漆黒の剣風と金色のせせらぎ   作:クリュネル

4 / 22
学校などの活動でいろいろ忙しく大変だった・・・
学校無くならないかな~
なんて考える今日この頃。

これから投稿ペースを上げていけるように頑張って行きます!


第4話どうぞ!


嘘と居場所

アリスside

 

 

 和人が何故私たちは初めて知り合ったのだろう?

と、聞いてきた。

 

(聞いてきているということは和人は知らない、私のあの事は・・・)

 

 一瞬言うか言うまいか悩んだ。

何故なら、

言ったら言ったで離れていくかもしれないし、

言わなかったら何を言われるかわからない、

私は怖かった。

数秒の沈黙のあと不意に、

 

 

和人「言いたくなかったら無理に言わなくていいんだよ・・・

   その、なんというか・・・アリスが言えるようになるまで俺は待つから。」

 

 

 と、和人が微笑みながら優しく言った。

それを聞いて私は

 

(和人は優しい、でもその優しさに私は答えられない。私はずるいな。)

 

 そんな初めて会った私に、優しくしてくれる和人に感謝の気持ちを込めて

覚悟を決めて打ち明けた。

 

 

アリス「私はいじめられているから。」

 

 

 と簡潔に伝えた。

すると、

 

 

和人「っ何で!?何でいじめられてるの!?」

 

 

 と、驚きと怒りがまざった声で聞いてきた。

私は

 

(何で会ったばかりの人の事を親身になって心配してくれるのだろう。)

 

 和人は少し他とは違うと思った。

皆私を見たら気持ち悪がって離れるのに、

 

 

アリス「この金髪と碧眼のせいだよ。これのせいで皆気持ち悪がってくるんだよ。」

 

 

 と弱々しく微笑みながら言った。

すると和人がため息をつきながら小声で

 

 

和人「綺麗なのに・・・」

 

 

と呟いた。

 

 

アリス「えっ、綺麗なの!?」

 

 

 と、身を乗り出して聞くと、あたかも

「えっ、き、聞こえてたの・・・」

と言うような顔をしていた。

(目の前で言われたのだからしょうがない)

和人は少し照れたように、

 

 

和人「アリスの髪と目は綺麗だよ。それは俺が保証するよ」

 

 

 そういわれた瞬間私は顔を赤らめた。

綺麗何て言われたのは初めてだったから。

そして何よりとても嬉しかった。

 

 

アリス「あ・・・ありがと・・・」

 

 

 お礼を言ったら、

和人は少し考えてアリスを見ると、覚悟を決めたように

 

 

和人「アリスが勇気を出していったんだから俺もこの際言ってしまおう!」

 

 

 と言い、少し待つように言うと和人は後ろを向き

俯いて何かとって目を閉じたままこちらを向いた。

 

和人「いくぞ。」

 

 と言い少しずつ目を開いた。

そして、和人の目を見てみると、

 

(オッドアイ!?)

 

そう---

 

 和人の目は右目は夜空のような漆黒。

それにたいして普通は同色の筈の左目は、

私と同じ碧眼だった。

 

アリスside out

 

 

和人side

 

 アリスは驚きを隠せないようで目を見開いていた。

自分でも驚いたのだから無理はない。

 

 

和人「俺はキミと同じような感じなんだ」

 

 

 俺はこれを見た人に気持ち悪がられ

肩身の狭い思いをしたことがある。

 

 だからアリスの行っていることに共感できる。

だからこそそれを許せない。

 

 

和人「俺がアリスへのいじめはなんとかするよ」

 

 

だからこそ---

 

 

強い意思を持って言葉を紡いだ。

 

 

和人side out

 

 

アリスside

 

和人と会ってから二週間がたった。

 

 私へのいじめは少しずつ減少した。

これは和人が一緒にいてくれているおかげである。

しかしまだ無くならずそのたびに和人が守ってくれる。

 

 最近和人が居ない時を狙いやってくる。

それが増えてきて、和人に泣きつくこともあった。

和人が一緒にいるととても安心する。

心が暖かくなる。

 

 そんなある日、和人と廊下を歩いていると、

女子の声が聞こえてきた。

その中の一人の声に聞き覚えがある。

それは私の親友の亜季の声だった。

 

 他はいつもいじめをしているグループの女子だった。

亜季がいじめを受けていると思い止めようと近づくと

様子が違った。

 

 内容は、次どうやって私をいじめようかというものだった。

 

私は

 

 

アリス「亜季・・?なんで・・・」

 

 

 混乱してしまった。信じていた親友に裏切られ・・

それを見た和人は怒りをあらわにして、

 

 

和人「・・・おい、お前どういうつもりだ?」

 

 

 とドスのきいた低い声で和人が問う。

それに驚いた様子でなにも答えられていなかった。

 

 

和人「アリスとの関係は遊びだったてのか?ふざけるな!

   そのせいでアリスがどれだけ傷ついたかわかってんのか?

   お前らみたいなのがいるからアリスが笑えないんだ。

   俺はアリスの笑った顔が好きなんだよ!俺はアリスが好きなんだよ!

   もうこれ以上アリスから奪うんじゃねぇよっっ!」

 

 

 と、初めて感情的になった和人から驚きの言葉が放たれた。

その時アリスは小さな疼きの正体を悟った。

 

 

 

それは---

 

 

 

 

それは恋という甘く苦い感情だった。

 

アリスside out

 

 

和人side

 

 俺は無意識のうちに自分の思いを言葉にしていた。

それに気付いたのは女子たちが逃げて、アリスに抱きしめられた時だった。

俺はそれに気付いてから、

 

(いつからこんな気持ちを抱いていたんだろう・・・・?)

 

 その答えも悟ったそれは最初からだ。

この気持ちから目をそらしていただけだったのだ。

アリスから離れ向き合うと、

 

 

和人「アリス、俺はアリスが好きだ!

   俺はアリスを永遠に護る...だからさ...

   一緒にいてくれているか?」

 

 

 告白した。今の言葉に偽りはない。

アリスは俺の言葉を聞いて意味を理解すると、

顔を赤らめて少し照れたように背伸びをして・・・

 

俺に優しくキスをした。

 

アリス「頼まれてもやらない。

   私は自分の意思で...

   やりたかったからしただけなんだからね?

   ...ねぇ和人、本当に私を守ってくれる?」

 

 

和人「あぁ、永遠に守ってやる

   アリスを傷つけない」

 

 

そう誓いアリスを抱きしめた。

 

和人side out




きずいたら2000字越えていてやればできるこまさに
Y D K
じゃないか!と思いました。(笑)


今思うと、この話に色々詰め込み過ぎたなと思います。
そして行きなりの急展開になってしまい自分でも、
(もう4話で此処まで、早すぎなのでは?)
と疑問に思ってしまいました···


それはさておき5、6年飛ばして中学校に舞台を移します。
もっとキリトとアリスの小学校生活や卒業等
のですが書きたかったこれだと
小学校だけで2~30話になってしまうので泣く泣くカットします。


これからもこの作品の応援お願いします!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。