうしてこうなった\(^o^)/
これも全部ドン・サウザントってやつのせいなんだ!

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