漆黒の剣風と金色のせせらぎ   作:クリュネル

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どーもです!
なんか最近ボクの周りで怪我する人が多いです...
なんかボクに呪いでも有るんですかね?
皆さん怪我した人居るなら近くにボクが居たのかも...
なんて冗談はさておき、
話数が二桁に到達しました!(前回だけど)
これからもよろしく!
それでは何時も長めの雑談を終わらせ本編へどうぞ!


少しの変化

アリス sied

 

 文化祭では私たちのクラスでは、

演劇をすることになったのだけど

内容が決まらないのだ。

 

A「シンデレラがいい!」

 

B「桃太郎!」

 

C「ロミオとジュリエット」

 

沙月「みんな落ち着いて!」

 

 学級委員の沙月が進行を進めている。

しかし議論が白熱して終わらない。

 

その中には入らず端でウトウトしているものがいる。

 

 

和人である

 

 

(話し合いに参加すれば皆をすぐにまとめてくれるのに...)

 

 と内心思って救いの願いを込めて視線を送る。

しかし等の本人は十分前に夢の世界に旅立ち、

戻ってきていない。

 

 

 頬杖をついてこっくりこっくり眠っている。

そんな微笑ましい光景を堪能しつつ起こしにいく。

 

 

アリス「和人、起きて?」

 

和人「後三年...ふに...そしたら起きるか...ら...ね...すぅ」

 

アリス「そんなに待てないよダメ起きなきゃ!」

 

和人「アリス...後二分だけ...ね?お願い?」

 

アリス「起きなきゃ和人にイタズラするよ?」

 

和人「うに?...アリス?あれ?...ここどこ?」

 

アリス「学校だよ。もう...私が居ないとダメダメなんだから。」

 

和人「そん...な...こと...ないよ?ふぁ~」

 

アリス「また寝るのは無しだよ。和人?」

 

和人「にゃに~?眠い....」

 

アリス「おはよう!ほら話し合いの途中だよ?」

 

和人「アリス...何も見えない...」

 

アリス「目を閉じてるからね。」

 

和人「アリスだ~おはよう~」

 

 漸く和人が目を覚ました。

全くもう少しシャキッとしてほしいものだ。

 

 寝ぼけているのか目がトロンとしている。

和人はまだふらふらして眠いらしい。

 

 

アリス「ほらこっち和人。」

 

 

 仕草が可愛らしい。

思わず撫でていると不意に和人が

ふらっと私に体を傾けた。そして、

 

 

 

 

キスをした。

 

 

 

和人「ふふっ♪...お返し...だよ♪」

 

 

 ふわりと顔を綻ばせ笑う一気に顔が熱くなる。

不意打ちは卑怯だ。

 

 

するとそこで周りが静かになっていることに気がついた。

 

 

 皆、顔が赤くなりそっぽを向いている。

男子は殺意が漏れだしている。

 

 それを向けられた本人は再び

アリスに抱きついたまま夢の世界に旅立っていた。

 

 

 

アリス sied out

 

 

和人 sied

 

 

(暖かいな、抱いてて気持ち良い。)

 

 

和人「あれっ?俺、学校で寝てたのに!」

 

 目を覚ますとそこは見慣れた教室。

そこには暖かい目で見る女子と、凄まじい殺気を放つ男子。

そして腕のなか頬を赤く染め

潤んだ目で見上げるアリス。

 

 

何だか判らないが本能が告げる。

 

ヤバイと

 

 

男子「「桐ケ谷、お前ぇふざけんなぁぁぁ!」」

 

和人「何事だよ!?訳分からん!」

 

男子「「何事も何もあるか!見せつけやがって!」」

 

和人「何をだよ!俺は何もやってねぇよ!?」

 

男子「「人様の前で堂々とキスしてただろ!」」

 

和人「はっ?何それ?俺、記憶にないんだけど?

   えっ?何?待って?キス?」

 

 

 全く記憶に無い。

知らないのに怒られるなんて理不尽過ぎる。

そこで暖かい目で見つめる女子に問いかける。

 

 

和人「女子の皆さん、本当、なの?」

 

未来「...うん。見てた私達のほうが恥ずかしいよ。」

 

成瀬「やられたアリス本人はその比ではないけどね...」

 

 

本当らしい。

 

 

和人「アリス...さん、どうしよう...これ。」

 

アリス「・・・・・」

 

柚木「声がでないくらい恥ずかしいんだよ。」

 

 

要らない豆知識である。

 

 

和人「そもそも、何してたの?」

 

 

取り敢えず最初の疑問を片付ける。

 

夏希「演劇の内容決め」

 

和人「で、どこまで進んだの?」

 

夏希「全く進んでないよ」

 

和人「何でこうなってんの?マジで」

 

未来「アリスがキーちゃんを起こしに行って寝ぼけたキーちゃんが

   アリスを襲った」

 

和人「...何か...ゴメン」

 

女子皆「「まぁ、良いよキーちゃんとアリスのはいつものことだもん!」」

 

和人「マジで記憶に無いから今回は多目に見てくれない?男子の皆様」

 

そこに夏樹が、

 

夏希「おーい取り敢えずその話は後、今は和人、お前の知恵を借りたい。」

 

 

 と、話題を変える。

仕方ないか~という声も聞こえる。

 

 

和人「サンキュー夏樹。助かった」

 

夏希「良いよ慣れたし」

 

夏希「で、まぁ意見が纏まらないんだ。どうする?」

 

和人「うーん…皆で楽しめるようにオリジナルの台本先生に頼む?」

 

夏希「確かにその考え方は無かったな...皆、それで良い?好きなキャラクターができると思う   し」

 

皆「「うん、良いと思う」」

 

夏希「じゃあ名簿回すからやりたいキャラ書いていって」

 

皆「「了解でーす」」

 

夏希「題名ぐらい考えろよ和人、提案者だろ」

 

和人「え~!?何で俺が?」

 

夏希「アリスとキス」

 

和人「えーっと...」

 

 

 

和人 sied out

 

 

no sied

 

 

教卓の上にはキャラの書かれた名簿の端に小さく

 

 

---雪の国の愉快な仲間---

キャスト

 

 

と、書いてあった。




和人が寝ぼけてアリスとイチャイチャの回でした。
サブタイの変化とは
和人がクラスの皆を知り合いや友人ではなく
仲間と認識を変えたというだけの変化です。
しかしコミュ障の和人が
認識を変えるだけですごいのです!
大部分はイチャイチャでしたが...


オリジナル回は後少しで終わると思います。
そしたらイチャイチャが減るかもしれないです。
少しずつシリアスも書いていきたいと考えています。

オリジナル回が終わると原作入ります。
お楽しみに!

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