かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的47 朱乃さんの秘密です!

「こ、このオーラは…聖剣!?」

 

「これは龍殺し(ドラゴン・スレイヤー)の聖剣アスカロンです」

 

一誠が驚くとミカエルが説明する

 

「特殊儀礼を施してあるので悪魔のあなたにも使えるはずです、あなたが持つというよりは同化させるという感じでしょうか」

 

「そんな事が可能なんですか?」

 

一誠がミカエルに尋ねるとドライグが

 

神器(セイクリッド・ギア)は思いに答えるお前が望めばできるだろう」

 

「でもこんな事しても大丈夫なんですか?悪魔とか天使って敵対してるんじゃ?」

 

ツナがミカエルに尋ねる

 

「この聖剣は天使側から悪魔側への贈り物です

それに悪魔側からも噂の聖魔剣を数本頂きましたし」

 

「つまりギブアンドテイクって事ですね?」

 

「そう言う事です」

 

ツナとミカエルが話していると今度はミカエルは一誠に

 

「兵藤一誠君」

 

「は、はい」

 

「あなたはこれから龍王のクラスのドラゴンや白い龍(バニシング・ドラゴン)に狙われるでしょう、歴代の中で最も弱い宿主と噂のあなたにとって良い補助武器になると思いまして」

 

ミカエルが笑顔で語る

 

「(最弱でごめんなさい…これでも努力はしてるんですけど…)」

 

「(この人さりげなく酷い事言ったー!?)」

 

ミカエルの言葉に一誠とツナが思った

 

「この聖剣はこの神社で最終調整しました、各陣営の術式を施していますので悪魔でもドラゴンの力を宿していれば触れられますわ」

 

朱乃が説明すると一誠はおそるおそるアスカロンに触れる

 

「聖なるオーラを感じるけどダメージや嫌な力は流れてこない…」

 

そして大丈夫とわかると一誠はアスカロンを握る

 

「剣を神器(セイクリッド・ギア)の波動に合わせみろ」

 

ドライグが一誠にアドバイスすると一誠は意識を集中させるすると

 

「凄い!!合体した!!」

 

「マジで…合体しやがった!?」

 

アスカロンが一誠のブーステッドギアに合体する

 

「上手くいったようですね、とそろそろ私は行かなくては」

 

「あ、あの俺あなたに言いたい事があるんです!!」

 

「お、俺も!!」

 

帰ろうとするミカエルに一誠とツナ

 

「会談の席か会談後に聞きましょう、必ず聞くのでご安心を」

 

そう言うとミカエルは帰ってしまう

 

「行ちゃった…ところで一誠先輩ミカエルさんに聞きたい事って何だったんですか?」

 

「ああ、実は…」

 

一誠が答えようとすると

 

「どうやら聖剣はもらえたようね」

 

「部長」

 

会談の打ち合わせが終わったリアスがやって来る

 

「あらツナあなたもいたの?」

 

「まぁ暇だったんだで、会談の打ち合わせはもういいんですか?」

 

「ええ、じゃあ帰りましょうか」

 

「「はい」」

 

ツナと一誠が帰ろうとすると

 

「ツナ君」

 

「何ですか朱乃さん」

 

「ちょっとあなたにお話が」

 

「話?」

 

朱乃の言葉に首を傾げるツナ

 

「じゃあ私たちは先に帰ってるわね、行きま

しょうイッセー」

 

リアスがそう言うとリアスと一誠は先に帰ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして朱乃の案内される

 

「お茶ですわ」

 

「あ、どうもそれで話って?」

 

ツナが朱乃に尋ねる

 

「…」

 

すると朱乃は後ろを向くと黙りこんでしまう

 

「朱乃さん?どうかしたんですか?」

 

黙りこんでいる朱乃にツナが心配する

 

すると朱乃から背中から翼が出てくる

 

「朱乃さん…その羽…!?」

 

ツナが片方の羽を見て驚くその片方の羽は堕天使の羽だったからだ

 

「ええ…堕天使の羽ですわ」

 

朱乃が暗い顔をして答える

 

「ど、どうして…朱乃さんが!?」

 

「私は堕天使の幹部バラキエルと人間の間に生まれたものです、母は神社の娘でしたある日傷つき倒れた堕天使の幹部バラキエルを助けその時の縁で私を宿したと聞きます」

 

「…!!」

 

朱乃の話を聞き驚きを隠せないツナ

 

