俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど? 作:春の雪舞い散る
川崎沙希、ご乱心? 取り敢えず大志、お前は小町に近寄るなっ!
中間テスト一週間前
テスト期間とと言うこともありアタシ達はサイゼでテスト勉強
勿論メンバーは彩加、アタシ、雪乃に結衣なんだけど彩加、雪乃と一応入れてやるの結衣の三人が固まっているアタシ等のテーブルにモーション掛けてくる奴が多くて困る
アタシか?アタシは彩加に色目使ってくるヤローの威嚇に忙しいから構わないでほしい
そんなアタシに苦笑いの彩加が
「 僕、飲み物のお代わり取ってくるけど八重ちゃんも何か飲む? 」
そう聞かれたけど飢えた獣が棲みし魔境に彩加を一人でいかせるなんてできるかっ!
そう判断したアタシは
「 その彩加の優しさは好きだけど雪乃と結衣はお代わり要る 」
そう聞いたら
「 ローズマリーをお願いするわ 」
「 あたしはミルクティーを頼んで良いかな? 」
そう言われて
「 遠慮するな、ないもの頼まれたら困るがアタシが聞いたんだからな
ローズマリーとミルクティーだな?了解だ
と、言う訳だから一緒に行こう彩加 」
別テーブルで男と二人きりで居ることに気付いたアタシは飲み物を一旦テーブルにおいてから
「 小町、この油虫はなんだ? 」
まるでニャースのように爪を光らせるアタシはニャース = 猫に反応した雪乃に連行され頭を撫でくり回されてる… 不幸だ
「 って八重ちゃん、気持ち良さげに半目になってるから全然説得力ないと言うか彩ちゃんが拗ねてるんだけどな… 」
結衣にそう言われて我に返ったアタシはかなり引いた目で見てる小町と油虫が側に居る事に気付いたが
「 比企谷さんの妹さん? 」
そう言われてカチンっ! と、来たアタシが
「 誰が妹さんだ、日本にはスキップ制はないから小町の妹が高校に行ける訳ねぇだろうがっ! 」
そう言ってやったらアタシと雪乃、結衣が着ているのが総武の制服であることに気付いて
「 もしかして比企谷さんのお姉さんですか? 」
そう聞かれたアタシは
「 そーでぇーすっ♪ 小さな体に大きな態度の比企谷八重どぇーすっ、お前とは仲良くする気は微塵も無いのでよろしくされなくてもいいのでぇーっ 」
と、どこぞの白夜叉の口調を真似て言ってやったら
「 お姉さんも銀○みてるんすか? 」
そんな事を言いやがるから
「 ジミー君はちょっとうっとーしいんで黙っててもらえますぅ~っ? 」
と、切り返したら
「 よろず屋っすね? 比企谷さんの言ってた奉仕部って総武のよろず屋なんっすね? 」
そう言って興奮する油虫だけど今居る面子にはアタシ以外には通じないから
「 つまりお前は奉仕部になんか頼みたいことがあるって訳だな? 」
そうシリアスムードで聞いているのに
「 大志君、大志君の話の前にちょっと良いかな? お姉ちゃん」
そう黒笑みを浮かべる小町にビビった油虫が黙って何度も頷くと
「 お姉ちゃん、小町につまらない見栄を張りましたね?
確か奉仕部の女子二人と彼氏の四人で勉強するって言ってたよね? 」
そう言われたから
「 そうだぞ、この方がアタシとクラス公認カップルの戸塚彩加だぞ? 」
そう紹介したら話流れで小町の誤解に気付いた戸塚が
「 うん、僕は戸塚彩加、クラスメイトで八重とお付き合いさせてもらってる男子です 」
そう自己紹介してくれたから嬉しい何の
「 八重さん、嬉しいのはわかるけどそのニヤケ顔をなんとかなさいっ! 」
って言われたがなんともなるわけないとそう思ってたら
「 すいません、戸塚さんの事は姉からよく聞いてましたし毎朝乙女の顔でお弁当を作るのも見てまして羨ましい上に出不精で面倒臭がりが土日に笑顔で外出
しかも制服以外のスカートを絶対に履きたがらなったお姉ちゃんがスカートを手に
『 小町ちゃん、小町ちゃんや… どっちにしたら戸塚は喜んでくれるかな? 』
なんて乙女チックな発言する日が来ようとは… って言って驚いたお母さんも一度戸塚さんにお会いしたいって言ってましたから是非とも近いうちにお越し下さい
はい、大志君の相談どうぞ 」
そう言われた油虫が
「 あ… 俺、川崎大志って言って比企谷さんとは同じ塾に通ってます 」
そう名乗ったからアタシも一応
「 比企谷八重、小さくても小町のお姉ちゃんで総武高の二年だ
まず今の会話でわかると思うがアタシの彼氏でカッコカワイイ戸塚彩加だ
で、この人は雪ノ下雪乃…我等が奉仕部の部長様でもう一人のこれが由比ヶ浜結衣、闇の使徒…地獄の練炭術師
一応奉仕部の部員だがアタシの敵だ 」
そう紹介したら頬を膨らませて真っ赤になった結衣がナニやら抗議してるが小町も同意見らしく由比ヶ浜の体の一部を睨み付けている
「 まともな紹介をされたくばそう振る舞えっ! 」
と、しか思わないから無視して
「 所詮高校生に過ぎないアタシ等には限界があるのを承知の上なら話を聞くから言ってみろ、少なくとも相談できる大人が居ないんだろ? 」
そう言って大志とか言う油虫の話を聞くことにした
「 俺には皆さんと同じ総武の二年の姉が居るんっけど春からなんと言いますか不良化してまして夜帰りが遅いんっすよ 」
と、大志が言うと
「戸塚さんは安心してください、うちのお姉ちゃんは夜弱いから夜遊びなんか出来ませんから
その分朝はあきれるくらい早いんですけどね? 」
そう舌を出して笑う小町だけど彩加が喜ぶ理由がわからないけど
「 これこれ小町ちゃんや… それ、今は関係ないからね?
