「ありがとう裕斗を助けてくれて、改めてお礼を言うわ」
「いいっすよ、そんな」
リアスが山本にお礼を言う
「それにしてもツナにも眷属がいたなんてね」
「眷属…そうなのかな？」
リアスの言葉にツナは首を傾げる
「山本はお前らの眷属でいうナイトみたいな存在だな」
リボーンが呟く
「にしても木場先輩一体何があったんだろう？」
「ねぇ裕斗に何があったの？」
リアスが山本に尋ねる
「なんか変な男と戦ってたな」
「変な男？」
「なんか神父の格好をしてたな、後なんか凄い
刀を持ってたぜなんかこう禍々しいような」
「それって…もしかして」
「聖剣…」
山本の言葉にツナとリアスは確信する
「どうやら奴の復讐はもう始まっちまったみたい
だな」
「早く止めないと！！木場先輩は！！」
「ええ取り返しがつかなくなるわね」
そして次の日駒王学園に教会の関係者が来るという事となった
ちなみに山本とリボーンは異世界の扉に支障がなかったどうか入江たちに報告しに元の世界に一旦戻った
放課後教会の関係者が旧校舎にやって来る
「あ」
「あなたは…」
「お前は…」
教会の関係者とはツナ以前出会った駒王学園の
場所を聞いてきた二人だった
「ツナ知ってるのか？」
イッセーが尋ねる
「前に学園の場所を聞いてきたんで教えてあげたんです」
ツナがそう言うと
「貴様人間でありながらなぜ悪魔といる？」
「あなた何を考えているの？」
ゼノヴィアとイリナがツナに尋ねる
「まぁ…これには色々と事情が」
「事情だと？」
ゼノヴィアがそう言うと
「話はそのぐらいにして、あなた達の用件は？」
リアスが話をそらして二人に尋ねる
「先日、教会に保管されていた聖剣エクスカ
リバーが3本奪われました」
イリナがそう言うと話を進めていく
聖剣を奪ったのは堕天使の幹部コカビエル
それで二人はコカビエルから聖剣を奪う事が任務
それで今回の任務に悪魔に関わるなと言いに来た
「二人だけでコカビエルから取り返そうとい
うの？無謀ね死ぬつもり？」
「教会は堕天使に利用されるぐらいならエクスカリバーが消滅してもかまわないと決定した」
「その為なら私たちはこの身を捧げるわ」
リアスが尋ねるとゼノヴィアとイリナが答える
「自分の命を犠牲に…？そんなの間違ってる…」
「何だと？」
ツナの言葉にゼノヴィアが反応する
「たとえどんな理由であっても自分の命を捨てるなんて間違っていると言ってるんです」
「貴様がどうこう言おうとこれは教会の意志だ」
「自分の仲間を犠牲にしてまで遂行する任務って何ですか？そんなの人がする事じゃない」
そう言うとツナはリング争奪戦での獄寺の事を思い出す戦いに勝つ為に自分の命を捨てようとした事を
「貴様我々を侮辱しているのか！！」
「仲間を命を平気で売るような組織なんか…俺がぶっ潰してやる！！」
「貴様！！」
ツナの言葉にゼノヴィアは怒りエクスカリバーを
手にとる
「ツナ！！あなた！！」
「すいません…でも俺…！！」
リアスの言葉に我にかえるツナ
「今の言葉は我々の挑戦と受けとっていいな
たとえ人間でも容赦はしないぞ」
すると今度はゼノヴィアとイリナはアーシアを見て
「それにお前、魔女アーシア・アルジェントだな」
「あなたが噂の聖女さん？まさか悪魔になってた
なんて」
「しかし悪魔とはな聖女と呼ばれたいた者が悪魔になっていたとはな墜ちたものだな」
「わ、私は…！！」
ゼノヴィアとイリナに責められアーシアは俯く
「ふざけんな！！アーシアが何したって言うんだよ！！」
今度はイッセーが怒る
「アーシアのこれ以上馬鹿にするなら俺はお前らを全員敵に回してでも戦うぜ！！」
「君も我々に喧嘩を売るというのか？」
ゼノヴィアがそう言うと
「ちょうどいい僕が相手になろう」
「誰だ君は？」
「君たちの先輩だよ…失敗作だったそうだけど」
木場裕斗今怨みの剣を振るう