かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的65 告白です!

「塔城には指一本触れさせない!!」

 

「お前うざいニャン…死ね!!」

 

黒歌がそう言うと薄い霧らしきものが発生する

 

「これは…霧?」

 

ツナが呟くと

 

「あっ…」

 

「これは…」

 

「部長!!小猫ちゃん!!」

 

リアスと小猫が膝を落とすとイッセーは二人の元にかけよる

 

「お前!!何をした!?」

 

「この霧は、悪魔や妖怪にだけ聞く毒霧にゃん、でも人間のお前はともかく赤龍帝にはきかないのかしら?」

 

「お前!!」

 

「大丈夫にゃん毒を薄くしたから、じわじわ殺してあげるにゃん」

 

いつの間にか黒歌は木の上に座りツナたちを見下ろし呟く

 

するとリアスが魔力の弾の一撃を打ち出すと黒歌に当たる

 

「やった!!」

 

「いや…」

 

イッセーが喜ぶがツナはある事に気づく

 

「どうしたんだよツナ?」

 

「あれは幻覚だ」

 

「幻覚!?」

 

イッセーが驚くと

 

「その通りにゃん、幻術の要領で自分の分身ぐらい簡単に作れるにゃん」

 

すると黒歌の声が森に木霊すると幻術でできた複数の黒歌が現れる

 

「クソ!!どれが本物だよ!?」

 

「落ち着けイッセー所詮これは幻覚、本体は一人だ」

 

「そ、そんなこと言われてもよ…」

 

ツナは所詮幻覚と言うがイッセーは戸惑ってしまう

 

「…無理です…いくらツナ君でも気の流れをが読めないと高術者の幻術は対処できません…」

 

「大丈夫だ、言っただろ俺の誇りにかけてお前を護るって」

 

「ツナ君…」

 

ツナの言葉に苦しみながらも少し安心している様子の小猫

 

「(毒を弱めているとはいえ苦しそうだな…あまり時間をかけてはいられないな…それにこの霧…)」

 

ツナがそう思うと

 

「イッセーあまり時間はかけてはいられない、早く決着をつけるぞ」

 

「ああ!!赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!!」

 

イッセーが赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を解放する、しかしいつものような音声が聞こえない

 

『相棒、神器(セイクリッド・ギア)が動かん、どうやら神器(セイクリッド・ギア)が曖昧な状態になってる』

 

「どういう事だよ!!ドライグ!!」

 

『あの修行で次の分岐点に至ったんだ、あと一押しで神器(セイクリッド・ギア)が変わると思うのだが、通常のパワーアップか禁手(バランス・ブレイカー)かはわからない』

 

「それで…どうすればいいんだよ?」

 

『普通のパワーアップなら気合いでなんとかなるが、禁手(バランス・ブレイカー)は劇的な変化がお前に生まれければ至れない』

 

「そんなこと言わてもよぉ…どうすればいいんだよ!?」

 

ドライグに劇的な変化と言わせ戸惑うイッセー

 

「イッセーここは俺に任せろ、俺がこいつの相手をする」

 

「す、すまねぇ…」

 

イッセーとドライグの会話を聞いてツナがそう言うとイッセーが謝る

 

「お前の相手は俺だ」

 

「相手?確かにお前は強いかもしれないけど気の

流れが読めないお前に私の幻術が見破れるのかに

ゃん?」

 

「そこだ…Xカノン!!」

 

「な!?」

 

ツナが黒歌の本体を超直感で見破ると黒歌はXカノンを避ける、そして黒歌幻覚が消える

 

「私の幻術を見破った!?」

 

ツナが自分の幻術を見破ったことに驚く

 

「悪いが、この程度の幻覚は俺には通じない、それに俺はこれより凄い幻覚を見てきた」

 

するとツナは骸、クローム、マーモン、幻騎士、トリカブト、デイモンの幻覚を思い出す

 

「凄い…気の流れを読めないのに…姉さまの幻術を見破るなんて…」

 

小猫が驚く

 

「今度はこっちからいくぞ!!」

 

「調子に乗るな!!」

 

ツナが黒歌につっこむと黒歌は幻術に効かないツナに魔力の弾を撃つが

 

「邪魔だ!!」

 

黒歌の魔力の弾を死ぬ気の炎で焼き払う

 

「終わりだ!!黒歌!!」

 

「!!」

 

ツナが黒歌にパンチしようとするが

 

「くっ!!」

 

ツナの拳は黒歌には当らず黒歌の目の前で止まっていた

 

「(できない…こいつがどんな奴でも…こいつは塔城の姉…塔城のたった一人の家族なんだ…)」

 

すると

 

「死ね!!」

 

「ガハ!!」

 

黒歌が至近距離で魔力の弾がツナに当たるとツナが吹っ飛ばされる

 

「ツナ!!」

 

「だ、大丈夫だ…」

 