それに戸塚、今のアタシの生活サイクル変わらないとアタシの門限自主規制は七時だよ?
それからご飯食べてお風呂入ってたりしたらあっという間に九時になってアタシの寝る時間だから夕方のデート無理はなんだからね? 」
そう言ったらがっくり肩を落とす彩加だけど夜が弱い事実に変わりはない
「 ねぇねぇ、大志君って言ったっけ?お姉さんってもしかして川崎沙希さんの事かな? 」
話を再開すべく口を開いたのは由比ヶ浜で
「 はい、そうですけどもしかして姉の事をご存知なんですか? 」
そう大志に聞かれると今度は彩加が
「 うん、知ってるよ? 僕と八重ちゃんに由比ヶ浜さんはクラスメイトだからねの 」
そう言われて
「「 え、ホントか? 」 なんすか? 」
そうアタシと大志が揃って驚きの声をあげると
「 な、なんで八重ちゃんまで驚くの? 」
そーゆーお前も驚いてるじゃん
「 元々人の名前や顔を覚えるの苦手なんだよっ!
そんな事より遅いってドンくらい遅いんだよ? 」
そう脱線しかけた話を軌道修正
「 最初は12時位だったんすけど今は5時位っす
それにエンゼルなんたらってなんかヤバそうな所から電話があったりとかしてますから余計に心配で…
未だ小さい弟と妹が姉の不在を不安がって… 」
「 それ朝帰りじゃん、つかアタシが起きる時間より遅いじゃんかっ!? 」
そう言って驚いたら
「 ゆきのん、今の話… 突っ込みどころ満載過ぎてどこから突っ込んだらいいのわからないよ… 」
そうぼやく結衣に
「 大丈夫よ、由比ヶ浜さん… 私にもついていけないのだから無理しないで良いのだから… ほら、戸塚君や小町さんだって苦笑いしてるんだから仕方のないことなのよ? 」
そんな事言ってるから
「 イヤイヤ、アタシの早起きは社会的にも比企谷家的にも問題ないぞ?
朝早く仕事に行く両親に朝御飯と弁当の用意してるから感謝されてるし空いた時間に自習してるから静かな朝の時間を有効活用してるからね? 」
そう説明したら
「 そうね、だから貴女のお弁当は手の込んだものが多いのね?毎日四人分作ってるはずなのにって思ってたけど… 」
一人納得して頷いてる雪乃は気にしないことにして
「 妹さんいくつだ? 」
そうアタシが聞いたら
「 今年年長っす 」
そう返ってきた答えを聞いて
「 うちも共稼ぎで両親が帰って来ない日もざらで小町が寂しがってたからな
今日のお迎えは誰が行くんだ? 」
考え込みながら大志に聞くと
「 今日は塾がある日なんで姉が迎えに行って妹が寝てから家を抜け出すと思いますけど? 」
と、言う答えを聞いて
「 わかった、アタシもついてくからお前が行くってメールしとけ
期間は未確定、少なくともこの件のケリが着くまでは今日この後一緒に行って大志に保育園の先生に紹介してもらったら以降はアタシが迎えして川崎家の晩ご飯を用意する
大志、誠に遺憾だが今日塾から帰るときに小町と一緒に帰ってこい
二人の晩ご飯作って待ってるからな
それと済まない、彩加… 暫くは会える時間が激減する 」
そう言って頭を下げると
「 気にしないで、そりゃ一緒に過ごす時間が減るのは寂しいけど今の話を聞いてアタシには関係ないからね?
そう突き放す人だったらもっと悲しいよ?
だからそんな事気にするより僕に手伝えることが有ったら言ってよ?八重ちゃんに頼ってもらえないことの方がもっと辛いんだからさ 」
そんな事言ってくれちゃったりするもんだから暫く二人して小町と結衣に散々弄られましたとも
こうしてアタシ達はサキサキの変に関わることになり早速妹に会うことになった