ウルトラNプロジェクト ウルトラマンニウガ   作:サウザンドピース

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再編集。


episode4 真木舜一/ザ・ファースト

〜〜〜光一の回想〜〜〜

「シュア!」

「グアアアア!?」

ドオオオオンンン!!!!

「セアアア!!」

「キュキュキュウウウウンン!?」

ドオオオオンンン!!

 

 

 

「・・・あれは一体」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜謎の場所〜〜〜

「グルゥアアアアア!」

「グオオオオオオオ!?」

グッシャバキッバグッシャ

ガルベロスは怪獣、ゴモラ三体と戦っていた。そのうち一体をバラバラにして食らった。

「グオオオオオオオ!」

二体目のゴモラは超振動波を放つ。

「グルゥアアアアア!」

ガルベロスも超振動波を放ち、ゴモラの超振動波を押し返す。

「グオオオ!?」

超振動波を押し返されたゴモラはガルベロスの超振動波が直撃し吹っ飛びながら爆発した。

「グアオオオオオオ!?」

ドゴオオオオンバアアアンンン‼︎‼︎

「グルゥオ!(あと一体!・・!?)」

ガルベロスはあたりを見渡すが最後のゴモラの姿がない。

「グルゥオ・・・(逃げたか・・・)」

「やっているわね、ガルベロス。」

「グルゥオ・・・(姐さん・・・)」

ガルベロスに声をかけたのは姐さんと呼ばれる存在だった。

「グルゥオ・・・(そういえば姐さん。)」

「なに?」

「グルゥオ!(姐さんの名前てなんですか?)」

ガルベロスは姐さんに名前を聞いた。

「魔姫リコよ。」

彼女は静かに自らの名を呟いた。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜空き地〜〜〜

「あの姿は一体なんなんだ?」

光一の家の近くの空き地、そこで光一は前回なったあの姿について考えていた。

「あんな姿、ネクサスの記憶にはなかったぞ!?」

光一は最初の戦いの時、ネクサスの記憶を見た。見てしまっていた。

だがその記憶の中にはあの姿はなかったのだ。

ドッックン

「ん?」

ドッックン

「なんだ?」

光一は心臓の鼓動のような音を聞いた。どうやら音はエボルトラスターから出ているようだった。

光一はエボルトラスターを取り出した。エボルトラスターは脈打つように光っていた。

「うわ!?」

エボルトラスターの光は次第に強くなり光一を包み込んだ。

 

 

 

 

〜〜〜精神世界〜〜〜

「ここは?」

「ここはウルトラマンが作り出した精神世界だ。」

光一が今いる場所、それはネクサスの作り出した精神世界だった。そして目の前には男がいた。

「あんたは?」

光一は男に名を聞いた。

「真木舜一、ウルトラマンと最初に一体化したものだ。」

男、真木舜一は答えた。更にあの姿について語り始めた。

「あの姿は、俺のもしもの姿だ。」

「もしも?」

光一は首を傾げた。

「もし、俺と一体化した時、ウルトラマンが君が今ネクサスと呼んでいる状態だったら、あの姿になっていたかもしれない。」

「だからもしもの姿なのか。」

光一は納得した。だが新たな疑問が浮かんだ。

「だがあれがあんたのジュネッスならあの姿にはどんな意味があるんだ?ジュネッスの色は一体化したものの思いが表れてるはずだが。」

「約束だ。」

「え?」

光一の疑問にネクサスが答えた。

「あの姿は真木の約束を守りたいという思いから生まれたものだ、あの時の君には真木と同じ思いがあったんだ。だからあの姿になれたんだ。」

「約束・・・」

約束という言葉を聞いて光一は何かを思い出した。

「半年ぐらい前になんかあってその時に薫と約束したんだ。絶対生きて帰って、て。」

「その約束、絶対果たせよ!」

真木舜一はその言葉だけ言い残し消え、再び光が光一を包み込んだ。

 

 

 

 

 

「戻った。・・・」

光一は元の世界に戻ってきていた。

「約束・・・か。」

光一は半年ほど前、薫とした約束を思い出していた。だが、

「・・・だけどあの約束、果たせた気がしない。どうしてだ?」

光一は謎の違和感を抱いた。その時、

ドオッックン!

さっきよりも強い鼓動が聞こえた。鼓動は何かを示していた。

「これは・・・まさか!?」

光一はネクサスに変身し、鼓動が示した場所へと向かった。

 

 

 

 

 

キィィィイイイン・・・ズドォォオンン!

