標的119 デートの約束です!
フェニックス家から戻って数日がたった、今みん
なはイッセーが出演している冥界で人気のおっぱ
いドラゴンを視聴していた
そして全てを見終わると
「ちょっとアザゼル!!グレモリー家にスイッチ姫の案を送ったのはあなたよね!!お、おかげで私は…」
「いいじゃねぇか、ガキ共からの指示を得るようになって人気が高まったって聞いたぜ」
リアスが顔を真っ赤にしてアザゼルに文句を言う
「というか何であんなことでパワーアップ…?」
リアスの胸をつついてパワーアップするという設定に疑問を抱くツナ
「何だツナ知らないのか?イッセーはリアスの「先生それは言っちゃダメーーー!!」んだよ?」
アザゼルはイッセーがリアスの胸をつついて
「どうしたんですかイッセー先輩?」
「何でもない!!何でもないから!!」
「そ、そうですか…」
「(ツナが命がけで俺たちを護ってくれたっていう時に、部長のおっぱいをつついてたなんて死んでも言えねぇ!!)」
イッセーが心の中でそう思うと
「でも凄いなぁ、俺もヒーローになってみたいよ」
「お前には無理だな、お前は絶対ヒーローになんてなれねぇ男なんだからな」
「嫌な言い方するなよ…」
リボーンの言葉にツナは口を尖らせる
「それにお前の将来の夢はヒーローじゃなくて、巨大ロボになることだろ」
「それは子供の頃の話だろ!!」
「…ツナ君の夢は巨大ロボ」
「違うからね!?小猫ちゃん!!」
ツナの将来の夢を聞いて、小猫は少し笑っていた
「巨大ロボ…」
「なんて言ったらいいんだろうね…」
「変わってるわね…」
「とても個性的ですわね」
「だから違いますからね!!俺は巨大ロボになりたいわけじゃありませんから!!」
イッセー、木場、リアス、朱乃がそう言うとツナはつっこむ
「巨大ロボとはいい夢じゃないか」
「ツナ君ならきっとできるわ」
「ツナさん頑張ってください」
「ぼ、僕もツナ君の夢を応援するよ!!」
「いや、だから…」
ゼノヴィア、イリナ、アーシアの教会3人組と、ギャスパーはツナの巨大ロボの夢を応援してくれたが、ツナは複雑な気分であった
「何だツナ、お前巨大ロボになりたかったのか?何でそれを早く言わねぇ、今からグリゴリに行って改造手術してみるか?」
「だからなりませんって!!というか何で嬉しそうな顔してるんですか!?」
ツナを巨大ロボにしようと考えているアザゼルはとっても嬉しそうな顔をしていた
「ツナ君の夢を語るのもいいですけど、そろそろ
約束を果たしてもらわないと困りますわ」
「約束?何かありましたっけ?」
朱乃の言葉にツナは首を傾げる
「デートの約束ですわ、ディオドラ・アスタロトの戦いの時に」
「あれはリボーンが…」
「もしかしてあの話は嘘なの…?」
「い、いや…その…えっと…それは…」
朱乃が目元を潤ませて悲しそうな顔で言ってきたのでツナは反応に困ってしまう
「…ツナ君?」
「い、いや!!俺は小猫ちゃん以外のデートの女の子とデートなんて!!」
小猫が低いトーンで尋ねてくると、ツナは慌てて弁明する
「やっぱり嘘なのね…私とっても楽しみにしてたのに…」
「あ、朱乃さん!!デートします!!しますから!!」
朱乃が再び悲しそうな目で訴えてきたので、ツナはデートすると言ってしまう
「…デートするんだ?」
「違う小猫ちゃん!!今のは違うから!!」
再び小猫が尋ねてきたので、再びツナは言い訳する
「違うの…?」
「いや…だから…えっと…俺はどうしたらいいんだー!!」
どうしていいかわからず、ツナはとうとう頭を悩ませてしまう
「デートの約束をしておいて、ドタキャンなんて男としてどうかと思うわ、ドタキャンされた女の気持ちも考えなさいよ」
リボコのコスプレしたリボーンが長い髪をかじりながら言う
「元々はお前のせいだろ!!それにずるいぞリボーン!!」
ツナがリボーンにつっこむと
「ツナ君デートするんだ…良かったね」
「イ、イリナ先輩!?」
ツナが驚くと、イリナはツナが朱乃のデートすると知ったショックで翼が白くなったり、黒くなったりと点滅して堕天しかけてしまう
一体デートはどうなるのであろうか、そしてツナはどうなってしまうのであろうか!?