さっきの読んだ人ごめんなさい。別のやつを投稿しちゃいました。
今回ははや×はちです(大嘘)
ガイルキャラいろいろ出します。とりあえず八幡含め8人は決まってるんですが希望のキャラがいたら検討します。
葉山もといハヤトが出てきてから一旦その場は収まり、ディアベルの指示の元、レイド結成やパーティーごとの立ち回りなどボス戦に向けての作戦会議が始まった。ディアベルに俺達のパーティーのステータスを提出したとき、俺の顔を三度見したのは笑えたな。あんなアホ顔はなかなか見れないだろう。すぐに表情を戻し、しばし考え込んだあと良い笑顔で俺達に言った。
「E隊は取り巻きコボルトを頼めるかな?」
「…ああ、まかせろ。重要な役目だな」
「ありがとう。それじゃよろしく!」
ディアベルは軽く手を上げ他の隊の方へ行った。そこでアスナが口を開く。
「何が重要な役目よ、これじゃ1回もボスと戦えないじゃない」
「しょうがないだろ、メンバーが少ないんだ」
「それは理解してるわ。3人じゃポットローテするには少なすぎるものね。ただ納得できないだけ」
アスナも随分詳しくなったものだ。教えたことはすぐに覚えるしそれの重要性やそれから繋がることも気付いて自分の物にしていった。
「なによその目は、わたしがただの我が儘娘だとでも思った?」
「いや、いじけてる可愛い妹って感じだな」
「か、かわっ!?」
「やっぱ今のなし、忘れろ」
つい口が滑ってしまった。俺の妹は小町だけだ。ああ小町、元気にしてるだろうか。来年は受験だというのにいらない心配をかけてないといいんだが。
「ハチ兄、会議も終わったし宿に帰ろうぜ。おれ腹減ったよ」
「そうだな。そういえばアスナはどこに止まってるんだ?」
「宿なんて取ってないわ。ずっと迷宮区で寝起きしてたから」
「だったら俺達が泊まってる所に来るか?あと1週間契約は残ってるがキャンセルして3人でもう一回契約すれば大した金額にはならないしな」
「それは悪いわ。だからあなた達の近くの宿を探すわ」
「ハチ兄、早く帰ろうぜ、腹減ったし風呂にも入りた「お風呂ですって!?」うおぅ!」
さっきとは打って変わってキリトに飛びかからん勢いで詰め寄るアスナ。
「今お風呂って言ったわよねお風呂って!」
「あ、ああ。言ったけど」
「ハチ君さっきの話断っちゃったけどやっぱり受けてもいいかしら」
「別に構わんが」
「やった!そうと決まれば早く帰りましょう!さ、早く案内して!」
目を輝かせウキウキとしているアスナを見るとやはり年頃の少女なんだと改めて思う。
「ハチ兄、女の子って難しいな」
「そうだな」
キリトとアスナの豹変ぶりに驚いているとハヤトとハヤトの取り巻き達がこっちに近付いてきた。てかあいつらもやってたんだな。
「やあヒキタニくん君もこのゲームをしていたんだね」
「俺からしたらお前がいることが不思議でならないな。国立はどうした、あれは冗談だったのか?それとこっちじゃハチマンだ」
今思えばこんな奴らのために動いていた俺がバカみたいだ。あいつらがやると言っても俺はやるべきじゃ無かった。
「キリト、アスナ先帰ってていいぞ」
とりあえずキリトとアスナをこいつらと一緒にいさせるべきじゃない。教育に悪いからな。
「ハチ兄、別に待ってるぜ?」
「いいから先に帰ってろ、アスナがウズウズしてんだろ」
「べっ、別にウズウズなんかしてないわ!」
はいはいと軽くあしらいふたりを先に帰す。
「息抜きのつもりだったんだ、こんなことになるなんて思ってもいなかったからね。それにしても君が誰かと一緒にいるなんて思ってもいなかったよ」
「国体ってのはそんなんでいけんのか、わりと簡単なんだな、お前には関係ない」
「なにヒキオの分際でハヤトに文句言ってんの?」
「文句じゃねぇよ、思った事言っただけだ。だからこっちじゃハチマンだ」
「ヒキオはヒキオだし、意味わかんないんですけど」
「まあまあ2人とも落ち着いて」
「っべーわ、てかハチマンが普通に喋ってるの新鮮じゃねー?」
「ぐ腐腐、こっちに来てもはや×はちが見られるなんて」
うお、戸部もいたのか。海老名さんもいるし、リアルの知り合い率高すぎね?
「せーんぱい!」
どん!と背中に衝撃が来て背中に柔らかいふたつの何かが当たった…って何事!?
