かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的157 ジョットとガブリエルです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「三大勢力の戦いはご存知ですか?」

 

「悪魔、天使、堕天使がによる戦争ですよね?」

 

「そうですわ、三大勢力の戦争が終ってしばらくしてからのことです、ジョット様はいきなり天界に現れました」

 

「どうして?」

 

「それは今だにわかりません、私たちは驚きました、天界に人間が来ることなんてありえないわけですから」

 

「でも俺…天界に来ちゃってるんですけど…イリナ先輩みたいに元人間でもないし…初代みたいに急に現れたわけでもないのに…」

 

「あなたもジョット様の同じような特別な存在なのかもしれませんね、あら話が脱線してしまいましたね」

 

「すいません、えっと天界に来てどうなったんですか?」

 

「天界にジョット様が来たことにより、我々はジョット様をどうしようかいうこととなりました、人間が我々の存在を知れれば人間界に影響が出てしまうのではないかと…」

 

「それでどうしたんですか?」

 

「私たちが天使だということを隠して人間界に送ろうということ考えました、ですが彼が目覚めてから話を聞いたところ問題が発生しました、彼が異世界から来たということがわかったのです」

 

「それでガブリエルさんたちが天使だということを初代に言ったんですね」

 

「はい、ジョット様は私たちが天使だということを知っても優しく接してくれました、その優しい態度に多くの女性天使が夢中になりました」

 

「じゃあガブリエルさんも…?」

 

「はい、彼は天使や人間という概念に全く囚われず、ただの友達として接してくれる彼の姿に私も魅了されてしまいました…!!」

 

ガブリエルは下を向き顔を紅潮させ、ジョットが天界にやって来たことを思い出していた

 

「私はジョット様に想いを伝えました」

 

「初代は…なんて言ったんですか…?」

 

「「俺には元の世界に愛している女性がいる、だからお前の気持ちに答えることはできない」と…」

 

「すいません…辛いことなのに…聞いてしまって…」

 

「気になさらないでください、人を好きになるということは罪ではありません、ジョット様には生涯を共にしたいと思う女性がいた、ただそれだけです」

 

「ガブリエルさんは最強の女性天使って聞いていましたけど、心も強いんですね」

 

「そんなことありませんわ、とてもショックでしたわ、ですが私には亡き神の代行を果たす役目があります、私の都合で大事な役目を果たせなくなることなどあってはなりません、それにそんな姿をジョット様に見せるわけにはいきませんから」

 

「やっぱり凄いですよ、ガブリエルさん…」

 

ガブリエルの言葉にツナは圧倒され、それだけなんとか口から絞り出すのがやっとだった

 

「それで…そのあと初代はどうしたんですか?」

 

「ジョット様はこの世界を旅してみたいと言って、天界を去りました」

 

「(そのあとアザゼル先生やサーゼクス様と…)」

 

「沢田さん、私はそろそろ仕事に行かないといけませんので…」

 

「忙しいんですね」

 

「ええ、今日はわずかな時間がとれましたので、こうして沢田さんと話せてよかったです」

 

「俺のほうこそ、ありがとうございました」

 

「では、私はこれで」

 

ガブリエルが一礼すると

 

「ガブリエルさん、また会えるといいですね」

 

「はっ!!」

 

ツナの言葉にガブリエルはジョットが別れ際に言

った言葉を思い出す

 

『ガブリエル、また会えるといいな』

 

「(やはりこれは運命なのかしら…!?)」

 

ガブリエルはツナのバックにジョットの幻影を見てしまう

 

「ガブリエルさん?」

 

「そうですね…また会いましょう…!!」

 

ガブリエルは顔を紅潮させながら、庭園を去っていく

 

「(ジョット様が言っていた言葉が…本当になった!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いつか…』

 

『何かおっしゃいました、ジョット様?』

 

『いや…予感がしてな』

 

『予感…ですか?』

 

『いつか俺の子孫がこの世界に来るんじゃないか…そんな気がするんだ』

 

『随分と具体的な予感ですわね』

 

『そうかもな、だが…もし俺の子孫が来たらガブリエル、子孫をよろしく頼む』

 

『まるで父親が娘の婚約者に言うようなセリフですわね』

 

『そんな意味で言ったわけじゃないんだが…でもガブリエルになら俺の子孫とうまくいくだろうな』

 

『私がジョット様の子孫に惚れるということですか?』

 

『ああ、そうさ…きっとそうなるさ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジョット様…あなたの言う通り、私は…!!」

 

ジョットの言ったことが本当になり、ガブリエルはツナに恋した




無理やりな感じで本当にすいません。次回からボンゴレ式修学旅行はパンデモニウムです。

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