かてきょーD×D(未完)   作:薔薇餓鬼

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標的110 フェニックス家です!

 

 

 

 

 

今回はツナとリボーンの二人だけでフェニックス家を訪れる

 

冥界フェニックス家

 

「で、でかい…」

 

ツナはフェニックス家のあまりのでかさに驚く、そしてレイヴェルの案内のもとライザーの部屋に向かう

 

「さすが上級悪魔…そういえばライザーさんはいつも何をしてるの?」

 

「部屋に引きこもり、一日中、レーティングゲームの仮想ゲームをしているか、チェスの強い領民を家に呼びよせての一局していますわ」

 

「完璧に引きこもっていやがるな、昔のツナみたいだな」

 

「な!?そんな言い方ないだろ!?」

 

「事実だろ」

 

「そりゃ…否定はできないけど…」

 

リボーンの言葉に何も言えなくなるツナ

 

「ツナ様も引きこもりだったのですか?」

 

「中学の時に学校中の奴らからダメダメのダメツナって呼ばれててな、そしていきなり京子って奴に告白してフラれたんだぞ」

 

「京子ちゃんに告白してフラれたのは、ほぼお前のせいだろ!!」

 

「それにテストはほとんど15点以下だからな」

 

そう言うとリボーンはレイヴェルに中学時代の

テストを見せる

 

「ひ、ひどすぎですわ…」

 

「見ないでレイヴェルさん!!」

 

そう言うとツナはリボーンからテストを奪い、クシャクシャにしてポケットにしまう

 

「本当にお兄様に勝った時と同一人物なのですか…?あの時はとてもかっこよくて…!!」

 

レイヴェルが小声で呟きながら、レーティングゲームの時のツナを思い出す

 

「何か言った?レイヴェルさん?」

 

「な、何でもありませんわ!!あまりのひどいテ

ストに驚いていただけですわ…!!」

 

「ええ!?そんなぁ!!」

 

レイヴェルの言葉にツナはショックを受ける

 

「ツナお前って本当に鈍いな」

 

「ど、どういう事だよ?」

 

「まだまだガキってことだ」

 

「ちょっと!どういうことだよ!」

 

リボーンは今のツナとレイヴェルの会話で、レイヴェルがツナのことを好きだということを見抜く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてさらに奥に進むと

 

「ここがお兄様の部屋ですわ」

 

そう言うとレイヴェルは部屋の扉をノックすると

 

「お兄様、お客さまですわ」

 

「レイヴェルか…今日は誰にも会いたくない…嫌

な夢をみたんだ、とてもそういう気分じゃない」

 

「…」

 

ライザーの弱気な発言にレイヴェルはため息をつく、そして気を取り直して告げる

 

「ツナ様ですわ」

 

「さ、沢田綱吉だと!?」

 

ツナの名前を聞いた途端、ライザーが酷く狼狽し始める

 

「ライザーさん、今日はあなたに謝りにきたんです、少し話をするだけでいいですから、出てきてもらえませんか」

 

「か、帰ってくれぇえええ!!あの時のことを思い出すのは嫌だ!!あんなみすぼらしい思いはもうしたくない!!」

 

「ええ!?」

 

あまりのライザーの様子にツナは驚いてしまう

 

「これはかなりの重症だな、ねっちょり修行するしかなさそうだな」

 

「それはいいのですが、この部屋は鍵がかかっていて…」

 

「なら強行突破だ」

 

そう言うとリボーンはどこからかバズーカを取り出すと狙いを部屋の扉に定める

 

「レイヴェルさん!!早くこっち!!」

 

「は、はい!!」

 

ツナがレイヴェルを安全なところに誘導すると

 

ドーーーーーン

 

リボーンがバズーカで部屋の扉を破壊する

 

「ななななな何だ!?」

 

「お前がライザーか?」

 

「だったら何だ!!って…あ、赤ん坊が喋ってる!?」

 

「俺はリボーン、家庭教師だ」

 

「か、家庭教師が俺に何の用だ?」

 

「俺がお前の根性を叩き直してやる、さっさと外に出やがれ」

 

「な、なぜ俺が赤ん坊に命令されなきゃいけないんだ!!」

 

「ごちゃごちゃ言わず、さっさと準備しやがれ」

 

「グヒャ!?」

 

リボーンがライザーを蹴り飛ばす

 

「あ、赤ん坊の分際で!!お、俺は上級悪魔だぞ!!」

 

「そんなこと俺が知るか」

 

するとリボーンはレオンを巨大なハンマーに変形させる

 

「ここから出たくねぇって言うなら、強制的に外に出すまでだ」

 

「ちょっと待て!!おおおおお前!!それで何を…あーーーーー!!」

 

リボーンがライザーにハンマーを降り下ろすと

 

「…」

 

ライザーは気絶し動かなくなる

 

「よし、このまま縛りあげて外に出すぞ」

 

「相変わらず容赦ねぇ…」

 

「これがツナ様の家庭教師…」

 

あまりの出来事にツナとレイヴェルはあっけにとられたのだった




次回から修行です。

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