かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

63 / 182
標的63 パーティーです!

一同はパーティー会場に着く

 

「あの、部長」

 

「どうしたのツナ?」

 

「ずっと思ってたんですけど、人間の俺がこんなところに来て大丈夫なんですか?」

 

ツナがずっと思っていた事をリアスに尋ねる

 

「大丈夫よあなたの事はお兄様が話をつけてくれてるわ、それにあなたに会いたいって言う悪魔も多くいるわ」

 

「そうなんですか?」

 

「あなたはコカビエルに白龍皇とやりやった人間よ、普通じゃないもの」

 

「それって誉められてるんですか…?」

 

リアスの言葉に複雑化な気持ちのツナ

 

「まぁよかったねリボーン…リボーン?」

 

肩に乗っていたはずのリボーンがいない事に気づくツナ

 

「ちゃおっす」

 

「赤ん坊が喋ってる!?」

 

「これは夢か!?」

 

「可愛いー!!」

 

「一体どこの子かしら?」

 

いつの間にか悪魔たちに囲まれているリボーン

 

「ちゃっかり人気者になってますよ」

 

「あらあら」

 

「まぁ考えたら喋る赤ん坊なんて珍しいわ」

 

「珍しいっていうか喋る赤ん坊なんていないと思いますけど」

 

「ある意味、悪魔より珍しいよな」

 

「というか一番奇妙な存在だぞ」

 

「リボーン君、凄いですぅう」

 

リボーンの人気ぶりを見て呟くアーシア、朱乃、リアス、木場、イッセー、ゼノヴィア、ギャスパー

 

「あいつ適応力だけはあるよな…」

 

ツナが呟く

 

「さぁみんな挨拶回りするわよ」

 

リアスがそう言うと一同は挨拶回りを開始する

 

するとツナはさっそく大勢の女性悪魔に声をかけられる

 

「ねぇ君、例の異世界から人間なんでしょ?」

 

「は、はい…そうですけど」

 

「噂は本当にだったんだ」

 

「名前はなんて言うの?」

 

女性悪魔に名前を尋ねるツナ

 

「さ、沢田綱吉です」

 

「綱吉君ねよろしくね」

 

「ど、どうも」

 

ツナは女性悪魔と握手をかわしていく

 

すると

 

「ガウ」

 

「あナッツ!!」

 

いままで出られずにいたナッツが勝手に出てくる

 

「ダメだろ、勝手にでてきちゃ!!」

 

「ガウ…」

 

ツナに注意されシュンとするナッツ

 

「これ綱吉君の使い魔?」

 

「まぁそんなところです、ナッツっていいます」

 

「「「可愛いーー!!」」」

 

ナッツを見てメロメロな女性悪魔たち

 

「ねぇ触ってもいい?」

 

「い、いいですけど…」

 

女性悪魔に尋ねられ断ろうしようとするが断る事ができそうにないと思ったナッツを触る事をツナは承諾してしまう

 

「ガウウ…」

 

「ゴメンねナッツ、ちょっとの間我慢してね」

 

「ガウ…」

 

ツナがそう言うとナッツは女性悪魔に触られながらも耐えるナッツであった

 

「あの野郎…ここに来てまでモテやがって!!」

 

「ツナさんってどこでもモテますね」

 

「あいつは木場と同じで女性に惹かれる何かがあるんだろうな」

 

「ツナ君モテモテですぅう」

 

女性悪魔に囲まれるツナを見て呟くイッセー、アーシア、ゼノヴィア、ギャスパー

 

「(ツナ君…あんなに女性悪魔に囲まれて…もう私の事なんて…そうだよねあんな酷いこと言ちゃったし…) 」

 

女性悪魔に囲まれるツナを見て小猫は俯いてしまう

 

小猫がそんな事を思ってるとも知らずにツナは

この後もたくさんの女性悪魔に話かけられる

 

「ふぅ…やっと終わった…」

 

「貴様が沢田綱吉か?」

 

すると今度は男性に話しかけられるツナ

 

「あのーあなたは?」

 

「俺はサイラオーグ・バアル、バアル家の次期当主でリアスの従兄弟だ」

 

「ぶ、部長…あ!!リアス様の!?は、初めまして沢田綱吉です!?」

 

リアスの従兄弟と知り慌てて自己紹介するツナ、一応社交の場なのでリアスの事をリアス様と呼ぶようにしているツナ

 

「ずっと会ってみたいと思っていた」

 

「え、どうしてですか?」

 

「噂は聞いているぞ、あのコカビエルと白龍皇とやりあったとか」

 

「そ、そんな…たいした事じゃ!!」

 

「いや十分凄い事だ、いつか手合わせしてみたいものだ」

 

「(サイラオーグさんって…なんかお兄さんとそっくりだ…)」

 

なぜかサイラオーグが了平に見えてきてしまうツナ

 

「俺はまだ挨拶回りの途中なのでな」

 

そう言うとサイラオーグは去っていく

 

「なんか豪快な人だったけど、とってもいい人だったな」

 

