漆黒の剣風と金色のせせらぎ   作:クリュネル

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ちなみに僕が敬語を使ったりするのはただの癖なので気にせず楽しんでいってください!
今回はアリス目線で書いていきます。
あとしばらくはオリジナルの展開を書いていきます。
(キリト目線も少々)


温もり

 私、舞姫アリスは今保健室に二人でいるこの部屋にいる。

二人というのは私の他に眠り続けている男の子の事だ。

なぜこのような事態になっているかというと、

 

 私は、今朝事故に遭いかけた。

私は迫りくる車にどうすることも出来ずただただ立ち尽くしていた。

もうすぐそこまで迫っていた車から私を助けてくれたのは

今私の目の前で眠り続けている少年、桐ケ谷和人である。

 

 道路の反対側に居た和人はいきなり駆けだしたかと思うと、

目も追いつかない霞むような速さで私の手を引き歩道まで連れていってくれた。

すると操り人形の糸が切れたように倒れこんでしまった。

 

 その後、近くに居た生徒たち数人が学校に行って保険の先生と事務室の先生を連れてきた。

事情などを聞いて急いで駆けつけてきたようだ

アリスはこのころになって安心した途端大泣きしてしまった。

和人はすぐ先生に保健室に運ばれた。

 

 後から聞いた話では私に突っ込んできた車はそのまま逃げていた。

どうやらひき逃げだったようだ。

やっと泣き止みその話を聞いた時また泣きそうになった。

どうにか落ち着きを取り戻し話を聞いた聞き終わった後、

教室に行く気になれず保健室に行くことにした。

 

 ただ理由はそれだけでなく和人の側に居たかったというのが一番の理由だった。

なぜこんなにも無茶をしてこんな自分を助けてくれたのか少し気になったが、

アリスはとてもうれしかったのだこの時はそれだけで良かったのだ。

 

 

 

 アリスは自覚はしていないが和人に恋をしていた。

胸の奥に小さな疼きはあったがさして気にしなかった

 

 

 

 保健室に着くとベットに和人が横たわっていた

その寝ている和人を見ると安定した寝息をついて寝ていた。

安心したら力が抜けてしまった。

先生が椅子に促して私は座った。

和人のベットの横に座っていると先生が

 

先生「私は出掛けて来るからその子見ててね」

 

 と言い残し急ぎ足で出て行った。その顔は笑っていた

私は急いでいたのかなーと思った。

アリスは和人に向き合うと和人を見つめた。

 

 和人の顔は線が細く女の子のようだった。

和人を見ているとさっき無視をした疼きが甘い疼きに変わっていった。

この気持ちはなんだろうと考える。

 

 私は無意識のうちに和人の手を握っていた。

 

 

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......クライナ...サムイナ

....テガアタタカイ..ナ

 

 

 

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アリス「はあ....」

 

何度目かのため息をついた時、

 

和人「ん?ててて...」

 

と言いながら和人が目を覚ました。

 

アリス「大丈夫!?」

 

和人「え、あ、う、うん」

 

 まだ現状が理解できていないようだ。

カッコいいそれでいて暖かい人だなそれが彼の第一印象だった。




どちらもお互いを好きだが気付いていない。
それ故に思いをつたえないこの2人はどうなるのか、
これからを楽しみにしていてください。
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