俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど?   作:春の雪舞い散る

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初めての大型連休…彩加と初デート⁉

 

 

 ①  連休最終日

 

 

 普通に朝から出勤の親父に朝飯と弁当を用意し見送り夜勤の母ちゃんと小町の朝ご飯と昼ご飯用の弁当を作り

 

 彩加に渡すお土産におにぎり、お弁当にお茶とはちみつレモンを忘れずに持って出掛けた

 

 練習の前にお土産のマカロンを渡してから練習スタート

 

 一時間程サーブとレシーブの練習をして、休憩を挟み一時間弱ずつ打ち合いをして終盤に対優美子用に検討中の戦術考案に付き合って貰ったんだけど…

 

 取り敢えず、理屈的にはゴルフのエクスプロージョンバックスピン並のバックスピンロブ?に各種スピンを十二分に聞かせたロブなを打てないかなって思ってるンだよね…

 

 それを色々試してから、アタシ達の連休中の練習を終了したんだ

 

 今日はファッションは雪乃に買ってもらったサマードレスの上にカーディガンを羽織ってるし編み上げのサンダルを履いてる

 

 遅い朝食を食べ今日の目的地のララポにgo

 

 特に目的はないけどファッションに疎いアタシはとにかく戸塚の好みが知りたいから一緒に見て回りたいだけだから

 

 好みのタイプは総じて清楚系?らしくそんな感じの服を薦めてくれた

 

 何軒か廻ってお弁当タイム

 

 二人で無料休憩コーナーに行きお弁当とお茶を出して食べ始める

 

 この連休中にわかったのはどうやら彩加は甘い卵焼きが好きらしい

 

 香辛料も平気で結構辛いのも平気らしくチゲ鍋とか誘われたらどうしようとか気の早い心配しとりますがそん時はマジどうしよ?

 

 結構肉食系だけど基本好き嫌いはないらしい

 

 でも、やっぱり和食が好きみたい…まぁ、今現在わかってるのはそんなとこかな?

 

 デザートに柏餅を出して食べて一休みしてたらみたくもないヤツが現れた…材木だ

 

 どうやらテイクアウトの弁当を買ったは良いが席が見付からず彷徨いているらしい

 

 彩加は未だ気付いてないけど友達 ( 材木は彩加の友達認定を受けてるらしい ) 大事っ♪ ←って材木相手だと妖怪ウォッチのノリで良いと思うアタシは間違ってないはず?

 

 だから気付いたら呼ぶのは間違いないだろうから誠に遺憾ながら声を掛ける… の前に

 

 「 戸塚、材木が席見付からずにうろうろしてるけど呼ぶか? 」

 

 そう確認したら

 

 「 えっ、材木座君が?うん、呼んであげよっ♪ 」

 

 そう、思いきり良い笑顔で言ってくれるからやっぱりな… そう思いながら

 

 「 材木、席空いてるからこっちにこーいっ! 」

 

 って、呼んだら気付かなかったヤツまで寄ってきやがった… 隼人だ

 

 「 おう、これはこれは八重殿… 忝ないな 」

 

 そう言ってアタシの正面に座ると

 

 「やあ、戸塚と八重も来てたんだね? 俺も相席させてもらっても良いかな? 」

 

 そう彩加に聞くとお人好しの彩加が二つ返事で

 

 「 うん、もちろん良いよっ♪ 僕達友達でしょ? 」

 

 と、良い笑顔で答え隼人も笑顔で

 

 「 助かった、感謝するよ 」

 

 そう言って席についててべ始めたけど二人とも飲み物を用意し忘れたらしいから溜め息を吐いて未だ口をつけてない麦茶をクーラーバッグから出して

 

 「 麦茶でよけりゃのむか? 」

 

 そう言って差し出すと「」

 

 「 済まぬ八重殿、感謝する 」

 

 「 あぁ、ありがとう… 助かるよ 」

 

 そう二人の個性を感じさせる謝意の言葉を述べた

 

 アタシが麦茶に彩加ははちみつレモン水を飲みながら見てたらがつがつ喰らう材木はともかく隼人も結構早い

 

 少なくともアタシの感覚ではあっという間に食べ終わってお茶も空になり

 

 「 どうかな? 席に誘ってもらったしお茶のお礼もあるから何か冷たいものでもおごるよ? 」

 

 そう言われて

 

 「 いや、そんな気は使わなくても良い 」

 

 アタシが慌ててゆーと

 

 「 大丈夫だ、俺達 ( 我等 ) がそうしたいんだからそうさせてくれ 」

 

 そのウザさに思わず消えろと言いたいが言ったら戸塚が悲しむからな…

 

 そう思って

 

 「 アイスで良いからな? 」

 

 そう言ったにも関わらず二人に連れられていった先のカフェで出されたのカップルシートに座らされてカップル専用のアイスパフェ

 

はっきり今のところあまり挑戦者は居ないそうでクリアした人達も居ないそうだ

 

 (当たり前だろ? こんなばかでかいアイスパフェ… アタシと彩加じゃ真夏だって食いきれるわけねぇだろうがよっ! )

 

 そうアタシが思ってたら

 

 「 あぁ、大丈夫、これ元々四人で挑戦する量だから

 

 四人中にカップルがいれば良いし八重のハンディだからさ 」

 

 そう言われて彩加が興味津々で見てるから諦めた

 

 「 では第一の関門はカップルのお二人にお約束的なあーんをお互いにし合ってください、証拠写真を撮りますからね 」

 

 そう言われて要求通りに実行した、お互いに真っ赤になりながら

 

 材木がスゴい勢いで掻き込み隼人も結構なスピードで食べアタシと彩加はアイスを堪能してる

 

 周囲が唖然とするなかアタシ達は結構余裕でクリアし代金無料でララポで使える商品券、一万円分を記念品として貰った

 

 なんかよくわからない展開になりアタシと彩加は二人に連れられてスポーツ用品店に行ってテニスウェアとフットサルようにジェフ市原のジャージと予備のソックスを二枚買ってくれた

 

 ありがたくはあるけど正直貰って良いのかわからないと言うかあまりよくない予感がするんだけど…

 

 そしたら戸塚が

 

 「 ダメだよ、八重ちゃん… 人の親切はもっと素直に受け取らなきゃね? 」

 

 そう言われて一理あるけどコイツらナニが目的かは知らんけど下心がプンプン臭うんだよな

 

 そう思うから苦笑いで返すしかなく二人謝意を述べありがたく受けと

 

 「 フットサルは大会終わるまではいかないがたまにはそれ着サッカーに顔を出してくれないかな?

 

 フットサルを一緒にやった部員達は歓迎するし八重のボールタッチの柔らかさは目を見張るものがあるからね 」

 

 そう言われて溜め息を吐いたアタシは

 

 「 その辺りは奉仕部の部長様と相談するから暫く待って欲しい 」

 

 そう答えるのにとどめた

 

 

 その後二人の邪魔によりデートって雰囲気はすっかりなくなり家に帰ってから

 

 「 もしかしてデートかもしれないって浮かれてたのアタシだけだったのか? 」

 

 その呟きがアタシの連休を締める言葉となった

 

 


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