「わ、私もツナ君の事が好きだよ…！！」
「（塔城さんが俺の事を…！？何で！？）」
小猫の言葉に耳を疑うツナ
「な、何言ってるの塔城さん！？」
「ずっと…好きだった…！！私はツナ君みたいに優しくて強くなりたいと思ってた…！！そう思ったから胸がドキドキして…そしたらいつもツナ君の事ばかり考えるようになって…！！」
「で、でも…俺の事が嫌いって…？」
「怖かった…」
「怖かった…？何が…？」
意味がわからない様子のツナ
「自分の正体がバレたら…ツナ君は私の事を嫌うんじゃないかって…でもツナ君が私の事を好きだって言ってくれてた時、嬉しかった…！！」
そう言うと小猫は顔を赤らめ俯いてしまう
「（じゃあ俺の事を嫌いになったんじゃなかったんだ…）」
「ねぇツナ君…！！」
「な、何…！？」
「私のこと好き…！？」
「そ、それは…！！」
小猫に問いにツナは戸惑うが、ツナは真剣な眼差しで小猫のほうを見ると
「好きだよ、俺は塔城さんの事が好きだ」
「ツナ君…！！」
「俺は塔城さんの笑顔が好きなんだ、最初は無表情で正直どう接していいのかわからなかったけど…合宿の時に見せた君の笑顔が忘れられなくて…その時に思ったんだ塔城さんて笑うと可愛いだって…！！」
ツナは小猫を好きになった理由を話す
「本当にいいの…？」
「え？」
「私は人間じゃない…」
「もちろん知ってるよ、猫又っていう妖怪なんでしょ」
「ツナ君は怖くないの？私は妖怪なんだよ？」
「全然、むしろあの姿とっても可愛いと思ってるし」
「可愛い…！？」
「うん、塔城さんはむしろ妖怪の時の姿がとっても可愛いくて俺は好きだよ」
「！？」
ツナの言葉に小猫は顔を真っ赤にする
「あ！！ゴメン！！あの姿は塔城さんは嫌いなんだよね！！無神経でゴメン！！」
「ううん…嬉しい」
「嬉しい？どうして？」
小猫が嬉しいと言った事の意味がわからないツナ
「私を妖怪と知っても怖くないどころか、私の事をそんな風に言ってくれるたから」
「そうかな？別に俺じゃなくてもみんな塔城さん
の事をそんなに怖いなんて思わないと思うよ」
「そうかな…？」
「そうだよ、俺の世界に獄寺君っていう友達がいるんだけど、UMAとかそう言うオカルトとかが好きなんだ、だからきっと塔城さんが妖怪だと知ったら凄い喜ぶと思うよ」
ツナは獄寺の事を小猫に話す
「ツナ君の世界には面白い友達がいるんだね」
「うん、だからさ俺は塔城さんが妖怪でもいいんだ、俺は塔城さんが好きだから、それに暴走したっていいよ」
「暴走してもいい…！？」
ツナの言葉に驚く小猫
「暴走したって俺が止めるからさ」
「で、でも！！それで暴走してツナ君を殺すような事があったら…私！！」
「いいよ別に、もし殺されるなら俺は塔城さんに殺されたいな」
「え！？」
「一番好きな人に殺されるんなら本望だよ」
「（殺されるかもしれないのに…！？何で…！？）」
ツナ言っている事に小猫は意味不明なようだ
「それでも力を使いたくないなら、俺が強くなって塔城さんの事を護るよ、俺の命に代えても」
「ううん…もう大丈夫」
ツナの言葉に小猫はある決心する
「大丈夫？」
「猫又の力を使ってみる」
「え！？でも！！」
「もう迷わない…これから自分の中の血と戦うって決めたの」
「塔城さん…」
「私…ツナ君の彼女でいいんだよね…！？」
「ええ！？」
急に彼女と言われ驚くツナ
「ほ、本当にいいの！？俺なんかで！？」
「ツナ君以外なんて考えられないよ、それとも私が彼女じゃ嫌？」
「そ、そんな事ないよ！！」
「じゃあ私の事これからは小猫って呼んで？」
「わ、わかったよ…こ、小猫ちゃん？」
「うん…ツナ君！！」
ツナに名前を呼ばれ小猫は嬉しいそうな様子だ
とうとう互いの思いを打ち明けたツナと小猫、二人は幸せになれるのか！？
とうとうこの日がきたって感じです。