「なんだ一色か。お前はこっちじゃなんて言うんだ?」
「イロハですよ先輩!さあ愛を込めて言ってください!さあ!」
「あざとい離れろ」
「ぶぅ、つれないですね私と先輩の仲なのに」
まあ今はこれくらいにしてあげますと言って離れるイロハ。イロハまでいるなんてな。正直意外だ。イロハとは修学旅行のあとの生徒会選挙で知り合った。なんでもクラスメイトに嵌められて立候補させられたらしく、それを取り消したいと奉仕部に依頼してきた。あいつらと疎遠になっていたので俺個人で依頼を受ける形となった。結果からいえばイロハに生徒会長になるように仕向けた。最初は不信任で落選することを勧めたのだがカッコ悪いから嫌だと言われこちらの案にした。生徒会長になった時のメリットをイロハに提示し、納得してもらった。それ以来妙に懐いかれてしまった。まるで捨て猫に餌をあげたら懐かれたように。
「何が私と先輩の仲だ、都合の良く俺をコキ使ってるだけだろ」
「ひどい言い方ですね。もしかしていつも手伝ってくれる優しい先輩アピールしてますか確かにいつも手伝って下さって助かってますけど心の準備とかその他もろもろがまだ出来てないので無理ですごめんなさい」
「…なんで俺振られてるの?」
ほんとこいつぶれないのな。まあいつものことだから慣れたけど。
「イロハもそれくらいにしなよ。ところでハチマンにちょっとあっちで話があるんだけど少しだけ時間いいかな?」
イロハとの会話が一段落ついたところでハヤトが話しかけてきた。まあ今日は宿に帰ってゆっくりするだけだから時間は問題無いんだが…
「ここじゃダメなのか?」
場所を変えるってのがどうも引っかかる。ボス戦のことなら全員が聞いておいた方がいい。その他の情報交換だとしても場所を変える必要は無い。となると個人的な話ってことか。
「ああ…悪いけどここじゃ話せない」
随分と神妙な顔付きをして俺にだけ聞こえる声で言った。
「…彼女達もこのゲームの中にいるんだ」
彼女達、おそらく奉仕部の2人の事を言っているのだろう。しかしなぜハヤトが俺を2人のと合わせようとしているのかが分からない。俺はあいつらと縁を切ったし、あいつらもあいつらで好き勝手やっているのだ。今更話すことなど何一つ無い。
「そんなの俺には関係ない。俺はあいつらと縁を切ったんだ。そんな事なら俺は帰るぞ」
「そこをなんとか頼むよ、彼女達は今不安定なんだ。なんとかして欲しい」
「それこそお前がやればいいだろ。お得意の『みんな仲良く』でなんとかすればいい」
「…本当に縁を切ったのか?」
こいつ面倒臭いな、こんな意味の無い会話さっさと切り上げるか。
「うっせーな、切ったって言ってんだろ。あいつらがどこで何をしようと知ったこっちゃない。もう俺は帰るぞ」
ハヤトが後ろから何かを言っていたようだったが無視して宿へと帰った。
ハヤトと別れキリト達のいる宿へと帰った。木造二階建てのこの宿は一階でミルクを飲み放題と言う特典付きだ。ミルクを1杯飲んでから二階へ上がり扉を開けると
仰向けに倒れるキリト
頬を膨らませプンプン怒っているアスナ
床を転がり回り爆笑しているフードのプレイヤー
…なにこのカオス
「あー可笑しい!キー坊もアーちゃんも最高ダヨ!」
未だににゃははと笑うフードのプレイヤーもとい情報屋アルゴに事情をきいたところ
キー坊がアーちゃんの裸を見て殴られた
っぺ!このラッキースケベが!
「で?アルゴは何しにここへ来たんだ?」
「キー坊に用事があったんダ、もう済んだがナ」
話によるとキリトの装備している片手剣、アニールブレードを買い取りたいやつがいるらしい。よりにもよってそいつは
「キバオウ…ねぇ」
あのモヤっとボールヘアーがキリトの武器を欲しがる理由が分からない。アイツの装備はキリトのアニールブレードと比べれば多少見劣りするが結構レベルは高かった。格上の装備が欲しいならまだしも対して遜色なく使い慣れていない装備を求める理由はなんだ?キリトの装備を買い取ることで生じるキバオウのメリットはなんだ?キリトとキバオウに接点は無いはず。だとするとキバオウではなく第三者の差金、自尊心の高いキバオウを簡単に利用できる人物がいるとすれば…
「どうしたハッチー、どんどん目が腐ってるぞ」
「いや、何でもない」
これはあくまで推測に過ぎない、過ぎないが頭の片隅に置いておこう。キバオウを後ろから操っているプレイヤー、そいつの思惑、最悪のパターン。これだけは何としても防がなければいけない。
「キリト、いい加減起きろ邪魔だ」
とりあえず未だに寝てる
いかがでしょう?
葉山、いろは、三浦、海老名、戸部の5人の登場です。
ガイルキャラはあと2人、分かりますよね?
それでは次の更新で。