かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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前回の話が駄作になってしまったこと、深くお詫び申し上げます。
今回からカオス・ブリゲードとの戦いに入っていきたいと思います。ツナvs曹操の戦いも組み込みたいと思っています。こんな駄作ですが、どうか温かい目で見守ってくれれば幸いです。


標的178 妖怪の世界です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女風呂戦争が終わったその1時間後、アザゼルからよあることが告げられる。何でも修学旅行1日目に襲撃してきた妖怪たちが謝罪したいのだとアザゼルから連絡があったのだという。

それでイッセーたちは妖の世界に行くこととなり、現在、妖の世界の中を狐の妖の案内のもと歩いていた。

 

「悪魔だ。それに人間と赤ん坊もいるぞ。」

 

「あの綺麗な娘も悪魔か?」

 

「龍の気配もあるぞ。」

 

歩いているイッセーたちが珍しいのか、妖怪たちは少し興味津々な様子で見ていた。そんな中、妖怪を見てめちゃくちゃびびってる人物がいた。何を隠そうツナである。

 

「ひぃいいい!妖怪がいっぱい…」

 

「何をびびってやがる。ボンゴレのボスが妖怪ぐらいでビビってんじゃねぇ。」

 

「マフィアとか関係ないだろ!そもそも俺の世界には妖怪なんていないんだから!」

 

いつものようにツナがリボーンにつっこむ。確かにツナの世界には妖怪はいないが、中学の時にやった肝試し大会で10年後のランボにそっくりな青年で、ビアンキの元彼であるロメオの霊と遭遇している。よくよく考えたらツナはこの世界に来る前からすでに凄い体験をしていた。オカルト研究部でさえおそらく幽霊に遭遇したことはないであろう。

するとツナの目の前に提灯に目と口がある妖怪である提灯お化けが現れ、ツナを驚かせる。

 

「うきゃうきゃ」

 

「ひぃいいいいいいい!で、出たー!た、助けて!」

 

その場でしゃがみこみ、頭を抱えこみビビるツナ。そんな姿を見て他のメンバーは大丈夫か?という目で見ていた。

 

「すいません。ここらの妖怪たちは悪戯好きで。」

 

「謝る必要はねぇ。こんなことぐらいでビビってるツナのほうが悪い。」

 

案内人である狐の妖怪のお姉さんは謝罪する。それに対しリボーンはいつものように厳しいコメントをする。

 

「ったく情けねぇぞ。元の世界にいた奴らに比べたら全然怖くねぇだろうが。」

 

「確かにそっちも怖いけどさ!でも怖いの種類が違うんだよ!」

 

「小猫だって元はといえば妖怪だろうが。何が違うってんだ?」

 

「いや小猫ちゃんは別というか…!!その…妖怪というか…むしろあの姿のほうがすっごく可愛いし…!」

 

「デレデレしてんじゃねぇ!」

 

「グフ!?」

 

自分の彼女である小猫の猫又の姿を想像して、顔をほんのりさせているツナ。そこへいつものようにリボーンがドロップキックでツナを遠くまで蹴り飛ばす。

 

「何すんだよリボーン!」

 

「ムカついた。」

 

「それだけかよ!」

 

「うるせぇぞ。俺は何でここの妖怪にビビってるのに、小猫は怖くねぇのか聞いただけなのに、何で小猫の卑猥な姿を想像して興奮しろって言った?」

 

「俺はそんな想像してないし!興奮もしてない!」

 

「小猫の猫又の姿を想像して、顔を赤らめてた奴がよく言うじゃねぇか。」

 

「だから心を読むのを止めろって!」

 

リボーンの読心術により心の中を読まれ、ツナは顔を赤くしながら反論する。そしてさらに口論は続いていくが、結局ツナはリボーンに仕打ちを受けることになる。

 

「いでででで!ギブ!ギブ!」

 

「小猫とイチャイチャし始めてからたるみすぎだ!帰ったらネッチョリ修行だからな。帰ったらすぐに小猫とイチャイチャできると思ってんじゃねぇぞ!デートも俺の修行を終えるまで禁止だ。」

 

「何でそんなことをお前に制限されなくちゃならないんだよ!」

 

「ダメツナが家庭教師(かてきょー)の俺に意見してんじゃねぇ!」

 

「あだだだだだだだだだ!わかったから!わかったから離して!」

 

「全然わかってねぇ!今から気合いだけでもいれなおしてやる!覚悟しやがれ!」

 

「ひぃいいいいい!誰か助けてーーー!」

 

こうしてこの場でリボーンによるツナへの制裁…いや教育が始まる。そしてイッセーたちはその光

景をただただ見守ることしかできなかった。

 

「あの…止めなくていいですか?」

 

「あー…いつものことだ。気にせんでくれ。」

 

「そ、そうですか…」

 

狐の妖怪のお姉さんが助けなくていいのかと尋ねると、アザゼルは頬をかきながら答える。そしていつもの光景を見てイッセーたちは。

 

「ロキを倒したツナを、ああも簡単に…」

 

「ある意味ロキより恐ろしい存在よね…」

 

「いや…ロキよりやばい存在だと思うぞ…」

 

「もしかしたら神よりも…いや全勢力で一番危険な存在かもしれませんね…」

 

「ああ主よ…どうかツナさんをお助けください…」

 

リボーンの制裁という名の教育を見てゼノヴィア、イリナ、イッセー、ロスヴァイセが呟く。アーシアに至っては天に祈り出す始末である。

 

こうしてイッセーたちは全勢力の中でも一番危険かもしれない存在が近くにいるのだということを認識したのであった。

 




話が全然、進まなくてすいません。
リボーンは下手したらトライヘキサよりも危険な…そこまではないか…すいません。
でもリボーンはこの世界でなら邪神として存在しそうな気がする。家庭教師神(かていきょうしん)リボーン…つまんなくてごめんなさい。

それよりもロメオってみなさん覚えてましたか?日常編で出てきたキャラですが、僕はリボーンはバトルのほうばかり見てたので完全に忘れていました。今回の話を書いて思い出したんですが、もしかしたらこの小説にも出すかもしれません。

ではまた次回。



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