女神様と召使いの転生物語   作:血濡れの人形

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五ページ目 騎竜王国の入り口にて

~騎竜王国 入り口~

 

「そこの貴様ら!止まれ!」

 

あれから一時間後、ドール達は全力で走り、騎竜王国の入り口から、普通になかに入ろうとしたが、

 

近くにいた騎士風の男に声をかけられる。

 

「ん?どうした?」

 

ドールが疑問そうに騎士風の男に聞くと、男は呆れながら、

 

「どうしたではない、中へ入るためには通行許可証か、身分を証明できるものがないといけないこともしらんのか?」

 

と言う。

 

「・・・そういやそうだったっけか、ねえ、それって今ここで作れるか?

 

道中白いドラゴンに襲われて、そんときに無くしちまったんだ」

 

それにたいして、ドールは嘘と本当の事を混ぜながら言う。

 

「白いドラゴン?まさか、プラチナドラゴンにでも襲われたのか?だとしたら災難だった、な?」

 

そう言いながら、男はドールの腕を見て固まる。

 

「・・・おい、その腕に刺さってるのは、プラチナか?」

 

少しして、男がドールの腕に指をさしそういうのにたいし、

 

ドールが疑問そうにそちらを見ると、プラチナの破片が刺さったままだった。

 

「あっ」

 

思わずそんな声を出すドール、そして、そんなドールを哀れむような視線が男からあびせられる。

 

「・・・だから治すって言ってたのに、バカ」

 

それに追い打ちをかけるように、絆がそう言うと、プラチナの破片をその場で抜き、すぐに回復させる。

 

「・・・それで、冒険者用のカードでもいい、作ってもらえるか?」

 

そんな光景を見ていた男がまた固まっていたので、ドールが声をかけると、

 

「!? あ、あぁ、今準備する、少し待っててくれ」

 

と言って、入り口の近くにある扉をあけ、なかに入っていくが、それからすぐに、カードのようなものを持ってくる。

 

「ここに名前を書いてくれ、それ以外は書かなくていい」

 

そして、そのカードを二人に渡し、羽ペンもどきも渡す。

 

「名前だけ?」

 

ドールは疑問そうに思いながらも、自身の名前を書いていく。すると、自動的にステータスが表記され始める。

 

「それで大丈夫だ。彼女の方もできたかな?」

 

そう言って絆の方を見る男にたいし、絆はにっこりと笑みを浮かべ、

 

「うん、問題ないよ!」

 

といったあと、

 

「それで、これで通してもらえるのかな?」

 

と言って、カードを差し出す。

 

「おう、少し待ってくれ」

 

そう言いながらドールと絆のカードを確認したあと、

 

「入っていいぞ」

 

と言いながら、扉を開ける。

 

「それと、犯罪を起こした場合、そのカードが紅く染まるからな?」

 

扉がしまる前に、男が注意してくる。

 

「そうか、きょうつけさせてもらうよ」

 

ドールが言い切ると同時に、扉はバタンという音と共に閉まるのだった。




絆が全然喋らない、どうしよう・・・でもきっと次回は・・・!

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