ツナと朱乃が待ち合わせしているところを、別サイドから見ていた人物がいた
「ほ、本当だったわ…姫島先輩と沢田君が!?まさか…姫島先輩と浮気…これはビッグニュースだわ…あの情報は本当だったのね…」
そうイッセーと同じクラスの桐生であった、なぜ
ここに桐生がいるかというと
それはツナと朱乃がデートする1日前のことであ
った、桐生の携帯にある人物から一本の電話がかかる
ピリリリリ
「非通知?一体誰かしら?もしもし」
「桐生藍華だな?」
「だ、誰?」
「俺はミスターR」
「ミスターR?」
桐生が聞きなれない名前に疑問を抱いているが、
電話の主はリボーンである、なぜリボーンが桐
生の携帯番号を知っているのかはおいておき
「お前には俺の命令を聞いてもらう」
「あ、あんた誰なのよ!?イタズラ電話!?警察を呼ぶわよ!!」
「お前は俺の命令を断ることは絶対にできないぞ」
「ま、まさか人質!?」
「違う」
「じゃあ何よ!?」
「沢田綱吉と姫島朱乃がデートするという情報を入手した」
「は…?」
「二人は明日の朝10時に待ち合わせするという情報も入っている、お前にはこのデートの様子を写真を撮ってもらいたい」
「ちょっと待って何を言っているのよ!?あなたは一体何者!?それに沢田君は小猫ちゃんと付き合っているのよ!?」
「俺が何者かは秘密だ、沢田綱吉が姫島朱乃とデートするということは確かな情報だ、それでは健闘を祈る」
するとリボーンは一方的に電話を切ってしまう
そして現在に至る
「ミスターR…一体誰だったかはわからないけど…感謝するわ」
「相変わらずだな桐生」
「この声は…リボーン君…?」
桐生が辺りを見渡すがリボーンの姿は見当たらな
い、すると近くの銅像の顔が開くとリボーンが現れる
「ちゃおっす桐生」
「どこに隠れてるのよ…」
「ツナが朱乃がデートするんだってな」
「何で知ってるの!?」
「俺はツナの家庭教師だからな、そのくらいは知ってるぞ、そういうお前は何でツナと朱乃がデートするってしってんだ?」
「何か昨日ミスターRって言う人物が、二人がデートすることを教えてくれたのよ、一体何者かわからないけど、私の携帯番号を知ってたのよ」
「そりゃ物騒な話だな」
自分が桐生に電話をかけたていたのにもかかわらず、他人事のように言うリボーン
「それにしても…小猫ちゃんが付き合っているはずの沢田君が何で姫島先輩とデートしてるのかしら?」
「浮気だな」
「浮気って…沢田君はそんな人じゃないと思うん
だけど…というかあなた沢田君の家庭教師なんで
しょ?何か知らないの?」
「さぁな…男女の関係に口を出すのも野暮だからな、俺はツナが小猫と付き合ってることしかしらねぇ」
「そう…」
本当は何かも知っているリボーンであるが
「あ!!動き出したわ」
「じゃあ尾行するか」
するとリボーンはサングラスを装着し、スーツ姿からパオパオ老師に着替える
「これでよし」
「それ…尾行の格好なの…?」
「お前のもあるぞ」
「いや…いいわ」
「そうか」
「それにしても私のまで準備してたなんて…まる
で私がここに来ることがわかってたみたいね…」
「たまたまだぞ」
「まぁいいわ…」
これ以上の詮索は止める桐生
「なぁ桐生、お前ボンゴレに入らねぇか?」
「ボンゴレ?」
こうしてリボーンと桐生の尾行が始まったのだった