女神様と召使いの転生物語   作:血濡れの人形

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サブタイは完全に雑です。


十三ページ目 朝

~マイハウス 閃華の部屋~

 

「違和感はないか?閃華」

 

ドールは閃華を起こし、座らせたあとに義足を付けてそう言う。

 

「はい・・・どちらかというと、違和感が無いことに違和感を覚えると言いますか・・・」

 

「そうか、それはよかった」

 

ドールはそう言うと、立ち上がり、

 

「さてと、まずは歩けるか試してみてくれ。不都合があれば直すから」

 

と言うと、閃華の事を立たせる。

 

「ふえっ!?」

 

が、いきなりで驚いたのか、そのままバランスを崩し、

 

ドールに寄りかかる(と言うより抱きつく)形で動きを止めてしまう。

 

「っと、すまないな、急に立ち上がったせいでバランス崩させちまったか」

 

「だ、だいじょうぶでしゅ」

 

閃華はそう言いながら、ドールから離れる。

 

「す、すみませんでした」

 

閃華が少し顔を赤くしながら謝る。

 

「いや、むしろ悪いのは俺だろ。急にたったのが原因だろうしな」

 

ドールはそう言いながら、閃華に再び義足の確認をしようとして、

 

「・・・このやり取りはなかったことにします。それと、足の方は問題なさそうです!」

 

と、答えられる。

 

ドールは、閃華自身が気にしないといったので、そのままその記憶を頭のすみに追いやり、

 

「そうか、それはよかった」

 

と答える。

 

「ドール!ご飯の準備まだー?」

 

リビングの方から、絆のそんな声が聞こえる。

 

「少し待ってろ、いま行く!閃華、とりあえずリビングに行こうか。一応聞いておくが、歩けるよな?」

 

「心配してくれるのはいいですが、本人のいったことは信じるべきだと思います」

 

閃華が頬を膨らませてそう言うので、ドールは、それもそうだな、と言うと、閃華と共にリビングに向かうのだった。

 

~マイハウス リビング~

 

「ドール!私はお腹が減ったのだ!」

 

リビングに入って早々、絆はそう言いながら立ち上がる。

 

「お前は子供か!て言うか、俺の頬を突っついてる暇があるなら、普通に作れただろうが!」

 

「私が作った食べ物は、なんでかみずみずしかったり、パサパサしてたり、冷たかったりするんだよ!

 

前に私の作ったの食べた香華(こうか)ちゃんと白華(びゃくか)ちゃんが、

 

顔を青くしながら美味しいって言ってたのを私は覚えてる!あれはおいしくない時の反応だよ!」

 

二人がそんなことを言い争っていると、閃華が笑いをこらえるような声を出している事に気が付く。

 

「ドール、とりあえずこの話は後にしよう。閃華ちゃんにこれ以上笑われたら、私引きこもる自身がある」

 

「そうか?むしろ、場がやわらかくなったことに喜ぶべきじゃないか?」

 

「私にそんな芸人根性は無い!」

 

家の外にいた鳥たちが、絆の声に驚き、バサバサと飛び立っていく音が、近所に響き渡るのだった。


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