女神様と召使いの転生物語   作:血濡れの人形

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はい、もう本格的にサブタイが雑ですね。


十七ページ目 ステータスプレート

~冒険者ギルド~

 

鈴のステータスプレートを見たドール達は、あり得ないものを見るような目で鈴のほうを見る。

 

「なにさその目は、言っておくけど、私は人間だからね?勇者と旅していただけの、ただの人間だからね?」

 

鈴の言葉に、ドールは我にかえると、

 

「なんでこんな所で普通に働いてるの!?」

 

と、思わず叫ぶが、鈴はそんなドールを見て苦笑いを浮かべたあと、

 

「なんか皆そんな反応するから少しつまらないね。

 

そんなの、勇者は殺されて、命からがら生き残った私が、もう危ないことに手を出したくないからよ。

 

魔神クラスなんて次見たら全力で逃げ出すわ」

 

と、なにを当たり前のことをと言うようにドールに話しかける。

 

そしてそれを聞いたドールは、

 

「・・・それもそうか。ちなみに、その魔神クラスのやつって、中央の森にいる、鬼のことか?」

 

と、少し落ち着いた口調で、自身の記憶にある情報を引っ張り出し、鈴に話しかける。

 

「・・・よく中央にいるって知ってるね。

 

まだその情報を知ってるのは少ないと思うんだけどな。

 

でも、うん、まぁ、そいつだよ・・・」

 

鈴は、悲しそうな表情で、少し下を向きながら、ドールの言葉に反応する。

 

「・・・なあ、もしかしたら知ってるかも知れないから聞いておきたいんだが」

 

ドールがそう切り出すと、なんのことかと、鈴はドールの方を向き、

 

「魔神クラスの魔物って、中央にいるのだけじゃないって知ってるか?そして、中央の奴が一番弱いことも」

 

直後、かなり驚いたような顔になった鈴は、ドールに聞こうとして、

 

「すまんが、詳しくは言えないから却下で。それと、ステータスプレートを三枚くれ。ついてこれてない二人の分な」

 

と、質問される前に、断るドールに、苦笑いをしながら、鈴はステータスプレートを三枚渡し、

 

「まあ、気が向いたら教えてよ。そしたら、それに関しての情報料って事で、色々と手助けも出来るしね!」

 

と言うと、立ち上がり、

 

「それじゃあ、私はもう帰るから、あとのことはよろしく!」

 

と言い、そのまま外に出ていく。片手には、紅い表紙の本を持っていた。

 

「・・・あれ私服だったのか。じゃねえや、おーい、二人の方は、ステータスプレート、どうなった?」

 

ドールがそう言いながら、二人の方を向く。

 

「うん、ちゃんと表示されてるよ。ほら」

 

絆はそう言うと、ステータスプレートを見せてくる。そこには、

 

名前 包合 絆

 

体力 100.000\100.000

 

筋力 50

 

器用度 100

 

視力 右 2.5 左 2.6

 

魔法攻撃力 500.000

 

魔法防御力 エラー

 

魔力 エラー

 

と、表記されていた。

 

「ふむ、やっぱり、絆のステータスは一部おかしいな、魔力が特に」

 

ドールがそう言うと、絆は苦笑いをしながら、

 

「でも、ドールはもっと酷いでしょ?色々と」

 

と言いながら、ドールのステータスプレートを見る。

 

名前 ドール

 

体力 ?\?

 

筋力 900.000.000.000.000

 

器用度 800.000

 

視力 (制限)右 4.0 (制限)左 4.0

 

魔法攻撃 100

 

魔法防御 900.000.000.000

 

魔力 100.000

 

(封印中)殺傷力 エラー

 

「うん、やっぱりおかしいね。て言うか、最後のこの欄何なの?物騒だよね」

 

ドールは頬をかきながら、

 

「やっぱり不味いよなぁ、どうにか隠蔽しておかないと」

 

ドールが小声でそう言っていると、閃華が口を開き、

 

「ドールさん、この未来確定の魔眼と、善悪を見分ける聖眼、未来を確認する邪眼ってなんですか?」

 

と、二人の対して聞く。

 

「なっ、そのスキルって」

 

ドールが驚きながら絆の方を向くと、絆は頷き、

 

「閃華ちゃん、絶対に私達以外にその眼のことと、それ以外のスキルを言っちゃ駄目だよ?

 

場合によっては、世界が敵になるかもしれないからね?」

 

と、閃華に向かって話ながら、そのまま閃華の手を繋ぎ歩き始める。

 

ドールは閃華のもう片方の手を取ると、そのまま一緒に歩き始めるのだった。

 

なにかを考えた様子で・・・




感想、誤字脱字、それ以外にもなんかここおかしいだろ!

とかありましたら、どんどん言ってください。出来る限り直します。

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