かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的152 10年後 イリナ篇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は10年後

 

「ただいまー」

 

「おかえりなさいダーリン♥」

 

奥から十字入りのエプロンを来たイリナがやってくる、イリナはツナの妻であり、現在は沢田イリナと名乗っている、容姿は10年前とあまり変わらず、ツインテールも健在である

 

「その呼び方止めてよ、普通にツナって呼んでって言ってるだろ?」

 

「私はこの呼び方がいいのに…でもダーリンがそう言うなら」

 

「もうダーリンって言ってるよイリナ…」

 

「あ!!いけない私ったら!!次は気をつけるからダーリン」

 

「いや…もういいや…イリナの好きに呼んでよ…」

 

多分言ってもイリナはダーリンと呼び続けると思ったので、ツナは普通に呼んでもらうことを諦める

 

「お風呂とご飯、どっちにする?」

 

「ご飯を先にするよ」

 

「わかったわ」

 

二人は台所に向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかえりーパパ」

 

「ただいまマリヤ」

 

ツナとイリナの一人娘の沢田マリヤである、二人が茶髪でなので恵令奈も同じ茶髪である、見た目はどちらかといえばツナにそっくりだが性格はイリナに似ている

 

「今日もお祈りしてたの」

 

「そうか偉いな、何を祈ったんだ?」

 

「えっとね、パパのダメダメな性格が治りますようにって祈ったの」

 

「そ、そうか…あ、ありがとうな…マリヤ…」

 

マリヤの祈った内容聞き複雑な気分になるツナ

 

「あとママが自称天使って呼ばれないうにって願ったの」

 

「マリヤは偉いわね、将来セラフになるのも夢じゃないわ」

 

「本当!?私もママみたいな天使になれる?」

 

「ええ、きっとなれるわ」

 

そう言うとイリナはマリヤの頭を撫でる、マリヤも嬉しそうな様子だ

 

「(マリヤはイリナに似て天然なんだよなー…イリナもマリヤに自称天使って呼ばれないようにって言われても全然気にしてないし…前途多難だな)」

 

「「ああ主よ」」

 

「祈り始めちゃったよ…まぁいいか…」

 

「パパも一緒に祈ろう」

 

「う、うん…」

 

マリヤに言われてツナも祈ったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてご飯を食べ始める3人

 

「どう?ダーリン?」

 

「美味しいよ、本当にイリナは料理がうまくなったよね、あんなに下手だったのに」

 

「私だってダーリンの妻なんだから、これぐらいできなくちゃ」

 

「本当女子力が上がったよね、でも自称天使とか呼ばれてるのは変わらないんだよねー」

 

「ダーリンまで自称って呼ぶなんて!!私は正真正銘天使なんだから!!」

 

イリナが頬を膨らませて言うとマリヤが

 

「ママは自称天使なの?」

 

「マリヤ!!私は天使なの!!自称天使じゃないの!!」

 

「でも前にゼノヴィアおばさんが言ってたよ、ママは自称天使なんだって」

 

「ゼ、ゼノヴィアったら!!マリヤに何を教えてるのようもう!!」

 

「ははは…」

 

二人のやりとりを見てツナはもう笑うしかなかった

 

「でも俺はお前という天使に会えてよかったよ」

 

「きゅ、急にそんなこと言わないでよ…!!恥ずかしいじゃない…!!」

 

「愛してるよマイエンジェル」

 

「わ、私も…!!好きだよダーリン…!!」

 

ツナの言葉に顔を紅潮させるイリナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピピピピ

 

「…」

 

目覚まし時計が鳴り、ツナが目覚める

 

「今度はイリナ先輩…俺…病院に行ったほうがいいのかな?」

 

ツナが呟くと

 

「…そうかもね」

 

「そうかもしれませんわね」

 

「ひぃいいいい!?やっぱりこのパターン!?」

 

小猫と朱乃が異様なプレッシャーを放っている

 

「こ、殺される!!」

 

ツナが慌ててベッドから降り、逃げようと部屋の扉を開けようとしるが

 

「あ、あれ!?開かない!?何で!?」

 

ツナが扉を開けようとするが扉は開かない

 

「…無駄だよツナ君、細工しておいたから」

 

「もう逃げられませんわ」

 

「え…!?」

 

ツナが振り返ると恐い顔をしている小猫と完全にSモードの朱乃が迫っていた

 

「ちょっと待って!!もう最近俺やられっぱなしだから!!死んじゃうから!!」

 

「大丈夫ですわ、何かあっても病院には連れていってあげますわ」

 

「い、いや!!そう言う問題じゃなくて!!」

 

「…ツナ君言ってたよね、病院に行ったほうがいいとか」

 

「そう言う意味で言ったんじゃないから!!」

 

「…どのみちもう逃げられないよ、朱乃さんプランGでいきましょう」

 

「ウフフ…それは楽しみですわ…ツナ君ったらどんな反応するのかしら?」

 

「ちょっとプランGって…ぎゃーーーーーーー!!」

 

こうして今日もまたツナの断末魔が響く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方イリナは

 

「わ、私とツナ君が…!!どどどうしよう…!!ミカエルさまお助けください!!」

 

やはり羽が点滅し、堕天しかけていた




最後は黒歌です。

ちなみにプランGのGは拷問のGです。

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