かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的155 天界に来ます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日兵藤家の転移室、イリナが天界に行くための魔方陣を作り出すと巨大な扉が現れる

 

「さぁできたわ」

 

「これで天界へ行けるんですか…?」

 

「これは天界に行くためのエレベーターなってるの」

 

「そうなんですか」

 

「そろそろ行くわよ、最後に一応確認ね、輪っかはちゃんとつけた?」

 

「はい大丈夫です」

 

イリナが確認すると、ツナの頭上には輪っか浮い

ていた、この輪っかをつけていると天界に天使

以外の種族が入っても大丈夫なのだそうだ

 

「それなら大丈夫ね、言い忘れてたけどそれは無くさないでね、もしまた天界に行くことになったら必要になるから」

 

「は、はい」

 

「じゃあ行くわよ」

 

そして二人はエレベーターの中に入り、天界に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エレベーターは一瞬で上がっていきすぐに天界につく

 

「着いたわ」

 

「もう!?」

 

「外を見てみてツナ君」

 

「こ、これが天界…」

 

ツナが辺りを見渡すとそこは雲の上だった、前方には巨大な門が立っていた

 

「すごいなぁ…ここが天使たちの住む所なんだ…」

 

「驚いた?」

 

「はい、冥界もすごかったけど、天界もすごいです」

 

「人間が来るのはツナ君が初めてだと思うよ」

 

「(あれ?前に誰かが天界に来たことがあるって言ってたような…)」

 

「ツナ君?どうかした?」

 

「すいませんちょっと考え事しちゃってて…えっとミカエルさまはどこにいるんですか?」

 

「ミカエルさまは第六天、つまり天使の本部にいらっしゃるわ」

 

そう言うとイリナが真上を指すと、ツナは顔を上にあげ第六点を見る

 

「あそこに…」

 

「せっかく天界に行くんだし、ゆっくり見学しながら行きましょう」

 

そして二人はゆっくり歩ききながらミカエルのいる第六点を目指す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その道中

 

「なんかデートみたいだね…!!」

 

「ええ!?」

 

「変なこと言ってごめん!!驚かせちゃったよね…!!」

 

「い、いや!!そんな!!」

 

「ツナ君は小猫ちゃんや朱乃さんとかデートしたんだよね」

 

「朱乃さんの場合はリボーンが勝手に言っただけで…でも朱乃さんはデートすっごく楽しみにしてたから…」

 

「じゃ、じゃあさ…!!もし私とデートするってなったらツナ君は私とデートしてくれる…!?」

 

「そ、それは…」

 

イリナの問いにツナは言葉を詰まらせしまう

 

「いきなりこんなこと聞いてごめんね、無理に答えなくていいよ…」

 

「俺は…小猫ちゃんと付き合ってるから…他の女の子とデートは…できませんよ…」

 

「そう…だよね…」

 

ツナの言葉にイリナは顔を曇らせる

 

「って本当は言いたいところなんですけど…俺にはどうしていいかわからないんです」

 

「え?」

 

「確かに俺は小猫ちゃんが好きです…でもある時に朱乃さんは俺のことを好きだって言ってくれました…でも俺は小猫ちゃんが好きなんです…でも朱乃さんだって本気だから、そしたら朱乃さんの気持ちを裏切ることになる…そう考えたらどうしていいかわからなくなって…」

 

「ツナ君…」

 

「イッセー先輩なら全員幸せにするとか言いそうだけど…俺はそれがいいとは思えません…勇気出して小猫ちゃんに告白したのに、他の女の子と一緒に付き合うことなんて俺にはできせん…でもここで振ったら朱乃さんが傷ついてしまう…」

 

そう言うとツナは京子に告白した時のことを思い出す

 

「すいません長くなちゃって…」

 

「ううん…私がこんなこと聞いたのが悪いの…でも」

 

「でも?」

 

「今すぐに答えを出せって言われても難しいと思うわ、だからゆっくり考えて答えを出したほうがいいよきっと…だってすごい大事なことだもん、そう簡単に決められるはずないわ」

 

「そうですよね…なんかそう考えるとスッキリしました、ありがとうございますイリナ先輩」

 

イリナにツナがお礼を言うと

 

「イリナ先輩ってやっぱり優しいんですね」

 

「へ!?」

 

「天使って本当に心を癒してくれるんですね、いま気持ちがすっごく軽くなって、イリナ先輩って誰よりも心の純粋な人だってわかりました」

 

「!!」

 

ツナの言葉に顔を真っ赤にするイリナ、そして二人はミカエルのいる第六天へ行くためのエレベーターの前につく、はたしてミカエルがツナを呼んだ理由とは!?


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