イッセーが叫ぶがなんとか立ちあがるツナ

 

「弱…ヴァーリとやりあったからどれだけ強いと

思ったけど…攻撃もしてこないだなんて馬鹿じゃ

ないの?」

 

「できない…」

 

「は?」

 

「俺にはお前を攻撃はできない…」

 

「何言ってるの?意味不明なんだけど?」

 

「お前は塔城のたった一人の家族だ…だから俺にはお前を攻撃できない…」

 

「白音も大変ねー、もっとかっこいい王子様が剣をふるって言うならともかく、あんたみたいな奴が言っても女の子は引くだけにゃん」

 

黒歌が呟く

 

「ツナ君…」

 

小猫がツナを見て呟く

 

「てめぇ!!もう我慢できねぇ!!」

 

「待て…イッセー」

 

「何だよ!?ツナ!!」

 

黒歌の言葉に怒ったイッセーが黒歌に立ち向かおうとするがツナはそれを制止する

 

「お前はそんな悪い奴じゃない…」

 

「な、何言ってんだよ!!ツナ正気かよ!!」

 

ツナの言葉に叫ぶイッセー

 

「ハハハハ!!本当に馬鹿じゃないの!?頭イカれてんじゃないの!?」

 

ツナの言葉に大笑いする黒歌

 

「お前は心の奥底に優しさを隠している」

 

「…」

 

ツナのこの言葉にヘラヘラしていた黒歌の表情が変わる

 

「おかしいと思ったんだ…お前ほどの奴が塔城を奪う事なんて簡単なはずだ、なのにお前は毒の霧を使った…それも霧を濃くせずあえて薄めた…それはお前の心の中に塔城への罪悪感がある証拠だ」

 

「…」

 

「お前は主を殺した…それは許されない事だ…だが本当は事情があったんじゃないのか?本当はお前は塔城を護ろうとしたんじゃないのか?」

 

「何よ…わかったような口を聞いて…あんたに…あんたに私と白音の何がわかるっていうのよ!!」

 

ツナの言葉に黒歌が取り乱す

 

「黒歌姉さまが…取り乱した!?」

 

取り乱した黒歌の表情を見て驚く小猫

 

「もういいわ!!」

 

すると手を前に出すと黒歌はイッセーと小猫に狙いを定める

 

「まさか!!」

 

「死ね!!」

 

すると黒歌は魔力の弾を放つ

 

「ガハ!!」

 

「「ツナ!!」」

 

「ツナ君!!」

 

3人が叫ぶとツナは自らを盾にして3人を護る

 

「お前にだけは…塔城は…渡さない…」

 

「しつこいにゃん…さっさと死ね!!」

 

すると躊躇なく次々と黒歌はツナに攻撃する

 

「うわああああ!!」

 

「止めてツナ君!!死んじゃうよ!!」

 

「言っただろ…お前を護るって…俺にとってはお前は特別な女の子なんだ…」

 

「え…?」

 

「俺はお前に…お前に惚れている…俺はお前の事が好きなんだ…だからお前を護らせてくれ…」

 

「え…!?」

 

突然のツナの告白に小猫は驚く

 

すると

 

「しつこいにゃん、だったら妖術と仙術とミックスで!!」

 

そして妖術と仙術のミックスの攻撃がツナを襲う

 

「ガハ…」

 

「これで今度こそ…終わりにゃん」

 

「まだだ…オペレーションX…」

 

ツナはXBURNERの構えをとる

 

「な!?仙術と妖術のミックスの攻撃を!?それを生身で!?一体…一体こいつはなんなんだにゃん!?」

 

「X…BURNER!!」

 

ツナがXBURNERが放たれる

 

ドーーーン

 

「一体どこを狙ってるにゃん?」

 

「俺の狙いはお前じゃない…」

 

「まさか…まさか!?お前私の結界を!?」

 

ツナの狙いに気づいた黒歌は驚くそしてツナが倒れる

 

「ツナ!!」

 

「結界を壊した爆風で毒の霧も吹っ飛んだはずだ…俺の事はいいから逃げろ…」

 

そしてツナの額の死ぬ気の炎が消え意識を失う

 

「ツナ君!!ツナ君!!いやー!!」

 

小猫は涙を流し悲鳴をあげる

 

「(何やってんだ俺…俺はいっつもツナに護られてばかりで…コカビエルの時も、ヴァーリの時も…こいつはみんなを護る為に命をかけてるっていうのに…俺は…俺は!!)」

 

ツナの行動にイッセーの心が動く

 

「部長お願いがあります」

 

「何?イッセー?」

 

「おっぱいをつつかせてください」

 

「!?」

 

驚くリアス、イッセーの言葉の真意とは!?




ちょっとツナが弱すぎだとは思いますけど、ご了承ください。一応言っておきますがツナのスーツは普通のスーツです。

9/12 一部変更しました。



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