ネクサスは鼓動が示す場所に降り立った。

「ギィギィイ!(きたか!)」

「(お前はバクバズン!?)」

そこにはバクバズンがいた。

「ギィギィイ!」

バクバズンはネクサスにあからさまな体当たりをした。

「シュア!」

ネクサスは体当たりを避けながらバクバズンを蹴る。

「ギィギィイ!ギィギィイ!ギィギィイ!(お前のせいで!お前の!お前のせいでラフレイアはあああ!)」

バクバズンの声がネクサスの心に深く突き刺さる。

「(くう、)」

「ギィギィイ!(死ねええええ!)」

バクバズンは爪でネクサスを切り裂こうとした。が、カウンターを喰らった。

「ゼア!」

バチィ!

「ギィギィイ!?」

ネクサスはジュネッスに姿を変え、腕を体の前でクロスし両腕をたてた。

「はあああ・・・・」

両腕を伸ばし、両腕をL字にくんで”オーバー・レイ・シュトローム”を放った。

「ジュア!」

「ギィギィイ!?」

バアアアアンン

バクバズンは光の粒子になった、ネクサスはその場後にしようとした、が、

「「「ギィギィイ!」」」

「ジュア!?(何!?)」

光の粒子はバクバズンブルード二体、バクバズングローラーに変化した。

「「ギィギィイ!」」

「ゼアアア!?」

バチィ バチィ

ブルード達は爪でネクサスを攻撃し火花を散らせた。

「ギィギィイ!」

グローラーは尻尾にある口から舌を出しネクサスの首に巻きつける。

「(ぐ・・・)」

ネクサスは引き寄せられまいと踏ん張るがそこにブルートが攻撃した。

ドガッ

ブルートにけられて体制が崩れたネクサスにグローラーは爪で攻撃した。

「ギィィギギイイイイ!!」

バヂィッ!

グローラーの爪をまともに受けたネクサスは片膝をついてしまう。

「「「ギィギィイ!」」」

バクバズン達はそんなネクサスに爪をつき刺そうとする。が、

「(俺は・・・俺は!・・・約束を破るわけには・・いかないだ!)」

ネクサスはジュネッスジンガノグレーに姿を変えて、立ち上がると同時にラムダ・レイ・スラッシャーを放ち、舌を切った。

「シュア!」

ブチィ

「「「ギィギィイ!?」」」

自由になったネクサスはシューティングスター・レイ・ジェネレートをブルードに喰らわせた。

「ゼアアアアアア!」

「ギィギィイ!?」

ドオオオオンンン‼︎‼︎

ブルードは爆散した。

更にネクサスはクロス・レイ・シュトロームをブルードに放つ。

「シュアアア!」

「ギィギィイ!?」

ドオオオオンンン‼︎‼︎

二体目のブルードは爆散した。

「ギィギィイ!」

グローラーはネクサスを切り裂こうとしたが、ネクサスに爪を折られてしまう。

バキャ!

「ギィギィイ!?」

ネクサスは腕を体の前でクロスし、腕を立てエネルギーを収束、右腕を上げ、左腕を下げた。

「はあああ・・・・ディア!」

そこから腕を十字にして”ハイパーエボル・レイ・シュトローム”を放つ。

「ギィギィイギィイ!?」

バアアアアンン

グローラーは消滅した。

 

 

「さて、私も行こうかしら。」

リコは魔人、ファウストになりネクサスがいる場所に飛んだ。

 

 

ズドン!!

ファウスト(リコ)はダークフィールドを展開する。

「(何!?)」

ファウストはネクサスに蹴りをいれる。

「ジュア!?(この蹴りはまさか、リコか!?)」

「そうよ。」

ネクサスの問いにファウストは余裕そうに答える。

「(何でお前が!?)」

「ふふ、消えなさい。」

ファウストはダーク・レイ・ジャビロームを放つ。

「シュア!」

ネクサスもエボル・レイ・シュトロームを放つ。

バアアンン

二つの光線は相殺した。

「やるわね。光一。次は倒してあげる。」

ファウストは闇に消えた。同時にダークフィールドも消滅した。

「はあはあ、」

光一は元の姿に戻り息を切らしながらこう言った。

「リコ、次は絶対、闇から救い出す!!」

 

 

 

Chapter1END & to be continued




ジンガノグレーは真木舜一と一体化していた場合の真木舜一のジュネッスです。なのでエボルレイシュトロームはこの形態でしか使えません。

それと魔姫リコは光一の幼馴染みです。

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