「穢れた翼この羽が嫌で私は悪魔になったにです生まれたのは堕天使と悪魔と両方の羽を持ってもっとおぞましい生き物」

 

「何で…俺にそんな事を話すんですか?」

 

「あなたになら私の気持ちが分かると思ったから」

 

「俺だから?」

 

「ええ、あなたはマフィアの血をひいているでしょう?そんな恐ろしい血をひいたあなたなら私の気持ちをわかってくれる思ったの」

 

「そ、それは…」

 

ツナは思い出す自分がマフィアの十代目とわか

ってから怖い目にあった事を

 

「ツナ君は堕天使は嫌いよね?アーシアちゃんを殺そうとした堕天使にいい思いを持つはずが無いわよね」

 

「そんな事ありませんよ」

 

「え…!?」

 

ツナの言葉に驚く朱乃

 

「確かに堕天使って悪いかもしれません、でも堕天使にだってきっといい人はいます」

 

そう言うとツナはアザゼルの事を思い出す

 

「私は堕天使の血をひいているのよ?許せるの?あなたに嫌われたくなくて近づいたのかもしれないのよ?…いいきえきっとそう…私は最低な女だわ」

 

「朱乃さんは最低なんかじゃなですよむしろとってもいい人じゃないですか」

 

「いい人…!?」

 

「はい、別に朱乃さんが誰だって関係ありません人間でも悪魔でも天使でも堕天使でも俺は朱乃さんみたいな素敵な女性に会えてよかったと思ってます」

 

「…!!」

 

ツナがそう言うと朱乃は涙を流す

 

「ちょ!?朱乃さん!?どどど、どうしよう!!」

 

いきなり涙を流して朱乃を見て慌てるツナ

 

「殺し文句言われちゃいましたね、そんな事言われたら本当の本気で好きになっちゃうじゃないの…」

 

「あ、朱乃さん!?」

 

すると朱乃がツナを押し倒す

 

「ねぇツナ君」

 

「は、はい…!?」

 

「2番目で構いませんわ」

 

「はい…?」

 

朱乃の言っている事がわからない様子のツナ

 

「ツナ君は小猫ちゃんの事が好きなんでしょう?」

 

「どどど、どうして!!それを!!」

 

いきなり顔が真っ赤になるツナ

 

「ウフフ私はあなたの事をずっと見てきたんですよ?それくらいわかりますわ」

 

「(バレてた…!!)」

 

「だから2番目でいいから…私と浮気してみない?」

 

「う、浮気!?」

 

「そう2番目、割といいポジションだと思いますわ何より浮気って燃えますわ」

 

「(何で小猫ちゃんの事を好きって知ってるのに朱乃さん一体何を考えてるのー!?)」

 

朱乃の考えている事がさっぱり理解できないツナ

 

「ねぇツナ」

 

「え?」

 

いきなり呼び捨てにされ驚くツナ

 

「ウフフ二人っきりの時だけ好きな人を呼び捨てにするって本当に浮気みたい、ねぇこれから二人だけの時はツナって呼んでいいかしら?」

 

「べ、別に二人っきり時じゃなくても…!!」

 

「ウフフ二人っきりの時だからこそですわ」

 

そう言うと朱乃は

 

「ねぇツナ…キスしていい?」

 

「え…!?」

 

すると朱乃はツナに唇を近づける

 

「(な、何でこんな事に…!?こ、こんなところ塔城さんに見られたら…!!)」

 

ツナがそう思った瞬間ツナは震え始める

 

「ツナ?」

 

震え始めたツナを見て不思議がる朱乃

 

「す、すいません!!」

 

「きゃ!!」

 

そう言うとツナは朱乃を振り解くと

 

「お、お邪魔しましたー!!」

 

逃げるように帰っていく

 

「ウフフ…かわいい」

 

逃げるように帰ったツナを見て呟く朱乃であった




小猫があの場面で出ると思ったでしょうが小猫があそこに来る理由がなくて出せませんでした。

それとツナのヒロインに朱乃をいれた理由は自分に流れる血です。

一応他のメンバーにも理由はあります

・朱乃と小猫は自分に流れる血

・イリナはツナと同じ茶髪だったから(大した理由じゃないんだけど…)

・レイヴェルはツナの優しさを一番真に受けとると思ったから

・黒歌は自分の幻術を仙術の使えないツナが見破ったら驚くと思ったから、あと黒歌がツナを誘惑したら面白そうだと思ったから。


以上です。

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