去っていくサイラオーグの後ろ姿を見て呟くツナだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いっぽう一誠とアーシアとゼノヴィアとギャスパーは挨拶回りが終わる他のメンバーはまだ話している

 

「はー、ちかれた」

 

一誠がそう言うと

 

「イッセー、アーシア、ギャスパー、料理をゲットしてきたぞ、食え」

 

「ゼノヴィア悪いな」

 

「ありがとうございます、ゼノヴィアさん」

 

「助かりますぅう」

 

料理を持ってきてくれたゼノヴィアにお礼を言うイッセーとアーシアとギャスパー

 

するとイッセーの前にドレスを来た女の子がやって来る

 

「お、お前は…」

 

「お、お久しぶりですわね、赤龍帝」

 

「焼き鳥野郎の妹か」

 

「レイヴェル・フェニックスです!!まったくこれだから下級悪魔は頭が悪くて嫌になりますわ!!」

 

ぷんぷん怒るレイヴェル

 

「と、ところで赤龍帝?」

 

「赤龍帝ていうのはやめてくれ。兵藤一誠って名前があるしさ、みんな俺の事をイッセーって呼んでるぜ」

 

「で、では遠慮なく、イッセー様って呼んでさしあたり上げてよ?」

 

「いやいや!!そういうのがいいって!!」

 

様づけされた事に戸惑う一誠

 

「これは大事な事です!!」

 

するとレイヴェルは

 

「イッセー様?」

 

「何だ?」

 

「今日はあの方が来ていると聞いたのですが…!!」

 

レイヴェルは突然モジモジしながらイッセーに尋ねる

 

「あの方?」

 

レイヴェルの言葉に首を傾げるイッセー

 

「あ!!イッセー先輩ー!!」

 

「よーツナ」

 

ツナがイッセーのところにやってくる

 

「何だその紙袋?」

 

「女性悪魔の人たちから色々もらちゃって、それで入りきらなくなっちゃったんで紙袋もらったんです…いやー人間の俺にみんな冷たい目で見られるのかと思ったけど普通に接してくれましたよ」

 

「お前って奴は…ふざけんなー!!」

 

「ええ!?」

 

ツナの話を聞き怒るイッセー

 

すると

 

「あれ?」

 

「…!!」

 

ツナがレイヴェルのほうを見るとレイヴェルは顔を赤らめる

 

「あなたは…レイヴェルさん?でよかったのかな?」

 

「お、覚えててくださったのですか!?」

 

ツナが名前を覚えてくれた事に凄く嬉しそうな

顔をするレイヴェル

 

「レーティングの時に自分から名乗ってたし」

 

「と、ところで…えっと…」

 

「あ、俺は沢田綱吉、気軽にツナって呼んでよ」

 

「そ、それじゃツナ様?」

 

「さ、様!?」

 

様づけされイッセー同様驚いてしまうツナ

 

「なんか、こいつは様づけするのは大事な事らしいぞ」

 

「そ、そうなんですか…?」

 

イッセーがツナに耳元にささやく

 

「あのー、ライザーさんは?」

 

「お兄様はあなたの力に恐れ、引き込もってしまいましたわ」

 

「ええ!?」

 

ライザーの事を聞き驚くツナ

 

「そんな事になってたなんて…すいません!!」

 

「謝る必要なんてありませんわ、才能に頼って調子に乗っていたところもありますから、良い勉強になったはずですわ」

 

「容赦ねぇな…」

 

レイヴェルの話を聞きイッセーが呟く

 

「俺って何て事を…本当にすいません!!」

 

「な、なぜ!?謝るのです!?」

 

「当たり前でしょ!!俺のせいでライザーさんが塞ぎこんでしまったんでしょ!!俺は人の心を傷つけてしまった…俺最低だ!!」

 

「(あの時と一緒ですわ…ツナ様は…わけがわかりませんわ)」

 

レイヴェルはレーティングゲームの時の言葉を思い出していた

 

「俺は誰も傷つけたくないのに…俺どんな罰でも受けます!!だから今度謝りに行かせてください!!」

 

「わ、わかりましたわ…!!」

 

ツナのお願いにレイヴェルは承諾する

 

すると

 

「レイヴェル、旦那様の友人がおよびだ」

 

ライザーの眷属のイザベラがレイヴェルを呼ぶ

 

「わかりましたわ、ツナ様」

 

「何?レイヴェルさん?」

 

「今度、お会いできたらお茶でもいかがかしら?わ、私でよければ、手製のケーキをご用意してあげてもよろしくってよ?」

 

「手製のケーキか…レイヴェルさんが作るケーキだからきっと美味しいんだろうな…楽しみにしてるよ」

 

ツナが満面の笑顔で言うと

 

「そ、それではごきげんよう…!!」

 

そう言うと顔を赤らめながらレイヴェルはドレス

の裾を上げ一礼して去っていく

 

「というか…何で俺とお茶しようなんて言ったん

だろう?」

 

レイヴェルがツナに恋心をいだいているとは全く気づかないツナであった




本当にサイラオーグと了平って拳をまじえたら面白そうです。あとレイヴェルはツナのマネージャーになったほうがいいんでしょうか?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。