かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的128 フェンリル登場です!

 

 

 

 

 

「これはロキ殿、こんなところで奇遇ですな、この馬車は北欧の主神が乗られている、それを周知の上での行動だろうか?」

 

「いやなに、我らが主神殿が神話体系を抜け出て

我ら以外の神話体系に接触していくのが耐えがた

い苦痛でね、我慢できず邪魔をしにきたのだ」

 

「堂々と言ってくれるじゃねぇかロキ」

 

ロキの言葉に怒りを覚えるアザゼル

 

「主神オーディンが自ら、神々と和議するのが問題なのだ、これでは我らが迎えるべき神々の黄昏(ラグナロク)が成就できないではないか」

 

「ひとつ聞く、お前の行動は禍の団(カオス・ブリゲード)と繋がっているのか?」

 

「テロリストと我が想いを一緒にされるとは不快極まりない、己の意志で参上している」

 

禍の団(カオス・ブリゲード)じゃねぇのか、だがこれはこれでまた厄介な問題だ」

 

ロキの言葉を聞きアザゼルが難しい顔をする

 

「どうにも頭の固い者がいるのが現状だ、こうい

う阿呆が登場するのでな」

 

「ロキさま!!これは越権行為です!!主神に牙を向くなんて!!許されることではありません!!」

 

オーディンと戦闘服を着たロスヴァイセがロキに言うが

 

「一介の戦乙女ごときが我の邪魔をしないでくれたまえ、オーディンに訊いているのだ、まだ北欧神話を越えたおこないを続けるつもりなのか?」

 

「そうじゃよ、少なくともサーゼクスとアザゼルと話してたほうが万倍も楽しいわい」

 

「認識した、なんと愚かなことか、ここで黄昏をおこなおうではないか」

 

「そうはさせない」

 

ロキがそう言うとツナはハイパー化する

 

「貴様が噂の異世界からやってきた人間か、人間が神に逆らうというのか…愚かなことだ」

 

「お前が神だろうと関係ない、俺は死ぬ気でお前を倒す…オペレーションX」

 

『了解シマシタボスXBURNER発射シークエンスヲ開始シマス』

 

するとツナはXBURNERの構えをとる

 

『ライトバーナー炎圧上昇、68万…69万…70万FV(フィアンマボルテージ)

 

「ほう…ただの人間ではないようだな」

 

ロキが左手を前に出すとツナに標準を向ける

 

『レフトバーナー炎圧上昇、69…69…70万FV(フィアンマボルテージ)ゲージシンメトリー発射スタンバイ』

 

「いくぞロキ」

 

「人間が…神を相手にするにはまだ早い」

 

ツナとロキの攻撃がぶつかりあうと爆風を全員を襲う

 

「なんて攻撃…」

 

「やりおるわい」

 

ロスヴァイセとオーディンがツナのXBURNERを見て呟く

 

「さすがツナ、これじゃいくら神でも」

 

「イッセー禁手(バランス・ブレイカー)のカウントはあとどのくらいだ?」

 

「何…言ってんだよ?いくら神でもあの一撃じゃ…」

 

「いや…正直ここまでとは思っていなかった…」

 

ツナが呟くと

 

「特別手を抜いたわけではないのだがな、人間が神に匹敵するとは、これは面白い限りだ」

 

「マジかよ…ツナのXBURNERが…」

 

無傷のロキを見てイッセーが驚く

 

「(こいつを倒すには死ぬ気の到達点の状態でXBURNERを撃つしかない…)」

 

ツナがそう考えていると

 

「出てこい!!我が愛しき息子よ!!」

 

ロキが叫ぶと巨大な狼が出現する

 

「狼…何だあれは?」

 

「まずい!!お前らあの狼には手を出すな!!イッセー、距離をおけ!!」

 

ツナが狼を見て疑問を感じていると、アザゼルが叫ぶ

 

「先生!!何なんですか?」

 

「フェンリルだ…」

 

