漆黒の剣風と金色のせせらぎ   作:クリュネル

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学校の行事や自分の問題の解決など
いろいろあってドタバタしていて、
最近それを片付けてようやくひと段落したので
大分時間が空きましたが投稿します。


今回は和人たちの臨海学校でのお話です。
因みに僕は臨海学校、行ったことないです。
なので完全に想像ですそこのところお願いします。


ではどうぞ!


波打ち際に浮かぶ月

和人 sied

 

 

ついにこの日がやって来た。

 

臨海学校である、

 

 かなり前から楽しみにしていた。

実のところあまり泳げないのだが、

海というのは昔から好きだったりする。

 

 

 しかも今回はそれに加えてアリスもいる。

大好きな人と一緒に居れるというだけで

嬉しいし何より楽しい。

 

 

はずなのだが----

 

 

 

 

男子『おい、桐ケ谷』

 

 

 

囲まれていた。

 

男子三十人に

 

 

 

 何が楽しくて砂浜でテントを張って終わって戻ろうとしたら

いきなり連れてこられて

囲まれなくちゃなならないんだろう。

恒例行事じゃ無いのに...

 

先生に頼まれてテント張ってただけなのに。

 

 

 帰ろうとしても隙間がないので

帰るに帰れない、

 

 

 どうしたものかと考えていると

怒気を含んだ声で呼ばれた。

 

 

和人「な・・んで・・すか?」

 

 

(怖い、怖い、怖い)

 

 

 少し怯んでしまった、

それを聞き調子に乗った男子たちは、

 

 

男子A『お前、調子に乗りすぎなんだよ!』

 

 

男子B『女みてぇに髪長くて気持ち悪いんだよ』

 

 

男子C『お前ばっか女子に囲まれてよ~』

 

 

男子D『眼も気持ち悪いし』

 

 

 などと悪罵をぶつけてくる。

しかし全然まだ我慢できる

 

 

男子E『あと、何時もお前といるアリスも髪とかなんで黒じゃないんだよ、変だろ!』

 

 

男子F『お母さんも変って言ってたし』

 

 

 

その言葉を聞いて頭に血が上って

 

 

 

和人「うるせぇよ、俺は何を言われてもいいが、

   アリスを悪く言うんじゃねぇ。」

 

 

 

男子『な、なんだよ文句でもあんのか』

 

 

和人「あるから言ってんだろ?」

 

 

 既に我慢の限界だ。

殴ろうと一歩踏み出そうとしたとき、

 

 

沙月「先生!あそこです。」

 

 

俺の後ろの方から声がした。

 

 

男子『ッな、なにヤバい逃げろ!』

 

 

一目散に男子たちは逃げてった。

 

 

未来「なんだったの?今の」

 

 

成瀬「大丈夫?キーちゃん」

 

 

柚木「男子って馬鹿だわ~」

 

 

夏希「お前...恨まれすぎだろ...」

 

 

アリス「和人!」

 

 

 女子数人がやって来た。

どの顔も見知った顔で俺と仲のいい奴らだった。

 

 因みにキーちゃんというのは、

最近呼ばれるようになったニックネームである。

 

 

 そのうちの1人俺が会いたかった人

アリスもいた。

 

 

和人「うおっ、アリスどうしたの?」

 

 

アリスを見ると泣いていた。

 

 

皆『戻ろっか』

 

 

 そう言い残して女子たちは

アリスと俺を残していなくなった。

 

 

 

和人  sied out

 

 

 

アリス  sied

 

 

 

私たちが先生のところに行くと

 

 

先生「桐ケ谷にテントを張るのを頼んだからお前たちも手伝ってやれ」

 

 

 と、言われ未来達と和人のところに行ったが

そこにはしっかり張られたテントがあり

和人はいなかった。

 

 

 先生に確認をとったが戻ってきていないらしい

少し辺りを探していると男子の声が聞こえてきた。

 

 

 その中に桐ケ谷という単語が聞こえ

皆と顔を見合わせその声の方に向かった。

 

 

 そこに行くと、和人が三十人くらいに囲まれて

罵られていた。

しかし和人は動じないようで平然としていた

 

 

 私は和人とは逆で大好きな人の事を

侮辱されて平気なわけがない。

 

 

未来達になだめられてどうにか抑えた

 

その時男子の悪口の矛先は私に変わった。

 

言われて悔しくて言い返そうとしたとき、

 

 

 和人がいきなり怒気を含んだ声で

皆を黙らせた。

和人が言い返され男子の1人に歩み寄ろうとしたとき

 

 沙月が慌てて先生が来たと嘘を吐いた。

男子が居なくなるとみんなで出て行き

 

和人を見ると我慢ができなくなり抱き付いて泣いてしまった。

 

すると和人が優しく

 

 

和人「アリス、どうしたの?」

 

 

 と聞いてくれた。

それにこたえることが出来なかった。

 

 和人は優しく私を抱き寄せて

背中をさすった。

それでいくらか落ち着きようやく和人に想いを伝えた

 

 

アリス「私なんかを助けてくれて・・・いえ、好きになってくれて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            ありがとう」

 

 

 

 

 すると和人は微笑み

少しだけ抱きしめる力を強めた

 

 

 

その夜

 

 皆で施設でバーベキューをしているとき

グループごとに座り

女子たちに私は質問攻めにあい

和人は親友の夏希にどやされていた。

 

 

それから逃げるように浜辺に来た

 

 

和·アリ「「みんなしつこい・・・」」

 

 

2人そろって同じことを言ったので思わず笑ってしまった

 

 

---あの日から随分立ったな---

 

 

 何て、和人との思い出を振り返る。

とても楽しかった

 

 

---和人はほんとに居なくならないよね---

 

 

 心配なのだ。

いつか和人が消えそうで、

 

 

アリス「和人」

 

 

和人「何?」

 

和人の前に立ち

 

アリス「私は和人の隣にいつもいるからね」

 

 

和人「俺も、いつも隣にいるよ」

 

 

そう誓い合った

 

 

アリス  sied out




書いててとても楽しいと最近
とても思っている。

これは只の希望だけども
文才が欲しい~~~
何て常日頃思っています。


前回のあとがきで和人の髪型の説明は
少ししましたが補足で
長さは原作のアリシゼーション編に出てくる
シェータぐらいだと考えてください。

それでは次回もお楽しみに!

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