俺がTS属性の二重人格者であるのは間違いないんですけど?   作:春の雪舞い散る

19 / 70
初めての大型連休…葉山隼人がフットサルに怪我で不参加なのは自業自得である

 

 

 ①  戸部とフットサル

 

 

 今日もは小町朝ごはんとお弁当だけ作ればよいのでその分勉強に充てた

 

 母ちゃんの昼飯は夕べのアタシ等が食べたおかずか冷蔵庫に入ってるからな

 

 早朝テニスをしてからファミレスでだらだら過ごして早目のお昼を食べて彩加はテニススクールに行き…

 

 アタシは優美子達を待ち隼人と戸部のフットサルに付き合うんだけど彩加が店を出た途端にこの有り様だ…

 

 「 ねぇねぇ、お友だちそれともお姉ちゃんかな? 帰っちゃったよね? 良かったら相席して良いかな?」

 

 「 良かったらこの後、俺らとカラオケかゲーセンでも行かね?」

 

 と、盛りのついたオスイヌみたく鼻息荒くすり寄ってきやんのな、マジキモいんですけど?

 

 「 んな暇ない、時期にダチが迎えに来るから合流して一緒にフットサルする予定だ

 

 そして待ってる間は参考書を読んでいたいからできれば静かにしてほしいんだが? 」

 

 アタシにそう軽くあしらわれ顔を赤くして睨んでるがはっきり言ったら怖くないから済まして参考書をよ見続けていると

 

 「 なぁおい、この女が読んでる参考書って大学受験の参考書じゃねぇの? 俺の兄貴が持ってるのと同じなんだけど? 」

 

 そう、二人がひそひそ話してる後ろから

 

 「 それ、雪ノ下さんお勧めの参考書だろ? 」

 

 そう聞いてくる声がしたけど声の主はわかっているから

 

 「 まぁね保健室登校の経験してアタシが目指すべきものは何なのかっ! って考えたんだよね… 具体的にはまだナニも決まってないけど福祉の仕事についてみようかな? ともさ

 

 ってそう雪乃に話したら、国公立の福祉大学か福祉学部のある大学目指したらどうかしら?って言われたんだよな… 」

 

 アタシがそう答えると

 

 「 確かにその方が卒業後の選択肢の幅もも広がるだろうからね ( 多分その時期が来たら私と一緒にT大目指しましょうと言う気だろうね )」

 

※ 実在しない学部ですけど有ると言う設定でご理解ください

 

 そう隼人も答えてくれたが

 

 「 で、この子らは知り合い? 」

 

 そう聞いてきたから

 

 「 知らんけど彩加の妹と勘違いしてるっぽいから中学生と勘違いされたっぽいんだよね

 

 マジに泣きそーだわ、昨日も動物園で小学1~二年生くらいの子にあの子とか言われてるしね 」

 

 そう言って溜め息を吐いてたら優美子に睨まれた二人はスゴスゴと退散していき

 

 「 取り敢えず座ってランチ注文したら? 皆、お昼未だなんだろ? 」

 

 そう言ったらアタシの左隣に結衣、右隣に優美子にその隣に姫菜

 

 向かいの男子はまたしても結衣の前は戸部でアタシの前に隼人、その隣が大和で更にその隣が大岡となり四者それぞれの表情を浮かべてる

 

 因みに隼人が陽乃さんから預かったアタシの特製ジャージはイナヅマジャパンの10番で早速着替えたのな

 

 

 食事の後、隼人達がよく使ってると言うフットサルのコートに案内されるとサッカー部のメンツも7~8人ほど居て一緒に向かった

 

 みんなでウォーミングアップしているとサッカー部のGKとGKやってもらう大和以外でチーム分け

 

 最初のチーム分けはアタシ、大岡にサッカー部のGKとDFとMFって紹介された三人に対するは戸部に大和(GK)にサッカー部の三人

 

 アタシのプレイスタイルは走り回ってガンガンシュートを放つと言うよりは野良猫がするると駆け回るように自由気ままで気まぐれにパスをだしシュート決める

 

 ナニより切り返しの早さと一瞬の飛び出しが最大の武器

 

 身体が小さく鋭いその切り返しから一瞬姿を消すアタシを人はいつの間にか a mirage cat や stray cat とか alley cat と呼ぶようになった…

 

 そう… そこまでは未だ、ナンとか妥協できるから良いんだがな… やいっ!こら、戸部っ! ダレが残像拳の使い手なんだよ? てめっ、カメハメ波でぶっ飛ばすぞっ!

 

 

 まぁ、確かに戸部みたく豪快なシュートは打てないけど巧みなフェイントを駆使して相手の裏をかきシュート決めるアタシは泥棒猫で蜃気楼の猫なのかもね?

 

 でもさ、ステルス機能に次いで a mirage って八やアタシの存在感って一体…

 

 マジに泣けてくるわ

 

 

 そうこうしてたらアタシ達のコート周りにすごいギャラリーが集まってちゃって…

 

 その上にあの人… 雪ノ下陽乃が現れアタシ等のチームに入ると言い出した

 

 そのせいで対戦申し込みとかスゴい事になってきたらしいんですけど?