アザゼルの一言にツナとイッセー以外が驚愕する

 

「フェンリル!?まさかこんなところに!?」

 

「確かにマズイわね」

 

木場とリアスは状況を理解し戦闘体勢をとる

 

『Welsh Dragon Balance Breaker !!』

 

イッセーの禁手(バランス・ブレイカー)がカウントが終了する

 

「イッセー!!そいつは最悪最大の魔物の一匹

だ!!神を確実に殺せる牙を持っている!!そ

いつに噛まれたらいくらその鎧でももたないぞ!!」

 

アザゼルがイッセーに言う

 

「そうそう気をつけたまえ、こいつは我が開発した魔物の中でトップクラスに最悪の部類だ、何せこの牙はどの神でも殺せる代物なのでね…やれ」

 

「オオオオオオオオオオ!!」

 

ロキが命令するとフェンリルが遠吠えをあげると目の前から消える、すると

 

「小猫!!」

 

ツナが叫ぶとフェンリルは小猫のほうへ向かって

いく、ツナは高速移動で小猫の前に立つ

 

「小猫はやらせない!!」

 

そしてフェンリルがツナに噛みつく

 

「ツナ君…?」

 

「ツナ君…」

 

小猫と朱乃が顔を真っ青する

 

「いくら強くても人間ではフェンリルの牙に

噛まれては即死だ」

 

ロキがそう言うと

 

「誰が即死だって?」

 

「何!?」

 

ロキが驚くとフェンリルの全身が凍っていく、ツナはうまくフェンリルの攻撃を避けていた

 

「死ぬ気の零地点突破初代(ファースト)エディション」

 

「凍らせただと!?」

 

「あとはお前だけだロキ」

 

「人間が…」

 

ロキがツナを睨むと

 

『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost !!』

 

「喰らいやがれ!!」

 

「雷光よ!!」

 

「喰らいな」

 

イッセーがドラゴンショット、バラキエルが雷光、アザゼルが光の槍でロキを攻撃する

 

「なめるなよ!!」

 

ロキが魔方陣を展開すると魔方陣が盾となり、3人の攻撃を防ぐ

 

「北欧の術か…術に関しては俺らの神話体系よりも発展していたっけな!!」

 

アザゼルがそう言うと

 

「まさかフェンリルを倒すなんてな」

 

「おいおいマジかよ…本当にあいつ人間なのかよ」

 

「ヴァーリ!?」

 

「なぜこんなところに…?」

 

ヴァーリと美猴が突然現れイッセーとツナは驚く

 

「しかしフェンリルを倒してくれるとは手間がはぶけた、あとでルフェイにでもひきとってもらおうか」

 

「おっとっと白龍皇か!!」

 

「初めまして悪の神ロキ殿、俺は白龍皇ヴァーリ、貴殿を屠りにきた」

 

「二天龍が見られた今日は一端引き下がろう、

この国は神々と会談の日、またお邪魔させてもらおう」

 

そう言い残すと、ロキはその場から姿を消していく

 

「ヴァーリなぜここに…?」

 

「オーディンの会談を成功させるにはロキを撃退しなければならないのだろう?だがこのメンバーと赤龍帝だけではロキを凌げないだろうな」

 

「お前らが倒すとでも言うのか?いくらお前でも神相手では部が悪いはずだ」

 

「その通りだ、さすがに神を相手にすることは容易ではない」

 

「まさかお前らと組むとでも言うのか?」

 

「その通りだ沢田綱吉」

 

「「「「「「「!?」」」」」」

 

ヴァーリの言葉に全員が驚く

 

「今回の一戦、俺は兵藤一誠たちと共に戦っても

いいと言っている」

 

ヴァーリからの共同戦線の宣言、一体ヴァーリの言葉の真意とは!?




ちょっと無理がありましたような…すいません。
でもこのくらいやらないとツナのいる意味がなくて。
前から思ってたんですけどD×Dキャラとツナってどっちが速いんでしょうか?

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