かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的125 朱乃とバラキエルです!

 

 

 

 

 

 

 

 

北欧の神オーディン、朱乃の父バラキエルがやってきたことにより、ツナと朱乃のデートは中断された、そしてイッセーの家のVIPルームでグレモリー眷属は全員集合しオーディンを迎える

 

オーディンは他の神話体系と和平を結ぶために日本に来たのだという、そのことについてアザゼルとオーディンが話あうこととなったのだが

 

「爺さんどっか行きたいところはあるか?」

 

「おっぱいパブに行きたいのぉ!!」

 

「ハッハッ、見るところが違いますな主神どの!!いっちょそこまで行きますか!!俺んところの若い娘っこが店を開いたんだよ!!そこに招待しちゃうぜ」

 

「さっすがアザゼル坊じゃ!!わかっとるのぉ!!」

 

そう言ってアザゼルとオーディンは行ってしまった、ロスヴァイセも不安なのでついて行ってしまった、その場に残ったのはグレモリー眷属とバラキエルだけとなった

 

「行ったな…」

 

オーディンたちが行ったのを確認するとツナはこっそり逃げようとしたが

 

「…ツナ君」

 

「は、はい!!」

 

小猫がツナのほうを振り向かず名前を呼ぶと、ツナの返事の声が裏返っていた

 

「…ちょっと話したいことがとあるんだけどいい?」

 

「は、話したいことって…?」

 

「…朱乃さんとのデートのこと…私を撒いて二人っきりになろうとしたこととか、とりあえず向こうの部屋で話そう…二人っきりで」

 

「べ、別に話すことなんて…」

 

「…何か言った?」

 

「何でもありません…」

 

そして小猫にひっぱられツナは小猫と部屋で二人っきりで話すこととなったのだが

 

その30秒後

 

ドガバキベキゴキ

 

「ぎゃーーーーーーーー!!」

 

ツナ断末魔と骨の軋む音が兵藤家に響きわたった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15分後ツナは解放され廊下をおぼつかない足取りで歩いていた、小猫と話しが終わったツナは冗談抜きで重傷であった

 

「し、死ぬかと思った…悪魔に転生することも覚悟しなきゃいけないところだった…」

 

小猫には何度も土下座して謝ったがムダであった、小猫に容赦というものは全くなかった

 

「前に小猫ちゃんとキスしたのが遠い昔のようだよ…」

 

そうツナが呟いたとき

 

「朱乃、お前と話しあいがしたいのだ」

 

「気安く名前を呼ばないで」

 

廊下から朱乃とバラキエルの声が聞えてくる

 

「朱乃さんとバラキエルさんの声…」

 

ツナはとっさに物陰に隠れる

 

「なぜあの少年とデートしていた?」

 

「私の勝手でしょ、なぜ、あなたにそれをとやかく言われるのかしら?」

 

「噂は聞いている、異世界から突如現れ、白龍皇とも互角にやりあった人間だと」

 

「それがどうしたのよ?」

 

「確かに彼はとても優しくて誠実な男だ、しかしやはり不安なのだよ、お前が何かされるのではないかと」

 

「ツナはとっても優しい男性よ、いい人だと言っておきながら彼をそんな風に言うのね、最低だわ、やっぱりあなたのことを許すなんて…」

 

「私は父として…」

 

「父親顔しないでよ!!だったら、どうしてあの時来てくれなかったの!?母さまを見殺しにしたのはあなたじゃない!!」

 

「…」

 

朱乃の一言にバラキエルは黙ってしまう、すると物陰に隠れてたツナと朱乃の視線が合ってしまう

 

「ツナ君…聞いてたの?」

 

「すいません朱乃さん」

 

ツナが謝ると

 

「ぬっ!!男が盗み聞きなどと!!」

 

「す、すいません!!そ、そんなつもりじゃなかったんです!!たまたま近くを通りかかったら二人の声が聞えたんで!!」

 

「…」

 

ツナがちゃんと謝ると、バラキエルもツナに悪気があったのではないことを悟ると

 

「いつからだ?」

 

「はい?」

 

「いつから朱乃と付き合っている?」

 

「い、いや!!俺と朱乃さんは付き合っていませんから!!俺には小猫ちゃんっていう彼女が…」

 

「なに!?では朱乃とは遊びだとでもいうのか!?」

 

「そ、そうじゃなくて!!これには事情が!?」

 

するとバラキエルは手に雷光を走らせる

 

「ひぃいいいいい!!」

 

鬼のような形相をしたバラキエルにツナがビビると、朱乃がツナとバラキエルの間にはいり、ツナを庇う

 

「彼に触らないで…今の私には彼が必要なの…だからここから消えて!!あなたなんて私の父親じゃない!!」

 

「…すまん」

 

バラキエルは雷光を止めると、その場を去っていく

 

「朱乃さん…」

 

「お願い、何も言わないで…お願いツナ…」

 

朱乃はツナを抱きしめる、だがその声は涙で震えていた


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