 

 まぁそれは隼人と姫菜に優美子が対応してるんだけどね

 

 第二チームは未々終わらないからアタシ大岡が引っ込みサッカー部の二人が交代で入ったんだ

 

 コートを見ながら時おり姫菜がコートを見てたら怪しげなオーラを放ちながら興奮してる

 

 やっぱり腐海の住人みたいな気がするんだけど…

 

 第二チームの第二試合ゲームは社会人のチームと対戦することになりアタシ、陽乃さん、大岡が in サッカー部員三人が out でゲーム開始

 

 うん、陽乃さんのゲームメイクスゴくて例えるならそうまるで神のタクト…

 

 相手チームの動きまで、フィールド上の全てを把握してるんだよな

 

 だからアタシもあのセリフを又宣う

 

 「 こんな事も有ろうかとっ♪ 」

 

 そう言って小さく蹴り上げたボールに向かって飛び込み月面宙返りを決め右足の踵を思いきり叩き落としコートの……キーパーの足元に叩き付けると一瞬の判断ミスが命取り

 

 バウンドの方向を見誤りボールはキーパーの脇をすり抜けてネットを揺らしたんだよね

 

 アタシの必殺シュート swung axe の完成の瞬間だ

 

 

 試合が終わり握手を交わすアタシは結構疲れてて無理って感じ時間的にも無理だけどね

 

 アタシはお手洗いでお着替えしてみんなも着替えを終えてエネルギー補給

 

 みんなでアタシが用意したクッキーと結衣の用意したお菓子を摘まみながら反省会

 

 自慢じゃないけどアタシの頭は素通りだけどな

 

 ボーッと聞き流しながらマッカンをちびちび飲んでたら中学生らしき男の子達がやって来て

 

 「 なぁ、お前さぁ…今度いつくんだよ? 」

 

 そう聞かれたから

 

 「 未定、アタシ一人じゃ来ないし他の連中も連休明けたらいよいよいインターハイに… ア、一人だけ甲子園がいるけどまぁそれに向けて早々ここに来る機会も無いだろうしな 」

 

 そう答えたら

 

 「 何でだよ一人でくりゃ良いじゃねぇかよ? 」

 

 そう言われたけど

 

 「 アタシはボーイフレンドのテニスの特訓に付き合ってて忙しいんだよ 」

 

 そう答えを返すと

 

 「 お前、男居るの? 」

 

 「 居るよ 」

 

 あっさり答えを返すと

 

 「 まさかあの金髪野郎か? 」

 

 恨みのこもった目で隼人を睨んでるから

 

 「 それは勘弁してくれと答えるぞ、アイツと付き合ったら漏れなくアイツのファンの女共の怨念まで付いてくるからな、マジ勘弁だ 」

 

 そう言ったら

 

 「 まぁな、アイツの女になるヤツは大変だろうな…で、お前どこ中? 」

 

 そう聞かれたから

 

 「 悪いがこう見えてもアタシは総武高の二年生だ 」

 

 そーアタシが無い胸張って答えたら

 

 「 どー見てもそれはないっ! 」

 

 そう言われて軽くショック受けましたがな… うん、この扱い慣れたくないねって思ってたら

 

 「 うん、八重ちゃんはアタシ達の2ーFのクラスメイトだよ? 」

 

 結衣がそう答えると姫菜と優美子も頷いたからやっと信じた中学生達は結局今日のところはアタシのメアドを聞いて引き下がりましたが面倒臭いな… としか感じなかったが陽乃さんに思いきり笑われていた

 

 因みにいつの間に作ったのか知らないけどアタシのホームページアクセスアドレスを教えていたからアタシもアクセスしてみた

 

 そしたらアルバムには、昨日のテニスウエアとアリスコーデに今日のテニスウエアと、今着ているジャージの画像が最新の画像として掲載されていたんだけど問題はそのアクセス数で既に四桁を越えている

 

 マジっすか…

 

 「 これからどんどん更新するから、楽しみにしてなよねっ♪ 」

 

 そう言ってウィンクする陽乃さんだけどナゼ陽乃さんが約束するんですか? 解せぬ

 

 

  

 帰りにスーパーに寄り今夜のご飯と明日の朝と昼のお弁当用の買い物しないとな

 

 そう思ってたらナゼか陽乃さんがカートを押しているんですけど

 

 しかもアタシの聞き間違いじゃなきゃ明日からの旅行に同行するって…

 

 支払いを済ませ家に帰ると親父もそのもその後すぐに帰ってきたから

 

 お父さ~んっ、先に風呂入ってなょ~っ… その間に晩ご飯の支度してるからさぁーっ!

 

 そー言ってしょうが焼きと鰹の叩きにワカメの味噌汁に手抜きのヒジキの煮しめ… と、言うメニューで出しいつもとは違う四人での夕食なんだけと親父と小町はナニも言わない

 

 いつものタコキムチ ( タコ嫌いの母ちゃん居ない時限定 ) でビールを飲んでいる

 

 ン~、なんか知らんかったのアタシだけってマジ?

 

 まぁそんな事はどうでも良いか?

 

 そう思いながら明日の朝飯とお弁当に親父と母ちゃんの… 特に母ちゃんは仮眠から覚めたら飲むだろうからなつまみも用意しとかないと… そう思って支度をしているところだ

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。